自転車のコンポーネントとといえば、今まで無条件で「シマノ」を選んできました。
互換性や入手性、コストパフォーマンスからすれば、至極当然の選択で、そこに深い意味はありませんでした。

とはいえです、やはり自転車に係わっているとやはり「カンパニョーロ」が気にならないわけはありません。
カンパといえば「スーパーカー世代」の私の場合、フェラーリのホイールなどで馴染んだ名前で、ロードバイクが身近になるまで自転車のコンポの老舗であることは全く知りませんでした。

しかし、やはりカンパは敷居が高いですよね。
シマノの同クラスのコンポーネントの2倍の値段がしますから、そうおいそれと選ぶ理由が思い当りません。
事実欧州ではそのコストパフォーマンスが理由でセールスが芳しくないとも聞きます。

と、能書きはともかく、カンパのエントリークラスの完組ホイールの「カムシン」を購入してしまいました。



唐突な行動はいつものことなのでお許ししていただくとして(笑)、購入理由は、FP2のホイールは、カンパが似合うかなぁという、単純な理由からでした。
とはいえ、当然安いものではないし、どうしたもんかなと色々物色していましたが、「見た目はモロにカンパで、尚且つとってもリーーズナブル」な「カムシン」をWiglleのサイトで見つけたので、即決してしまいました。
値段で言うと国内の販売価格ならシマノの「RS20]とほぼ同価格ですが、WiglleだとRH500のカタログ価格と同じくらいの値段で手に入れることが出来ました。

今はキシリウムエリートを履いているところを、なにもわざわざ「格落ち」と見られているホイールを入れるとは何て酔狂な奴だと思われるでしょうが、FP2の場合、絶対的な性能よりも、見た目と雰囲気の良さで仕立てようという趣旨のバイクなので、「これでいいのだ」ということにしています。

今回は一緒に買ったミシュランの「Pro3」のサイドが赤いタイヤを組み合わせますが、これも見た目です。


しかしこのPro3は、嵌めるのに相当苦労しました。
ヴットリアのオープンコルサEvoもかなり苦労するタイヤですが、こいつはそれ以上で、結局手だけでは嵌りきれず、タイヤレバーで押し込んで何とかはめ込むことが出来ました。

まあ実のところ、見た目だけで選んだわけではなく、平地の巡航だけだったら「しっかりしていてよく回るけど、重い」というホイールでも十分いけるのでは?という疑問を検証してみようという理由もあります。

これもロングライドをこなしてみないと何とも言えませんが、明日は明後日の「もてぎエンデューロ」の準備で、脚をほぐす程度のレベルでFP2で走るので、さっそく嵌めて味わってみたいと思います。