以前乗っていたピナレロFP2に、「とにかく見栄えがしてコスパの良いホイール」という事で、カンパのロアグレードモデルの2011年モデルの「カムシン」にミシュランPro3を履いて使っていた事が有ります。
正直性能の方はあまり期待はしていなかったんですが、なんのどうして、軽快ではないものの滑らかに回転して、横剛性などけしてガッチリしているわけではなかったものの、コンフォート性の良い、オンダのカーボンバックとのバランスが良かったらしく、平地の巡航ではなかなか良い印象が有りました。

さて今回職場の後輩君がホイールを替えたいとの事で、赤いバイクに似合うとの事で、このカムシンとPro3の組み合わせを進めました。
とはいえこの後輩君、なにせまだロードバイクを始めて2ヶ月という完全なビギナーで、自分でパンク修理も出来ないというレベルですから、これは単に物を買いそろえればいいというわけではないとの事で、もう一人の後輩が面倒を見てもらい、パンク修理の一式を揃えたり、タイヤの嵌め方やスプロケの交換などをレクチャーしようとの事に成りました。
なにせ今回のホイール交換を仕掛けた張本人の僕としては、知らん顔というわけにも行かず、交換に辺り場所を提供する事にしました。
まあ、何か足らなくとも、我が家なら工具も含めて何かはゴソゴソ出てきますからねー(笑)。

さて肝心の2013年モデルのカンパカムシンです。

重量や構造など結構良くなっているとの事ですが、とにかくグラフィクスがかなり「派手」に成っています。
Pro3の赤も手伝って、かなり目立つ外観になっています。

スプロケをつけようとしたら、当たり前ですが「11速」のハブで、あわわスペーサーが足らない!と慌ててしまいましたが、ちゃんと11速用の厚いスペーサーが同封してあり、10速のCS6600(レンタルだよ!)が問題なく嵌りました。

あとビックリしたのが、写真ではわかりづらいでしょうが、クイックのレバーが赤色にしてあり、まあなんというかこういったところのデザインもカンパはオシャレですね。
またレバーの幅もシマノやマヴィックと同じ程度にしてあるので、一般的なスタンドを使うのにも支障がなくなったのは細かい配慮ですね。

まあ触った範囲なのでなんともいえませんが、ハブも滑らかに回っているので、かなり快適に走れるでしょうし、軽量なライダーなら横剛性も十分でしょうから、チョッとしたイベントも含めて十分戦闘力の有るホイールだと思います。
何より見得が良いというのは、最初にホイールを買い換えるユーザーにとっては強い購入動機になるのでは無いでしょうか。
物が良いのは判っていても、この辺りをシマノにはもっと考えて欲しいところですよね。