もう何も言い訳はしません、ええ欲しかったんです!(苦笑)。
と逆切れ気味に始まりましたが(笑)、とうとうチタンロードの「Panasonic FCT09」(以後パナチタンで記載します)を
手に入れました。


話せば長くなるのは何時もの事なんですが・・・・・。
とにかくロードバイクに乗り出してから「チタン」の存在は気になっていたのですが、いざメインバイクにしようとなると、最新型のハイエンドカーボンバイクなどと比べて、果たして本当に手を出して大丈夫なのか?という疑問が付きまとい、手が出ませんでした。
正直言えば、総合性能で今乗っているマドンCより良いとは今も思ってはいません。
出は何故今「チタン」なのでしょう?。

きっかけは今年の初めにマドンCのフレームの破損が有り(幸い塗装だけで済みましたが)、ロングライドイベントなど、結構「荒っぽい」扱われ方をする場面で、カーボンフレームに神経を使うのが嫌になった事です。
所詮道具ですから使えば段々汚れますし傷もつきますが、カーボン(特にハイエンドの)の場合、部分的な衝撃を受けると弱いところがあり、出来れば金属フレームの方が、比較的気を使わないかな?と考えました。
とはいえ出来ればあまり重くならない方が好ましいし、ロングライド中心ですから余りカチカチに固くなく(フヤフニャでも困りますが)、体の負担が少ないという要望を考えると「チタン」の文字が常に頭の中をよぎっていたのでした。

とはいえ、チタンは絶対性能というより今や嗜好性の高さゆえに選択される傾向のある素材でアリ、比較的リーズナブルなパナソニックのオーダーでフレームを購入しても24~35万円くらいします。
どうせ僕の事ですから(苦笑)、あーでもないこーでもないと講釈を垂れて、凝った挙句にとんでもない金額のバイクになってしまう事は目に見えています。
そこで、出来るだけフレームを中古で安く仕入れて、コンポーネントも自宅の在庫を出来るだけ使って、なるべく安く作る方向性で始めました。

フレームは程無く某オークションに今回の物が出ていて目を付けていました。
恐らくサイズが大きいのと、失礼ながら微妙な値付けだったので何度も流れていて、入札する人のいない可哀そうな(笑)フレームでした。
まあ、これは僕が乗ってあげないとなぁ(笑)などと、前のオーナーがこの文章を見たら怒り出すような(ゴメンナサイ!)生意気な事を考えた挙句、年内に何とかしようと意を決して入札して落札しました。

迅速に取引が完了して、早速送られてきたフレームを確認しましたが、年式から考えるよりかなり状態が良く、比較的丁寧に使われてきたバイクのようでした。

早速マジックリンで汚れを落として、「ガラスコート」剤で磨きをかけると、更に綺麗になりました。

これ今回集めたコンポーネントです。

出来るだけ中古品を使おうと考えましたが、結構新品が増えてしまいました。

まずBBは、シマノのBB9000つまり最新型のデュラのBBを投入しました。

従来品より一回り小さくなり軽量になったのと合わせて、渋いので有名なベアリングの周りも良くなったそうです。

変速系やクランクは、STIレバーが中古のST7800なのを除いて、6700系アルテグラの新品にしました。

これは持っているパーツがあまり状態が良くなく、中古品でそろえようと調べると結構値段が安くなく、何万円も変わるものでは無いので思い切って新品にしました。
需要があるのか中古品の相場は以前より高くなったような気がしています。

ブレーキはショップで格安で仕入れたRB5700の中古です。


ハンドル周りはハンドルがスペシャライズドのコンパクトタイプで、ステムはマドンAに付いていたボンドレガーです。


ペダルは何故か余っているPD7900にエクステンションが付いたものです。


まずBBを取り付けます。
一回り小型なのでアダプターが付いていて、レンチに嵌めて使います

特に面倒な事もなく綺麗に取り付けられました。

このあとクランクを付けて変速機を付けて・・・・・とドンドン組みつけていきますが、仮組の後、本締めするときには必ずこのトルクレンチを使います。

工具に入っているアーレンキーだけだと、結構締め付けトルクが不足していて、後で緩んでトラブルになります。

組み立てそのものはほぼ午前中に終わり、変速機やブレーキのワイヤーを取り付けて、バーテープなどをまいて、セッティングを除けば完成です。

MTBも含めて、フレームから組みなおしたバイクは9台目くらいになりますので、特に苦労もせず組み立てられるようにはなりました。
重量を計ると、ペダル付きで8.4kgで、エクステンション付ペダルが300gくらいですから、おおよそ8.1kgと、特に軽量ではありませんが、アルミのマドンAやカーボンのFELTとほぼ同じ重量に収まってくれているようです。

ハンドル付近はナイトランに備えたライトとサイコンのレイアウトにしてあります。


ボトルゲージや携帯ポンプは実用性本位で、過去の使用実績からTOPEAKの商品で固めました。

ボトルゲージはペットボトルやその他の物(雨具・工具・輪講袋)を入れられるように幅が調整できるものですし、携帯ポンプは確実に空気が入る大き目の物にしてあります。

とりあえず組み上がって、機能を確認した程度ですのでインプレはまた後ほど行います。