日本サイクリング協会、関東ブロックの集いがあるという、「渡良瀬ミーティング」に行ってまいりました。
渡良瀬川と利根川の合流点の手前で、栃木県の南部、埼玉県、群馬県ににある、広大な調整池、湿地、草原で、現在は釣り、ボート、自転車、トライアスロン、熱気球などが行われる周辺住民の憩いの場になっておりますが、その成り立ちにはとても悲しい歴史が有る事だけ書いておきますので、興味のある方は調べてみてください。
例えそれが「帝政」の明治政府と旧財閥系企業が引き起こしたこととはいえ、平成の「民主国家」の日本で同じことが起きないという保証はない、いや既に進行しているのでは?という「悪寒」がしています。

さて、話を無理やり戻します(笑)。
宇都宮の自宅から現地までは最短距離で51kmなので、もう少し距離を伸ばそうと利根川の関宿を経由することにしました。
6時頃で何時もの鬼怒川自転車道です。

パナチタンは調整の結果、ダンシングもそつなくこなせてバックの重量の影響はほとんど無視できる程度になりました。
何より、リズミカルに「トントン」と弾むような乗り心地にすっかり慣れてしまって、快適な事この上ありません。
絶対的な振動吸収性だけなら、FELTのZ25の方が優秀なのですが、恐らくホイールとタイヤとの相性もありますが、チタンの金属的ななおかつ、粘り強いというような反発力が丁度バランスが取れているようです。
こうなると「クロモリは?」という疑問もわきますが、今は封印しておきましょう(苦笑)。

鬼怒川自転車道が終わって、結城市を東側に向かうときに、こんな風景に出合いました。


流石にもうこんな季節になったんですね。

淡々と県道を南下して、3時間ぐらいで利根川に到着です。


関宿城は、「花祭り」というのを開催していました。
屋台やイベント用のステージなどが用意されていて賑わっていましたが、肝心の桜の花はほとんど散っていました。


後は再び北岸に渡って、利根川沿いを遊水地を目指します。

風向きも良く、本当に気持ちいい春のツーリングです。

新四号線、東北新幹線、四号線、JR宇都宮線を越え、栃木県古河市から、渡良瀬川に入ります。
再び対岸に渡ると埼玉県加須市です。
この辺りは栃木県、埼玉県、群馬県、茨城県の県境が入り組んでいる場所です。

此処からは渡良瀬川をさかのぼります。


しばらく走ると右側が開けてきました。
わたくし49年栃木県で生きてきましたが、この遊水地の池(もはや湖)を見るのは初めてなんです。


中を走りましたが広いこと広い事!

この池と、水の入っていない湿地、草原も含めると広大な面積になるが解ります。

昔々栃木県に首都機能を移転させようと一生懸命な政治家がいて、国際線規格の飛行場が栃木県に必要だと、此処をすべて潰して飛行場にしようといった事がありました。
勿論そんな事には成らなかったのですが、湿地の自然保護を国際的に推進する「ラムサール条約」に登録されましたから、飛行場を作るのは無理でしょうね(苦笑)。

遊水地に付いて中を走っているのですが、じつはどこに集合するのかをちゃんと聞いていませんでした(笑)。
正直何をするのかも知らないんですが(笑)、まあ何処かでやっているんだろうという所はアバウトな性格ですよね。
でもなんとなくテントが見えて、サイクリスタが集まっているところがありましたので何とか到着です。
更にいうと、今回は顔見知りの人がいるという保証がなく、登録したての新米会員ですので、自分の身分を証明するすべもないのですが、何とかなるだろうと栃木県サイクリング協会のテント「らしき」ところに行きます。

幸いにも顔見知りの方がいたので、役員の皆さんにご紹介していただきました。いや助かりました。
小心者なので(ウソつけ)内心びくびくしていたんですけどね(笑)。

時間がたつと次々とサイクリスタが集まります。

中でも千葉県サイクリング協会は、ロングライドイベントとして千葉県の柏市から300人と大挙やってきました。

しかし、僕もそれなりに色々なサイクルイベントに参加しましたが、なんというか「平均年齢」が今回一番高かったんじゃないのか思います。
いや、それがいけないというより、僕も間違いなくそちらの方が年齢が近づいているので、なんとなく心地よい安心感が有ったのも確かなんです(笑)。

とりあえず協会の皆さんと遊水地の周回路を一緒に走ります。
もう90kmは走行しているので、休みたかったなーという気持ちもありましたが、これは気持ちが良かったです。
途中でTELがあり、I城さんも見えているとの事でテントに戻ってもらった昼食をとって談笑しました。
記念写真を撮って、事務連絡が有ってから解散です。

と「soranekoさん」とこっをかけられました。
なんとこちらのブログにも来られて頂いている「わだち」さんがお見えになりました。
わだちさんも協会に入会したとの事で、もしかしたら会えるかな?と思いましたが、メデタク栃木県の輪の中から見つけていただきました。
ホームコースはりんりんロードとの事で、またお会いしましょうね。

さて解散という事で、この辺りの地理に不案内というI城さんと、途中までご一緒することにします。
僕の場合無駄に県内のあちこちをウロツイテいるので、なんとなく道がつながっていきます。
I城さんと先頭交代をしながら結構なペースで栃木市の東側を北上して、下野市の自治医科大学の前を横切り、新4号線沿いにある「しもつけ道の駅」で休憩するころには結構ヘロヘロになっていました。

おおっ!なんと「氷」の旗が!。
この季節ですが疲れを吹き飛ばす冷たいスィーツを頂きます。


この出店はこの前来た時は無かったように思いますが、お客さんもたくさん来ていていましたね。



この後は北上して16:00頃には帰宅できました。
途中でサイコンの電池が切れてしまいましたが、170kmのAV25km/hで走っていたようです。
これで3週連続のオーバーセンチュリーライドで、ようやく調子が上がって来たようです。
相変わらず膝の痛みは取れないので無理は禁物ですが、平地ベースのセンチュリーランなら天候さえよければ楽しんで走れるようにはなったようです。