えー、また悪い病気が出てしまっています(笑)。
巷の皆さんから「soranekoさんは自転車のお金の使い方がおかしいですよ」と常々言われていまして、最近本人もようやく正気を取り戻しつつはあるのですが、完治仕切っていないようです(笑)。

昨年からキャノンディールの往年のアルミバイクの「CAAD8」を組み立てています。
CAAD8は現在も販売されていますが全く別物で、ロードバイクにアルミバイク旋風を巻き起こしたCAAD3から続く「ハンドメイドインUSA」のレーシングバイクの系列のアルミバイクです。


じつはこのバイクが我が家に来る経歴は少々厄介で、古物商やリサイクルショップ廻りで、例の「妖怪アンテナ」がビンビン来て入店して購入したバイクはこのバイクです。

先のバイクより一回りサイズが小さく(勿論僕は乗れないサイズです)、最終年度のモデルだそうです。
じつは先の青いCAAD8は、僕に負けず劣らぬバイク遍歴のある(ゴメンネ!笑)会社の後輩が乗っていたもので、ホリゾンタルのフレームにこだわって中古で購入したものの、サイズからどうしてもシートポストが短くなっていることに不満があったそうで、一回り小さいサイズのフレームを探していたところ、「まるで計ったように」お望みのサイズが見つかったということで、フレーム同士を「等価交換」したものです。

しかし乗れないサイズのバイクはFELT Ez8と合わせて2台目です(苦笑)
実のところFELT Ez8は、調子に乗ってエントリーバイクとは言えない性能と値段になってしまい、ロード初心者のロードバイクを味わってもらおうという当初の目的には使えない代物になってしまいましたので、このCAAD8は、素性の良く、取り扱いに神経を使わないアルミバイクで、ある程度の戦闘力のあるレンタルバイク用にと購入しました。

一応コンポーネントはシマノ105系の10速の5600と5700系の混合で、ホイールは20万円くらいのバイクに組み込まれているシマノのRS10、タイヤはヴットリアのルビノプロと、エントリー系と呼ばれるのモデルよりは多少スペックを上げています。
これでも昔は20万円以上した、ミドルグレードのスペックだったように思いますが、今はこの値段で同スペックのカーボンバイクが「最初に乗る後悔しないバイク」とかで、雑誌で特集していますから、贅沢になったものですね。

余談ですが、最近のロードバイクブームに肖ってか便乗してか、初めてロードバイクを買うビギナーに、スペシャライズドのターマック「S-WORKS」などという、バイバリのレーシングモデルを平気で売りつけるようなショップが少なからづあるそうで、如何なものかと個人的には思いますね。
まあ、ここまで情報が氾濫していると、乗った実体験ではなくともバーチャルな世界でトリップできるわけで、速くなるために「チームSKYカラーのドグマにボーラのホイールとPro4のタイヤください」などという高校生もいるそうですから、「手っ取り早く儲けたいだけの業者」にとっては願ったり叶ったりなのかもしれません。

話はそれましたが、このバイクはフレームも含めて部品代は10万円程度に抑えてありますから、場合によってはクロスバイクあたりから乗り換えるのにはちょうど良い設定にはしてあるつもりです。
まだ欠品部品が有り部分的な仮組みしか出来ていないのですが、暇を見つけて春のシーズンまでには組み上げて、希望者に貸出したいと思っています。