昨日組上がったターマックSL3ですが、一応走るのに支障がないレベルに調整しておきましたので、実際走ってみて組み付けに不具合は無いかとか、機能部分がちゃんと作動するかなどを確認しなければなりません。
実際トルク管理までしてしっかり組みつけたつもりでも、乗車して走行することによる応力や振動により緩んでしまう事が有り、チェーンやワイヤーなども「初期馴染」といって、最初に少し伸びてから馴染んで行くので、伸びてからもう一度調整する必要があります。
その上で走って不都合が無いと確認できて、個人的には初めて「実戦投入可能」と判断しています。

何時ものように5:00に自宅を出てお馴染みの鬼怒川自転車道から岩瀬経由のつくば行のコースに出ます。

もはやこのコースは路面の穴や継ぎ目さえ覚えているお馴染みの道で、バイクの調子に集中して走ることが出来ます。

自転車道のような平地を負荷をかけないで走っている程度では、このバイクの実力の片りんさえ見えない感じですが、今まで乗った事のあるバイクに比べて明らかにしっかり感があり、路面のギャップなどはしっかり体に伝わってきます。
意外だったのはレーシングバイクという事で、ハンドリングが機敏な反面神経質で、走るのに気を使わされるかと思ってみましたが、落ち着いた直進安定性があり、路面などの凹凸を拾っても神経質に進路が変わるという事はありませんでした。
これはロングライドをするのにあたって、有りがたい性能です。
まあ、この程度の走りではインプレなど出来るはずもなく、そもそも平地を転がす程度では、まずはタイヤの特性が出て、回り始めるとホイールのハブの精度やホイールのバランスや重量が、走行感覚のほとんどを占めていて、フレームの剛性云々などは判ろうはずも有りません。

とにかくガタ付もなく、ブレーキや変速系も正常に作動して、ドライブトレインに余計なノイズも乗っていないので、まずはマトモに組まれていることは確認できました。
しかしやはり馴染めないのはSTIレバーで、5700系の世代のSTIはブラケットの握りの部分が膨らんでいて、しっくりきません。
あと機構上の問題だと思いますが、レバーの操作量は減って変速アクションが素早く決まるのは良いのですが、その反動でレバーの操作荷重がかなり重くなっています。
7900系でもかなり重いと感じていて、ワイヤーだけフリクションの低い9000系の物に変えて見たりして対策していますが、5700系は「ヨッコラショ」という感じで、特にフロントのインナーからアウターに変える操作がかなりの重さが有りました。
まあ機能上問題があるわけではないので慣れれば良いだけですし、これをして現行世代の11Sの5800系や6800系、ましてや9000系に変える予定は有りません。
そのうち程度の良い中古7800系のSTIとか見つかれば、そちらに変えてしまうかもしれませんね(笑)。

本日は体調も完全には戻っていないので、のんびりと走り何時もの筑波登山道入り口で休憩です。

朝食を軽めにして出てきたのでお腹がペコペコで、コンビニで買ったオニギリを方張りながら筑波山を眺めてゆっくりくつろぎます。

りんりんロードも梅雨の装いで、紫陽花が咲きそろってきました。


復路は時間が有ったので、30分おきに休憩を取りながらノンビリ帰ってきましたが、早く益子に付いたので、何時もは行かない、真岡鉄道の益子駅付近に進路を取りました。

真岡鉄道は無人駅が多いのですが、流石ここ益子は有人駅で、しかも結構オシャレですね。

隣接している観光案内所の一角に「和食処」のノボリが有ったので、昼食は此処で頂きます。
カレーライスが500円、この生姜焼き定食が600円で抜群のコスパです。

素朴で美味しい定食でした。

で、ここ真岡鉄道はSL運行を休日にしているので早速見学です。


今の期間中は、下館の美術館で漫画家の「松本零士」さんの展示館が有り、コラボ企画として、C12機関車に「銀河鉄道999」の銀河超特急999号の「999」のヘッドマークがかけられています。

支線の簡易線路用の、小型タンク機関車のC12なので、999号のモデルに成った本線特急用の大型機関車のC62に比べると可愛い限りですが、雰囲気は出ていますね。

この後数件の気になるお店を見つけたりと、すっかりグルメツーリングのようになってしまいましたが、こういったツーリングならパナチタンの方がうってつけで、ターマックの能力はまったく必要としない感じではあります。
このバイクの性能を発揮させるには、まず体の調子を整えて本来の出力を出せる状態になってから、本格的なインプレをしてみたいと思います。
月末には獲得標高が2000mクラスの「魚沼ロングライド」が有りますので、たとえ雨天で有っても今回はターマックを持って行くつもりです。