4月のケガから長いリハビリを経て、完治はしていないながら、通常生活や自転車に乗る程度なら問題が無い程度に腕の調子は戻ってきました。
負荷を上げた走り方や、山岳練習もほとんどしてはいませんが、平地レベルなら、例年レベルのペースで走れる目算も立ちました。
さあこれでイベントシーズンでガンガン走ろ・・・・・とはならないのが今年の流れです。
自分自身の体調、家族の事、仕事のこと等に加えて、天候もここ数年来の異常気象の例に漏れず、いや、ますますその異常性が強まったようで、「例年通りの季節の進行と天候」などに合わせた自転車イベントを直撃しているようにも感じます。

と長々といつものようなくどい前置きの結論として、今年の「霞ヶ浦エンデユーロ5時間レース」は、雨が主原因でDNSしました。
雨の中を走るのが嫌ということもありますが、整備されて路面の摩擦抵抗も確保されているサーキットのようなところならいざ知らず、一般公道を封鎖したコースの場合、雨が降った時のリスクの高さを考えると、とてもそこで走る「気力が沸かなかった」というのが本音のところです。
ま、いろいろあって、正直自分だけレースで楽しもうという気になれなかったので、こういう時に無理矢理出ても、悪い結果(事故や怪我)に至るだけですので、ここは安全を優先しました。

一緒に出る予定のM島君には悪いことをしたと思っていますが、まあ同級生でお互い50代ともなると、立場もありますし、第一怪我などをすれば回復に時間がかかるようになっているので、特に勝利にこだわらない、順位やタイムなどにこだわらないのであれば無理は禁物とご理解をいただきました。

でも今回は前日宿泊ということでホテルは予約してしまっていたので、霞ヶ浦と太平洋沿岸の間にある「北浦」という湖の湖畔にある、「北浦宝来温泉つるるんの湯宿 北浦湖畔荘」さんに泊まりました。
湖畔にぽつんとある宿で、メタ珪酸含有泉というアルカリ性のお風呂で、烏龍茶のような色の、入浴すると肌が、ややヌルッとすタイプの泉質(冷泉)のお湯で、のんびり使って美味しいものを頂きました。

実は生来の生魚嫌いが40代まで続いたので、生まれて初めて食べた「鯉のあらい」「鯉の甘露煮」が美味で、あらいはマグロなどと違ってしっかりとした歯ごたえがあり、一切生臭さや泥臭さがなかったので、自分が聞き及んでいたイメージとは良い方向に裏切られました。

実はここの宿の売りはほかにもあり、目の前に広がる北浦から上がってくる朝日がかなり見ごたえがあるらしく、大きな光源のないこの地域だと、夜間の星もかなり綺麗だそうです。

まあ本日はこの天候ですので朝日は望めませんでしたが、また訪れたいと思います。

朝の7時頃は、空に雲の切れ目もあり、一見雨も止んで走れそうな感じでしたが、天気予報や雨雲レーダーを見れば、このあと本格的な降雨があるのは明白で、一応会場に着きましたが、早速DNSの申告をして撤退することにしました。

朝食もまだだったので石岡市街地にある「コメダ」でモーニングです。

自分は毎週来ていますが、M島君は初めてとのことでした。
余り込んでいなかったことも有りましたが、結局ここでも色々と話に花が咲いてしまいました(苦笑)

雨も増々ひどくなってきましたし、もう帰るしかないのですが、この近くに「小美玉温泉ことぶきの湯」という温泉があるので、そこで温まってから帰ることにしました。
ここは「茨城空港(百里基地)」と東関東自動車道、茨木空港北ICに向かう途中にある、よくある田舎の日帰り温泉なのですが、ここも先のつるるんの湯と同じメタ珪酸線で、あちらは薄めた烏龍茶ならこちらコーヒーのように色が黒いお湯で、どうやらこちらのほうが成分がかなり濃いようで、入浴するとすぐに肌がヌルヌルしてくるくらいアルカリが強いようでした。

結局なんのことはない、温泉に入って、美味しいものを食べて親友と一日中いろいろな話をしていただけで、今回は自転車の「自」の字もない単なる旅行で終わってしまいましたが、久しぶりにのんびりできました。
当然とった分のカロリーは、完全にオーバーしていますよネ!