さあここから厳しい山登りの連続となる後半戦が始まります。

栗山村というところで、日光方面に行くルートですが、まずエイドのある「大笹牧場」というところまで、高低差300mを4.5kmかけて登ります。
平均勾配で言えば6.6%でしかありませんが、すでにここまで60kmをジリジリと500mほど登っていますし、いよいよひざ下が痺れて感覚はなくなっていますし、こうなるといつ激痛が走って動けなくなるかが不安ですが、まあ行くしかありません。

こうなれば無理は禁物で、途中苦しくなったら景色の良いところで撮影するふりをして(笑)こまめに休憩しながらゆっくり上ります。
流石にここまで来ると景色は素晴らしいですね。


休憩している横を、みなさんスイスイ上って行きますが、まあ焦っても仕方がありません。


しかし、膝の痛みもともかく、無計画で補給職を用意していなかったツケがここで出てきて、いよいよ体力が切れてきて体に力が入りません。
これは完全に「ハンガーノック」の症状で、素人ではあるまいしまあ情けない限りです(苦笑)

とにかく何とか上りきって大笹牧場のエイドステーションに到着です。

ここではオニギリが用意してありますが、そんなものではとても足りませんし、このオニギリがえねるぎーとして回りだすのは3時間後くらいですから原状回復になりません。

で、大笹牧場と言えば美味しいソフトクリームが有名なので、レストハウスに行ってソフトクリームをいただきます。


その墓にも\濃厚な牛乳とコカコーラを飲んで何とか一息つきました。

さあ、ここから更に400mほど登りますが、すでにほとんど余力はありませんから、本当にインナーローでノロノロ進むだけです。
平均勾配を地図上で見ると大したようには見えませんが、九十九折れで見上げる先に登っていく、この霧降高原のルートは何度登って苦しいものです。

ただ、この霧降高原は名前の通り霧というより雲中に入ることが多く、頂上の「六方沢展望台」で雄大な景色を見られることが少ないのですが、今回はご覧の通りの景気に恵まれました。




ここまでくれば終わったようなもので、後は日光市街地まで下って行き、会場のある大谷川公園までは、まっしぐらです。
しかし、幸運にも最後まで足が持ったもので、ゴールして自転車から降りようといても、膝が満足に曲がらない状態で、立ちゴケしそうに成ってしまいました(苦笑)

さて、このイベントから6日たってやっと記事を書き終えましたが、幸いにも膝は悪化することはなく、日常生活には支障が無い位には回復して、通勤で自転車に乗れる程度には回復しました。
しかし、毎回毎回山岳イベントは見苦しい泣き言のオンパレードで、書いている自分が一番うんざりしてしまいました(苦笑)。
まあ今年は一年間使って体を調整するつもりで、年末までに体重を二桁に戻して、その体重での身体バランスやスタミナを冬の間に身につけて、春からパフォーマンスを上げて行こうという、何とも気の長い計画で進んでいます。

来年は、多少は山岳イベントを楽しめるように成っている事を信じて、今はひたすら我慢というところです。