うーん、色々と苦労して組み立てた「キャノンディール SUPERSIX HI-MOD」ですが、なんだか自分用のサイズでも欲しくなっちゃぃましたね(笑)。

なんというか、この時代の SUPERSIXは、フレームの形状がいわゆる「ホリゾンタル」形状に近くて、どうも昭和の古い人間からすると、こういったすっきりした形状の方が見ていて「カッコイイ!」と思えちゃいます。


さて、もともと今あるバイクは、身長170cm前後の人が「エントリー用のロードバイクから、相応の性能のバイクに乗り換えてみたい」という話があった時の「Soranekoサイクル」の試乗用として考えていました。

よって、コンポやホイールは相応なものを入れるものの、他は出来るだけ予算を抑えたいという趣旨で、サドルなどは2万円も3万円もする高級品でなく、乗り心地の良さそうなリーズナブルなサドルを購入しました。






でも「なんだか重くてボテっとしているなぁ」というのが正直な感想でした。


実際自転車につけてみると、ホリゾンタルでスッキリとした精悍なイメージの SUPERSIX と、どうもバランスが取れていないなぁと感じていました。



でもこんな時期だし余計な予算もかけられないしと、悶々としていました。


でも、せっかく綺麗に仕上がったのに妥協しても意味がないなぁと、たまたまメルカリで見つけた「フィージーク」のサドルを、安価で購入して取り付けてみました。





うんうん、やはりスリムなサドルの方がバランスが取れていてカッコイイですね!




もともと付けていたサドルは、まあ値段からして仕方がありませんが約350g程度もありました。



新しいサドルは約250gと軽量で、これだけで100gの軽量化も達成できました。


このバイク、結局ヘッドパーツのオーバーホールやベアリングンの交換、BB30も KCNCの変換アダプターに交換して、BB30特有のトラブルも解決してあり、当然ワイヤー類は新品で、通常中古品を購入するよりかなり良い状態の個体で、ホイールもWH9000 C24が入っているなど、おそらくこのままイベントなどで使えるだけのパフォーマンスがあるバイクに仕上がりました。


思うに、最新のバイクを購入する半分以下の値段で、同等以上のパフォーマンスはあると思います。

とにかく、特に始めたばかりの方だと、どうしても最新鋭の高級バイクに目が行きがちですが、リユース品で適切な部品を組み合わせれば、かなりリーズナブルにロードバイクを楽しめる事ができるということは、知ってもらいたいと思います。


ただ、これは自転車ショップとかでは、おそら気持ちよく対応してくれないと思います。

答えは簡単で、「手間がかかる割に儲けが少ない」からで、当然商売でやられている方々からしてみれば、生活がかかっている以上当然の反応だと思います。

自分の場合は集めたり組み立てたりする事そのものが既に「趣味」であるので、工賃無しでかなり面倒な作業なんかもこなしています(苦笑)。

こうやって1台仕上がってしまうと、どうしても次を考えてしまって、また余計な苦労を背負い込みそうになりますが(苦笑)、また何か探してしまいそうだなぁ・・・・