北海道千歳市の、航空自衛隊千歳基地にて、7月31日に「千歳基地祭」が、3年ぶりに開催されました。

まあ、此処に限らず陸海空自衛隊のイベントは、ほぼ3年ぶりの開催に成っています。

コロナ禍第7波・・・・もう止めましょうよこういった茶番は!


と書きながら、この記事がアップされなかった原因は、自分が「コロナ感染者」に成ってしまったからです(泣)

実は今年は5月連休前頃から持病の「副鼻腔炎」が再発したようで、頭の芯が重く鼻水が出る症状が続いていて、身体も怠く調子が今一でした。

それがこのところの暑さで体力が落ちていた影響で、千歳に行く1週間前くらいから症状が悪化していて、熱は無く抗体検査でも陰性だったので、スケジュールを強行しましたが、帰宅翌日から高熱が出てしまい、簡易抗体検査で陽性が出てしまいました。

恐らくコロナウィルスの感染そのものは、早い時期からあり潜伏してたけど、体力があるうちは症状が出なかったものの、旅の疲れで一気に症状が出てしまった感じです。

自覚症状も無く、抗体検査程度では検出されない「キャリア」の存在は、巷で聞いてはいましたが、まさか自分がそうだったとは?

結局この状態では通院しても意味が無いと、コロナ禍初期の頃に買い溜めておいた「解熱剤」や「症状緩和の漢方薬」「パルスオキシメータ」「栄養補助食品」を活用して、自主隔離で自宅療養で回復させました。


さて肝心の千歳基地祭ですが、以前ですと自家用車で行くか、飛行機で行ってレンタカーを借りる等と言う交通手段を使っていましたが、今回は経費節減の目的で、バイクを使って大洗から「三井商船フェリーさんふらわー」を使うことにしました。

なにせ運賃が自動車で行くと片道42300円の所、400ccまでのバイクだと12600円と1/3以下と言うのは非常に大きいです。


この日は首都圏より北海道ツーリングを目指すライダーが集まっていました。



うんうん、みなさん本当に良いバイクをお持ちで、原付2種なんぞ俺しかおらんわ!


出航は19:45なのでまだありますが、なんとも暑い一日でした。





この「さんふらわーさっぽろ」ははじめてのるふねです。



まだ新しい船のようですが、そういえばサンフラワーはトラック火災で一隻失っていましたね


流石最新の船で、排気煙が全く見えないし匂いもほとんどありません

揺れも無く快適な船旅ですが、まあ特にやる事も無いので、自分のベットに籠って、パットに入れておいたアニメ鑑賞で時間を過ごしました。


翌日の午後に苫小牧に入港して、この日は札幌の格安ゲストハウスに宿泊しましたが、部屋の内容はともかくエアコンが無い部屋で(笑)今年一番の暑い日にエアコン無しなんて(泣)


なんか寝不足でふらふらしますが、朝ごはんを「すきや」で焼肉定食を食べてスタミナをつけて・・・・あれっ・全く北海道らしい観光していないぞ(笑)


さて「千歳基地祭」ですが、完全復活という訳ではなく、入場制限を設けて、一部展示機材を新千歳空港側に設けたりしましので、通常の混雑も無く、特にオートバイはそのまま敷地内の駐輪場まで入れるので、非常に便利でしたね。


ああっ、このために免許取ってバイクを購入したようなものだものなぁ(笑)


千歳基地は何度か訪れていますので珍しい事は有りませんが、おっ!ゲートガードのF104だ!


自分が飛行機趣味を本格化させたのは1993年からですから、現役でこの機体の飛ぶところは見ていないですね。


会場には「ブルーインパルス」のT4がスペア機含めて7機勢ぞろいです。


スペア機は本当に必要なの?と思われる方もいると思いますが、自分は前日にバードストライクのエンジン故障やトラブルなどで、このスペア機が稼働しているのを数度目撃しています。


先に書いた通り入場制限があるので、基地祭としてはガラガラですね。


でも自分が見始めた90年代の頃は、地方の基地祭など行くとこんな物で、比較的ガラガラでしたよ。


記念塗装のF15です



F2戦闘機ですが、何処から?



これは基地警備隊の警備車両です。25㎜ブッシュマスター機関砲が回転砲塔に装備されています。

対空は目視?ということで、ミサイルなどの高速目標はあまり有効ではない?



これはF15に装備されているAIM7M「スパロー中距離ミサイル」ですが、もとは「ベトナム戦争」で使われたという骨董品で、一応最新型とはいえ、常に誘導が必要な旧式ミサイルで、こんなモノを持たされて任務する隊員の気持ちは計り知れません。


F15は電子装備の最新規格の通信モジュールや配線を施した改良型と、従来型の旧型のシステムの2種類があって、千歳の機体は旧型で、最新型のミサイルが使えない方なのですが、かつての東西冷戦の最前線で、常に最新鋭機罪で仮想敵国と対峙していた千歳基地も、ここ最近は装備品で冷や飯を食っているという所のようです。


さて、千歳基地祭りのお楽しみは、「政府専用機」を含めた大編隊のパレードなんですが、今回はお預けという事のようです。


写真の方も自分は一眼レフを持っていないので、望遠のついているコンデジですが、モードや露出など調整すればもう少し奇麗に撮れますが、まあこの天候だとこんな物かも。


最近珍しくなくなってきたF35Aですが、三沢基地から飛来した機体が経過飛行していますが、この機体の明細塗装や機体形状は、カメラのAFの機能を欺瞞する傾向があるらしく、AFのピントが外される傾向にあります。



冗談でもホラ話でもなく、これもステルス機能の一つで、光学標準を外せるように成っているとか。


流石に見慣れましたがやっぱりこの「寸胴ステルス」のフォルムは、もし昭和の時代にこれが飛来したら確実に「未確認飛行物体」扱いですね。



F15の機動飛行ですが、空域設定の問題もあるのか、高度を上げる縦系の機動は控えめ?かな


まあ過去に宮崎で教導飛行隊や岐阜の飛行実験隊の、キレッキレの飛行などを見ていますので。


ブルーインパルスも、午後から低い雲が出てきたので、縦系の演目は無しです。

あとスモークですが、以前より「ちょっと薄くてすぐ消える」かなぁ?と思っていましたが、他の人に聞くとやはり同意見で、航跡が上空の気流等で直ぐに消えてしまい、特に曇っていると背景とのコトラストがハッキリしないので、あまりきれいに見えないですね。


これは環境問題とかもあるので、鳥も通わぬ砂漠の基地で演技するのとは条件が違いますよね(笑)











演目は、4機が着陸態勢に移る創設以来伝統の演目「ローリングコンバットピッチ」と、ソロの最後の「コークスクリュー」でフィニッシュです。



しかし、ここ数年のコロナ話材の影響で、通常のツアーが出来なかった中で、チームの練度と士気を保つのは、本当に大変だったと思います。




ブルーインパルスも、基地祭が無かったここ数年は、各地で開催されているイベントの展示飛行が中心の活動でしたが、やはり開けた基地の上空で思いっきり機動飛行してくれる姿を見たいですね。


さて、基地祭も終わり何時もなら急いで帰宅と言う慌ただしい事に成りますが、一泊宿泊を入れているので、普段は行かないところにも行けます。

で、ここは温泉でしょう!という事で、Googleで探せば、流石北海道!至る所に温泉が出て来ます。


ここは有名な温泉ではつまらないので、千歳市の東にある、牧草地帯のど真ん中にある安平早来町の「鶴の湯温泉」に行きました。






観光地ではなく、地元の人が利用するのんびりとした温泉で、通常の観光ルートを辿っていては絶対に来る事は無い場所で、これぞぶらり旅の醍醐味ですね。


さて遅めのお昼を取ろうという事で、今度は同町にある地元のチーズ専門店に併設されている「レストランみやもと」さんでランチです。



甘めに煮込んだ野菜の和風ソースに、たっぷりのチーズが溶け込んでいる、ジューシーなハンバーグです。

流石チーズ専門店のチーズで、柔らかいのに物凄い弾力で、その上風味が豊かな一品です。

多分、この旅で唯一食べた「地元素材のマトモナ料理」で、あとはコンビニやチェーン店でなるべくお金を掛けない食事が多かったのは、経費の節約と言うより、最近食に対する「執着心」が薄れてきたからかもしれません。


さて、帰路のフェリー便は翌日の夕方ですので、一泊して1日ノンビリ観光・・・と思ったらどんどん雲が厚くなってきて、10時頃には結構本格的に雨が降り出しました。


折角だからと「登別温泉」だけ行ってきましたが、海岸線沿いの国道236号線を走っていたら、横殴りの風雨でずぶ濡れに成ってしまいました(苦笑)

ま、フルカウルでフェアリングやロングシールドを追加したPCXでしたので、隠れている下半身とかはあまり濡れていない事を確かめられたのは収穫でした。


とはいえレインコートなどずぶ濡れで、このままフェリーに乗船するのもうっとおしいので、時間もあるので苫小牧市内にあるコインランドリーを探して、濡れた服を洗濯して、着替えもしました


いや、此処で乾いた服に着替えられたのはラッキーでした。

洗濯待ちで座っていると、やはり旅行中の他のライダーの方も来て、やはり装備品を乾燥させていました。

最近そこそこの街に行くと必ずコインランドリーがありますが、車中泊やライダーのツーリングにとっては、気軽に選択ができる環境は、装備品をコンパクトに出来ますし、有難い限りですね。


15:00ごろになり、そろそろ乗船手続きが始まりますので、早めに苫小牧フェリーターミナルに行きます。


ターミナルと言うだけあって、各社のフェリーが勢ぞろいと言う感じで、此処に集結しています。


しかし、雨がますますひどく成って来ましたので、案内があるまで屋内で待ちぼうけです



ようやくアナウンスがあって乗船準備をしますが、此処でも結構待たされるので、折角乾かしたのにまたずぶ濡れに成ってしまいます。



この後天候がどんどん悪化していき、出航後も結構揺れていましたが、津軽海峡を抜ける頃には揺れも収まったようで、翌朝甲板に出てみると、往復の航海で初めて青空が見えてきました。


ちょうど金華山沖辺りを通過している頃ですね。

航路は沿岸近くを通っているので、携帯電話使えることが多く、Googlemapで位置は分かります。


最後に成って夏の海らしい空をようやく拝めました。



ようやく此処に帰ってきました。








































と、何とかバイクと長距離フェリーを組み合わせたミッションをコンプリートすることが出来ました。

一人旅だと乗船中は暇をもてあそぶのですが、最近はお供のパットでアニメを見ているので、時間はつぶせますが、あまり旅情感は無いですよね。


バイクの方も、この夏はなんだかんだで3000㎞程乗り回したおかげで、大抵の所は走れるようになりましたし、悪天候も含めて装備品も確認できましたので、復活した基地祭に行く為のアイテムとして、大活躍してもらいましょう!


と、思ったのですが、先に書いた通りコロの感染でつまずいたと思ったら、今度は実母が検査入院の検査でコロナの陽性反応が出て隔離入院になり、自分も濃厚接触者として5日間の禁足となりました。


これで今月末まで動きが取れないだけでなく、実は実母の「肺ガン」が発覚し、隔離入院の後に検査入院と、年齢が年齢なので、既に摘出手術や放射線治療も手遅れという事で、抗がん剤による「延命」治療がしばらく続く事に成ってしまいました。


まあ、此処最近自転車そのものに乗っていない事もありますが、ロードバイクは1か月以上ご無沙汰で、「もうこのままロードバイク乗らなくてもいいかな」と思い始めた矢先の事で、自転車生活もひとまずお休みで、このブログもひとまずお休みする事にしました


まあ、辞める訳では有りませんが、多分しばらくは色々と忙しく、自分の去就も含めて環境が大きく変わる事に成る為、落ち着いてきて、心に余裕が出来たらひっそりと再開したいと思います。


それまで皆さんお元気で!