自転車通勤で、一番の問題はやはり「ライト」ですね。
これ!といった決定打が無く、結局あれこれ変えたり、幾つもデコチャリのように付けてみたり。
何とかならないものですかね。

人聞きの話で真相は不明ですが、メーカーが明るい自転車用ライトを作ろうとすると、道路交通法を司る、某国家機関(まだるっこしい言い方だな)より、あまり明るいと幻惑して自動車往来の障害になると、クレームを付けられるそうです。
そもそも彼らの自転車に対する認識は「ママチャリ」程度のようですから、「そんな早く走るわけでもないのに、明るいライトなんかいらないだろう」程度ではないのかと疑ってしまいます。

現実には、原動機付き自転車の法定速度前後で巡航している自転車が珍しくないわけで、であれば少なくとも原付並の灯火類は必要になるという理屈にはならないでしょうかね。
と、言ったところで、「そんなの危ないから、自転車は20km以上出してはいけない」という、これまた国際的に非常識な法律が増えるのがオチなのでしょう。

おっと何故このようにグチっぽい話になってしまったかというと、外国製に明るい「自転車専用」のライトが結構あるんですよね。
当然それには極東某国の国家機関の言いがかりは関係なく、確かに対向すると「迷惑なくらい」明るい物です。
そして明るさと同じくらい値段も驚きの価格が付いており、たかが通勤自転車用のライトに数万円も出せる人は、一般のサラリーマンにはいないでしょう。
で、最近は明るいLEDを使ったライトを、市販品のアダプターで自転車に固定して使うという手もあるのですが、所詮自転車船用品ではないので、しっかり固定できなかったり、耐久性が無かったりとこれもまた悩ましい結果に成ってしまいます。
我々普通のサラリーマンが買える値段で、スポーツ自転車の巡航速度で悪天候のときに出さえ十分な明るさを持ったライトを、どこかの国内メーカーで出してくれないのかなと思うのは自然な流れだと思います。

という事で、今回お勧めの商品は(ジャパネットのおじさんかい!)・・・・・ではなく、現時点「これならしょうがないかな」と僕が使っているライトを紹介します。



このライトは「キャッアイHL-EL610RC 」という商品です。
これは充電式のLEDライトで、現在一般に使われているキャッアイのライトの中では一番明るいと思います。
HL510と比べてみましたが、正直「桁違い」でした。

性能について詳しくは書いていないのですが、恐らく1WクラスのLEDを2個使用して、リフレクターにより配光しているような感じです。



本来であれば夜間の移り具合を写真に取れればよかったんでしょうね。
まあ、明るさ、色、配光、電池寿命とも、自転車通勤で何一つ文句の付けるところは無く、十分実用的ではあります。

ただし、ビックリするほど明るい!というわけではないんですよね。
どうもレンズに細かいカットが入っていて、これで乱反射させて対向からの幻惑を防止しているようで、なんだかぼやけているような写り方をするんですよね。
それとブラケットも他のキャッアイ製品同様使いやすいんですが、このくらいの重さになると、結構緩んでくる事が多く、もっとしっかり固定出来ないかなぁとも思います。

あと問題は値段でしょう。
「サイクルベースあさひ」に通販で昨年秋ごろ14800円で購入しましたが、1万円以下、出来ればこの半値くらいにならないものでしょうかね。

僕個人的な意見で言えば、この商品、一応「及第点」ではありますが、「真打」とは行かないようです。
早く自転車用ライトの「真打」が出てきて欲しいですね。