風が強いのが難点ですが、ようやく暖かくなってきました。
やはり寒いとウェアを着込むのと、なんとなく身体が硬くて、スムーズに足が動きませんでした。
中年真っ盛りで、硬くなったともいえますが(笑)。

で、ようやく最近「乗れてきた」と言うのか、通勤などでも足が良く動くようになって来ました。
冬季の間ペダリングとかを気にして乗っていた成果もあるのかもしれません。

本日は、ロードで、いつもよりやや負荷をかけて、速度を上げて巡航してみました。
このバイクも、細かくポジションのセッティングを出していたのと、改良されたペダリングのおかげか、買ってから10ヶ月経ちますが、ようやく「満足に踏み込める」ようになりました。
以前だと、追い込みをかけると回しきれないと言うか、回して踏み込んでいるのだけど、それが推進力にならないというもどかしさが有りましたが、今日はかなりイメージに近い走りが出来ました。

ここまでは前置きで、本題はここからなんですが、さあ、調子に乗って、ツーリングの最後の仕上げに、今までやっていなかった。「全力追い込み」をしてみようと、フルパワーをかけて踏み出しました。

感触として7割程度の出力をかけていたとき、突然「バコッ!」と音がして、左足がペダルから離れました。
最初は何が起きたのかわからなく、かなりマシンが蛇行しましたが、何とか持ちこたえて「転倒」には至らず乗り切りました。

僕のペダルはシマノのSPD-SLで、確かに締結力は一番小さいものを選んではいますが、もう一つのSPDペダルも含めて、走行中に外れた事は有りませんでした。

即座に停めて、シューズをひっくり返して納得!、なんとクリートの窪みの中にドロと小砂利が詰まっているではないですか!。

そうだ、途中の神社で、何時も横を通り過ぎるに忍びなく、「一度はちゃんと御参りしておこう」と、立ち寄ったのですが、その時砂利道を歩いた時だと気が付きました。

普段不信心な僕が珍しく殊勝にお参りなんぞしたので、かえって「罰が当たった」のでしょうか?。
いやいや、無理やり「ポジティブシンキング」に考えて、お参りをしたおかげで、「その程度」で済んだと考える事にしました。

たしかに、最大速度で、ケイデンスの限界で走っていた時にペダルが外れれば、間違いなくバランスを崩して転倒は免れず、場所によって大怪我、もしくは明日の僕の机の上に、白い花が手向けられていた事でしょう。
そういった意味で、「いい気になって飛ばしすぎるな」という有り難い啓示であったのでしょう。

まあ、SPD-SLのシューズは歩きやすいようには出来ていませんので、十分気をつけた方が良いということですね。ロードバイクで走行するためだけのものですから。

その点、もともとMTB用のSPDなら、比較的ドロ詰まりには強いし、クリートの両側が盛り上がっていて歩きやすいシューズもあるので、僕のように「ぶらり途中下車の旅」が好きで、色々歩き回る人間には、ツーリングをする時はSPDの方が良いのかもしれません。

事実、ロードでもSPDを付けている人は少なくなく、ロード向けの軽量なシューズなどもありますから、自転車の使い方によって、装備品は「ステレオタイプ」に雑誌などの「定番」特集に囚われず、自分にあったものを選ぶべきなんでしょうね。