実はロードバイクのFELTに乗って、一番違和感があったのがそのドロップハンドルでした。
学生に乗ったときのドロップハンドルしか記憶が無く、なんだか折れ曲がっていて握りずらいなぁと、がっかりしたというか、残念というか。

で、色々調べてみると、それが今流行の「アナトミック」形状のドロップハンドルであることを知りました。
まあ、ブラケットポジションは、手の当たる部分がフラットで、確かに使いやすいのですが、下ハンドルを握ろうとすると、リーチが短くポジションが窮屈になり、ブレーキレバーに指が掛かりにくいではないですか!。


これを無理して、いろは坂を下ハンドルでブレーキを掛けながら下ったら、人差し指が攣ってしまったという笑えない状態になりました。

そんなことならさっさとハンドルくらい変えればいいのにと思われるでしょうが、お恥ずかしい話、あの「バーテープ」をセンス良く仕上げる自信が無く・・・・・、ええ、何せ不器用な物ですから(苦笑)。

そんなこんなで散々後回しになっていたのですが、今回意を決してハンドルを交換しました。
ドロップハンドルは、昔使っていた大きく湾曲している物が「シャローハンドル」という物で、下ハンは使いやすくなりますが、ブラケットポジションが取りづらくなります。

かのアームストロングはこの「シャロー」が大のお気に入りで、頑としてアナトミックを使わなかったそうですが、ブラケットポジションの使いやすさを考慮に入れて、その当時サポートしていたボンドレガーに上は平らで下が緩やかなカーブを描く「アナトミックシャロー」ハンドルを作らせたそうです。

なんて能書きを聞くと欲しくなるのが僕も一番悪いところで、早速探してみたんですけれど、安くて軽くてという都合の良い物が見つかりませんでした。

で、今回は、日東が出している、これも今人気のSTIレバー対応のアナトミックハンドルを購入しました。
NITTO M194SSBドロップバー 420mm ブラックで、税込9,935円でした。

これはSTIレバーが付くところのパイプに「潰し」が入っていて、レバーがハンドルに近づくようになっています。
自転車やさんで現物を握ってみたのが決め手になりました。

生まれて2度目のバーテープ巻きですが、思ったほど難しくは無かったです。
昔は本当に木綿の包帯のようなバンテージで、気を抜くと直ぐに緩んでしまったりしましたが、今のものは厚手の柔軟な素材で、ハンドルにしっかり巻きつきます。
まあ、仕上がりは褒められた物ではなく、このあたりはやはり「センス」の問題のようです(苦笑)。

下ハンドルを持つところの長さも十分あり、前側を持つとレバーの操作が格段やりやすくなりました。
これなら向かい風や、高速走行のイベントなどで、したハンドルを多用しても苦にははならなそうです。

本当は長距離で試したかったのですが、天候不良と、体調が本調子ではないので、いつもの北周り40kmコースで慣らしをしてきました。


劇的に走りやすいと言うほど変わったわけでは有りませんが、特に違和感も無く、時間とともにしっくり来るようになったので、とりあえずは、今回のハンドルの変更は成功したようです。

しかし、なんだか毎週末は自転車をいじるだけで、ぜんぜん走れていないので本当に欲求がたまります。
体調が悪いのと、イライラするのは絶対に走り込みが足らないせいです!。
早く夏本番になりませんかね。