通勤用に使っているクロスバイクの「シラス」は、ストック状態で、アレックスリムのR500というセミディープ風のリムと、正体不明のハブで組んである、32本クロス組みのホイールが入っていました。
このホイール、特別特徴があるわけではなく、かといって「フィットネスバイク」として、ポタリング+αの速度で走る分にも不満があった訳ではありませんでした。

ただし、気合を入れてペースを上げたり、下り坂で速度が高くなってくると、明らかに「たわんでいる」のが判って、直進性が乱れる程度の「ホイール剛性」でしかありませんでした。

生意気にもレースに出ようとしたとき、真っ先にホイールの交換に踏み切り、まずは定番のシマノのRH500に履き替え、更に剛性感を求めて、シマノのRS20に履き替えました。
ロードがメインになり、通勤用にRS20は勿体無いと、元のホイールに戻し、RS20は欲しがっていた同僚に、RH500+追金で交換して、手元を離れました。
そのRH500に9速のスプロケと、25Cのタイヤを入れて、WAZOO用の「暫定ホイール」として使っていましたが、このたびめでたく専用ホイールが届き、RH500は、予備役に編入されました。

さて、シラスのオリジナルホイールですが、3年使用して、相当くたびれてきました。
具体的には、おそらくスポークが伸びてきたのか、テンションの緩みが出て振れがひどくなってきました。
気が付いたときにニップルで振れを調整していましたが、その頻度が増えて、限界を感じていました。
またハブの「ゴリゴリ」感が増し、明らかに回らなくなってきました。
これだけなら分解清掃してグリスアップすれば多少は回復するでしょうが、リア側のハブに至っては、シャフトにゆがみでも出たのか、ハブが緩やかに偏芯しているようです。

もうこれは限界かなと言う事で、めでたく予備となったRH500のホイールをシラスに組み込みました。
どちらかと言うとフラットロードに近い性能を持つシラスなので、ホイールが軽くなり、ハブが回るようになれば、28C→25Cタイヤで、抵抗も減っているので、より軽快に走ると思います。


今は、WAZOOと交代で通勤に使っていて、フェンダーが付いているので、雨上がりの朝など重宝しているシラスですが、「通勤専用」にしておくのは勿体無いので、何か他の使い道も考えてやらなければと、非常に贅沢な悩みを抱えています(苦笑)。