今日は、成人病の治療を受けている医院での定期健診があったので、有給休暇をとりました。
検査そのものは問診と、血圧、採血などの内容で、午前中に終わるものなので、空いた時間で、懸案だったBB周りからの異音の手当てをしてみました。

BBは、既に届いていたので、とにかく交換して見る事にしました。
クランクを外して、BBを回す工具で緩めます。今回の為に専用工具で「FSA Mega Exo オーバーサイズBB カップツール(1,165円)」を購入しました。


シマノにも同程度の製品がありますが、ちゃんと整備する場合、あまり好ましくは無いようです。
かなり硬く固着してしまっているBBなどは、この片口タイプの場合、トルクを掛けすぎると「舐める」ことが有るそうです。
柄も長く、全周レンチのものは3000円位するので、僕の場合、そう頻度のある整備では無いので今回は安いほうの工具にしました。

BBを交換した友人や同僚の話では、かなり硬いと聞いていたので、覚悟していましたが、以外に簡単に緩みました。
ガタがあるほど緩んでいたわけではありませんが、チェーンホイールの反対側のカップは、閉め方向にまだ余裕がありましたから、若干緩んでいたのかもしれません。

BBを外して、周りを洗浄します。

ここも、クラックや偏磨耗はありませんでしたからホッとしました。

はずしたBBです、内側が外したもので、外側は新品のBBです。

BB自体も目視での異常はありません。
ただ、新品と比較すると、ベアリングの周りがスムーズで、内部のグリスが流れ出していたか、磨耗している可能性はあるのかもしれません。
それにしてもBBのベアリングは、随分とフリクションがあります。かなりの回転抵抗になっている感じです。
ここを、グリスの潤滑に頼らない「セラミックベアリング」に替える人がいるそうですが、確かに効果はかなりありそうな気がします。

さて組み付けです。
外すときに写真を撮り忘れたので、ここでちゃんと取っておかねば(苦笑)。
まず、チェーンヒール側に長い方のアダプターを入れます。こちらは逆ねじになっていて、締め付けは反時計回りに行います。


次に反対側に短い方のアダプターを入れます。こちらは正ねじで、時計回りに回します。


外すときはこの反対で行えばいい訳ですよね。
ちなみに、外れないからと力任せに回そうとすると、レンチが外れて、手をぶつけて怪我をしてしまいますからご注意ください。

あと、参考までに部品と付け外しのとき、軽く叩くと以外に簡単にいくのですが、まさか金槌で叩くわけにも行かないので、ゴムや樹脂、木の先端のハンマーがあると便利です。


僕は今回クランクの付け外しで、ゴムハンマーを使いました。


さて、交換後試乗して見ましたが、見事異音は完全に無くなっていました。
ダッシュやダンシングで強く踏みつけても大丈夫でしたから、これで問題は無いと思います。

今までBBはまったく手をつけたことはありませんでしたが、距離を乗っている場合や、登坂やダッシュ等負荷を掛けることが多い場合、、定期的に緩みやガタなどをチェックする必要があると痛感しました。