今日は来週のイベントもあるので、ロードで最終調整をしようと、勇んで出かけました。
いつもの住宅街を抜け、河川沿いの広い農道に出て、さあスパートをかけようとしたときです。
「ゴキッ!」という嫌~な音と共に、サドルがガタガタ言い出しました。。

実はこのFELTについている純正のカーボンシートポストなんですが、サドルを固定する「ヤグラ」の部分が、あまり頑丈では無い様で、多分重量で「しなって」しまっているのだと思いますが、時々ネジが緩んでサドルがずれる事象がたびたび出ていました。
「またかー」と、降車してサドルバックを外してレンチでボルトを締めますが、あれれっ!締まらないぞ!。

しょうがないのでサドルを外して見てビックリ!。


なんと角度調整も兼ねる、かまぼこ型のナット側のネジが座屈して「スカスカ」に成っています。
オマケに「への字」型に変形しているし!。


ああっ、これじゃサドルを外すしかないなと、5km先から、スタンディングで自宅まで帰りました。
おかげでスタンディングのいい練習になりました(笑)。

とほほ、これはシートポストを新しくしなけりゃなぁ。
早速シートポストのサイズを確認しました。

27.2mmの物だったんですね。
引き剥いたらちゃんと記載がありましたけれど、部品のサイズ確認は重要ですね。

いつもなら、ネットで色々調べて、ゆっくり物色するところなのですが、今回はこのバイクで来週の「ツールド桜川」に出場するので、急遽ウェアから普段着に着替えて、ショツプに向かいました。

店員さんに事情を説明して、取り寄せではなく在庫の中から代替品を探してもらいました。
実は、「この際だからいいやつでも」と、2万円程度は覚悟していました。
ちょうどそのくらいで「EASTON」のカーボンシートポストがあり、「うーんこれならホイールと御そろいでかっこいいなぁ」等と、内心ほくそえんでいましたが、強度の関係で、ヤグラ自体もカーボンなので、トルク管理が難しいと言う説明で断念!。

しかし、優しい店員さんで、「お客さんの体重じゃ持たないよ!」とは、口に出す事は躊躇って頂いたようで、遠まわしに傷つかないように説明してくれました(笑)。

で、購入したのは中古でいいならと、ボンドレガーのカーボンシートポストです。


FELTの物に比べると、明らかにズシリと重くなりますが、ヤグラ部分の構造など、十分強度が保てるように成っており、値段も6500円と、リーズナブルなので助かりました。


やはり、軽量に作ってあるバイクやパーツは、強度や耐久性を、犠牲にする方向で作られる事が多いようで、使い方が乱暴だと、こういうことがあるのかもしれませんね。
まあ、僕の場合、サイクリスタとしては超例外のスーパーへビィ級なので、致し方ないとは思います。

FELTのシートポストも、ボルト部分を代替品を見つけて修理してもらう事にしました。
だけど僕はもう使わないだろうなぁ。
軽くていい品物ではあるので、普通の体重のサイクリスタが使う分には問題は無いでしょう。
これは、次の「チャレンジカップ」の商品にしようかしら(笑)。
欲しがる人いるのかな?。

さて買ってきたシートポストをつけて、シートのセッティングをします。
シート高と、前後方向の突き出し量は記録してあるので、すぐに決まります。
あと、今回はシートの角度も、正確に「水平」にする事にしました。
見た目で併せると、スローピングしているフレームの傾きに騙されているようで嫌だったので、今回はちゃんと水平儀を当てて、きちんとした水平を出しました。
オモチャのような水平儀ですが、役には立ちました。


しかし、壊れたのは今日でよかったと本当に思いました。
イベント中など、人里離れた山奥などで起きていたと思ったらゾットしました。
バイク破損でDNSくらいならいいのですが、バランスでも崩して転倒してしまうことも有ったでしょうから、これが本当の「不幸中の幸い」でした。