さあ、いよいよ寒さも増して、自転車としてはオフシーズンに投入です。
僕は、この時期は、追い込んだ走りをするのではなく、ウェイトの維持と、足慣らし程度に走る程度ですが、合わせて、ポジションの変更や、バイクの改造を進める時期でもあります。

概ね、このFELTのフレームのサイズの範囲では、不満な点や、不適合な点は改善してきたつもりですが、実は一つ残した事がありました、
それは、ドロップハンドルの幅です。

今更ながら日本人離れした体格の僕は、あらゆる寸法がオーバーサイズで、ジオメトリーをあわせるのに随分苦労していますが、特に上半身の「肩幅」は結構なサイズがあります。
正確ではありませんが、メジャーを宛てて計測してもらうと、少なくとも460mm程度はあります。

出来ればハンドルの幅も、手を垂直に伸ばして460mmはあるはずなので、その幅のハンドルがあれば良いのですが、あまり品揃えがありません。
現在使っている日東のSTIレバー対応ハンドルは、実は芯-芯寸法で420mmしかなく、明らかに手をすぼめて乗るポジションを強いられていました。
まあ、平地を巡航するのには特に不都合は感じませんでしたが、坂道を登る時、ダンシングをする時にどうしても窮屈な感じが有り、振りがぎこちなくなるイメージが拭えませんでした。

そこで、少しでも幅を広げる為、芯-芯寸法440mmのハンドルなら比較的好みの物が選べそうなので、ハンドルを替えて見る事にしました。
もう一つの理由は、最近替えたバーテープですが、見栄えは良いのですが、あまりに薄い素材で、振動がモロ掌に伝わる性なのか、「腱鞘炎」のような症状がでてきてしまったので、もっとクッション製の高いバーテープに替えようということもあったからです。

新しいハンドルは、ボンドレガーの「レースライト VR ROAD」という商品で、VRは「Variable Radius(半径可変式)」、いわいるアナトミックシャローという形状のドロップの物です。

アナミックのように、ブラケットに至るラインがストレートで手を置きやすく、下ハンドルがなだらかなカーブを描いているので、持つ場所を変えやすく、レバーの操作もしやすいという形状のハンドルです。
イベントなどでは下ハンドルを握って空気抵抗を下げながら長距離高速巡航するので、下ハンドルの使いやすさを重視しました。

さて肝心なハンドルの幅ですが、片方で10mmずつ広いので、一回り広い感じがします。


バーテープは、ボンドレガーのゲル入りの厚手もテープを選びました。
素材が厚いと、巻いてもモコモコとした感じで、あまり見栄えが良くないのですが、この際仕方がありません。

バーテープ巻きも慣れて来て余裕が出来てきたので、手の当たるところは、巻き数を増やして厚みを増やすような巻き方も出来るようになりました。

ハンドルやブラケットの角度や位置は、今までは「目見当」であわせていましたが、今回はメジャーや水平儀を使って、正確に位置出しをしました。
一応またがって、軽く家の周りを走った程度ですが、20mmのさとはいえ幅の違いは結構感覚の違いに現れてきて、多少違和感がありました。

今度ツーリングに出かけたときに細かいセッティングや、ダンシングのイメージなどを試して見て、ポジションを煮詰めて行きたいと思います。