えっ!もう年末なんですかというのが、僕の偽ざる心境です。
毎年騒々しい生活が繰り広げられるのは慣れっ子に成っていたはずですが、今年は久しぶりに更に騒々しい一年でしたので、本気で年の瀬という認識すら持ちえませんでした。
今年は29日まで仕事だったので尚更だったのですが、本日は慌てて最低限の掃除と買い物だけを済ませてました。


さて、昨シーズン辺りから、真冬でも夜明け前に出かけるのが当たり前に成っていて、いや流石に北関東の真冬の夜明け前というと、氷点下8℃くらいまで下がることもあるので、なまかな装備では耐えられません。
自転車として一番困るのは、やはり「手」の防寒で、流石に最近はかなり防寒性能の良いグローブも出ていますが、単体では30分も走らないうちに指の先の感覚が無くなってきて、発熱素材のインナーグローブをはめて、場合によっては使い捨てカイロまで忍ばせれば何とかなるのですが、今度は手がゴワゴワしてカメラの操作やスマホの操作も出来ず、蒸れてくると気持ちが悪い限りです。

まあお金を出せば、今や自転車用でも「電熱グローブ」なるものがすでに出ていますが、そこに行き付く前に一つ思い当る方法があります。
それはグローブに風を当てないように、「ハンドルカバー」を付ける事です。
ハンドルカバーというと、ママチャリに付けているような物を想像される方も多いでしょうが、実は自分もその一人で、「いくらなんでもロードバイクにあんなものはなぁ」と思い、躊躇していました。

しかし、世の中色々あるもので、既に結構昔からロードバイク用の、「ドロップハンドル」の形状に合わせたハンドルカバーが有ったんですね。

「バーミッツ」という所の物で、中に入っているパンフを見ると、色々な形状のハンドル、ドリンクホルダーカバーや、オートバイやスノーモービル用の物も有るようです。
実際ブルベで使用されている方の記事とかも見ていたので、メリット・デメリットもだいたい承知していましたので、あとは自分で使ってみようという事に成りました。

装着するのは「冬シーズンのメインバイク」であるパナチタンです。


装着そのものは説明書を見るまでも無く簡単に出来ました。




結構ゴツイ外観ですが、それはSTIレバー全体を覆って操作する為のようです。


古い5600系のSTIでも大丈夫なように、シフトワイヤーが通せるようになっていますが、完全に密閉出来ないようで、多少の隙間風は入りそうです。


とは言え、グローブに風邪が当たらないだけで随分違うはずで、これで少しは快適に成ってくれればいいと思いますし、雨などの時にも効果は有りそうですね。
インプレは天候さえよければ毎年恒例の「初日の出ツーリング」で試せると思いますので、来年最初の記事で紹介しようと思います。

さて、これにて今年最後の記事に成ります。
なんて書き出しをしたのが、ついこの間の事のようですが、本当に一年が早いですね。
今年は仕事の内容がガラッと変わったり、春先に大怪我をしたりと、自転車生活で言えば、ここ数年来で最も停滞してしまった一年に成りました。
元々イベントの参加数は減らそうかななどと昨年末のブログにも書いてありましたが、それどころの話ではなくなってしまい、なんとか参加したイベントですらマトモに走れたものは一つもなかったというザマでした。

まあ、これをして自転車に対する関心が薄れるどころか、今まで以上に自転車生活が自分の血肉に成っていく事を感じていまして、もはや自転車は「趣味」の段階を越えて、いよいよ「人生」の一部として「共にある」ものとして、来年は更に色々な意味で飛躍できるように、心身共に鍛錬していこうと思っています。
今年もブログ上だけでなく、色々な場所で皆さんとの関わり合いをして、多くの事を学ばせていただき、また励まされた事に深く感謝いたします。
来年も「どすこいライダー」は、更に「どすこいライダー」と成るべく走り続けますので、宜しくお願いします。

皆さん良いお年を!