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久しぶりの2019三沢基地祭 [イベント]

なんというか、何がまともか解らないような天候が続いていますが、次から次へと襲いかかる台風本体のみならず、それらが巻き込んでくる湿った空気のせいで、天候の不安定が続いてしまいます。
いろいろなイベントがその影響を受けて中止になっているようですね。

今回自分は自転車イベントではなく、もうひとつのライフワークである飛行機を見に行きました。
9月8日に青森県三沢市にある、航空自衛隊三沢基地、またはアメリカ空軍SISAWAベースの米軍でいうオープンハウス、基地祭が開催されましたので久しぶりに基地祭を堪能してきました。

前日の8日に八戸に宿を取り翌日に備えます。
まあと東北J気動車道を600kmを走ってきたので、その疲れを取るべく早めにまず八戸地元の温泉のある銭湯で汗を流して夕飯を早めに取ります。
ここで大食するとまたまた体重がっ戻ってしまうので、チョイと贅沢をしてイタリアンのディナーで美味しいものを少しだけ頂きます。
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いやー、普段食べたことのないものなので、どのように作られているのか「ちんぷんかんぷん」でしたが、舌がとろけるほど美味しかったです。

翌日朝食を取って、車で三沢を目指しますが、なにせ基地祭といえば渋滞がつきものなので、前日ロケハンしておいた、南に10km手前の運動公園の駐車場に車を止めて、そこから自転車を出します。
いつもの通勤に使うMTBですが、10km程度はなんてことはありません。
その代わり撮影用に大げさな機材は持ち込めませんから、本日はたっぷり自分の目に焼き付けます。

三沢基地の正門に自転車を止めて、長い「荷物検査と金属探知のボディチェック」をおえて、これまた延々とランウェイ、滑走路まで延々と歩きます。
やっと付いて久々にブルーインパルスと再会です。
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どうやら4機だけの演技のようです。
公式にはエンジンの問題が有りしばらく飛行停止になっていましたが、まだ影響があるのでしょう。

さて本日の基地祭の目玉は最新鋭のF35Aになります。
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自分は現物を見るのは初めてになります。

小型の軽量戦闘機と言われたF16や、その拡大発展型のF2に比べるとなんだかチンマリと詰まったような小さい印象を受けます。
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これでも単発のエンジン出力は双発のF18と同じくらい有り、重さもあります。
とにかく要求として「艦載機」があるので、寸法に制限があり(格納庫やエレベーターの都合)詰まった寸法に必要な燃料、電子装備、武装を詰め込んで、ステルス性を求めたらこうなったのでしょう。
おそらく「空軍機」として寸法の規制がなければもっと伸びやかなラインになったはずです。

ちなみにレーシングカーの「F1」でも醜いマシンは遅いと決まっていますが、戦闘機も同様で、不格好な機体はあまり成功しない方が多いのですが、その例外が「艦載戦闘機」の海軍機で、その辺どうみても不格好で不気味な怪物のようなF4「ファントム」戦闘機などは、5000機以上作られたベストセラー戦闘機で、往年の飛行機マニアにはとにかく人気のない不格好なF35ですが、いろいろな問題はともかく能力は「超一流」であって、中国やロシアや朝鮮半島の人間にとっては「非常に厄介な難物」であることは間違いないでしょう。

まあ見るだけでしたら、こういうスペシャルマーキングを施した派手なカラーのF2戦闘機の方が格好が良いのは事実です。
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で、今となると、確かにF15あたりはクラッシックとも言えるほどクリーンな形状で、子供の頃からあるベテラン戦闘機ですが、流石に時代を感じますね
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我々昭和の飛行にマニアはやはり「人間が図面の線を引いた」この時代の飛行機が好きです。
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もはや絶滅機種である国産のYS11など、基本設計は第2時世界大戦以前の思想で作られています。

久し振りに見ると色々「初物」も多く、早期警戒機のE2ホークアイの新型のD型もいます。
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動力系を換装して、出力と燃費が大幅に改善されています。
ナイフのような8枚のプロペラが新鮮ですね。

お隣の米軍基地の機体も普段見られないものが多いです。
しかし、いつ見ても思うのですが、自衛隊は機体の周りにロープを張って近づくことができませんが、米軍はこんな感じです。
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このミサイルの下でくつろいでいるおじさんは、頭上のものがどれだけ物騒なものなのか分かっているんでしょうかね(苦笑)
とにかくペタペタ触りれるくらい触れ合えるのですが、関係者や家族が期待の上に乗って見学していたり、なんともおおらかというのか、これも国民性の違いでしょうかね。
個人主義だけど自己責任がはっきりしている米国と、似非民主主義でお上主導で実は無責任で規則がなければ安全が保てない日本・・・・・

おおっ、「MV22」オスプレイも現物を間近に見るのは初めてです。
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全体のボリュームに比べて胴体は小さく昔のV107バートルより人も物も積めなさそうです。
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最もヘリコプターと同じ運用ができて、輸送機と同じ航続距離、速度が出ますから、機動性が格段に向上していて、特に侵攻作戦や上陸作戦、特殊作戦などの運用の柔軟性が格段に向上するシロモノで、これを「使われる」方からすればこんな厄介なものはない事がわかります。
出来ればあらゆる手を使って、配備を阻止及び遅らせようと考えるのは戦略や政治の常套です。
うーん、以下自主規制です(笑)

午前中は米空軍のF16のアクロバット専門の機体の飛行がありますが、いやはや流石に戦術戦闘機の本気の機動飛行は迫力があります!
午前中のプログラムが終わって昼休みになりますが、美味しそうな物の屋台は長蛇の列で並ぶ気も起きません。
こういう時は米軍の地元の部隊の人が出しているお店が目玉です。
とはいえこれはとても美味しそうには見えませんね。
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パウチに入った毒々しい赤い色の味のわからないパウチ入りのジュースと、七面鳥のモモのバーベキューですが、味はともかく「アメリカ」をたっぷり味わえました(苦笑)。

さて午後のメインイベントはブルーインパルスです。
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まあ流石に4機だと寂しいですし、F2やF16の機動飛行の後だと、迫力に欠けてしまうのは仕方がないですね。
このような練習機を使ったアクロバットは数が勝負で、多数機の編隊飛行やスモークのコンビネーションが基本なんですね。
機数が揃って・・・・そうそう来年のオリンピックに向けてスポークも「カラースモーク」が環境対策込みで復活するそうですが、そうなれば蒼空キャンバスに色とりどりのスモークの航跡ので描かれた模様を堪能することができるでしょうね。

さてブルーインパルスが終わると普通の基地祭は「終了」なんですが、こちらはそのあとにまたF16の機動飛行をタップリ見れた上に、なんとおそらく横田基地から飛来してきたMV22の飛行展示がありました!
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地元のマニアの方の話では、事前にそんな予定はなかったそうで、「抜き打ち」なんですが、こんな方法を取らなければ反対されるのが国内の現状です。
飛来して飛び去るだけかなと思ったら、一般的なヘリコプターが行う飛行展示のプログラムも展開して、機種を「ペコリ」と下げて挨拶した上で帰って行きました。
事実上これが本日のメインイベントになってしまったようです(苦笑)

さてこれで終わりで、何機かのゲストの機体が帰投するのを見ながら、こちらも自宅に戻る「ミッション」が待っています。
クルマに戻って自転車を収納して、公園を出たのが16:00、その後近くの温泉に入って汗を流しさっぱりしてから着替えて、17:00頃夕飯を撮ります。

いろいろ検索して地元にある大衆食堂「多賀台ドライブイン」を選びました。
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うーんドライブインそのものが昭和の香りがしますね(笑)

チキンカツカレー注文して出てきたのがこれです
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ボリュームのあるチキンカツにカレールーが乗せられていて一品料理のようです。
横に添えてあるキャベツは生ではなく、酢漬けの美味しいもので凝っていますね。
カレールーはおそらく業務用のカレーを中華用のスープで溶いたもののようでシンプルな味わいでしたが、とにかく1000円でこれだけのボリュームはものすごいコスパでした!
他のメニューも凄い大盛りで、食べ終わる頃には表に行列ができるほど繁盛していて、地元では有名なお店なのでしょう。

18:00に現地を出て、0:30には自宅に帰りつくことができました。
今回はスケジュール的な制約もなく、丸一日のんびりと基地祭を楽しむことが出来ました。
しかし、50も半ばになっても炎天下を丸一日歩き回って、また自動車で600Kmを移動する体力がまだあったんですね(苦笑)







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コメント 4

creeker

ブルーインパルス、カッコイイですね~!
最新鋭のF35Aやオスプレイなど様々な戦闘機を見れるなんて、まさに男のイベント!っていう感じがして血が騒いできそうですね^^
by creeker (2019-09-10 00:38) 

soraneko

ブルーインパルスはもともと1964の東京オリンピックで「5色の輪を会場上空に描く」為に結成されたチームでしたが、来年に向けて着々と準備中のようです。
しかし、会場全体にエンジンのアフターバーナーの轟音が響きまわると本当に血が騒いできますね!
by soraneko (2019-09-10 05:48) 

やっとこ

久々の基地祭楽しめたようですね。
移動距離がありますから、なかなかですが、
お休みを合わせて有意義な連休になったようで何よりです。
迫力満点さが写真からも伝わって来ます!
ジャンクフード的なアメリカも堪能(笑)ですね。
by やっとこ (2019-09-10 06:29) 

soraneko

やっとこさんへ

正直遠い分だけ結構シンドイ旅程になってしまうので、計画するというより、思いついて勢いで行かないとなかなか行けないです。
もうこんなことを25年以上やっていますので、各基地へ行くときのノウハウは豊富にあるので助かります。
まあ、強行軍ですので同行者を連れて行くのは躊躇しますがね(苦笑)
by soraneko (2019-09-10 20:32) 

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