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同僚が参加の「八方ヶ原ヒルクライム」に応援に行く [雑談]

今日こそは完全休養日にしたかったのですが、同僚の自転車イベントがあるので、「チーム監督」という名の「雑用係」で出かけました。

イベントは、宇都宮の自転車ショップが主催している、栃木県矢板市の「八方ヶ原」と言うところで行われるヒルクライムの記録会です。

ここのコースは距離13.5km、行程差900mと、結構本格的なヒルクライムコースで、以前このイベントで、オリンピック選手が出した39分(!!)というコースレコードがあります。
また、実業団の「宇都宮ブリッツェン」も参加する事が多く、概ね45分前後で登っています。
一般的な素人の参加者の場合、60分を切ることが出来れば、結構健脚の部類に入るのだそうです。
関東では有名なイベントだそうで、関東近県から「ヒルクライマー」が脚試しで来ているようで、「乗り鞍」ヒルクライム」の前哨戦として、調整に来る人も多いそうです。

坂が大嫌いな僕は、間違っても出場する事はありませんが、同僚の「坂バカ」たちにとってはたまらないイベントとなっているようです。

さて、ふもとの会場に応援に向かいます。
駐車場はやる気満々のサイクリスタでいっぱいになっています。100人以上はいそうです。
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宇都宮ブリッツェンも来ています。
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「膨らました饅頭」とか、「出来損ないのカムリ」とかマニアの間では非常に評判の良くないレガシィですが、このデザインはこういった派手な、明るいカラーリングが合うと思うんですがねぇ。
「MAVIC」のイエローカラーや、「シマノ」のブルーのサポートカーもカッコよかったんですがね。
ゴメンナサイ(笑)。

同僚を激励してから、僕はゴール地点に移動します。
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こんなところを登るんですよ!
正直車で登っていってもウンザリしてきます。

ゴール地点から見渡す麓の眺めです。
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風が強く、気温も平地より5℃ほど低く肌寒いです。

駐車場は車で満杯です。
観光バスまで来ていますが、これ全部登山(ハイキング?)の人達の車です。
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見るとほとんどが僕より年上の年配者ばかりで、最近の高齢者登山ブームがわかります。
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でも、ハイキングとはいえ、チョッと軽装備のようなんです。
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僕も一応アウトドアの中級指導者程度の知識と経験はありますが、いくら整備されたハイキングコースと言えども、「山」である事は変わりなく、「最悪」の状況を考慮して装備品は決めるべきで、これでは、「お手軽」に道に迷ったと言って、「お手軽」に遭難して、「お手軽」に携帯電話で救助を求めて来るハズで、困った物です。


さてヒルクライムのコースですが、ここを上ってくるんですねぇ。
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ゴール地点はショップの方々が、計測をしています。
前回もそうでしたが、風でテントが飛ばされそうになりました。
店長さんは脚を怪我されていて、人手が少なそうだったので、周りのギャラリーで設営のお手伝いをしました。
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早速来ました、ガッツポーズです。
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あと家族でオトウサンを応援しに来ている方々も大勢居ました。
家族の理解があるということは、百万の味方が付いているような物ですね。

頑張れお父さん!
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結局同僚達は、2度目の出場の我がチームのエースが30秒短縮するも50分は切れず、初出場の「やっとこ」さんは降ろしたてニューバイクで、もう少しで一時間を切るところまで行きました。
驚いたのは、同じく初出場で最年少のルーキーが、いきなり1時間5分と、練習から12分も短縮した事です。
やっぱり20代は伸びが違いますねぇ。
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50代の声も聞こうかという今年45歳の僕はまったく出番がありません。
トホホ。

イベントも終了して、下っていきましたが、車と参加者のバイクが交互で走る危険な状態で、「イヤーな予感」がしました。
無意識に先行するバイクと距離を開けておきましたが、突然バイクの後輪が滑り出し始めました!。
なんとかカウンターで凌いでいたようですが、「パァーン」という大音響と共に後輪がバースト!。
転倒こそしませんが、そのままコースアウトして茂みに突っ込みました。

慌てて、後続を止め救援に行きました。
幸い怪我などは無かったようですが、これが転倒していたり、もっと速度が出ていたらと思うとゾーとしました。
車に轢かれるか、谷底に落ちるか、いずれにせよ命の保障は無かったですね。

結局自転車は走行不能だったので、僕の車で麓の駐車場まで送っていきました。
送りがてらライダーの方と色々話ましたが、バーストする原因は思いつかないとの事でした。
おそらく空気圧を入れすぎていたのではないのかと言う話をしました。
今思えば、反対にスローパンクをしていたのかもしれません。

いずれにせよ下り坂は十分注意して走行する必要があります。
僕もレースの下り坂で転倒して痛い目にあっていますしねぇ(苦笑)。

まあ、色々ありましたが面白いイベントではありました。
まったく不本意ながら、何故皆が夢中になって坂を上るのかが、最近おぼろげながら理解できて来ました。
確かに魅力はあります。

僕も一番軽いギアで、休憩無しで登れるぐらいにはしておこうかな。


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やっとこ

どうも!やっとこです。

今日は応援に来て頂きありがとうございました。
soranekoさんが待っている!と自分に言い聞かせて最後の坂を上りました。

目標タイムには程遠い記録となってしまいましたが、次回はなんとしてでも
目標タイムに到達すべく走ります!

しかし、自転車はいつでも達成感がありますね~。
今回はなおの事、強い達成感を味わう事が出来ました!
by やっとこ (2010-05-09 17:31) 

nabe

「監督」業お疲れ様です。 僕もこないだのサイクリングで山越えをしましたが、筋持久力がないのとスピードが出ない登りとギヤの切り替えに悩むため登りは嫌いです^^; もっと持久力があれば登りもありかなとも思いますが…。

下りでバーストは怖いですね。 もう自転車の挙動に身を任せるしかないでしょうね。 登りがあれば下りは必ずあるんでしょうが、今まで気にしたこともないです。 パンク修理セットとかチューブとかを積んでても、コースアウトしたら何の意味もないですもんね。 パンクした人に怪我がなかっただけよかったと思うしかないですね。
by nabe (2010-05-09 18:37) 

kouyou

こんにちわ。監督業おつかれさまでした。
驚きました。本日は私も偶然八方ヶ原に参加しておりました。お会いしていたかもしれませんね。
45番で胸と背中に赤い斜め線のジャージでした。
by kouyou (2010-05-09 18:49) 

soraneko

やっとこさんへ

お疲れ様でした。
初のヒルクライムで無事完走出来たのですから、ご立派だと思います。
目標タイムは励みになると思いますので、頑張ってください。

でも、すぐに速くなりそうだなぁ(苦笑)。
by soraneko (2010-05-09 20:07) 

soraneko

nabeさんへ

一番遅い人間が「監督」なのもお笑い種なのですが(笑)、案外こういう「裏方」は嫌いではないので、喜んでやっています。
部活の「マネージャー」ですね。

僕の場合、3桁の体重が致命的で、その上、膝と椎間板を傷めているので無理が利かないのですが、ツーリングする上で、峠を超えなければ先にいけないので、泣きながら挑んでいます(笑)。

心拍数(スタミナ)と、脚の消耗を見ながらペースを配分してゆっくり登れば
案外何とか成ると言う事も最近わかってきました。
ブルベなどロングライドイベントをする方のロードバイクは、MTB用の軽いギアを組み込んで負担を減らす人などもいます。

まあ、どちらかと言えば、行く先が平坦であれと祈っている方です。
by soraneko (2010-05-09 20:15) 

soraneko

kouyouさんへ

じつは、ジャージとバイクからkouyouさんとおぼしきライダーを、上の駐車場のブリッツェンのサポートカーの前でお見かけしたのですが、仲間と話していて、見失ってしまいました。
僕はキャップを被って、カメラを持ってウロウロしていたガタイの大きな変なオジサンです(笑)。

前回は見晴台手前で強風が吹いて大変でしたが、今回は登る途中でも風が巻いて、難儀したと参加者の方々が仰っていました。
ある程度のレベルだと、なかなかタイムを分単位で縮めるのは容易ではないようですね。

次回の八方も、「監督」で参加すると思いますから、お会いできたら色々とお話をさせてください。
by soraneko (2010-05-09 20:26) 

kouyou

こんばんわ。
写真を良く拝見したらしたから2枚目にちらりと写っておりました。
もしかしてゴールライン直後で黒っぽい服装で大きめのカメラを構えていらっしゃいましたか?
選手に拍手を送っていらっしゃったのが印象的でした。
by kouyou (2010-05-10 21:53) 

soraneko

kouyouさんへ

はい、そのおじさんが僕です(笑)。
やはり、一生懸命がlんばって来た皆さん方を応援したくなって、ゴールで地点でエールを送っていました。

しかし、今回久しぶりにカメラを持ったのですが、あまりの写真の出来の悪さにがっかりしたのと同時に、「被写体」としてのサイクリスタの豊かなドラマ性を知ってしまったので、「よーし、次はもっと良い写真を撮ろう!」などと、そちらの方の「悪い虫」が騒ぎ出してしまいました(笑)。
by soraneko (2010-05-10 22:18) 

ももんが

お疲れ様でした。
人が参加するイベントの応援も良い刺激になったのではないでしょうか。
ヒルクライムはキツイですよねー。
私も参加する気はおこりません・・・。

上りイベントの下りは皆気が緩んでますから危険なんですよね。
soranekoさんのナイス判断で救われた方も多いのではないでしょうか。
by ももんが (2010-05-11 17:28) 

soraneko

ももんがさんへ

イベントも、参加するのは勿論の事、企画して運営するのも嫌いではない方なので、色々と参考になりました。
最近なんとか通過するだけなら上り坂も我慢できるようにはなりました。
イベントでタイムを競うような走行はチョッと無理ですが。

下り坂は本当に危険だと思います。
自分もいい気になって「いろは坂」など飛ばして下っていましたが、最近は恐怖が先に立って飛ばせません。
自転車ブームで、ヒルクライムも盛況なんですが、大きな事故が頻発してしまわないかと危惧しています。

僕は昔から旧友のロックシップ氏と共に、何故かこういう場面に出くわしやすい「体質」のようで、自称「国際救助隊」の肩書きもあります(笑)。
まあ、困った時はお互い様で、出来るだけ困った人の力に成ってあげたいとは思っています。


by soraneko (2010-05-11 20:32) 

とも

あれっ?soranekoさんは走らなかったのですか?
参加者のお話とかを聞くと、そのときは参加したい気持ちにはなるのですが、ヒルクライムは私にはまだハードルが高いです(^_^;)
でも、低いハードルから挑戦したいとは思っています。
下りでのバーストは怖いですね。下り坂をいい気になって飛ばしていると、たまに心配になることはあります。特にフロントが逝ったらアウトですよね。それにしても、soranekoさんの的確な対応には脱帽です。
by とも (2010-05-12 23:27) 

soraneko

ともさんへ

上り坂はのんびり自分のペースで登れるならという条件付で「渋々」登れるようになったレベルで、競技でタイムを競う場所には出られませんね。
面白いのは解かるんですが、僕にもハードルが高いです。

今回の下り坂では、他にもトラブルで往生しているライダーがいました。
確かに気持ちいいんですが、自分の命を引き換えには出来ませんよね。
by soraneko (2010-05-13 18:50) 

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