猛暑の中のセンチュリーラン模擬走行！

本日は本来なら、会社の同僚と「いろは坂」を登り、中禅寺湖のご当地グルメを食べに行く予定でした。
しかし昨日時点の予報は雨で、中止という事になってしまいました。

僕は今回のさかのぼりを、もう来週に控えた「銚子センチュリーラン」の為の最終調整にしようとたくらんでいたので、急遽、自分でコースを選択する事にしました。
また、今回のツーリングを楽しみににしていた「やっとこ」さんに声をかけて、もし天候が持つのなら、僕の普段行っている平地のトレーニングに同行しませんか？と声をかけておきました。

朝起きて天気予報を確認したら、なんと昼間は久しぶりの晴天で、内陸部は32℃まで上昇するという、まるで「真夏」のような天気です。
ツーリングにはけして向きませんが、これは夏の長距離イベントを走る上で、訓練になるとおもい、急遽予定を変更して、平地主体ではありますが、イベント出場の実践想定のペースで、真夏を乗り切れるのか？というテーマで、160ｋｍを走行することにしました。

以前は走ったコースだと、宇都宮を南下して、茨城県の結城市を通過、堺町から利根川を渡り野田市に入り、江戸川沿いを南下すると埼玉県の春日部辺りまで行くと、ちょうど160ｋｍくらいになることはわかっています。
県境が密接している場所ですが、一日に4県制覇ですね（笑）。

まあ、この辺りの「珍道中」は「やっとこさん」のブログに行って見てください。
結構面白い物も見つけました。

さて、江戸川に掛かる国号16号線を終点に折り返してきましたが、やはり31℃を越す炎天下の中で、メーター読みで30ｋｍ/ｈ付近を維持しながら走行するのは、春先と違って、体力を消耗します。

ちなみに以下のデーターは最高気温20℃の宮城センチュリーランの物です。
走行距離　　 　160.4ｋｍ
最高速度　　 　52.5ｋｍ/ｈ
ＡＶ速度　　 　　30.0ｋｍ/ｈ
最大ＨＲ　　　　173
平均ＨＲ　　　　141
最大Ｃａｄ　　 　104
平均Ｃａｄ　　　　80
消費Ｋｃａｌ　　 　4599

次のデータが、最高気温32℃の本日のデータです。コース的にはこちらの方が勾配が無いだけ
はるかに楽なはずです。ストップ＆ゴーはかなり増えています。
走行距離　　 　159ｋｍ
最高速度　　 　44.7ｋｍ/ｈ
ＡＶ速度　　 　　27.8ｋｍ/ｈ
最大ＨＲ　　　　172
平均ＨＲ　　　　145
最大Ｃａｄ　　 　103
平均Ｃａｄ　　　　83
消費Ｋｃａｌ　　 　5148

比較すると、ストップ＆ゴーが多いためＡＶは落ちています。
平均ＨＲはやや高めで、ケイデンスも平均は少し上がっています。
何よりも消費Ｋｃａｌが、遅いのにもかかわらず549Ｋｃａｌ余計に消費しています。

本来カロリーは、寒い時の方が、身体機能を維持させようと消費が高くなるそうですが、今回はなれない真夏の運動で、高い気温に体を適用させようとして（発汗作用など）、エネルギーが使われていると考えられます。

今回暑さ対策として、塩分とクエン酸を摂取させようと、「梅しば」を買い込んで、走行中に食べていました。
水分補給もミネラルのあるスポーツドリンクで、クエン酸やビタミンを摂取する為、「Ｃ1000ビタミンレモン」や「アセロラドリンク」を必ず取りました。
そのおかげか、ばててはいる物の、最後までほとんど同じペースで走りきることが出来ました。

おかげさまで、銚子センチュリーラン本番前に、夏のイベント走行のための、参考になるデータをとることも出来ましたし、体も熱さに慣れさせることが出来ました。

しかし、やっとこ氏は、本来本日は「新型バイク納品記念ツーリング」という事で、美味しいグルメの昼食つきの楽しいツーリングであったはずなのに、イキナリ夏場の模擬センチュリーランに巻き込んでしまって申し訳ありませんでした。
食事や補給も、「コンビに」での立ち食いという、実戦スタイルで、新兵さんに、実戦想定の行軍を強要させてしまったような物で、単なる「特訓」になってしまって申し訳ありませんでした。

しかし、走行中、常に斜め後ろで「こんな走りじゃ敵には勝てないぞ！」とプレッシャーをかけ続けてしりを叩いてくれていたので、「特訓」であったのは、実は僕の方ではないか？、と思っています（笑）。

タグ：夏の自転車ツーリング 夏ばて 熱射病 ミネラル補給 クエン酸

コメント 10

揚げ足をとるようで恐縮ですが、昨日の時点で金曜の雨は土曜の朝までにやんで、土曜は猛暑になりそうだという予報が出ていましたよ。。

アセロラドリンクって、見かけるのはニチレイのしか記憶にないですが、他社からもでていましたっけ？　ペットボトルのものよりも小瓶で２００円ちょいするアセロラの方が濃さが味わえて好んで飲んでいます。

今の時期、発汗が激しい季節なので、南国のビタミン類豊富な果物モノドリンクが合っているのではないかと思っています。

最後に、
熱煮にはくれぐれもお気をつけくださいまし！
by kanchi (2010-07-10 22:08) 

どうも！やっとこです。
昨日は大変お世話になりました。
気合と根性世代の私としては野営で充分でございます。
コンビニに寄れれば補給も充分可能ですから！

後半１２０キロを過ぎたあたりから急激に体力低下を感じ、持久力のなさを痛感しました。
暑い中、常に先頭を走行していたsoraneko隊長のお尻を叩いていた訳ではなく、
いつもツーリングではsoraneko隊長の風除けで甘えていたので少し自分に負荷を与えようと横に出ていました。

しかし、色々な物も見れて楽しいツーリングになりました。
ありがとうございました、また宜しくお願いします。
by やっとこ (2010-07-11 08:31) 

kanchiさんへ

今回は、もっと「山奥」のさかのぼりを企画していて、早朝にそこを通過予定だったので、「がけ崩れ」を懸念しての中止でした。
最も僕一人なら喜んで危険な場所に飛び込んでいたでしょうが（苦笑）。

アセロラは仰るとおりの小瓶でした。高いですね。
一日中スポーツドリンクばかり飲んでいると、「口が飽きる」ので、変化をつける意味で以前試したら、思いのほか効果がありました。

昨日は暑くとも比較的湿度が低かったので助かりましたが、「本場」だと厳しそうですね。
ハートレートは、客観的に体の状態がわかるので助かります。
心拍数が同負荷で落ちてこないようだと危ないですよね。
今回は、速度やケイデンスな後は見ないで、ハートレートをひたすらモニターして走行していました。
by soraneko (2010-07-11 08:49) 

やっとこさんへ

結構強行軍でしたけど、嫌いなほうではないのかなぁ、と思い、僕のペースで走らせて貰いました。
普段もっと速い人と走っているでしょうから、「一発」の速度はたいした事は無かったでしょうけど（笑）。

後半戦のスタミナ切れは僕も同じで、暑い盛りに水分補給が増えるので、ナトリウムなどのミネラルの補給の頻度も増やすべきだったと思います。
私、途中でハムストリングが軽く痙攣していましたが（笑）、疲労というより、ナトリウム減少が一員だったと思います。

しかしドラフティングに「意地」でも入らないのは立派でした（笑）。
今度は交代しながら「楽」して行きますか？（笑）。

by soraneko (2010-07-11 09:04) 

暑い中ご苦労様です。

結構データが変わりますね。　最近暑い中で全く走ってないので夏場が不安です。　でも毎年必ずこの時期から夏ってパターンはやってくるのでちゃんと対処できるように何か方法を見つけないといけないですね。
by nabe (2010-07-11 10:12) 

ｎａｂｅさんへ

ぼくも、イベントだとかでなければ、夏場は気温の上がる日中は極力避けて走っています。
以前、日本縦断をした方から、熱射病で意識をなくして倒れて怪我をしたという話も聞いたことがあります。

頑張る人ほど危険なのかもしれません。
その点に関しては、僕は大丈夫だと、自信を持って言えます（苦笑）。
by soraneko (2010-07-11 15:55) 

お疲れ様でした。
やはり気温によって装備や走り方を工夫するのはとても重要なことなのですね。これからの季節は特に気をつけなくては。
160kmをこのペースで走りきれるのでしたら、銚子は心配ありませんね。とはいえ、相手は風などの自然現象なので、十分に気をつけて楽しんできて下さいね！
by とも (2010-07-11 21:10) 

ともさんへ

夏場の水分とミネラルの補給は重要ですよね。
補給は「できる時に十分以上」にを心がけて、早めの補給がポイントだと思います。
田舎の山間部や河川敷のサイクリングロードはキツイですよね。

僕らが子供の頃、部活は「水は飲むな！」でしたから、思えばメチャクチャな事をやらされていたモノです。

まあ、準備は万全にしたつもりですが、「本番」は何が起きるか判りませんから、十分注意して、慎重に楽しんでこようと思っています。
by soraneko (2010-07-11 21:32) 

暑いのにお疲れ様です。
32度でセンチュリーランとか読んだだけで失神しそうです。
湿度も高かったでしょうし。
クエン酸は大事なんですねー。
勉強になります。

「水は飲むな！」と「うさぎ跳び」は昭和の思い出ですね。
by ももんが (2010-07-11 22:48) 

ももんがさんへ

まだ、夏の盛りの頃の暑さに比べればマシなほうでしたが、基本的にこういうときは運動は禁止で、リスクが大きいという事が大前提です。
日焼もＵＶケアをしていないと、「火傷」を負うことと同じ事ですので、危険が大きいですよね。

水分とミネラル（主にナトリウム）の補給は基本として、クエン酸は乳酸が溜まりにくくしてくれるそうで、「疲れたらすっぱい物が良い」という根拠のようです。
昔、部活の夏の試合などでは「レモン水」が出た事などを思い出します。

でも、その部活で無駄にやらされた懲罰の意味の「うさぎ跳び」で、膝がおかしくなってしまった事など、昔の根拠の無い精神主義万能の「体育会系」のノリには、どうしても抵抗感がありますね。

色々と、根拠を調べて能書きをブログに記録しているのは、その頃の恨みの反動だったのかもしれません。
by soraneko (2010-07-12 19:21)