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どすこいライダー最初で最後のヒルクライム!?、箱根ターンパイク、スーパーヒルクライム参戦記その1 [イベント]

まあ、あまり自虐的な書き方ばかりでも「シラケル」ので、淡々とご報告させていただきます(笑)。

そもそもこのイベントに出ようと思ったのは、「山バカ」の同僚達が乗鞍参戦を目論んで申し込んだところ、あえなく抽選にもれて意気消沈していたので、別のヒルクライムイベントを探していたら、「ターンパイク」という単語が目に飛び込んだので、「決めた!」と同僚に教えて、チームでの参戦が決ったからです。
自動車を趣味としている人間で「箱根ターンパイク」と言えば、雑誌の新車などのインプレに使われる場所として知られた場所であり、そこを自転車で、自分の脚で走れる!と言うのはとても魅力的でした。

が、申し込みをして、情報を集めて見ると、これはとんでもない所である事が次第に判明してきました。
まあ、誰一人車で走ったことも無かった栃木県の田舎モノだった事を差し引いても、情けない話です。
「スパーヒルクライム実行委員会」のHPに乗っている、当初のコース図に記載されている「平均勾配7.2%」という数字を鵜呑みにしていましたが、実は13.6kmのコースのうち、最後の3kmは上り下りでその平均には含まれず、10km地点の標高が942mですから、スタート地点の標高28m、を差し引いても、此処までの平均勾配は9.14%という、コースだったのです。
しかも、例えば日光の「いろは坂」のように「九十九折れ」でジグザグ登るのではなく、ゆるいカーブで、延々と長い坂を登っていく、休むポイントの少ない過酷なコースだったのです!。

と、ここまで見苦しい言い訳を前置きとして書いておきます(苦笑)。

さて、前日に下見で現地に入りました。
まず、スタート地点の様子や、コンビニなどの位置、アップの出来るコースなどを確認しておきます。
すると、地図でコース脇にある石垣山「一夜城記念公園」の看板があったので、コースが見えるかなと思いそちらに向かいました。
ところが、住宅地を抜けると、みかん畑の間をくねくねと登る、この辺り特有の相当キツイ坂が現れて、「嫌な予感」がしてきました。
こんな坂でも、上のほうから5台ほどロードバイクが下りてきました。
登っていたんですね!。

登りきって、記念公園の駐車場に車を止めると、眼前に小田原市街地と、相模湾が広がっています。
ターンパイク2010_100926 007(1).JPG

これは絶景と、同行者の「やっとこ」氏と写真を取り捲ります。

満足して(?)下っていく途中でコースが見えました!。
ターンパイク2010_100926 014(1).JPG

此処で僕は改めてこのコースの厳しさと言う現実を目の前に叩きつけられて、もはや茫然自失状態です(笑)。
こんな所を登っていくのぉー!!。
やっとこ氏は涎を垂流して喜んでいましたが(笑)。

更に下ると、「ターンパイク」の入り口の高架のループが見えます。
ターンパイク2010_100926 017(1).JPG


麓のセブンイレブンで休憩して、後続部隊と合流して、自動車でコースを下見する事にしました。
料金所を出てコースを登りますが、改めて「これは大変なところに来てしまった!」と、ハンドルを握る手にイヤーな汗が滲んで来ました。
確かに景観が良く、コーナーもきつくないので、景色を眺めながら適度なハイスピードドライビングを楽しむのには良い道路なのかもしれませんが、こちらはDOHCでもV12気筒でもなければ、ターボもVTECも積んでいない「生身の人間」なんですから、この勾配はたまったものではありません!。

と、ブツブツ文句を言いながら自分をなだめて、ゴール地点の「大観山」のレストハウスに着きました。
ターンパイク2010_100926 021(1).JPG


あれれ?、なんだかあんまり準備が進んでいません。
ようやく仮設トイレを搬入している程度で、こんな事で翌日間に合うのかなと不安になります。
ターンパイク2010_100926 019(1).JPG


しかし此処は「大観」の名前が納得できるほどの、絶好の「ビューポイント」で、晴れていれば富士山、芦ノ湖や相模湾と、駿河湾の一部まで見えるところでした。
ターンパイク2010_100926 022(1).JPG


周りの風景を改めて見ると、もうこの地点はすっかり秋の雰囲気です
ターンパイク2010_100926 023(1).JPG


まあ、これでコースの下見は出来ましたから、明日に備えて宿泊所に向かう事にしました。
同行者の今回公式のヒルクライムイベント初出場の2名は、コースを見てすっかり「ブルー」なネガティブな気分に浸ってしまっているので、何時も心に太陽のポジティブなやっとこ氏と、あえて嫌な事は考えない事にしている無責任な僕がなだめていました。

そうか、僕もヒルクライムイベントは、公式非公式を問わず初めてだったことを思い出しました(笑)。
人呼んで「日本一の無責任チーム監督」と呼ばれる由縁が此処にあります。
「銭が無いやつは俺んとこに来い!、俺も無いけど心配スンナ!」です(笑)。
ま、「そのうちナントカ、成るだろぉー」です。



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ロックシップ

平均勾配が91‰以上ですかぁ…過酷ですねえ…
車や2輪でで走っていても、つぎつぎと上りカーブが続いて、何時になったら終わるのかと思うような長さですもんね。

写真でも勾配のきつさが伝わってきますよ。
良く完走してこれたと思います。敬服仕り候…
by ロックシップ (2010-09-27 21:50) 

soraneko

ロックシップさんへ

今回2000人くらい参加していますが、こんなコースだと「知っていて」、喜んで参加してくる人が、少なからず要るんですね。
驚いたのは、リタイアした人は10名程度で、ほとんどの人は登りきっているんですよね。


by soraneko (2010-09-27 22:26) 

やっとこ

なるほど、終盤までの平均勾配はそんなにありましたか!凄い!!
私の横をハアハアしながらもの凄い勢いで走り抜けた方々は相当なエンジンを持ち合わせていますね。
平均速度が20キロって?平地じゃないんですから~

でも、soraneko監督をはじめ、チーム員が良い経験をされましたね~
私敵にはかなり経験値が上がったように感じます。
ありがとうございました!
by やっとこ (2010-09-27 22:38) 

soraneko

やっとこさんへ

やはりクライマーの方々は、見合った体格と、自分を限界まで追い込めるスキルの高さを感じました。
勝利や自己実現のための、高い欲求をと「情念」のような物を持っているのかもしれませんね。

確かに良い経験をさせていただきました。

by soraneko (2010-09-28 18:18) 

とも

以前はよく通った(勿論、自転車ではなくクルマです)所、懐かしく拝見しました。ここを自転車で上るなんて…あらためてそのハードさを想像しました。
こちらもやっと涼しくなってきましたが、山の上はすっかり秋なのですね。
by とも (2010-10-03 00:39) 

soraneko

ともさんへ

このハードな設定が、クライマー達を魅了するのでしょうね。
会社の同僚で、昔から自転車に乗っている人が、今のヒルクライムの盛り上がりの凄さに驚いていました。

場所にもよりますが、山の上はかなり涼しいので、走りやすいと思います。
ただし、紅葉シーズンの混雑する前までですが。
by soraneko (2010-10-03 06:52) 

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