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九州新幹線に一気乗り、築城基地際に行く [雑談]

今更なのですが、1~2日にかけて、北九州の「航空自衛隊築城基地祭」を見に九州に行っていました。
疲れていたのと、イベント体制で早寝で体調を維持するため、今まで記事に出来ませんでした。

今回は滅多に九州に行く機会などないだろうということで、合わせて「九州新幹線」の一気乗りも企画しました。
「築城」に行くだけならば「北九州空港」が一番近いのですが、鹿児島を目指します。
1日早朝、やや寝不足の状態で羽田近くの民間駐車場まで自家用車で行きます。

駐車場から送迎バスで第二ターミナルのJALの搭乗口に行きます。
まずは「手荷物検査」を通過しなければならないのですが、何時もここで通過に難儀して、オマケに無愛想で無礼な係官を相手にするのかと思うと憂鬱になりますが、今回はすんなり通過できました。
特にここ羽田はトコトン良い印象が有りません。
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前は「9.11」直後の時だったのでピリピリしていたのでしょうか?
そういえば久しぶりの飛行機旅行なんすね。

鹿児島行きのJALの767のエコノミーシートです。
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窓際は取れなかったのですが、通路側なのがせめてもの救いです。
以前は自転車生活再開前の「関取」体系の頃だったので、座るのに難儀したエコノミーシートですが、今回は意外と余裕があり、ダイエットしてほんとに良かったなぁと実感しました(笑)。

このボーイング767ですが、お馴染みの機体で就航してから随分経ちますが。内装の汚れや解れなどがチラホラ見られ、随分くたびれたなぁと感じました。

満員の767は1時間半程度で、鹿児島空港に到着です。
「ドスン!」とやや乱暴なタッチダウンでしたがなんとか無事に着きました。
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ここ鹿児島空港は、鹿児島市内から偉く離れた山の中にあります。
昔の鹿児島空港は海沿いにありましたが、広島空港もそうですが、新しく作ると何故か辺鄙な山奥の中に移ってしまうのは何故なんでしょうね?。
まあ、今回の震災で海沿いの空港(基地)は災害に弱い事がはっきりしましたから、ある意味正解だったのかもしれません。
鹿児島空港は、ターミナルからバスが頻繁に出入りしていました。
高速道路が隣接していて、鹿児島市内行きの直行シャトルバスも出ているので、比較的便利な方なのかもしれません。

そのシャトルバスで、九州新幹線の終着駅である「鹿児島中央駅」に向かいます。
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この観覧車はなんなのでしょうね?。
ところで、最近鉄道で移動する機会が増えて、日本中の駅を見ているのですが、新しく新設された、特に新幹線が止まる駅は、個人的な感想として殺風景で旅情を感じない駅が多いような気がします。
同じコンセプトなのか、どこも構造材をむき出しにアレンジして、ガラス張りのモダンなデザインの駅が多いのですが、どこもかしこも同じような感じで、興醒めしてしまいます。
まあ、公共インフラですから、明るく清潔に、機能的で使いやすい駅の方が利便性は高いのでしょうが、もう少しその土地の風土や歴史などを体現できるようなデザインを取り入れても良いような気もします。

さてN700系「さくら」でまず、熊本に向かいます。
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今回は旅行まで時間が無く、尚且つ慌てずのんびり旅行したかったので「JTB」でチケットを一括で予約したので、普段は滅多に使わない「指定席」に座ります。
何時もはネットで血眼になり格安ツアーを探して、予算を切り詰めて旅行していますから、今回は本当に「大名旅行」ですね。
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そういえばJR東海のN700系はこんな感じだったでしょうか?
あれ?、何時乗ったのか良く覚えていませんが、多分内装のアレンジは違うような気がします。
落ち着いて豪華な感じがするような作りにしてあるのでしょうか。

余談ですが、駅の売店でビールとおつまみを「SUICA」で買ったつもりが、JR九州は「SUGOCA」だったんですね。
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これは「凄い」の九州便の「すごか」に引っ掛けたシャレなのですか?

寝不足だった事もあり、ビールを飲んだらすっかり熟睡してしまいました。
トンネルが多くて景色があまり楽しめなかったこともありますが、このN700さくらは本当にスムーズに加速して、揺れも無く、あっという間に眠りについてしまいました(笑)。
車体も軌道も出来たばかりで新しいからという事もあるのでしょうが、これはとても快適でした。
ただ、シートは、この列車に限らず、日本の公共交通機関の座席はシートバックの長さが短く、日本人離れした僕の体型にはあまり合いませんでした。

熊本で下りて、今度は800系「つばめ」に乗り換えます。
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この列車の内装は、木材をふんだんに使い落ち着いた感じのインテリアに仕上げており、観光列車としての「風情」を楽しめる列車に成っています。

このシートのバックスキンや肘掛などは、合板を熱処理で曲げた材料を加工して組んである、かなり凝った作りのシートになっています。
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オマケにテーブルは肘掛の中からせり出して展開する凝った仕掛けのテーブルで、これも木製の物で、ヒンジ付近の取り付け部の剛性の出し方とか、かなり工夫して作られていました。
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ちなみにこれはボーイング777のプレミアムシートのテーブルも同様の仕掛けの物で、飛行機のビジネスクラスの雰囲気を出すコンセプトなのでしょうか。
しかし、職業柄こんな物ばかりに目が行ってしまうというのも、仕方が無いですねぇー(苦笑)。

オマケに窓のブラインドですが、木製のスダレのブラインドで、本当に凝っていますね。
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800系の乗り心地の印象は、機械的部分はN700系の改良型なので、あまり違いは感じませんでしたが、車体の重量の問題か、空力性能の問題か、やや「腰が浮いた」様な、細かい振動が伴い(軽微な差ですが)、内装のガタ付きや、ビビリ音が若干目に付きましたが、概ね快適でした。

さて、博多について、ここで在来線に乗換えで小倉を目指します。
在来線には関東地方では壊滅してしまった「特急電車」がたくさん走っています。
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特にこの蒼い「ソニック」の方は、かなりの本数が組まれているようで、観光というより買い物や通勤の脚に使われている特急のようです。

僕はソニックを尻目に快速電車で、鹿児島本線を東に小倉を目指します。
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813系近郊型交流電車これも普段は見ることの出来ない車両ですね。

西小倉で日豊本線に乗り換えて、今日の宿泊地の苅田を目指します。
「築城」はこの先にあるのですが、この当たりに適当なホテルが無く、JTBの推薦ホテルで、苅田の「スカイホテル苅田」に宿泊します。
苅田に到着すると、駅前で豪華な山車が置いてありました。
何でも2日にお祭りがあるそうでその準備をしていました。
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電車の車窓からも、「豊穣祭」とかかれたしめ縄があちらこちらに掛かっていたのが見えました。

苅田という町は、「日産自動車九州工場」がある町を言う知識しかありませんでした。
ホテルに向かうタクシーで、運転手に宇都宮から来たという話をしたところ、その運転手さんも、「日産自動車栃木工場」のある、宇都宮市の南隣の「上三川町」に、日産の社員の時代に11年もいたというお話を聞きました。
まあ世間は狭い物です。

ホテルには16時ごろ着きましたが、コンビニで買い物をして、17時半ころには早めの夕食をとりました。
ホテルの近くのチェーン店風「大衆食堂」形式のうどん屋に行きました。
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ああっ、炭水化物ばかりですから、体重が気に成りますが、このB級のメニューが好きなんですよね(笑)。
ちなみに体調のせいか、最近減塩を心がけていた性か、九州に着いて食べた物、特に北九州方面の食べ物は、やや「塩辛い」感じを受けました。
もともと僕は味のしっかりした物を好むタイプなので、嫌いではないのですがもし塩分が多いのなら、血圧には良く無いなぁと思いました。

さてこれで初日の「九州乗り鉄の旅」は終わり、翌日は「築城基地祭」当日です。
もう今年はこれが最後の「飛行機道楽」になる予定なので、明日はめい一杯戦闘機の機動飛行や「ブルーインパスル」を楽しむ予定です。
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コメント 6

キキ

九州はよかとこやっけんが、楽しんでこんばいかんよ。
そいやけど、基地のお祭りば見に行くとに、わざわざとぉーか所からくっとねー。
凄かねー。
by キキ (2011-10-08 06:09) 

ロックシップ

うーん、本当に大名旅行ですね。ひたすら「乗りに行った」感じですね。

鹿児島の空港はえらく山の中にあり、錦江湾方面に降りていくには山あいを走らねばならず、「鹿児島って山国だったんだ」と驚かされました。

N700のブルーグレーJR西日本&九州編成は膨大な輸送需要を抱えるJR東海編成と比べると、車体は同じなのに内装は別物になってしまっていますね。やはり列車は余裕があった方が、魅力を加味できる余地が出来るのでしょうね。
また、アクティブサスがさらに700系や800系からチルト制御付きに進化していますから、乗り心地もさぞ良くなっている事でしょう。

内装デザインは水戸岡デザイナーのこだわりで日本古来の住居環境の心地良さを木製パネル、縄のれん、竹すだれで表現しているとのこと。九州は安くて速くて便が多い「高速バス王国」ですから、こういったバスには真似のできない落着きとゆとりが鉄道生き残りの道なのかもしれません。
by ロックシップ (2011-10-08 09:58) 

soraneko

キキさんへ

空自の基地ばおるとこには、おいどんの姿があるばい(笑)。

とはいえ、ここ築城や宮崎など、本州を越えてくる事はそう頻繁には出来ませんから、数年に一度の「巡礼」です。
by soraneko (2011-10-08 15:34) 

soraneko

ロックシップさんへ

もうしばらくはこんな予算をかけた旅行はお預けになりますな(苦笑)。
今年は震災の影響で他の基地祭が軒並みキャンセルとなりましたから、三沢に引き続き、辛抱できなくなりました。

九州新幹線は、今まで乗った他のJRの新幹線より明らかに快適でした。
とはいえ、わざわざ乗りに行く以外、使うことはあまり無いような気がしますねぇ。
地元の方も、確かに便利ではありますが、新幹線料金のエキストラを払って、どれだけの人が利用しようとするのか、今後の需要は不透明のような気はします。


by soraneko (2011-10-08 15:41) 

teruteru

>そういえばJR東海のN700系はこんな感じだったでしょうか?
 足回りは「ほとんど」同じですが、内装は別物です。
JR西日本の700系7000番台「ひかりレールスター」の流れと思われます。
こちらは普通車も2+2の横4列で飛行機に対応してゆったりとした乗り心地を打ち出しています。

 800系はJR九州独自設計なので、レールスター同等以上の広さとロックシップ様のコメントにある水戸岡氏率いるドーンデザイン研究所のデザインが光ります。
 これに乗りなれてしまうと東海や東日本の新幹線に指定席料金を払うのが嫌になります。
by teruteru (2011-10-10 22:13) 

soraneko

teruteruさんへ

確かに、今まで乗った新幹線は、あまり快適であったという記憶がなかったのですが、N700さくらも800系も、別格の快適性と「風情」でした。

これらの車両なら長時間乗っていても苦痛にならないですね。
by soraneko (2011-10-11 19:37) 

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