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TREKバイクは錆との戦い!? [雑談]

正直ウンザリしています。

以前マドンCこと、2011年モデルのマドン6で、BBのベアリングが錆でがガジガジになってしまったという事が有りました。
まあ僕の使い方が悪いのかなとも思いましたが、ほとんど雨天走行など無い状態でも再発してしまいました。
このBB90規格のBBベアリングは、シールが無いに等しく、恐らく泥やゴミなどが溜まっていると、ボトルからこぼれた水や、汗などが入り込んでも保水されてしまい、錆が発生しやすくなってしまうようです。
以来、此処の整備は神経質になり、頻繁にクランクを外してBBベアリングの清掃やグリスアップを強いられる羽目になってしまいました。
この辺りの煩雑さも手伝って、どうしてもマドンCの使用頻度が下がってしまっているような気がします。

この辺りは最近流行のBB30を代表する「プレスフィツトBB」には大なり小なりあるトラブルだと聞いたこともあります。
コンチネンタルチームのプロライダーならいざ知らず、我々素人の出力程度で、このプレスフィツトBBの恩恵たる剛性を必要とする事が有るのでしょうか?。
僕個人的には今までのホローテックⅡ互換のBBで十分ではないかと思っています。

さてもう一台のマドンAこと2013年モデルのマドン2.3ですが、購入に当たり一番心配したのはやはりプレスフィツトタイプのBBになっていたからです。
ただこちらはシマノの提唱するBB86という物で、さすがシマノが出すだけあって、シール性は考慮されているようで、今のところBB90のように錆が出てしまうことは無いようです。
ところがもう一箇所のベアリングに錆が出る事態になってしまいました。

それはヘットパーツのベアリングで、なんだかハンドリングに妙なフリクションを感じるなぁと感じ始めていたのですが、あるとき雨の中を走った後整備したところ、ハンドルが固着してまったく動かなくなりました!。
以前スペシャライズドのクロスバイク「シラス」でも同じ事が有ったので、ベアリングが錆びてしまったのだと考え、ヘット部を開けると見事にベアリング周りが錆びていました。
自宅130714 010(1).JPG


ステム下の上側のベアリングにCRCを吹き付けると中から真っ赤な汁が垂れてきて、内部が激しく錆びている事が判りました。
シールドベアリングですが、インナーレースが錆びて朽ちていて、バラバラになってしまいました。
自宅130714 008(1).JPG


下側のベアリングも同じように錆びの汁が出てきて、がたつきが少々あるのでもう使えないでしょう。
自宅130714 009(1).JPG


もうベアリングがだめな事は判っていたので、ショップに部品を注文しておきました。
ところがTREKに純正部品を頼むと、これが目玉が飛び出るほど高い値段なんですよ。
自宅130714 011(1).JPG

上部のベアリングはどうやら同サイズの互換品があるので、それで代用しましたが、下部のオーバーサイズのベアリングは専用品らしく、泣く泣く純正品を購入しました。

小さい方は二個入りで1995円でしたが大きい方のベアリングはなんと5000円もします。
しかもどうやら同様のトラブルは結構有るらしいとの話で、こんな物を替えるだけで工賃込みでかなりの値段がかかってしまうのですから、やってられないですね。
僕は部品だけ頼んで自分で交換する事にしました。
で、あまり芸が無いやり方なのは重々承知しているのですが、簡単に水が入り込んで錆びないように、御存知「デュラエース」の蛍光グリーンのグリースを、これでもかというほど隙間に塗りこんで組み付けました。
自宅130714 012(1).JPG

まあこれでしばらくは大丈夫でしょう。

因みにこのヘット部の錆びは、雨や湿気が原因というより、滴り下りる「汗」がちょうどこの当たりに落ちているので、その塩見の聞いた体液が原因だと思います。
あとコレはあくまで僕の私見ですが、スペシャライズドもそうですが、TREKなどの「アメリカンバイク」は錆びに関しての耐久性に関してあまり関心を払っていないように思えます。
北米地区は自動車では錆びの対策をしなければいけない地域なのですが、それは冬季に融雪材(塩化カルシウム)が散布された道路を走行し、その上極寒地域の場合スチームなどで暖房されたガレージに入れているからであって、例えばカルフォルニアなどの西海岸や内陸部などでは高温でも乾燥しており、日本のように湿潤で、ジメジメした気候ではないので、あまり錆びに気をかけ無いのかもしれません。

ま、ロードバイクノ場合、ママチャリは論外にしてもMTBなどと比べれば、「全天候」なバイクではないので、雨の中を走った後は、整備には注意が必要な物である事は理解できるのですが、そこは日本製の「シマノ」のパーツなどの場合、エンドユーザーの使用環境を考慮して、例えばフリクションなが多少増えたとしても、シール性を必ず確保していると聞いています。
また、以前乗っていた「FELT」などは、錆で困った事は一度も無かったのですが、これはアメリカのメーカーながら拠点がドイツに有るので、防錆に多少の考慮があったのでしょうか?

ま、何はともあれ、多少の性能の向上を確保するのために、高いパーツを必要として、その上整備に神経を使うなどということは「競技」の道具ならともかく、一般ユーザーが使うものでは止めて頂きたいですよね。
と、雨ざらしでも平気で動き続けるMTBのGTの出撃機会が増えてしまっている今日この頃です(苦笑)
我が家では一番購入価格が安いバイクなのですが、皮肉な物ですよね。
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ロックシップ

”業務連絡”
カートリッジBB、我が家に1セットお忘れです。
次の日曜、H君宅にお邪魔する予定なので、届けましょうか?
by ロックシップ (2013-07-15 19:51) 

soraneko

あっ忘れていました(笑)。
えー、後で連絡します。
by soraneko (2013-07-15 20:04) 

teruteru

専用品はメンテの際に苦労しますね。
複数台所有する場合は相互の部品の互換性も気にしてます。

ベアリングの錆対策ですが、多少抵抗が増えることに目をつぶれば船舶用のマリングリスがおすすめです。
http://www.ysgear.co.jp/marine/product/product_detail.asp
自分も使ってますが、錆には滅法強いです。
ヘッドやBBなら十分使えると思います。
by teruteru (2013-07-15 22:44) 

soraneko

teruteruさんへ

貴重な情報ありがとうございます。
船舶用なら間違いがないですね。
やはりロードバイクも「雨だから乗らない」というわけにも行かず、日常の使い方でも無用な気を使いたくないので、「防錆」のメンテナンスが必要ですね。
by soraneko (2013-07-16 06:08) 

teruteru

大変失礼いたしました。
昨日記載したコメントのURLではちゃんと表示されないようです。
上記URLを開いてから右上の検索欄に「グリースA (耐海水性タイプ) 50g」と入力してください。
申し訳ございません。

防錆のメンテナンスは「ケーブルのSUS化」、「ボルトのアルミorSUS化」、マリングリスの3本立てがおすすめです。
by teruteru (2013-07-16 22:00) 

soraneko

teruteruさんへ

ありがとうございます。とりあえず何とか辿り着いていました。
そういえばFELTの場合は、ステムのボルトはSUS化していました。
というか、若干値段が上がっても最初から「防錆アッウ使用」が有ると助かりますよね。

これを機会に両マドンは地道に防錆仕様に変えていきたいと思います。
by soraneko (2013-07-17 19:31) 

ももんが

純正ベアリング高いですね!
びっくりしました。
トレックには乗れないな〜。

防錆は難しいですよね。
とりあえず私もグリスアップしておこうと思います。
by ももんが (2013-07-18 20:22) 

soraneko

ももんがさんへ

オーバーサイズだから高いのかといえばそうでもなくて、以前TREK1400を修理する時も、「専用パーツ」だったように記憶しています。
こんな物、口金のサイズさえ合えば何とか成るようにも思うんですが(苦笑)。

まあ錆びさせなければ良いわけで、teruteruさん御推薦のマリングリスも手に入れて、徹底的に防錆対策をしてみます。
by soraneko (2013-07-18 20:36) 

kanchi

teruteruさん推奨のマリン用グリスは私もお勧めします。
また、CRC5-56のような潤滑剤もマリン用6-66を愛用しています。

自転車に限らず、一定以上の高性能な機械って、メンテナス・フリー性を犠牲にしつつ性能向上しているおのが多いように感じます。

最近ちょっと乗りばっかりなので、防錆を兼ねてスプレーグリス吹いてしまおうかなぁ。。
by kanchi (2013-07-23 16:34) 

soraneko

kanchiさんへ

僕も6‐66は愛用品です。
重量やサイズなどを切り詰めると、どうしてもメンテナンス性は犠牲になりますから、マドン6を購入した時にある程度は覚悟していましたが、今は更に気を使って整備をしています。
よって、面倒くさくなって出番が減ってしまうわけですね(苦笑)。

スプレーグリスは便利で、屋はクレのスプレーグリスを使っていますが、通勤用のWAZOOやGTは、危ないところにタップリふりかけて使っています。
見た目は汚いですが、さびることはありません(笑)。
by soraneko (2013-07-23 21:56) 

june0413

貴重な情報ありがとうございます。

私も最近、Madoneのヘッドパーツのベアリングを上下交換して、下¥5000、上¥9000とびっくり価格でした。。。次回は上部分は市販品で対応したいと思います。
by june0413 (2014-01-13 14:51) 

soraneko

june0413さんへ
コメントありがとう御座います

いや、マトモな感覚で言えばこの純正ベアリングの価格は「ビックリ仰天」以外の何物でもありませんよね!。
ま、自動車でも純正部品と、適応品の社外品の値段を比較すると、ほぼ同様な商品なのに何故?と思う事が有りますが・・・・以下自主規制(苦笑)。



by soraneko (2014-01-18 19:44) 

ジョー

デュラグリスはマリングリス相当品ですよ
by ジョー (2017-08-09 14:08) 

soraneko

ジョーさんへ
コメントありがとうございました。

なるほど!、マリングリス相当品とお聞きして納得しました。
一部にはあまりの粘度の強さからフリクションを嫌って流し落として別のグリスに変えてしまうなど、「耐久性」「経年劣化特性」を無視した使い方をしているサイクリストも少なくはありません。
自分は手に付くとなんとしても落ない粘性の強さや、数年経ったバイクをバラして確認しても、変色こそあれ立派に潤滑性や防錆力が全く落ちていなかった実績から、自分でバイクを組む時には一旦ばらして洗浄してからデュラグリスをたっぷり仕込んでいます。

改めて貴重な情報ありがとうございました!
by soraneko (2017-08-09 20:34) 

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