SSブログ

2015BRM208宇都宮200km、氷雨を突いて完走! [雑談]

前々回の記事で「2月は魔の月」と書きましたが、まさにそんな星回りが似つかわしい、大変なブルベになってしまいました。
コースの設定としては、「AJ宇都宮としては」という注釈付きで(笑)、難易度が年間開催で一番低い設定になっています。


これといって険しい「峠越え」が無いので、多少の起伏はあれども確かにその通りなんだと思います。
しかし今回問題なのは「天候」で、事前の天気予報ではお昼前後に雨の予報で、最高気温が5℃にも満たないこの時期の雨天走行は、出来れば避けいのは当然です。

さて5:30頃自宅を出ますが、この時点では薄雲から月が覗いていますが、なんだか嫌な予感がします。
2015BRM208宇都宮150208 001.JPG


会場は「宇都宮森林公園」で、お馴染みの「ジャパンカップの会場の場所でもあります。
2015BRM208宇都宮150208 002.JPG


ブリーフィングの時間が近づいていますがなんだか人数が少ないような気がします。
2015BRM208宇都宮150208 003.JPG

ショップのチームの方々も大勢エントリーしているはずなんですが、3人くらいしか見かけません。
どうやら雨の上復路はほとんど向かい風という予報からDNSが多かったようです。
98人のエントリーのうち、集まったのは50人くらいだったそうです。
まあこれは臆病とかいうのではなく、とにかくリスクが大きいので個人的には正しい判断だと思います。

さてスタートが近づいてきて「ブログを拝見しています」という方に声をかけられました。
なんとその方は変速機がついている「ママチャリ」で参加されていて、もう少しお話したかったのですが、僕自身の車検とスタートが迫っていたので、あまりお話できなかったのは申し訳ありませんでした。
無事完走できましたでしょうか?

さてここから詳細なレポート・・・・・なんですが、とにかく寒いのとウェアやグローブが重装備で、立ち止まって写真を撮るのもままならない状態で、その上後片付けで疲れきっている状態なので、詳しく書く気力が起きません。
走行ペーストしては順調なのですが、とにかく寒さから1時間置きにトイレに駆け込む始末で、遅々として先に進みません。
なんとかひたちなか市にある阿字ヶ浦海水浴場に出て「海だー!」と喜びたいのですが、これが天気が悪いので、どんよりと鉛色の空と海に、強い風で寄せる波頭が激しく打ち付けていて、なんというか太平洋というか、冬場の日本海のようです。

昨年夏にここに訪れた時は、自然とサザンとかチューブの歌が頭に流れていましたが、本日はほとんど八代亜紀の歌しか浮かんできません。
ほんと、炙ったイカで熱燗でも煽りたいような雰囲気です(苦笑)。
正午過ぎに海につきましたが、その頃から雨が降ってきて、以後笠間経由で益子付近までしこたま冷たい雨に打たれて走っていました。

正直休憩で止まると、寒さで歯の根も合わないほどの寒さで、後で調べたらほとんど3℃以下ぐらいの気温で、体も濡れいますからいつ脚が動かなくなってもおかしくない状態の中、なんとか走りきって、10時間10分ほどで宇都宮の森林公園につきました。
2015BRM208宇都宮150208 004.JPG

スタッフの皆さんも、寒い中遅くまでありがとうございました。
完走手続きをしている間も、参加者の安否確認とかで慌ただしく連絡したりと大変そうでした。
こういう方々が手弁当で頑張って下さるから、イベントを楽しめることを我々は忘れてはいけないですね。

とにかく「辛い」だけのイベントとなってしまいましたが、昨年のBRM406渡瀬200kmのリタイヤから久しぶりのブルベの完走となりました。
やはり完走すれば嬉しさ爆発で(苦笑)、あんなに辛かったのにまた出てみようと思うのが不思議です。
とはいえ翌日はデロデロに汚れたバイクを分解して洗浄、グリスアップをして、とにかく可動部が錆びないようにして、ぐちゃぐちゃに濡れたウェア類を全て洗濯する作業があり、疲れが抜ける暇がありませんでした。
nice!(11)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 11

コメント 8

わだち

昨日は益子町のカフェでランチなどしてから、笠間方面に向かっていたところ峠道の前後でロードバイク乗りとすれ違いました。その時は、こんな雨の風の中走ってるなんてスゴイ!と車中で話していました。
翌朝soranekoさんの記事を見て、もしや!?と思ってオフィシャルサイトからルートラボをチェックしたらおそらく私がみたのは、帰路途中のロードバイク乗りの方だったのかな?と思われました。
時間的には15時過ぎ。2台位みかけたので、この辺の人たちは練習熱心だなぁと思っていましたが、まさかブルベとは!。
by わだち (2015-02-09 14:07) 

マーボ

昨日のスタート前に声を掛けさせていただいたマーボといいます。
去年の渡良瀬200kmの時はPC2で話をし、一昨年の棚倉200kmの時は抜きつ抜かれつ、坂を登っているところで声を掛けてもらった記憶があります。覚えていますか?
しかしあの悪条件の中、10時間ちょっとで完走してしまうとは流石ですね。私の方も何とか無事完走はしました。ヘロヘロでしたけど(/ω\)
また、どこかでお会いしましたらよろしくお願いいたします<(_ _)>
by マーボ (2015-02-09 23:12) 

soraneko

わだちさんへ

おそらく、遭遇されたブルベライダーは時間からして自分の前を走っていたペアのようで、その10分後くらいに自分がノタノタ走っていました。
でも、他のブログで知りましたが、本当に練習で走っていた人がいたそうで、恐ろしい話です(笑)。

正直、この時期、あの天候でこのコースのツーリングを自分で選ぶことは絶対ないと思います。
とにかく、あまりに「リスク」が大きすぎて、その上苦しいんですのも(苦笑)
自分がブルベに関して語るのは少々僭越だと思いますが、ブルベの魅力の一つに「過酷さに挑むアドベンチャー要素」があるのだと思いますが、一般道で行われる以上、交通事故などのリスクもつきまといますし、状況によっては「リスクマネージメント」が全て自己責任である以上、慎重方向で判断しておくものだと個人的には考えています。


by soraneko (2015-02-10 11:14) 

のっぽさん

大変なブルベだったようでお疲れ様でした。自分のライドが恵まれているのを実感いたしました。(^^;;まあ、Soranekoさんが仰っているように、ブルベやられる方は、ある程度の過酷さは覚悟しているのでしょうが、Soranekoさんがここまで思うのだから、よっぽどのコンディションだったんでしょうね!
by のっぽさん (2015-02-10 11:21) 

soraneko

マーボさんへ

マーボさんのブログ拝見させていただきまして、無事完走されたとのことで、おめでとうございます。
何度かお会いしているのですから、今度は僕かお声をかけないと失礼ですよね(笑)。
僕の場合、ブルベに出るときは余裕がない場合が多く、必死に走ってしまうんですが、ブルベの趣旨からして制限時間をいっぱい使って、もっと「旅情」を楽しむ走りをしたいといつも思っています。
ただ今回の場合、主に天候の問題で楽しむという状況ではん勝ったですよね(笑)
マーボさんは今度シングルのママチャリで400kmに挑戦されるのでしょうか(?)。
ぼくはママチャリは無理(主にサイズの理由で)ですが、もっと普段練習して、楽しみながら300km⇒400kmと、長い目でステップアップしていきたいと思っています。
by soraneko (2015-02-10 11:23) 

soraneko

のっぽさんへ

参加されたブルベライダーは、おっしゃるとおり覚悟の上の出場でしたので、スキルも装備も素晴らしい方ばかりで、僕個人的には感心するやら驚くやらで、大変勉強になりました。

とにかく5℃以下(走行中は体感気温はもっと下がる)で、しかも濡れた状態でミゾレまで交じる状況での運動ですから、冬山登山並みの覚悟が要るのでは?と思います。
市街地の交通量の多い街道を走るルートもかなり危険で、やはり相応のスキルがないと難しかったように思います。
個人的にはこんな過酷な状態でのライドは初めての経験で、ある意味無理して出場しましたが、色々と得るものがありましたから、結果としては大成功だったと思います。

でも、正直二度と同じ状況では走りたくないですねぇ(苦笑)。
by soraneko (2015-02-10 11:32) 

大型中年

SORANEKOさま

最高温度3~5℃のブルべ本当にお疲れ様です。
私はなぞとてもとても、集団走行がベースでも、この時期に200km走ることはあり得ません。 東京湾一周で200kmは完走しましたが、イヤになるほど、疲れ果てました。 SORANEKOさんの文章は淡々と書いていますが、逆に苦闘が滲み出ています。
自転車歴を重ねれば走れるわけではないどころか、これからは50代の中盤・終盤に向かって、体力と気力がどんどん落ちていくので、自転車等の運動活動で、それを遅くするしかしょうがないです。 つくづく、最低5年早く自転車に出会えったらと思いますが、10年前の自分に、もし出会える機会が有ったら・・・・、恐らくバカにされるか、シカトされるでしょう。
何時も、100km~110kmでツーリング終わっていますが、来週気候が良ければ、そろそろ距離を伸ばそうかと思っています。

by 大型中年 (2015-02-11 07:49) 

soraneko

大型中年さんへ

僕もこの時期こんな状況で200kmも走りたくはなかったですぅ(泣)
じゃあ何故こうなると承知で出場したかと?
その辺はうまく説明できないんですが(苦笑)、一応距離的な部分では、カラダのつくり込みから目算はたっていましたが、「最悪の要件下での装備品を含めたパフォーマンスの確認」の意味合いは濃かったと思いす。
ある意味これで「悪天候下の佐渡ロングライド」の乾燥の目処はたったと考えています。
油断はできませんが(苦笑)

さて「最低5年速く自転車に・・・・」のくだりは、僕も一番悔しい部分でして、悔やんでしまうと悔やみきれないのですが、「10年前の自分に、もし出会えれば」というところでは、10年前の自分とタメを張って走れるレベルは維持しているので、驚かれるのでは(笑)と思います。

僕よりも年上で、最近始めたライダーの方も、イベントごとにパフォーマンスを上げている方がいらっしゃいますし、体力の衰えをスキルと「勇気」でカバーできる事が最近なんとなく分かってきましたので、10年後の自分の姿に驚くことを楽しみにして、コツコツと走り続けて行きたいです。
by soraneko (2015-02-11 09:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。