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2015びわ湖ロングライド完走!、今回は遠征が修行でした [イベント]

ホント今回のイベントはきつかったです。
分かってはいますが、ここ栃木県宇都宮市から琵琶湖までは高速道路で600kmあります。
これはほとんど東京から青森くらいの距離があるんです。
ま、この辺は僕のイベントとしては何時ものことで(笑)、別に今更騒ぐこともないんですが、移動日前日まで夜勤で、就寝できたのが4:00と、結局8:30には起きて準備を始めましたから、正味4時間ほどしか寝ていません。
なんとか10:00に家を出て、現地の滋賀県長浜市についたのが16:30ころになります。
イベント会場で前日受付を済ませて・・・・会場では色々とイベントが組まれていましたが見ている暇はありませんでした。

そうそう、今回から自転車に「整備証明書」を任意でつけてくださいとありますが、書類が送られてきたのが火曜日と、普通の勤め人は、当日まで自転車屋さんにはいけないですよね。
まあ、昨年までのイベントで自転車のトラブルが多かったとのことですが、このイベント、僕のように律儀に遠距離から毎年来てくれるような有難いリピーター(苦笑)より、関西圏の「一見さん」が多いようで、当然「今回初めてのロングライドイベントです」という方を多く聞きました。

残念ながらかなりラフな整備をしてある自転車も少なくなく、僕の前にいた方は、後輪のクイックレバーが傾いていて、チェーンステーに擦りそうになっていました。
まあ、規模も規模ですから「車検」も難しいでしょうが、何か考えたほうが良いかもしれません。
最近思いますが、参加者の中である程度「ベテラン」の方から有志を募って、「参加者&走行係員ボランティア」チームを結成して、参加者をアシストしてもらうというのも、良いアイデアかもしれませんね。

さて、今回、ここに来るまでに、高速道路で2回も乱暴な車線変更で塞がれて、危なく「大事故」になりかけたこともあり、相当頭に血が上りイライラしてしまいましたが、お祓いと地元の神様の挨拶をしに、一昨年も参拝した「長浜八幡神社」に行きます。
2015びわ一ロングライド150315 002(1).JPG

いつものことながら、神社の境内にいるとほんとに心が落ち着きます。
まあここを「縄張り」にている神様に挨拶をするのは基本ですね(笑)。

今回は大きな忘れ物もなく、なんとか20:00頃には寝酒を飲んで就寝しました。
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が、なぜか21:30頃にガバッと起きてしまいました!
これはマズイ!、絶対にこのあと眠れないパターンです。
基本的にかなりの寝不足で疲れているはずなんですが、気持ちが高ぶって・・・というよりなんだか寒気がしてきて喉も痛いし!、って風邪じゃないですか!

これは一昨年の佐渡の時と同じで、大変ヨロシクないパターンです。
慌てて部屋の暖房を強で付けて布団にくるまりましたが、寝ようと思えば思うほど寝られません。
一瞬ウトウトして1時間半ほど寝たあとに、全身寝汗でびっしょりになって目が覚めました。
要するに熱が出ていたんですね(苦笑)。
が、不思議と体調が悪い感じがせず、なんとか走れそうかな?と判断して4:00にホテルを出ました。

この大会はスタートが5:45と早いので、会場には4:30までには入ります。
幸いなことに、気象庁や日本気象協会が、確信を持って1週間前から出していいた「雨」の予報は大外れして、ウェザーニュースが出していた「曇り一時晴れ」の予報通りになりました(笑)。
ホント、気象庁の予報は・・・・
2015びわ一ロングライド150315 005(1).JPG

まあ、真っ暗な中準備するのもいい加減なれましたけどね(笑)
しかし毎年寒いですが今年も寒いです!
車載の温度計はほとんど0℃で、おそらく午前中は寒いだろうと予測して、携帯のガスストーブをつけながら、今シーズン用の真冬の完全装備を施して出撃です。

5:30から主催者挨拶と説明があり、スタートラインに並びますが、だいたいこういう状態で人の話なんか聞いている参加者は居ないということを、いい加減認識してくれませんかね(苦笑)。
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今回は160km走る「センチュリーコース」が設定されていて、当然そちらに申込みました。

スタートはそのセンチュリーコースの参加者が先で、ほどなくスタートできました。

各ウェーブは15人ほどのグループで、先導者がついてそのあとを走ります。
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まだ体も温まっていませんし、先導もだいたい25km/h前後の速度にコントロールして進んでくれているので、まずは大人しくそのあとを付いていきます。

というか、狭い街道で大勢のライダーが三々五々追い抜きなどをかけると、車列が膨らんで大変危険になります。
どのイベントでも毎度のことながら、血の気が多いライダー達は少なからづいて、我先とガンガン追い抜きをかけていて行きました。
「これは事故になるぞ」と思っていましたが、どうやら先頭の先導車がこの事態を察したらしく、途中で一時停止して勢いを止めてくれました。
これはかなり的確な判断だったと思います。

一応27.3km先の第一ASの「道の駅あぢかまの里」までは車列にいました。
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ここは、天かす入の味噌汁が出るのですが、寒いので温かい味噌汁は本当に助かります。
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しかしまだ日も完全に出ていない状態でかなり寒いです。
ここ琵琶湖の「湖北」地域は最近雪が降っていたようで、あちこちに残雪が見えます。
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前回来た時は早い車列に入って速度を上げましたが、今回はこのあたりからしばらくはひとり旅状態が続きました。
このあとこのコース最大の難所と参加者の呼び声高い賤ヶ岳(ぜんがたけ?)トンネルの狭い歩道を、びくつきながら通過したりして、トンネル通過後は琵琶湖湖畔の、早朝の美しい景色を眺めなます。
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マキノ町からいよいよセンチュリーランコースの「迂回路」として、国道161号線を北上して追坂峠を登ります。
峠といっても7%勾配の坂が続くような険しい峠ではないのですが、何ともペースが上がりません。
夜勤で多少ウェイトが増えていることを勘定に入れてもあまりに力が入りません?
おそらくこのあたりが疲れと寝不足の影響なのでしょう、あとパナチタンとコスミックカーボンの組み合わせも上りは苦手なので、ここはカメさんに徹してノタノタ登ります。
そういえば2日間で7時間も寝ていないんですよね(苦笑)。

国道161号から右折、国道267号を西進すると、基本的に下り基調になりますからペースが上がります。
谷間を出て視界が開けると正面に雪に覆われた山が聳えています。
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道が濡れていますが「消雪設備」のスプリンクラーが作動していて、通過していく参加者に容赦なく水が吹きかけられます。
まるで「スプラッシュマウンテン」で、あちこちで「うぁー濡れる!」「酷いよー!」「お仕置きかー!」と参加者の悲鳴が上がっていました。

このあとマキノ白谷温泉付近を左折南進すると、結構長い降りの高速コースになります。
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こうなると下り最強のどすこいライダー本領発揮で、上り坂でおいて行かれた分も含めて、並み居る先行者をごぼう抜きしていきます。
こういう時にこのバイクは最高のパフォーマンスを発揮し、タイヤをパナレーサーの「RACE A」の25Cサイズに替えてから、明らかにフロントの安定性が増して、かなり高速になっても地面に吸い付くように走ってくれるのは絶大な安心感があります。

さてここからが琵琶湖の西岸を南下していくのですが、第一回の時は親友のハット氏と同行でしたし、一昨年はいくつかの早い車列や先導者についていったのですが、今回はどういうタイミングか完全に一人きりになってしまいました。
後ろから追いかけてくるライダーは皆無で、さりとていくらペースを上げても前方に追いつく気配はなく、イベントに出ているというより、一人でツーリングしている気分です。

あまり寂しいので観光客に混ざって写真撮影したりしてます。
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結局71.6kmの「びわ湖こどもの国」ASまで単独で、結構いいペースで走ってしまいました。
このあとも淡々と一人で走り、びわ湖大橋の手前の小野南辺りでようやく先行者が見えてきました。
ここで3人くらいのチームに抜かされましたが、イベントをお手伝いしている実業団の「シルベスト」というチームでした。
どうりで早いはずですが、彼らはまだ余裕が有って流している程度なんでしょうね。

さて一昨年まではびわ湖大橋の手前の「びわ湖大橋米プラザ」というところがASでしたが、昨年から変わったようで、このままびわ湖大橋を渡ります。
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ここも大した勾配ではないのですが、既に脚が消耗しているようで無理がききません。

いつもだと急いで通過してしまうだけなので、勿体無いと今回はてっぺんで休憩します。
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南を見ると湖南の風景が見えますが、あちらも含めて一周してみたくなりますね。
ただ、出来れば暖かい時のほうがいいなぁ(苦笑)。

このあと橋を降りて剣道559号を北上しますが、県道沿いの110.6km地点の「鮎家の郷」というところがASになっています。
個人的にはなんだか嫌な予感がします(笑)。
案の定補給食に「鮎の唐揚げ」が出てきました!。
最近魚介類が食べられるようになってきたとは言え、鮎は未だに美味しいとは思えない残念な味覚が身についているので、増して姿焼きの唐揚げは完全にNGでした。
更に輪をかけて不機嫌にさせてくれたのが合わせて出た「カレーライス」です。
ここで主催者の名誉のために言えば、一生けんめい地元の特産品や、「誰にでも人気のある」カレーライスを用意してくれたんだと思います。
僕が川魚が苦手な事は論外としても、控えめに主張させて頂ければ、揚げ物やカレーのルーの「油」は消化を阻害する大敵で、あまりロングライドの補給食には向かないという事は、どうか頭の片隅に置いて下さると助かるんですけどね。

とここから映像が途絶えますが(笑)、それはこのあたりで完全にスタミナが切れてしまったからなんですね。
実はこのASで先頭集団に追いついてしまったのですが、考えてみるとびわ湖西岸は60km以上一人で、しかもAV30km/h以上で走っていたんですね。
ここに来て夜勤や遠征のロングドライブ、寝不足等の疲れが一気に出てしまったようです。

このあとなんとか先導車以下の先頭集団についていったのですが、近江八幡を超えて、湖岸の県道25号に入ると緩やかな山岳ルートになり、ズルズルと後退してしまいました。
一昨年はマドンAでなんとかついていけたんですが、今年は全くダメでした。

それでもダメ元と、平地に戻ってからはAV32km/h程度で先行する集団を追撃してみましたが、なかなか視界に入りません。
それでも134.7km地点の「湖岸緑地南三ツ谷公園」AS手前でなんとか視界に入れて補足できました。
このASではこれまた名物の「近江牛コロッケ」が振舞われますが、個人的には一緒に出ているミカンが、水分、糖分、クエン酸の補給ができてありがたかったです。

ここからゴール地点までは26kmほどですから1時間以内で付きます。
平坦地なら30km/h以上のペースでも、車列に入ればとくに苦しくもなく、淡々と進むことができます。
おかげで13:45ころ(またログを撮り忘れた)ほぼ7時間で完走することができました。
2015びわ湖一周ロングライド、完走証b.JPG

一昨年はほぼ同じような気象条件(風の影響が少ない)で、150kmを6時間48分で走っていることを考えると10km余計に走った割には時間がそれだけかかっていないので、結構速いペースで先頭集団は走っていたように思います。
無論ロングライドですから早さを競うわけではなく、競争も関係ないわけで、故に先導者を抜いてはいけない(抜くと失格になります)とペースを抑えて走らさせているわけですから。

個人的な比較て言えば、一昨年のバイクはアイオロスを履かせたマドンAで、総合的なパフォーマンスは、パナチタンよりマドンAの方が上で、それでいて、体調も万全でない状態で一昨年並に走れたということですから、身体的なパフォーマンスはほぼ一昨年の良い状態に戻ってきたと言えるでしょう。
ただ「無理」をした反動はこのあとに出てきて、自宅に帰るまでが大変でした(苦笑)。


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大型中年

SORANEKOさま

センチュリーライドお疲れ様です。
まだ参加したことがないイベントの詳報をUpしていただいているので、読んでいる方も楽しめています。 なかなか、イベントに参加する機会がないというか、神奈川県をチマチマ走っているのが現実ですが、GWと11月の終わりはその年の大きな計画をしています。

今年は何故か自転車に対するパフォーマンスが良くないと感じているので、GW恒例で200km計画していますが、パフォーマンスを上げるために、少し焦り気味ではあります。
しかし、考えて見なくても、別に逮捕されるわけではないので、ボチボチ上げればいいのですが、中年サイクリストのいやらしい所で、毎年少しずつでもパフォーマンスを上げたいと考えていますが、やはり現実は厳しいですね。 今日は、横浜でも20℃超えました、一気に春が到来した気分です。
今週末は、天気がよければヒルクラに4か月ぶりに計画します。
by 大型中年 (2015-03-17 21:05) 

soraneko

大型中年さんへ

地元のサイクル仲間でも、「この人いろいろなところに行っている人だよ」と紹介されたことがあります(笑)。
もうちょっと「旅情」もお伝えできれば良いんですが、だいたい帰宅するとあと片付けが精一杯という感じで、年齢を感じますね(笑)

パフォーマンスですが、これが思ったように向上していかないのはなんとも歯がゆいですよね。
一歩前進二歩後退なんてことも珍しくないですし、こうやって焦る気持ちと付き合いながら地道に走っていくこと自体、それもトレーニングの一環なのかもしれないですね。

GWには僕も長距離練習を企画しています。
まだ先・・・・と、うかうかしていると、もう直ぐなんですよね。
by soraneko (2015-03-18 20:56) 

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