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モンベルフロントバックの導入と、ヘッドパーツ交換 [自転車部品]

FELTは細々した消耗品の交換も進み、順調に仕上がっています。
で、以前アナウンスしたヘットパーツの交換に関してです。

FELTは購入してから、ヘット周りの「ガタ」が持病のように頻発しており、その度締め直しては戻るのですが、しばらく走るとまたガタが出るという症状に悩まされ続けました。
まあ、根本的な解決を見ないままマドンCにチェンジしてしまい、その後組み直して使えるようにはなっていましたが、あくまで「パーツの整理のついでに組み上げた」レベルで、たまに泊まりがけのツーリングやローラーで乗る程度で使っていましたから、ヘッドのガタは出ませんでした。

最近ツーリングやイベントに使うようになり、やはりガタが出て締め直したのですが、いよいよガタが治らず、ショップに入院となりました。
入院した理由は、フォークコラムの中で固定されてヘットキャップと締め付けることでフォークを固定するこの部品のせいでした。
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通常、固定するのには「スターファングナット」という星型の傘のようなナットを使い、ボルトを締めると傘の部分が広がって、フォークのコラムの内径で固定されるようになっています。
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右がスターファングナットで、左がカーボンフォーク用のアンカーです。
カーボンフォークの場合、スターファングナットの傘の部分がくい込むと、その部分から割れてしまうことから使用できず、このアンカーが使われています。

このアンカーは、ボルトを締め込むと3分割した部品がフォークの内径で広がって固定されるようになっていますが、FELTの場合、どうやらこのアンカーが滑っていて直ぐに緩んでしまっていたようです。
で、何回か締め直した結果、アルミの部品の雌ネジの山が削れてしまい、スカスカになってしまったようです。
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実はアンカーが滑っていたのは何となく分かっていたので、このアンカーに前回紹介した「ファイバーグリップ」を塗って締め直そうとして分解したのですが、こうなっては交換するしかありません。

実際このアンカーだけ交換すれば良かったのですが、ベアリングを見ると、当時結構グレードの高かったこのバイクに似つかわしくないベアリングが入っていました。
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写真の左側が既存の部品で、ベアリングの「玉」がむき出しの、安いクロスバイクなどに使われるタイプのもので、「えっ!こんなの使っていたの」と驚いてしまいました。

右側のベアリングはシールドタイプのカートリッジベアリングで、FELTの半額以下で販売されていたアルミフレームの「マドンA」に使われていたものです。
販売時期に8年の差があるとは言え、「それはないよなー」という事で、今回FELTも「TANGE」の中級グレードのカートリッジベアリングに交換することにしました。
交換後乗った感じは、滑らかさもさる事ながら、幾分ヘッド周りのしっかり感も増したようで、長年FELTのウイークポイントだったヘッド周りの頼り無さが完全に解消されて、素直なハンドリングを手に入れることができました。

ただ、このベアリング部分は、手を抜いた設定がされたわけではないようで、カップ型のカバーにゴムシールがしっかり組み込まれていて、更にゴムのパッキンや金属のカップなどを組み込んで、かなり高い防水性と、このベアリングにしては高い精度を出していたようです。
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そういえばFELTも随分雨の中を走りましたが、BBのベアリングも含めて、一度もサビが出て困るようなことがなかったのは、当時のFELTの設計が適切だったということのようです。
ちなみに以前書いたようにマドンはグレードにかかわらず、ベアリングのシールドには無頓着で、随分サビには悩まされました。

合わせて今回FELTには「モンベルフロントバック」を導入いたしました。
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これは通勤途中出会った、ロングツーリング中のバイクに搭載されているのを目にして、ライダーの方に図々しくインプレをお伺いしてから、即買いしたものです。
宮城センチュリーライドでも使用されている方がいまして、「これは便利だよ!」とおっしゃっていました。
来週の「ロングライド魚沼」は、関東地方では想像できないくらい「秘境」がコースで、コンビニどころか自販機すら全くないエリアが広がっていますので、ボトルを2本用意したかったのですが、工具類やパンク修理セットなど「ツール缶」に入れていて、ボトルブラケットを専有していたので、その分をフロントバックに移すことにしました。

取り付けてみた感じは以下の画像の通りです。
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あまり大きくないので邪魔にはならない感じですね。
あと旧型のシマノのSTIは、シフトワイヤーが飛び出ていて邪魔になるのですが、FELTに関してはかなり余裕を持って長めにワイヤリングしておいたことが幸いして、ワイヤーの間にスッポリ収まりました。

フロントバックにはこれだけの荷物が入ります。
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センターの部分には、工具やチューブ、パンク修理キット、簡易レインウェア、エマージェンシーブランケット、ファーストエイドキット、スマホ用の予備バッテリー、補給食が入ります。
左右のサイドバックには、右がゴム手袋、防水キャップ、クリートカバー、左が塩熱サプリ、鍵など、普段背負っている分も含めて収納できました。

山岳の場合、特に気温が高くなると、背負うのは体に負担がかかるのかな?という予想もあるので、バイクに搭載することにしました。
どちらが良いのかということに関しては、来週のイベントで答えが出ると思います。
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