グランフォンド八甲田は、地獄の獲得標高3500m超イベント! [イベント]
先日18日に、青森県青森市で行われた「2016グランフォンド八甲田」に参加してきました。
この「グランフォンド」というタイトルのイベントは正式な定義は知らないのですが、開催されているイベントを見ると、どうやら走行距離100km以上、獲得標高2000m以上の設定でそう名乗っているようです。
僕が良く参加する「センチュリーライド」が160kmで、獲得標高は2000m以下の設定が多いようですから、「過酷な山岳ロングライド」と認識していれば間違い何のでしょう。
重量0.1トン超えの「ご存知どすこい体型」の僕の場合、獲得標高の多いイベントは当然苦手であり、過去の参加イベントから「距離200km、獲得標高2000m」が一日で走れる限界であると認識しています。
まあ、最近は上り坂になると恥も外聞もなく「男らしくインナーロー」宣言をして(笑)、ノタノタと足の消耗を最低限に抑えて登っているだけなので、上記のコースを走っていても、完走後に「もうダメだ!」という感じはなく、若干の余裕もありました。
しかし今回参加する「グランフォンド八甲田」の場合、獲得標高が3000m越えがアナウンスされています。
このコース図を見ても、なんだかとんでもない所を走っていることが想像されますよね。
コースの途中には、昔陸軍が冬季の雪中行軍という演習で部隊ごと遭難して多くの犠牲者を出し、高倉健さん主演の映画で有名な「八甲田山」があります。
「天はわれを見放した」という当時流行語にもなったセリフが思い起こされますが、どうなりますやら。
さて青森県の遠征は、栃木県宇都宮市からだと、一日でたどり着ける限界の場所にあり、前日17日8:30に自宅を出て、「東北自動車道」をひたすら北上して青森を目指します。
前日エントリーは今回のイベント会場のある「青森公立大学」の敷地内ではなく、青森市内のJR青森駅近く・・・正確には昔「青函連絡船」の桟橋があった場所にある、「ねぶたの家ワラッセ」というねぶたの記念館でエントリーをしました。
しかしここ青森市を訪れるのは何年ぶりでしょう。
恐らく「21世紀」になってからは初めてという感じで、町並みも結構変わっているのでしょう。
変わらず佇んでいる、引退した青函連絡船の記念館に成っている「八甲田丸」は懐かしいです。
この時点で16:00で、曇って雨が降っていることもありもう薄暗くなっています。
宿泊はここから30分ほど南下した八甲田山の麓のスキー場にある「八甲田山荘」さんにお世話になります。
スキーと登山客御用達のお宿でですが、温泉がぬるめでもよく温まる良い泉質のお風呂で、なにより夕食がとても美味しいお宿でした。
最新のビジネスホテルのようなアメニティは期待できませんが、抜群のコスパのお宿だと思います。
さて睡眠も十分とは言えずとも必要最低限の時間は取れましたし、具体的な違和感もなく、とりあえずイベントを走るのには問題のない状態で翌朝を迎えました。
イベント会場の「青森県公立大学」はこの場所から12kmほど山を下って青森市内に向かった途中にあります。
5:30ごろ到着すると、またしても会場一番乗りで(苦笑)、スタッフの方に「随分早いね!」と驚かれてしまいました(笑)。
まだ設営も済んでいない状態で流石に早いなと、近くのコンビニに行って用を足して6:00ごろ戻って、走行の準備を勧めます。
概ね装備品やバイクの整備などは済ませておいてありますし、この手の手順はなれたものですのであっという間に準備を終えて、あとは宿で作ってもらったおにぎりを食べたり、サプリメントを摂取したり、足にマッサージオイルを塗って念入りにストレッチをするなど、体のケアに努めます。
懸念されている膝の調子もなんとか大丈夫のようで、やはり薬を塗りこんで、これまた念入りにテーピングを施します。
主催者の方も着々と準備が進んでいます。
毎回遠隔地のイベントに来ると「お馴染み」なのですが、車のナンバーで「宇都宮」を見つけて何人かの参加者から「そんな遠くから来たの!」と驚かれます。
まあ、驚かれるのも無理はないですよねぇ(苦笑)。
何人かの参加者とお話をして、昨年参加した方にイベントの様子などを聞きますが、みな口を揃えて「過酷」という単語が飛び出します。
なにせルートラボのデータでも獲得標高は3170m、グーグルマップでは3500mは確実にあるという話ですので、地元宇都宮AJ主催で、200kmとしては国内屈指の難易度を誇る夏の山岳ブルベ並みの難易度は覚悟しておいたほうが良さそうです。
さてスタートは予定では8:00となっていましたが、準備が出来次第7:00からのスタートOKという、温情というのか牧歌的というべき暖かい運営のせいなのか、1時間早めに7:02にスタートします。
まず大会委員長より挨拶が有り、地元の議員さんも駆けつけてきて挨拶がありました。
スターターは議員さんが努めてスタートです。
さて、通常は体が温まるまでのんびり走る僕ですが、このコースはいきなり上り坂の連続となります。
これは実際走ったログの高低差のグラフです。
ここから約22km先の標高1021mの「傘松峠」というところまで、ひたすらの上り坂をいきなり走るわけです。
まあ、上り坂が苦手で普段でも「ノロノロ」ですが、流石にこれから獲得標高3000mが待ち構えていると思うと、ここで足を消耗できないと、ますますペースが上がりません。
一応見晴らしのよいところで記念写真を撮りますが観光気分とは程遠い心境でした(苦笑)
今回はターマックにWH9000C24の組み合わせでのライドですが、もうひと組あるレーシングゼロではないのは、やはりホイールの硬さの問題で、周りの良さと推進効率ではレーシングゼロの方が良いのですが、C24のマイルドな乗り心地としなやかさは、足にくる負担を最低限にさせてくれます。
400kmブルベなど長距離イベントで、しかも雨天仕様が多く、多少くたびれた感じのあったC24ですが、ハブの洗浄とグリスアップを実施したところ見違えるように回ってくれるようになっています。
8km程登ると、一旦高原のようなところ出てやっと一息つけます。
この高原を進むと早くもエイドステーションが設定されています。
「かやの茶屋」さんというお店で、色々と用意されています。
通常でしたら10kmも走らないでエイドステーションは必要ないと通過するところですが、既に息も絶え絶えという感じでしたので大変ありがたかったです。
最初この大会のコース図を見て「こんな山奥ではコンビニどころか自販機さえ怪しい」と思い、久しぶりにボトルも2本持参して、補給食も十分賄えるように多めに用意したのですが、この先も要所要所で多めにエイドステーションが用意されていてこれは本当に助かりました。
とはいえ、ほっとしたのも束の間、ここから先もいつ終わるともなく上り坂が延々と続きます。
更に10kmほど登っていくと「酸ヶ湯温泉」が見えてきました。
ここも30年ぶりくらい前に宿泊した記憶がありますが、全く当時の面影は無いです。
ここもお土産物屋さんにエイドステーションが設定されています。
どうやら地元の観光業会が全面的に協力してくださっているようで、たいへんありがたいですね。
とはいえここまで18kmほどしか走っていないのですが、既に1時間30分も過ぎているというのは、如何にノロノロ登っていたかが解ります。
いくらセーブしているとは言え、これで本当に時間までに完走できるのか、さすがの僕も内心気が気ではなかったというのが、この時の正直な心境でした。
この大会に参加するうえで、とにかく獲得標高3000mは未体験領域で、走りきれるかどうかの確証が得られなかったので、作戦としては「徹底的なカメさん走法で、設定時間を使い切る」という、まあなんとも意気地のない消極的な方針を立てましたが、裏を返せば人よりも長い時間走らなければ、それも上り坂で苦しまなければならない上に、次から次へと他の参加者に抜かれていく「屈辱感」に如何に耐え忍ぶかという精神的な苦痛に、どこまで耐えられるのかは、自分でも自信はありませんでした。
酸ヶ湯を後にしてまた登り始めます。
この先を現地表示では標高1041mの「傘松峠」を9:07ごろ通過して、やっとこ下り坂が現れました。
この先は38km地点の「奥入瀬渓流」までは下り坂が続きますので、なんとか人並みのペースで走ることができます。
途中の高原の牧草地の中にあるお茶屋さんがエイドステーションになっています。
人の良い老夫婦の営むお店で、暖かいお蕎麦なども用意されています。
このアップルパイのお菓子は美味しかったですね。
この先は緩い下り坂は続く比較的快適なルートで、このポイントだけがなんとなく走りを楽しめたような気がします。
このあと下り区間が終わったところで「奥入瀬渓流」にぶつかります。
以前来た時はまさかここを自転車で走ろうなどとは、到底夢にも思わなかったものですが、なんというか人生というのは解らないものですねぇ。
ここも天気が良い時に、特に紅葉の時に来ればもっと綺麗な景色が拝めたのかもしれませんが、車や観光客がゴチャゴチャ多く、そのせいか渓流の沿岸や遊歩道、車道の両脇などが人や車で踏み固められていたりして、なんとなく自然の良さを味うという感じではないような気がします。
この時点で55kmを走り、奥入瀬渓流の比較的なだらかな登りを登りきったところで10:30で3時間ちょっと、このペースだと単純に10時間程度で完走できる計算になりますが、そう上手く行くでしょうか?
久しぶりの十和田湖ではありますが特別の感慨はありません。
若い頃来た時は、まだ栃木県内からあまり出ていなかった頃ですので、見るもの聞くもの珍しいものばかりでしたが、流石に30年も日本全国を無駄に(笑)うろついいてきたおかげなのか、だんだん感動が薄れてきた感じはあります。
というか、この周辺を走っていて、十和田湖や八甲田山近辺は、確かに豊かなロケーションが魅力ではありますが、観光地としてはなんとなく寂れているような雰囲気が否めない感じです。
地元の方に聞いた話では、もちろん「東日本大震災」の影響が大きいのでしょうが、観光客は以前に比べると随分減ったということでした。
これはここだけの問題ではなく、あくまで個人的な感想ですが、各地の名勝を抱える観光地などで「道路をと通して車を多く走らせて、大量の観光客を呼び込んで消費させる」という昭和型の観光モデルから脱却できない観光地は、せっかくの自然環境という大切な資産を消費して疲弊させていただけで、徐々に衰退していく方向にあるような気がします。
とまあ、今だからこんなことを考えられますが、走っている時はそんな余裕は毛ほどもなく(笑)、次から次へと現れる上り坂をなんとかやり過ごすだけで精一杯でした。
コースはこの後十和田湖を周回するコースですが、これが単純に湖を一周するだけはありません。
コースが段々湖畔から離れていき、徐々に標高が上がってきます。
結局9kmを600m位昇る羽目になってしまい、平均勾配こそ7%弱くらいですが、ところどころかなりきつい勾配が続くところが有り、この期の及んで2度目のヒルクライムは本当に堪えます。
僕を追い抜いていく参加者も、「こんなにキツかったかな?」とか「何処まで登らされるんだ!」等、結構難儀しているようでした。
ようやく頂上の標高1008mの「御鼻部山展望台」に息も絶え絶え到着です。
スタッフの皆さんがエイドステーションで暖かくお迎えしてくれます。
こういう時は本当に「地獄に仏」ですね。
晴れていれば十和田湖が一面に見渡せる「はず」の場所ですが、展望台からは見事な「真っ白な雲」しか見えない状態でした。
このあとは元の奥入瀬渓流を登りきった所の「宇樽部」までは下りと平地が続くので、15kmの道のりはやっと普通にツーリング感覚で走ることができました。
ところが十和田湖を一周してコースは2週目に入り、また先ほどのヒルクライムルートを、360mほど登らされるんですね。
実は昼食が用意されていたエイドステーションをロストして通過してしまったこともあり、体力的にはかなり消耗した状態だったので、正直本当にうんざりでしたが、先に登った時に「いつ終わるのかわからない」という精神不安からくる疲労もなく、淡々と登って、分岐点巻きました。
しかし疲れ果てているところに追い打ちをかけるようにこのあたりから天候が悪化して、結構大粒の雨が激しく降ってきて、下りで冷えた体に追い打ちをかけてきました。
まあこのところの天候の様子と山間部であることから、「何処かで降られるだろうな」という覚悟は出来ていましたから、防寒目的のウィンドブレーカーだけ着込んでやり過ごしました。
雨も上がり12kmほど下がって、再び奥入瀬渓流にぶつかると、元のコースをなぞるように帰路に着きます。
国道102号線をそのまま登るのではなく、途中から右折して県道256号線に入るのですが、この分岐点から先を見上げると・・・・・・そうなんです、見上げるように登っているんですね!
この先1km程は地図上でも平均勾配10%以上で、最初の数百メートルに至っては、サイコンの表示が14%から張り付いて下がる気配がありません。
瞬間的に15%勾配の坂が現れるのなら、ダンシングで凌げるのですが、これが延々と続いてしまうと、元気な時ならいざ知らず、既に100kmを、獲得標高3000m近く登っているので無理がききません。
先行するライダーの方はとうとう諦めて降車して押し始めましたが、僕も気持ちが切れてついに押してしまいました(泣)。
クロスバイクの頃は何度か降りて押したことがありましたが、ロードバイクに乗ってからは降りた記憶がなかったので、これは結構屈辱的なことです(苦笑)
まあ一緒に押して登った方々も、けして「シロウト」ではなく、かなりのベテランライダーの方々でしたし、お互い「押して登るなんでほんと久しぶりですねぇ」などと話していましたから、ここは諦めることにします。
それでも諦めきれず(笑)多少緩くなった(それでも12%位!)区間はなんとか乗って登ろうとするのですが、また14%が現れると止まってしまい、それの繰り返しでようやく10%程度の勾配のところまで登りました。
登りきった先は草原の広がる高原で、往路に立寄よった食堂のエイドステーションにたどり着いて、一休みします。
奥入瀬渓流から見ると一気に200m登りましたが、ここから先更に400mほど登らなければなりません。
この区間の傾斜はそれほどでもないので、インナーミドル程度でグルグル回して淡々と登りますが、特別苦しいとかではなく、ただ無心でぺダルを回している感じになります。
この時点でも脚はなんとか持っていて、何度か痙り掛けたときは「エアーサロンパス」を吹き付けてなんとかしのげたのは助かりました。
この時点で15:00少し超えたくらいですから、18:00の最終時間までは30kmを切っていますので完走は間違いないということで、幾分精神的にも余裕が出てきました。
この後、八甲田山の東側を走る県道40号を走って、最後の登り区間を100m位登り、往路の国道103号線に来れば、あとは12kmを一気に下ってゴールの青森公立大学までは目の前です。
こうして17:10に、10時間8分でなんとか無事完走いたしました。
これが走行ログです。
累積獲得標高はなんと3695mもあります!もちろん個人的にはブッチギリの新記録です(笑)
AV速度も17.5km/hというのもこれまたブッチギリの遅い記録で(笑)、よくもまあこんなにノロノロと走れたものです。
まあ、上り坂の区間はインナーローでのたのた10km/hも出ない速度で走っていたのですから無理もありませんが、流石に我ながら情けないですね。
で、お約束ですが「自宅のドアを開けるまでがイベントです」という事で(笑)、これからまた600kmの道のりを走って宇都宮まで帰宅しなければなりません。
イベントの余韻に浸るまもなく、風邪をひかないようにすぐに着替えて撤収です。
何時もなら、温泉に入って体の汚れを落としてから帰宅しますが、せっかく温泉が豊富にある青森のこの地域ではありますが、ウェットシートで体を拭いただけで急ぎ出発します。
この後東北自動車道を南下しますが、SAで夕食を取ったあと猛烈に眠気が出てきたので、危険と判断して、岩手県花巻付近のホテルを急遽予約して21:00頃不時着し、一泊することにしました。
若い頃は仮眠を繰り返しながら徹夜で走ったものですが、流石に段々無視書き効かなくなってきましたね。
翌日7:15にホテルを出て、12:30頃自宅に戻りましたが、休暇は取れなかったので仮眠を取って夜勤に出勤したため、未だ持って装備品のかた付けも完了していない有様で、ブログも1週間かけてようやく書き終えることができました。
個人的にはこのブログの記事をアップして、ようやくグランフォンド八甲田が終了しました。
一応膝の痛みもひと段落して、体力も戻ってきた感じで、こうやってイベントのブログも書けるようになりましたから、長いスランプも回復してきたと言えると思います。
しかし、改めて遠征でのイベント参加や、ブログの記事の作成などこなしていくと、こんなにも大変なことだったということを改めて認識するとともに、10年近くこんなことを続けてきた自分に驚きます。
まあ、なんと言おうとも、嫌いな事では続くわけもありませんから、心底自転車が好きである証でもありますが、であれば好きでやっていて、これだけ熱心に出来る事など僕の人生では他には無かったことなのですから、これからも「細く長く」続けていきたいと思うのでありました。
この「グランフォンド」というタイトルのイベントは正式な定義は知らないのですが、開催されているイベントを見ると、どうやら走行距離100km以上、獲得標高2000m以上の設定でそう名乗っているようです。
僕が良く参加する「センチュリーライド」が160kmで、獲得標高は2000m以下の設定が多いようですから、「過酷な山岳ロングライド」と認識していれば間違い何のでしょう。
重量0.1トン超えの「ご存知どすこい体型」の僕の場合、獲得標高の多いイベントは当然苦手であり、過去の参加イベントから「距離200km、獲得標高2000m」が一日で走れる限界であると認識しています。
まあ、最近は上り坂になると恥も外聞もなく「男らしくインナーロー」宣言をして(笑)、ノタノタと足の消耗を最低限に抑えて登っているだけなので、上記のコースを走っていても、完走後に「もうダメだ!」という感じはなく、若干の余裕もありました。
しかし今回参加する「グランフォンド八甲田」の場合、獲得標高が3000m越えがアナウンスされています。
このコース図を見ても、なんだかとんでもない所を走っていることが想像されますよね。
コースの途中には、昔陸軍が冬季の雪中行軍という演習で部隊ごと遭難して多くの犠牲者を出し、高倉健さん主演の映画で有名な「八甲田山」があります。
「天はわれを見放した」という当時流行語にもなったセリフが思い起こされますが、どうなりますやら。
さて青森県の遠征は、栃木県宇都宮市からだと、一日でたどり着ける限界の場所にあり、前日17日8:30に自宅を出て、「東北自動車道」をひたすら北上して青森を目指します。
前日エントリーは今回のイベント会場のある「青森公立大学」の敷地内ではなく、青森市内のJR青森駅近く・・・正確には昔「青函連絡船」の桟橋があった場所にある、「ねぶたの家ワラッセ」というねぶたの記念館でエントリーをしました。
しかしここ青森市を訪れるのは何年ぶりでしょう。
恐らく「21世紀」になってからは初めてという感じで、町並みも結構変わっているのでしょう。
変わらず佇んでいる、引退した青函連絡船の記念館に成っている「八甲田丸」は懐かしいです。
この時点で16:00で、曇って雨が降っていることもありもう薄暗くなっています。
宿泊はここから30分ほど南下した八甲田山の麓のスキー場にある「八甲田山荘」さんにお世話になります。
スキーと登山客御用達のお宿でですが、温泉がぬるめでもよく温まる良い泉質のお風呂で、なにより夕食がとても美味しいお宿でした。
最新のビジネスホテルのようなアメニティは期待できませんが、抜群のコスパのお宿だと思います。
さて睡眠も十分とは言えずとも必要最低限の時間は取れましたし、具体的な違和感もなく、とりあえずイベントを走るのには問題のない状態で翌朝を迎えました。
イベント会場の「青森県公立大学」はこの場所から12kmほど山を下って青森市内に向かった途中にあります。
5:30ごろ到着すると、またしても会場一番乗りで(苦笑)、スタッフの方に「随分早いね!」と驚かれてしまいました(笑)。
まだ設営も済んでいない状態で流石に早いなと、近くのコンビニに行って用を足して6:00ごろ戻って、走行の準備を勧めます。
概ね装備品やバイクの整備などは済ませておいてありますし、この手の手順はなれたものですのであっという間に準備を終えて、あとは宿で作ってもらったおにぎりを食べたり、サプリメントを摂取したり、足にマッサージオイルを塗って念入りにストレッチをするなど、体のケアに努めます。
懸念されている膝の調子もなんとか大丈夫のようで、やはり薬を塗りこんで、これまた念入りにテーピングを施します。
主催者の方も着々と準備が進んでいます。
毎回遠隔地のイベントに来ると「お馴染み」なのですが、車のナンバーで「宇都宮」を見つけて何人かの参加者から「そんな遠くから来たの!」と驚かれます。
まあ、驚かれるのも無理はないですよねぇ(苦笑)。
何人かの参加者とお話をして、昨年参加した方にイベントの様子などを聞きますが、みな口を揃えて「過酷」という単語が飛び出します。
なにせルートラボのデータでも獲得標高は3170m、グーグルマップでは3500mは確実にあるという話ですので、地元宇都宮AJ主催で、200kmとしては国内屈指の難易度を誇る夏の山岳ブルベ並みの難易度は覚悟しておいたほうが良さそうです。
さてスタートは予定では8:00となっていましたが、準備が出来次第7:00からのスタートOKという、温情というのか牧歌的というべき暖かい運営のせいなのか、1時間早めに7:02にスタートします。
まず大会委員長より挨拶が有り、地元の議員さんも駆けつけてきて挨拶がありました。
スターターは議員さんが努めてスタートです。
さて、通常は体が温まるまでのんびり走る僕ですが、このコースはいきなり上り坂の連続となります。
これは実際走ったログの高低差のグラフです。
ここから約22km先の標高1021mの「傘松峠」というところまで、ひたすらの上り坂をいきなり走るわけです。
まあ、上り坂が苦手で普段でも「ノロノロ」ですが、流石にこれから獲得標高3000mが待ち構えていると思うと、ここで足を消耗できないと、ますますペースが上がりません。
一応見晴らしのよいところで記念写真を撮りますが観光気分とは程遠い心境でした(苦笑)
今回はターマックにWH9000C24の組み合わせでのライドですが、もうひと組あるレーシングゼロではないのは、やはりホイールの硬さの問題で、周りの良さと推進効率ではレーシングゼロの方が良いのですが、C24のマイルドな乗り心地としなやかさは、足にくる負担を最低限にさせてくれます。
400kmブルベなど長距離イベントで、しかも雨天仕様が多く、多少くたびれた感じのあったC24ですが、ハブの洗浄とグリスアップを実施したところ見違えるように回ってくれるようになっています。
8km程登ると、一旦高原のようなところ出てやっと一息つけます。
この高原を進むと早くもエイドステーションが設定されています。
「かやの茶屋」さんというお店で、色々と用意されています。
通常でしたら10kmも走らないでエイドステーションは必要ないと通過するところですが、既に息も絶え絶えという感じでしたので大変ありがたかったです。
最初この大会のコース図を見て「こんな山奥ではコンビニどころか自販機さえ怪しい」と思い、久しぶりにボトルも2本持参して、補給食も十分賄えるように多めに用意したのですが、この先も要所要所で多めにエイドステーションが用意されていてこれは本当に助かりました。
とはいえ、ほっとしたのも束の間、ここから先もいつ終わるともなく上り坂が延々と続きます。
更に10kmほど登っていくと「酸ヶ湯温泉」が見えてきました。
ここも30年ぶりくらい前に宿泊した記憶がありますが、全く当時の面影は無いです。
ここもお土産物屋さんにエイドステーションが設定されています。
どうやら地元の観光業会が全面的に協力してくださっているようで、たいへんありがたいですね。
とはいえここまで18kmほどしか走っていないのですが、既に1時間30分も過ぎているというのは、如何にノロノロ登っていたかが解ります。
いくらセーブしているとは言え、これで本当に時間までに完走できるのか、さすがの僕も内心気が気ではなかったというのが、この時の正直な心境でした。
この大会に参加するうえで、とにかく獲得標高3000mは未体験領域で、走りきれるかどうかの確証が得られなかったので、作戦としては「徹底的なカメさん走法で、設定時間を使い切る」という、まあなんとも意気地のない消極的な方針を立てましたが、裏を返せば人よりも長い時間走らなければ、それも上り坂で苦しまなければならない上に、次から次へと他の参加者に抜かれていく「屈辱感」に如何に耐え忍ぶかという精神的な苦痛に、どこまで耐えられるのかは、自分でも自信はありませんでした。
酸ヶ湯を後にしてまた登り始めます。
この先を現地表示では標高1041mの「傘松峠」を9:07ごろ通過して、やっとこ下り坂が現れました。
この先は38km地点の「奥入瀬渓流」までは下り坂が続きますので、なんとか人並みのペースで走ることができます。
途中の高原の牧草地の中にあるお茶屋さんがエイドステーションになっています。
人の良い老夫婦の営むお店で、暖かいお蕎麦なども用意されています。
このアップルパイのお菓子は美味しかったですね。
この先は緩い下り坂は続く比較的快適なルートで、このポイントだけがなんとなく走りを楽しめたような気がします。
このあと下り区間が終わったところで「奥入瀬渓流」にぶつかります。
以前来た時はまさかここを自転車で走ろうなどとは、到底夢にも思わなかったものですが、なんというか人生というのは解らないものですねぇ。
ここも天気が良い時に、特に紅葉の時に来ればもっと綺麗な景色が拝めたのかもしれませんが、車や観光客がゴチャゴチャ多く、そのせいか渓流の沿岸や遊歩道、車道の両脇などが人や車で踏み固められていたりして、なんとなく自然の良さを味うという感じではないような気がします。
この時点で55kmを走り、奥入瀬渓流の比較的なだらかな登りを登りきったところで10:30で3時間ちょっと、このペースだと単純に10時間程度で完走できる計算になりますが、そう上手く行くでしょうか?
久しぶりの十和田湖ではありますが特別の感慨はありません。
若い頃来た時は、まだ栃木県内からあまり出ていなかった頃ですので、見るもの聞くもの珍しいものばかりでしたが、流石に30年も日本全国を無駄に(笑)うろついいてきたおかげなのか、だんだん感動が薄れてきた感じはあります。
というか、この周辺を走っていて、十和田湖や八甲田山近辺は、確かに豊かなロケーションが魅力ではありますが、観光地としてはなんとなく寂れているような雰囲気が否めない感じです。
地元の方に聞いた話では、もちろん「東日本大震災」の影響が大きいのでしょうが、観光客は以前に比べると随分減ったということでした。
これはここだけの問題ではなく、あくまで個人的な感想ですが、各地の名勝を抱える観光地などで「道路をと通して車を多く走らせて、大量の観光客を呼び込んで消費させる」という昭和型の観光モデルから脱却できない観光地は、せっかくの自然環境という大切な資産を消費して疲弊させていただけで、徐々に衰退していく方向にあるような気がします。
とまあ、今だからこんなことを考えられますが、走っている時はそんな余裕は毛ほどもなく(笑)、次から次へと現れる上り坂をなんとかやり過ごすだけで精一杯でした。
コースはこの後十和田湖を周回するコースですが、これが単純に湖を一周するだけはありません。
コースが段々湖畔から離れていき、徐々に標高が上がってきます。
結局9kmを600m位昇る羽目になってしまい、平均勾配こそ7%弱くらいですが、ところどころかなりきつい勾配が続くところが有り、この期の及んで2度目のヒルクライムは本当に堪えます。
僕を追い抜いていく参加者も、「こんなにキツかったかな?」とか「何処まで登らされるんだ!」等、結構難儀しているようでした。
ようやく頂上の標高1008mの「御鼻部山展望台」に息も絶え絶え到着です。
スタッフの皆さんがエイドステーションで暖かくお迎えしてくれます。
こういう時は本当に「地獄に仏」ですね。
晴れていれば十和田湖が一面に見渡せる「はず」の場所ですが、展望台からは見事な「真っ白な雲」しか見えない状態でした。
このあとは元の奥入瀬渓流を登りきった所の「宇樽部」までは下りと平地が続くので、15kmの道のりはやっと普通にツーリング感覚で走ることができました。
ところが十和田湖を一周してコースは2週目に入り、また先ほどのヒルクライムルートを、360mほど登らされるんですね。
実は昼食が用意されていたエイドステーションをロストして通過してしまったこともあり、体力的にはかなり消耗した状態だったので、正直本当にうんざりでしたが、先に登った時に「いつ終わるのかわからない」という精神不安からくる疲労もなく、淡々と登って、分岐点巻きました。
しかし疲れ果てているところに追い打ちをかけるようにこのあたりから天候が悪化して、結構大粒の雨が激しく降ってきて、下りで冷えた体に追い打ちをかけてきました。
まあこのところの天候の様子と山間部であることから、「何処かで降られるだろうな」という覚悟は出来ていましたから、防寒目的のウィンドブレーカーだけ着込んでやり過ごしました。
雨も上がり12kmほど下がって、再び奥入瀬渓流にぶつかると、元のコースをなぞるように帰路に着きます。
国道102号線をそのまま登るのではなく、途中から右折して県道256号線に入るのですが、この分岐点から先を見上げると・・・・・・そうなんです、見上げるように登っているんですね!
この先1km程は地図上でも平均勾配10%以上で、最初の数百メートルに至っては、サイコンの表示が14%から張り付いて下がる気配がありません。
瞬間的に15%勾配の坂が現れるのなら、ダンシングで凌げるのですが、これが延々と続いてしまうと、元気な時ならいざ知らず、既に100kmを、獲得標高3000m近く登っているので無理がききません。
先行するライダーの方はとうとう諦めて降車して押し始めましたが、僕も気持ちが切れてついに押してしまいました(泣)。
クロスバイクの頃は何度か降りて押したことがありましたが、ロードバイクに乗ってからは降りた記憶がなかったので、これは結構屈辱的なことです(苦笑)
まあ一緒に押して登った方々も、けして「シロウト」ではなく、かなりのベテランライダーの方々でしたし、お互い「押して登るなんでほんと久しぶりですねぇ」などと話していましたから、ここは諦めることにします。
それでも諦めきれず(笑)多少緩くなった(それでも12%位!)区間はなんとか乗って登ろうとするのですが、また14%が現れると止まってしまい、それの繰り返しでようやく10%程度の勾配のところまで登りました。
登りきった先は草原の広がる高原で、往路に立寄よった食堂のエイドステーションにたどり着いて、一休みします。
奥入瀬渓流から見ると一気に200m登りましたが、ここから先更に400mほど登らなければなりません。
この区間の傾斜はそれほどでもないので、インナーミドル程度でグルグル回して淡々と登りますが、特別苦しいとかではなく、ただ無心でぺダルを回している感じになります。
この時点でも脚はなんとか持っていて、何度か痙り掛けたときは「エアーサロンパス」を吹き付けてなんとかしのげたのは助かりました。
この時点で15:00少し超えたくらいですから、18:00の最終時間までは30kmを切っていますので完走は間違いないということで、幾分精神的にも余裕が出てきました。
この後、八甲田山の東側を走る県道40号を走って、最後の登り区間を100m位登り、往路の国道103号線に来れば、あとは12kmを一気に下ってゴールの青森公立大学までは目の前です。
こうして17:10に、10時間8分でなんとか無事完走いたしました。
これが走行ログです。
累積獲得標高はなんと3695mもあります!もちろん個人的にはブッチギリの新記録です(笑)
AV速度も17.5km/hというのもこれまたブッチギリの遅い記録で(笑)、よくもまあこんなにノロノロと走れたものです。
まあ、上り坂の区間はインナーローでのたのた10km/hも出ない速度で走っていたのですから無理もありませんが、流石に我ながら情けないですね。
で、お約束ですが「自宅のドアを開けるまでがイベントです」という事で(笑)、これからまた600kmの道のりを走って宇都宮まで帰宅しなければなりません。
イベントの余韻に浸るまもなく、風邪をひかないようにすぐに着替えて撤収です。
何時もなら、温泉に入って体の汚れを落としてから帰宅しますが、せっかく温泉が豊富にある青森のこの地域ではありますが、ウェットシートで体を拭いただけで急ぎ出発します。
この後東北自動車道を南下しますが、SAで夕食を取ったあと猛烈に眠気が出てきたので、危険と判断して、岩手県花巻付近のホテルを急遽予約して21:00頃不時着し、一泊することにしました。
若い頃は仮眠を繰り返しながら徹夜で走ったものですが、流石に段々無視書き効かなくなってきましたね。
翌日7:15にホテルを出て、12:30頃自宅に戻りましたが、休暇は取れなかったので仮眠を取って夜勤に出勤したため、未だ持って装備品のかた付けも完了していない有様で、ブログも1週間かけてようやく書き終えることができました。
個人的にはこのブログの記事をアップして、ようやくグランフォンド八甲田が終了しました。
一応膝の痛みもひと段落して、体力も戻ってきた感じで、こうやってイベントのブログも書けるようになりましたから、長いスランプも回復してきたと言えると思います。
しかし、改めて遠征でのイベント参加や、ブログの記事の作成などこなしていくと、こんなにも大変なことだったということを改めて認識するとともに、10年近くこんなことを続けてきた自分に驚きます。
まあ、なんと言おうとも、嫌いな事では続くわけもありませんから、心底自転車が好きである証でもありますが、であれば好きでやっていて、これだけ熱心に出来る事など僕の人生では他には無かったことなのですから、これからも「細く長く」続けていきたいと思うのでありました。
初めまして。私も埼玉県から八甲田グランフォンドに参加してきました。
私も最大勾配が15%の劇坂区間は、押してしまいましたよ。
でも今までに参加したイベントでは、一番満足した大会でした。
来年は、劇坂で足付きしないようにが目標になるかな。
by TondaMR (2016-09-24 09:30)
TondaMRさんへ
コメントありがとうございました。
関東地方からだと遠征するのに結構大変な場所ではありますが、それだけ苦労する甲斐のあるイベントだったと思います。
例の劇坂は、不意に目の前に現れたので今回は闘志が途切れてしまいましたが、次回チャレンジする時には僕もリベンジしたいです。
東北地方のイベントは、あまり知られていないこの手の「山岳グランフォンド」が幾つかあるそうです。
基本「みちのくライダー」の方々は「山が嫌いだと山しかないからそもそも自転車に乗ろうと思わない」そうで、みなさん本当に健脚揃いでした。
流石に過酷さが知れ渡りすぎて一部に不評らしく(笑)来年からは八甲田山周遊等の別コースも設けられると聞きましたが、やはりこのイベントはこの劇坂あってこそ価値があるとも言えそうですね。
by soraneko (2016-09-24 19:28)
本当に凄いコースのイベントですね。
八甲田の雄大な風景と奥入瀬渓谷を眺めながら自転車で走ることはとても憧れの世界です。
累積標高が3600m越えとはまさに山岳ルートで疲労感も相当なものだったことと察しますが、その後の車の運転を考えると想像を絶してしまいました(苦笑)
十和田湖からの登りもとてもキツそうでしたが、やはり魅力的な観光スポットをロードバイクで走るのも違う意味で楽しめることかなと最近思うようになりました。
by creeker (2016-09-24 21:24)
creekerさんへ
初出場のイベントは何時もそうなんですが、まず完走することに意識が集中するためなのか、見事な景観などを楽しむ余裕がない事が多く、今回は尚更そんな感じでした。
2回目以降ならコースの様子も解っていて余裕もできますから、次回行くのであれば、前後の移動時間なども余裕を作って、「観光」気分で楽しんできたいです。
ただこのイベントの場合、「楽しむ」為には自分自身の一段のスキルアップは必達条件に成るようです。
by soraneko (2016-09-25 04:17)
若干ルートを変えてあるとはいえ同じ山を1日2回登るって自分は嫌だな~まあ最初から参加しませんが(笑)
奥入瀬~八甲田は昔キャンプ道具積んだランドナーで登ったことがありますが、かなりの急登で苦労して、生意気な後輩に「時速2キロ」とからかわれた記憶があります。
by えすぷれそ (2016-09-25 20:35)
えすぷれそさんへ
そうなんです、「またあそこを登るのか!」と考えただけで本当に憂鬱になりました。
僕の場合体自身が大きな荷物なので(苦笑)ほんと9%を越えると一気に速度は一桁になっていました。
僕もなんでそんな苦手なところばかり行ってしまうのかよく説明できません。
by soraneko (2016-09-25 21:12)
SORANEKOさんへ
150kmで3690mの獲得標高本当にお疲れ様でした。平均速度17.6km/hですか・・・わかります。 少し、オーバーですが、多くのライダーに抜かれますし、自分の理想の走りではないと勝手にもがいてしまうのですが、現実を直視し、今できることは最大限にやろうと心に決めるので、今回の泊りがけツーリングで最後まで自走できました。
それにしても、何台も定常的に抜かれるとイヤになってしまう自分が去年まであったのですが、年喰って200kmや獲得標高2000mを超えるツーリングでは当然のこととして、自分の中に処理できているような気がしますが・・・・、今度も最終日は獲得標高1500m程度で、20km/hをはるかに切っていましたが満足です。
後、SORANEKOさんが書いている下りで、「昭和時代の旅行形態」ですが、私も一票です。 今回行った信州も相変わらずその名残が多く、素晴らしい自然がありながらどんどん廃れて行ってしまっています。そのように考えられるのは、オートバイツーリングやマイカーでのドライビングでは、スピードが速すぎて見えないかもしれません。 自転車に信州に行ったのは初めてですが、オートバイ時代の3倍の視野を楽しめました。 また、行きたいと思いますが・・・・、いつまで自走ができるか見ものです。
by 大型中年 (2016-09-27 20:15)
大型中年さんへ
今回もそうですが、自分のパフォーマンスを良く理解した上で参加している以上、これ以上のペースアップは出来ない、というより淡々と自分のペースで走って完走すれば良いだけなので、確かに「抜かす抜かさない」にこだわることはありませんよね。
我々は次第に距離や獲得標高に関して、数字に麻痺している状態のようで(苦笑)、一般的には200kmを走る、獲得標高2000m登るというのは大変なことであって、無事に走り切れる体力とスキルは十分「自分自身を褒めても良い」ものだと思います。
ま、上を目指す「向上心」あっての、加齢との戦いの上での「現状維持」だと思いますので、お互いにがんばりましょう!
しかし少子高齢化などという単語が陳腐に聞こえるくらい、現状の日本の「縮小し続ける国家」の有様は、加速度的に進んできていますね。
山間部等は「限界集落」の問題もありますし、人が住んでいないまたは林業などの産業も立ち行かなければ、接続する道路などのインフラを維持するのも難しいように思えます。
仰られるように、車やバイクで観光気分で通過してしまうだけでは、見えてこない事だったのかもしれませんね。
by soraneko (2016-09-29 12:33)
酸ヶ湯温泉。の字が間違っていますよ
by あはん (2019-07-02 18:16)
あはんさんへ
コメントありがとうございます。
誤字のご指摘感謝いたします。
謹んで訂正させていただきました。
by soraneko (2019-07-03 05:53)