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オフシーズン、沖縄の空にしよう! [雑談]

すっかり自転車のオフシーズンで体がなまりまくっていますが(苦笑)、来年の予定もチラホラ出てきていますから、明日からボチボチ始めようと思っています。
で、短いオフで最後の週末に自転車抜きの旅行をしようということにしました。
話は変わりますが、実は知らないうちにカードのマイルが結構貯まっいて、国内のどこも楽にいけそうで、飛行機代がロハという事で、北海道は寒いし(事実大雪で当日全便欠航でした)、ここはやはり暖かい沖縄に行くことにしました。

10日土曜日に移動です。
久しぶりの飛行機で羽田ですが、羽田といえば山奥の田舎物の栃木県人の場合、かつては宇都宮線で上野駅→山手線で浜松町→モノレールで羽田というのが鉄板でしたが、今は東海道線直通線があるので、品川まで行き、京浜急行で羽田に行きました。
いやー、乗り換え一回というのは本当に楽ですねー。
あと今回はANAの会員サイトからの予約で、スマホに表示したQコードで搭乗手続きをします。
いつも使っている人は「何を今更」なんですが、科学の進歩についていくのが大変で(苦笑)

さ、いよいよ搭乗です。
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今回は乗り慣れたボーイング777で、安定して飛行しています。
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沖縄についた頃にはもうすっかり日が暮れています。
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さー、明日は自転車に乗るわけではないので、泡盛でも飲んで盛大に那覇の夜を・・・・と行こうと思いましたが、なんだか何時ものイベントの遠征のような流れでなんとなく遊ぶ気になれなかったので、夕食を食べて早く寝てしまいます。
で、「今回は沖縄料理を堪能しよー!」のはずでしたが、なぜかこれです。
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那覇で何故金沢の「ゴーゴーカレー」なのか(笑)。
まあ、食べたかったのと、下手に夜うろついて疲れるのも嫌だったので初日はこれで終わりです。

翌日11日日曜日、ゆっくり起きても良いのですが、これまたいつもの習性で早起きしてしまいました。
ま、午前中は特に予定も決めていなかったので、思いつきで首里城に行くことにしました。
ちょうどホテルの前に直通のバスが通っているのが分かりましたのでバス停に行きます。
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しかし、路線バスというのは土地勘がないと何がなんだかわからないもので、太川さんや蛭子さんの苦労がしのばれます(笑)。
どっこいおいらもどすこいライダー!この程度ではネを上げるわけにはいきません。
とにかく周りのおじさんやおばさん、運転手さんにとにかく聴きまくって、首里行きのバスになんとか乗り込みます。

さて沖縄は今まで2度来ていますが、グループ旅行だったり飛行場だけとか、あまりうろついていなかったせいもあって、あまり深い印象が残っていません。
で、バスで走っていくと、意外と高低差があり、那覇市街地はゴシャゴシャした感じでした。
以前ツールド沖縄に出た友人も坂が多く大変だったという話・・・・いけないいけない!今回は自転車抜きの旅でした(笑)。

と、どんどんバスは高いところに登って行きます。
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実は特に予備知識なしで勝手な想像で、首里城はなんだか広い海岸線沿いあたりにあると思い込んでいましたが、「お城」なんですから、やはり見晴らしがよく且つ、攻めにくいところに築城するものでしたよね。

現地には8:00頃到着で、ちょうどオープンの時間あたりに間に合ったようです。
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開門の時間です。
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今日は修学旅行の学生がゾロゾロいます。
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彼らは帰りの飛行機も一緒だったかな?

これが首里城の本殿です。
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これは最近再建されたもので、中に入ると新しい木の香りがするくらいでした(笑)。
もともとあった首里城は明治維新以後も残ってはいたらしいですが、終戦間際の「沖縄本土戦」でほぼ完全に破壊されたそうです。

だから見えている建物や石垣もほとんど再建されたものです。
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で、気がついたのは「痕跡」として残っていた古い石畳です。
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年配の係りの方に聞いたところ、戦中は陸軍の司令部が首里城後に設営されていたそうで、当然のことながら「最重要攻撃目標」なわけで、爆撃や激しい艦砲射撃を受けたそうで、もはや跡形もなかったそうです。
確かに城跡ですから、「陣地」にはもってこいで、見晴らしもよければ、所々湧水もあり、そこに司令部を設けるのは「軍事的」には道理なのですが、凄惨な結果をもたらしてしまいました。

で、まだ時間があると周辺を歩いて散策します。
今回の目的の一つに「泡盛を飲みたい」というのがあったので、首里城の近くの酒造会社の「瑞泉酒造」さんに向かいます。
そこに行く為に歩いているとあちこち湧水があり、お酒の仕込みにはもってこいの土地のようですね。
酒蔵見学と、お約束の試飲をタップリ楽しみますが、いやー普段は自動車か自転車での移動なので、試飲とは言えアルコールは御法度で、涙を飲んで酒飲まず(笑)撤退していましたが、嬉しいですね!。

と、そこに飾ってあったこの付近の昭和10年当時の写真です。
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此処で自分が飲む分とお土産の泡盛を仕込んで、ついでに食事処の情報も仕込みます。
お聞きしたお店はまだ開店時間前だったので、隣のカフェで休憩しながら、今度は此処で地元の見所などをお聞きして、時間も有るのでそちらにてくてく歩行きます。
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「金城町石畳道」という古道で、地元のご年配の方に「あれは(かなしろ)ではなく(かなぐすく)と呼ぶんだよ」と教えていただきました。
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ちなみにここも4㎞程の道で往時の道は230mていどしか残っていなかったそうですが、趣が有りますね。
呼び方を教えてくれたご年配の方のお話では、当時の家や学校さえも木造の「茅葺」屋根で、此処から海岸線までの建物はきれいさっぱり焼けて無くなってしまったそうです。
あと、当時は今より寒かったというお話もされていて、朝など最低気温が6℃まで下がることも有り、やはり最近温かいのは温暖化のせいなのかなというお話でした。

しかしこの古道は麓から山の上にあるお城で続いているのですが、まさかここで歩きで「ヒルクライム」をすることに成ろうとは思いませんでした。
で勢いがついてこんなところも登ります。
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良い感じでHRが上がってきて・・・・いかんいかん!どうしても自転車が頭から離れないです(苦笑)。

ただ、調子に乗ってこんなところを歩いていると大変危険なのは沖縄といえば
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という事ですので、下手に道を外れると命取りになります。

さて教えていただいたお店に行きます。
なんというか、このあたりの地形やレイアウト等を歩き回ってなんとなく覚えてしまい、もうGoogleMapのナビなしでも目的地に行けます。
でこんな路地をウロウロしてしまいます。
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目的のお店に付きますが、特に案内の看板もなくこれでは普通わからないですよね(苦笑)
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富久屋さんという、沖縄料理のお店で、観光客というより、地元の方が大勢こられたり電話で予約をしたりする人気のお店です。
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ここで初めて「沖縄そば」と「ゴーヤチャンプル」をいただきました!
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沖縄そばはあっさりしていながら結構出汁が効いていて美味しかったです。

ここはどちらかというと「上品」な部類のお料理を出すところらしいのですが、特に美味しかったのはこの「ゴーヤチャンプル」です
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ゴーヤと豆腐を炒めただけというシンプルな作りで、味付けも基本塩ベースでシンプルなのですが、とにかくゴーヤそのものが、こんなに美味しいとは思いませんでした!。
なんというか今まで食べたゴーヤは一体何だったのだろうというくらい衝撃的な美味しさでした。
この事をお店の方に言うと、「我が意を得たり」だったらしく、嬉しそうに「こういうシンプルな方が本当のゴーヤの美味しさが出るんですよ」と教えてくれました。

うーん泡盛も飲んだし、ゴーヤちゃんぷるも食べたし、これで旅の目的は半分達成しました。
あとやはり住宅地の狭い道・・・・この道も古い参道の後なのだそうで、色々と見所もあるのですが、麓に下って今度は「ゆいレール」という沖縄唯一の鉄道であるモノレールの駅に向かいます。
モノレールは高いところに駅があります。
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よって見晴らしは抜群ですね。
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僕が乗った週末は常に満員状態で、地元の人の貴重な足になっているのがわかりますが、基本的には沖縄は車がないと生活できないところで、狭い道や街道、広いバイパスでさえ常に混んでいて交通渋滞は恒常化していて深刻なのだそうです。

モノレールに乗ると中刷り広告でこのイベントが告知されています。
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えーと、今回の旅の最大の目的はコレで(苦笑)、航空自衛隊那覇基地で行われている、「那覇基地祭」なのですが、今年は「美ら海エアフェスタ2016」として開催されているようです。
このところ自転車三昧で、自転車が絡まない基地祭の見学は本当に久しぶりです。

赤嶺という駅で降りて歩いて5分程度で基地のメインゲートにつきます。
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多くの地元の方が訪れていますが、首都圏で行われる基地祭に比べるとはるかに空いていて、この程度の混み具合なら十分楽しめると思います。
まあ、場所が場所だけに、諸手を挙げてはしゃいで見て歩くわけにも行きませんし、来場者も若い家族連れなどが中心で、当然地元の年配者の方などは自衛隊の敷地に入ることですら強い嫌悪感はあるでしょう。

とはいえ僕自身は久々なのでどうしてもウキウキしてしまいます。
今回はアクロバットチームの「ブルーエンジェルス」も来ています。
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基地祭と言っても滑走路は官民共用で、基本的に民間機の離発着の合間を縫って、3自衛隊の機体の展示飛行があるので、のんびりと予定が進んでいますし。
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那覇基地は昔「F4EJファントム」戦闘機の舞台しかいなかった基地で、なにせ近くにアメリカ空軍の「嘉手納基地」があるのですから、ある意味主役はあちらだとも言えましたが、ここ最近は国際情勢の変化で、沖縄が一気に最前線となり、各地からF15イーグルの部隊をかき集めて、有事に備えてアラート待機(スクランブルに備えて5分以内に飛び出せる)についています。
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流石にマッハ2.5を出せるというF15のエンジン音は腹に響きます。
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こちらはのんきに見ていますが、飛んでいる空自のパイロットは某国の領空侵犯や挑発行動に、ギリギリのラインで有事に至らないように、厳しい任務をこなしています。
垂直尾翼に舞台のシンボルが普通は書かれていますが、見えにくいようにされています。
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これは本気で空対空戦闘を想定している証拠で、「まるでテニスコートのように広くて、遠くからでも直ぐに見つけられる」という大型戦闘機のF15の被視認性を少しでも下げるための「制空迷彩」という処理です。

このあとメインイベントのブルーインパルスの演技飛行です。
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ここ那覇基地は午後は滑走路側に太陽がある「逆光」で、恐らく管制空域の問題で高く上がれす、かといって近くにもよれず、普段通りの演技はでない経過飛行が中心でしたので、撮影というより雰囲気を楽しみます。

16:40頃には全てのプログラムが終わって基地をでます。
いつもだと自転車のイベントもそうですが、ここから自宅に帰らなくてはいけないという、「せわしなさ」があるのですが、今回は2泊するので時間に追われないのが、なんとものんびり出来て良いですね。
しかし、朝も早くから1日歩き通しだったので流石に疲れてしまいました。
もう眠くなってしまったので、健全に夜を過ごそうと(笑)早めに夕食をとります。

まあ、せっかくの旅行で贅沢しても良いのですが、根が貧乏臭いので高いものを食べたいとは思わない感じで、折角なら地元の大衆食堂に行こうと、中心部の食堂を探しました。
那覇市街地の国際通りの奥に入ったところにあった「花笠食堂」さんに入ります。
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まずは定番の「オリオンビール」でハイ乾杯です(笑)
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おつまみはやはりこれでしょう!
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先に上品な方のゴーヤチャンプルを頂きましたので、出来るだけ家庭的な普通のゴーヤチャンプルも食べたかったというのも。ここを選んだ理由です。
ここは細かく刻んだ「スパム」と、これは推論ですが「島らっきょう」のみじん切りが入っていて、薄切りにしたシャッキリと炒めたゴーヤを豆腐を最後に卵であえた作り方で、やはりここもシンプルな塩味でしたが、先のチャンプルに勝るとも劣らない美味しさでした。
お店のおばちゃんに「本土じゃこんな美味しいゴーヤチャンプル食べたことないよ」と言ったら、「本土では中華風に味が濃すぎるのが多いらしいよ」とのことでした。

この他焼肉定食も食べてお腹がはちきれるほどいっぱいになって1830円というリーズナブルな夕食でした。
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本日は往路の反対のパターンで宇都宮に帰還して、僕の「自転車抜きのぶらり沖縄旅」は終了です。
いや、本当に今回はとことん歩きが多い旅でしたが、なまじレンタカーなどを借りてあちこち見て回るより、那覇市内だけでしたが、随分内容の濃い旅路を楽しむことができました。
これにて僕の自転車オフシーズンは本日で終了で、明日からは来年に向かって新しい自転車シーズンが始まります。
手始めに1月22日にAJ宇都宮さん主催のブルベ、BRM122那珂湊200kmのエントリーは終了しているので、オフの間についた体重を少しでも落とすなど、色々と準備を進めたいと思います。

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大型中年

SORANEKOさんへ

私も沖縄には数回行きましたが、すべてレンタカーで移動でした。
ナビが普及していない時代ですので、看板がある幹線や、知っている道をグルグル走り回るだけで、景色はウォーキングと比較できません。それにしても、オフシーズンというのは本当に必要ですね。 私は決まったルールがなく、単純にカラダに負担をかけているだけのように思っています。 
土曜日は休脚日にするはずなのに、自転車のモチベーションが高まっており、少しは走るかなと慰めています。本当に困ったものです。
by 大型中年 (2016-12-13 06:30) 

soraneko

大型中年さんへ

いや本当のところ我慢していて、しまいにはクランク回したくて、禁断症状が出ていたくらいなんですよ!。
本当にレンタサイクル借りて見てまわろうかなと思いましたし、結構楽しそうな坂道がたくさんあって(笑)ウズウズしていました。
まあ、歩きで見物できたのは大正解で、本当に見過ごしてしまいそうな面白いものが見つかったり、地元の人との交流でいろいろ教えてもらったりする事が出来ました。
短いオフでしたが、気分の良い切り替えになりました。
by soraneko (2016-12-13 20:29) 

creeker

沖縄とてもいいですね!
私も何度か訪れましたが、地元のゴーヤチャンプルーや島豆腐がとても美味しかった印象が残っております。
それ以来東京近辺でも沖縄料理屋さんを訪れる機会が増えたような気がします。
街を歩くだけでも雰囲気だけで十分楽しめるところがたくさんあるので、本当に自転車のことは忘れそうですね(笑)
by creeker (2016-12-13 22:31) 

喫茶こじろう

沖縄はまだ行ったことがないのですが、料理も街の雰囲気も、本土とは何となく異なっているようで興味をそそられます。いつか行ってみたい地の一つです。
by 喫茶こじろう (2016-12-13 23:00) 

soraneko

creekerさんへ

青い海、白い砂浜、マリンレジャーなど、おおよそ思いつく沖縄のイメージとはかけ離れた旅でしたが、これも立派な沖縄だと思います。
個人的にはもっとジャンキーな感じのグルメも楽しみたい感じで、次回行くときは、是非時間をかけて沖縄料理を食べて歩きたいですね。
by soraneko (2016-12-14 06:07) 

soraneko

喫茶こじろうさんへ

都市部に入ると何処も同じ様な感じですが、住宅地や郊外に行くと家の造りや植生などから、やはり暑い所だけあって関東地方とは随分趣が違います。
料理といえば、食堂などでは普通の「醤油さし」を見かけなかったのが驚きました。
by soraneko (2016-12-14 06:14) 

イシム

こんにちは。
花笠食堂!
数年前の美ら海センチュリーライドで行きました~♪
懐かしいです!
今回はバイクは持っていかれなかったのですね。
きれいな風景の中、走りたくてうずうずしたのでは??(笑)
by イシム (2016-12-14 11:20) 

soraneko

イシムさんへ

花笠食堂は繁華街の裏路地に有るところが怪しそうで(笑)、そうですかイシムさんもいかれたのですね。
多分グルメとして選ばれる感じではなかったと思いますが、僕はこういうお店が嫌いではないんです。

今回は自転車抜きの気分転換も旅の目標でしたので1mも乗らなかったのですが、勿体なかったですね。
ちなみに今回那覇市内での移動でしたが3日間でロードバイクは(ローディらしい)たった1台しか見ませんでした。
by soraneko (2016-12-15 06:24) 

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