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音が身体に滲みていく!ハイレゾ初体験 [雑談]

ようやく計画していましたハイレゾ計画を実行に移しました。
ボーナスが出ましたので、目星をつけていたSONYウォークマンMW-A37を購入しました。
とにかく最初から凝り出してもキリがないということで、最低限度のシステムから始めることにしました。

最近音楽環境がほとんどスマホに入れた物を、イヤホンか、Bluetoothスピーカーで聴くか、車に同じくBluetoothで車のオーディオに飛ばしてきているかでしたので、その中核にMW-A37を据えることで、従来のMP3やWAVの音源も、ハイレゾ並にリサンプルする機能があるので、今までのXPELIAより向上されるだろうという期待もありました。

で、これがMW-A37です。
RIMG0900.JPG

うーん、昭和の人間にとって、「これがオーディオ機器なの?」という感じがしますよね(苦笑)。
どう見ても「小ちゃなスマホ」以外の何物でもありません。
使い勝手もほぼスマホ使っている人間なら特に戸惑わず使えますし。XPELIAやウォークマンアプリからの移行なので特に困るところはありませんでした。

とりあえずPCからWAVのデータを試しに入れてみて付属のイヤホンと、別に買っておいた若干高いイヤホンで比べてみました。
これが付属のイヤホンです。
RIMG0899.JPG

これで聞いてみましたが、XPELIAで聞いていた同じ曲で比較すると、確かに曲に厚みが増したというか、表情が豊かになったような感じはします。
圧倒的にクリアで伸びるような音を期待していると肩透かしを食らうような感じです。

で、Amazonのレビューで評判が比較的に良かった7000円程度の中華イヤホンを試します。
RIMG0901.JPG

あ、こちらに変えた方が変化がわかりやすいですね。
全体的に引き締まったクリアな感じがして、これから元の付属イヤホンにすると若干「もわっ」としています。
もちろんまだエイジングもしていませんし、自分はオーディオマニアでもないので詳しいことはわかりませんが、個人的感想としてはこんな感じでした。

さて、いよいよハイレゾ体験です。
これは自分が一番聴き慣れている音が良いだろうということで、1977年レコーディングの、「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」を聞いてみます。
RIMG0903.JPG

この音楽はそれこそ40年以上当時のアナログLP版から、カセットテープ、CD、MD、MP3と、あらゆるフォーマットやシステムで聞いている自分の定番の音楽です。
とうじアニメは「マンガ映画」として子供のオモチャやお菓子の付録程度のものだったものを、大人の鑑賞に耐えられるコンテンツとして認知させたのが、宇宙戦艦ヤマトでした。
音楽もたんなる「伴奏曲」から、フル編成のシンフォニックサウンドで単体で鑑賞に耐えられる楽曲を提供していて、この音源はホール録音による「一発取り」で、スタジオ別撮りや編集を得ないで撮られた伝説の楽曲で、2012年にアナログ録音テープからデジタルリマスタリングされた時、将来を見据えてハイレゾ規格で収録してあったものです。

さて中華イヤホンで聞いてみると、なんというのか、表現し難い圧倒的な情報を含んだ音が耳から身体に染み込んでくるという感じを受けました。
よく使われる「伸びやかなストリングスが・・・」とか「粒がはっきりした済んだ音色」とか、適当な表現が見当たらないのですが、とにかくいろいろな音が飛び込んでくる感じで、まあリマスタリングの時プロデューサーの意志が入っているでしょうから、LP番のアナログで聞いた感じとも違っているようですが、少なくともCDで聞いていた音とは表情が違っていることは間違いない感じでした。

試しに最近録音された別のシンフォニックサウンドの楽曲を聞きましたが、イメージは同じような感じで、一度ににいろいろな音がワッと迫ってくるような感じで、特定のメロディが印象に残るというより、全体が身体に染み込んでくる感じで、より印象が深くなるという感じでした。
ジャズなんて相性が良さそうですよね。

でも、これはクセになりますね(苦笑)
一度ハイレゾで聞いてしまうと、やはりMP3などの圧縮音源では物足りなくなります。
しかし、新しく買う音楽は致し方ないとして、既に持っている音源の場合ハイレゾで新しく揃えるというのは本当にお財布にいたいです。
まあ、BGMとして聞き流す音楽は今まで通りで、じっくり聞いてみたい音楽に絞って、ハイレゾ音源をボチボチ増やしていくようですね。


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コメント 8

やっとこ

どうもです。
ついにハイレゾ ゾーンに入りましたね。
実は私もイヤホンのみエレコムのハイレゾ対応のものを購入しました(笑)
しかし、ハイレゾ体験はできていませんので、実用が楽しみです。
さすがにいち早くハイレゾ導入は素晴らしい。
いろいろお試しいただき、レポートお願いします。
by やっとこ (2017-06-10 19:36) 

大型中年

SORANEKOさんへ

お待ちしておりました。本当に孤高の世界においでいただきました。
私は松田聖子の「赤いスイートピー」から入りましたが、本当にゾクゾクし鳥肌がザワザワし、目頭が少し熱くなる感覚を今でも覚えています。 
あれから3年経ちましたが、いまでも当時の感覚は覚えています。エージングが終わるとさらにもう一歩音が前進します。これは何時間鳴らせばいいのかわかりません。これは期待してください。

それにしても、ソニーの技術力には驚きます。今DAPはアップルとソニーが双璧です。ソニーはセコイ戦略が鼻につきますが、当分ソニーのDAPで楽しむ予定です。
最後に・・・・、ハイレゾのことを書かれていますが、非常に読みやすく、SORANEKOさんの感動が伝わってきます。
いつもながら思いますが、SORANEKOさんの文章力は素晴らしい。正直なところ、もっともっと勉強しなければと思います。
by 大型中年 (2017-06-10 19:54) 

わだち

一時期ハイレゾ音源を買ったりしていましたが、高価であるのとHDDを圧迫しだしたので、最近は、Spotifyのプレミアム会員になって会員だけの高音質で満足してます。非可逆性圧縮音源も進化して予想外に良い音なのでびっくりします(アルバムによっては微妙な音源もあります、オリジナルの問題だと思ってます)。
by わだち (2017-06-11 12:00) 

soraneko

やっとこさんへ

多分、コスパだけならイヤホンに投資したほうが「わかりやすい高音質」なのかもしれません。
単純にハイレゾ音源だから全て良しというわけでもないようで、これは本当に凝りだすととてもまずいことに(苦笑)。
by soraneko (2017-06-11 14:38) 

soraneko

大型中年さんへ

とうとう禁断の世界に突入してしまいました(苦笑)。
多分音楽や音に何を求めるかで、ハイレゾの評価も分かれるのだと思います。
個人的にはアナログLPからCDに移行した時の「シャンシャン」というか「キンキン」という硬質な無機質感が、アナログ寄りに戻ったか?という感じです。
おっしゃられるととおり、ボーカルに大きな違いを感じましたね。
独唱のパートなど音というより「情感」の部分が加わったというのか?

文章に関してはお褒めに預かり光栄ですが、毎回自分の感じたものをどうやって皆さんに伝えようかと苦心惨憺冷や汗掻きながら格闘している感じです。
自分は「文学書」の類を一切読まないので、気の利いた表現の引き出しが少ないのですが、かえってそれでいいような気がしています。

by soraneko (2017-06-11 14:51) 

soraneko

わだちさんへ

まだいろいろ聞いていないので何とも言えないのですが、確かに物によっては高ピットレートのMP3やmp4aでも十分かなという楽曲もある感じですね。
レコーディングも機材やスタジオで全然違いますし、結局お金のかけ具合で随分違うようですね。
データ量に関しては、なぜか自宅に2TBのHDDが余っていたので(笑)、そちらにガンガン入れられるので、持っているCDもWAVで全部入れてしまいました。
by soraneko (2017-06-11 15:05) 

kanchi

おひさしぶりです。

かつてのアナログ時代の普及価格帯までのオーディオ製品は低いS/Nが音質の低下させる大きな原因だったと思います。ディジタル化によって廉価にS/Nの良い音が実現しましたが、逆に原音再生能力はアナログと違い、低下したと感じています。 特定周波数領域のみサンプリングしてデジタルデータとして取り扱うからしょうがないのかもしれませんが、理論上コストのかかったアナログをディジタルは超えられないけど、かなりニアリー・イコールに近づいているとは思いますが、楽器の演奏をある程度極めた方々は、音色が変わってしまうディジタル音源を否定される方は未だ多いです。
カメラも階調表現能力がアナログを超えられないディジタル。 アナログ時代にお布施を大枚はたいたおじさんにはディジタルをおいそれとは肯定できません。
もっともディジタルデータを扱う機械にかかわって高給の恩恵は受けたのも事実なんですが。。
by kanchi (2017-07-07 16:08) 

soraneko

kanchiさんへ
こちらこそお久しぶりです。
御健勝でお過ごしでしょうか。

確かに表現路力というか深みはアナログレコードの領域までは達していないようですが、あれだけ澄んだ音色でふくよかな音が、昔の「ラジカセ」を買う値段よりはるかに安く手に入ってしまうのですから、本当にかつて投資して消えたお金は成仏できませんね(笑)。

仕事でいわいる「フーリエ変換」のデジタルデータを長年扱ってきたのですが、これが自動車の開発の根底をすっかり変えてしまって、所謂「カン」や「経験則」ではない、精密な計測と、CADなどのデジタル設計、計算によるシミュレーションが発達して全てがデータ管理上の開発に移行してしまいましたが、だからといって最新の車が過去の車を超越して素晴らしく、購入意欲が沸くものかというと、そうでもない所が、まだまだAI等も含めて、アナログ的な人間様が生きていける所のような気がしますね。


by soraneko (2017-07-07 22:10) 

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