自転車も購買環境が変わってきました。 [自転車環境]
先日購入したロードバイクタイヤの、PanaraecのAGILESTを試してみました。
久々のフルモデルチェンジのタイヤという事でしたが、正直あまり期待してはいなかったのですが、実際使ってみたところ、コンチネンタルのGP5000とか、ヴットリアのコルサのようなクリンチャーのハイエンドタイヤを凌駕するとまではいかずとも、十分比較対象に成るだけのパフォーマンスは有ったと思います。
自分もそうですが、そんなに極限の走り方を求めていない「サンデーライダー」が選ぶのには。十分以上の性能があると自分は思います。
さて、思い返すと、自分達がロードバイクを始めt頃から、2010年代はネット環境も整い円高が進行していた時代だったこともあり、所謂「海外通販」が普及して、今までなら商社や代理店を通じてしか買えなかった、欧米の有名銘柄の物が、驚くほど安い値段で買えていました。
タイヤなんかも、自転車ショップで国産品などを正規の価格で買うのなら、Wiggleの通販で海外のハイエンドのタイヤを同価格で買えるのですから、そちらに流れてしまったのもユーザー目線で言えば当然の話だったと思います。
今回いつも使っていたロードタイヤで、ヴィットリアの「ルビノ」を買おうとしたら、以前の倍近い値段が付いており、ハイエンドの「コルサ」だと10000円のプライスタグが付いていて驚きました。
こりゃアカンとAmazonで探していたら、件のPanaraecの「AGILEST」が5700円で販売していたので、躊躇せず注文しました。
以前販売していた「RACE A EVO4」と比べれば値上がりしていますが、輸入品が2倍近い値段に成っている事を考えれば、このご時世では価格据え置きに近い良心的なプライスだと思います。
個人的にはRACE A EVO4で不満を感じていたわけでは無かったですし、それが大幅改良されていて若干の値上げなら、わざわざ海外ブランドを高い金出して買う理由は、自分にはありません。
しかし、してみると、円高で輸入品がリーズナブルに成る前は、海外の「舶来品」は高級品で高くて手が出ないというのが、自分の子供の頃や若い頃の常識であって、これが「正常」とまではいいませんが、ある意味元に戻ったともいえるのではないでしょうか?
また、やはり円安の影響なのか、ブームが去ったからなのか、イギリスの国際情勢の変化のせいなのか、海外通販を身近にさせてくれた「Wiggle」がイギリス国内の販売に限定するという事で、今年いっぱいで撤退と成ってしまいました。
ちなみに今後ますます栄えてくると信じられていたEC(イーコマース)事業も、停滞傾向に成っているという話もありますし、今まで見たいに何でも良いものを安く世界中からネット注文で買える時代が続くとは限らないのかもしれませんね。
さて、タイヤの話で言えば、普段ツーリングメインでロードバイクを乗るのなら、もっとリーズナブルなタイヤでも十分であり、やはりブームの時の「熱」で、皆で高級ブランドを買い漁っていたイメージは個人的には脱ぎえません。本本来、「身の丈」の予算で十分楽しめるのが自転車趣味の本当の良い所だとは思います。
だから、ロードバイクのタイヤも見栄や体裁やブランドに拘らず、現実的な自分の使い方に合ったタイヤを、じっくり探してみてはいかがでしょうか。
まあ、今までの自分から考えれば、本当に説得力がない話ですねぇ(苦笑)
タグ:ロードバイクのタイヤ