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古いMTBを再生する。完成!蘇ったリッジランナー [自転車本体]

とりあえず、欠品および交換部品のリストを作りました。
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とりあえず、ハンドルバーと、シートポスト、シフター、ハンドルグリップは、ホームセンターで格安品を見つけて確保しました。
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残りの部品は「ヨシダ商会」の通販で注文しました。

さて、まず実車の汚れを取る為、部品をはずしました。
本当は完全にバラして洗浄するのがベストなのでしょうが、ついたまま洗浄できる部分は残しました。
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洗浄は専用の薬剤などないので「マジックリン」を使いました。
この洗剤は、油汚れに関しては優れもので、工業用のオイルや、特殊なグリスなどが染み付いていても、きれいに落としてくれます。
ただ、塗装などの影響はあると思うので、お勧めはしていません。

リアのディレイラーは外した上、分化して洗浄、再組みの上グリスアップで完全に蘇りました。
再生リッジランナー_090621 008(1).JPG


とりあえず買ってあった部品を組み込みます。
ハンドルからグリップ、シフター、ブレーキレバーを外して、ハンドルバーを外します。
そして新しく購入したハンドルに反対の順番で装着して、仮組みをしておきます。
そして、シフトワイヤーをフレームに通してディレイラーにつなげます。
シートポストもジャストサイズで嵌り、ほっとしました。
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注文した部品が届いたので、まずサドルを取り付けます。
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ペダルも取り付けて、カッコは整いました。
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はずしてあったホイールの幅広イボイボタイヤを外し、1.25幅のスリックタイヤをはめて本体に装着。
これにて完成です。
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最後に、ブレーキとディレイラーの調整をして、さあ試乗です。
あいにくの雨で、止んだ合間に近所を回っただけですが、ガタつきもなく、ハブの動きも滑らかで、変速もカチッと決まり、動的な部分には何の問題もありませんでした。

重量は実測で12.5kg(ペダルつき)ですから、まあ、この手のMTBとしては重くはないほうですし、フロントのギアが42Tしかないこともあり、軽いギア比と、細いタイヤで抵抗が減ったこともあり、軽快に走ります。

また、サドルは僕のオシリと相性が良いスペシャライズドの幅広タイプですわり心地がよく、ペダルも踏み幅が広く、スパイクで靴がずれないグルンジのアルミフラットペダルなので踏みやすいこともあり、非常に乗りやすいバイクに仕上がりました。

これだけのバイクなら、毎日の通勤にも十分使えますね。
とりあえず、走れるようにするだけの「フェーズ1」改装の後、部品代だけで欲しい人に譲ろうかとも思いましたが、なんだか人手に渡すのが惜しくなってきました。


10年ひと昔と言いますが、流石に13年前の記事を見返すと恥ずかしい物が有ります。

ですが、最近になってボツボツこの手の内容の記事のアクセスがあることに驚くとともに、そういった需要がある背景は理解できます。 

打ち捨てられていたような自転車でも、手間をかければ十分使えるようになりますし、コスト的にも「初心者用ロードバイクを購入したら装備品込々で40万円かかります」なんて事もなく、この自転車の場合、もし車体が既に手元にあれば、修理費が約2万円で、装備品もライト類やヘルメットやウェア、空気入れやスペアタイヤ、工具などを含めても、 5万円程度で十分で、それで通勤や週末のツーリングが楽しめることは、自分の経験から断言することが出来ます。

これならお父さんのささやかな小遣い(涙)や、退職後の年金生活者でも、捻出できない金額ではないと思いますので、決してハードルは高くないと思いますよ!


また、このレベルのクロスバイクなら、100㎞/日をこなすことは、決して無謀な事では無いです。

「何かと戦って勝つための」スポーツというより健康維持のフィットネス感覚で、プラスαでグルメや史跡探訪、撮影などの趣味に絡めれば、気長に付き合える趣味に成る事も、自分は実証しています。


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ロックシップ

やったね!
祝、リッジランナー落成!

タイヤサイズ26×1.25のリッジランナーかあ…
どこかで見たことがあるような…
(って、自分のシルバーリッジそのまんまだ!)

ともあれ、具合のよさそうなサドルとハンドル。
参考にさせていただきます。

さて、これでマウンテンマシンが出来た、と。
輪行バッグか、車両純正サイクルアタッチメント購入かな?
by ロックシップ (2009-06-21 21:14) 

soraneko

人手に渡らなければ、このバイクが「ご近所買い物」マシンと、イベントの足としての「主力戦闘機」になりそうです。

車載アタッチメントはあるので、2台を固定して、イベントに出かけられます。

しかしこのバイク、本当に良く出来ています。
軽量でかつ高剛性、表面処理も秀逸で、磨けば光りだします。
工業製品としての出来の良さは最近の舶来バイクより上ですね。

でもそれが結局「商売」には繋がらなかった事実が寂しいですね。
「ミヤタ」には堂々と胸を張って、外国のメーカーとタイマン張ってもらい、私たちに優れた「国産バイク」を提供して欲しいものです。
by soraneko (2009-06-21 21:47) 

ももんが

お見事です。
街乗りには最適な一台ですね。

ブリジストン・ミヤタ・マルイシの黄金期を知る者としては、ミヤタにはもっとがんばってもらいたいですね。
by ももんが (2009-06-23 06:54) 

kanchi

魅力的な1台が出来上がりましたねぇ!

それと、次回作業されるときには見学させて欲しいと思います。
クルマの整備も懇意にしていた整備工場の作業風景を見学していて学んだので、是非ともsoranekoさんの作業を見学させていただいてから、本やネットで勉強したいと感じています。

ところでメンツ・オーバーで手放される際は是非ともご一報下さい!!!
by kanchi (2009-06-23 16:50) 

soraneko

ももんがさんへ

先ほども近所を乗り回しましたが、絶対的な性能云々以前に「気持ち良い」バイクに仕上がりました。

とにかく国内自転車メーカーには奮起してもらいたいです。
どうもマーケットが、舶来メーカーに先導されていて、しかも彼らは日本の市場を「高級品マーケット」として捕らえているようなので、これでは幅広い層の健全な普及にはよろしくないのでは?と感じています。

kanchiさんへ

元来不器用で無精者なので、作業自体は脂汗をかきながら、苦心惨憺、試行錯誤の連続なので、人様にお見せするほどのものではありませんが、
kanchiさんの自転車で、重整備の必要があれば(出来る範囲ですが)ご一緒させてください。

こちらも一段落着いたので、しばらくしたら、またぞろ「ゴソゴソ」始まるかもしれませんしね(笑)。

by soraneko (2009-06-23 19:27) 

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