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凄いぞ!定年後に一念発起で「自転車で日本縦断」!俺もいつかは。 [雑談]

日本TV系列で放映中の「ザ!鉄腕!DASH!」で、ソーラーカーで日本一周をしているが、僕は楽しみに見ている反面、ひどく恨めしくもあります。

それは、まさしく僕がやって見たかった事に他ならず、このまま勤め人を続けていれば、当分の間はかなわぬ夢であるこ事は認めざるを得ません。

自転車で日本1週をしたり、最北端から最南端まで縦断したりする話は、けして珍しいことではないのですが、やはり「時間」と「予算」と、何より「体力」が必要なことで、有る程度若いうちに、それも自転車での長距離ツーリングに慣れた人が実行しているのだろうなと、漠然と考えていました。

今日も、ツーリング先で、68歳の方とお話をさせていただきましたが、最初はポツポツと控えめにしゃべられていたのが、「日射病」の話をしたところ、旅先でそれが原因で倒れた話を始められました。

しかも、その旅というのが、64歳のときに、何と北海道の稚内から九州の指宿まで、4800kmを2ヶ月かけて日本を縦断したというではないですか!
失礼ながら、ロングツーリングのベテランサイクリスタには見えなかったので、驚いてしまいました。

何でも定年を前に、「何にも出来なかった、していなかった」事に焦燥感を感じ、何かをしようと考え、普通に自転車での通勤をしていたので、自転車で日本を縦断しようと決意したそうです。

自転車は娘さんの使っていなかった自転車を物置から引っ張り出し、定年1年前に早期退職して、毎日一定の距離を走りこんで準備をして、これならいけると判断して決行されたそうです。
自転車はビアンキのNYALA(ナイアラ)というクロモリフレームの味のあるバイクでした
岩瀬_09062(1).JPG


朴訥とした優しいお父さんでしたが、このお父さんの胸のうちに去来した「穏やかな心の炎」は、生意気な言い方をお許し願えれば、なんとなく判るような気がします。

自分も40歳を前にして、有る程度勤め人としての、組織内での評価やポジションも見えてきて、「俺社会に出て20年も何をしてきたんだろう」と愕然として、誰かに認められえたいとか、人に褒められたいとかそういった感情を持つ方向ではなく、「何か俺は遣り残してきたことがあったんじゃないのか?」と思い立ったら、いても経ってもいられなくなり、ネットで自転車を探して購入して、我武者羅にペダルを漕いでいました。

何せ、自転車のりを再開する前に、よく見る悪夢の定番は、自転車に乗っているのだけど、足が重くてペダルが漕げず、前に進めないというものだったくらいですから、メタボで関取体系になった自分と、自転車に乗れない走れないその時のの自分に相当のストレスを感じていたのでしょう。

ちょっと話はそれましたが、要するに、自分が納得する、納得できるだけの「何か」が欲しかったんだと思います。
そのお父さんが言っていましたが、「苦しかろうが、辞めたくなろうが、前に進むしかないんだよね」という言葉がとても心に残りました。


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