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レースと言えども「勝負」だけではないでしょう! [雑談]

いよいよ日曜日に「もてぎエンデューロ」が開催されます。

毎度はらはらさせられますが、参加証明書がようやく届きました。
mosawa_091018 039(1).JPG

まあこの手のイベントの場合、ギリギリなるまで来ないケースが多いので、今回は上等な方だと思っています。

さて、今回注意書きの中に、ピットレーン内の禁止事項がありました。
タープやテントの設営、ローラーの使用、火気厳禁が記されていました。
当たり前の事なんですが、実はこんな事も守られないで、多くの利用者が迷惑していると言うのが情けない現実なんです。

ご存知の通り、「ツインリンクもてぎ」は、F1こそ開催されていませんが、インディや、国内のトップカテゴリーが開催される「国際規格」の大きなサーキットです。
ピットレーンもけして狭い物ではありませんが、「もてぎエンデューロ」では、4000人からのライダーがここを使う事になるので、それこそ「足の踏み場も無い」状態になります。

基本的に「譲り合い」の精神で、みんなで仲良く使うのが基本のはずですが、僕が一昨年初めて参加したときは、そうではないことを知りました。

まず、同じ柄のジャージを着た「チーム」と思われる連中が、お花見の場所取りの要領で、ピットの一面を占拠して、椅子やら机やらをデンと構え始めました。
チーム員が集まると、どうやらその家族の分も場所を占拠して、ドリンクや弁当を広げて「宴会状態」になってしまいました。
挙句の果てに、バイクの整備や、ローラーを設置したりと、もうやりたい放題の始末!。
後から来た人達は、自分の荷物も置く場所がなくなりました。

頭にきた僕は、その集団の中に割り込み、「あんた達、何人出来ているのか知らないけど、場所の取り過ぎだろう!。我々は4人しか居ないのでその分の場所を空けたまえ!」と、畳2畳分のスペースを強制的に空けさせました。
まあ、良く喧嘩にならなかったなと、後で思いましたが、こちらに非があるわけではないので、「正論」として主張しました。
その後やはり場所が無くて困っていたグループが来て、再び強制的に場所を奪取しましたが(苦笑)。

この傾向は何時来ても基本的に同じで、どこかの大学だか、有名ショップのチームだとかは、僕達から見れば「偉そうな態度」で、場所を仕切ろうとしていました。

まあ、彼らからすれば、周囲が「自転車競技?、競輪でもやるのかい?」程度の、まるで世間の理解が無い頃からやっているわけで、確かにその頃は、今ほどのエントリーも無かったでしょうから、それこそ「顔見知り」程度の仲間内でよろしく出来たのでしょう。

ですが、ここまである程度認知され、多くの人達、それこそ「始めたばかりなんですよ」なんて人も居るのですから、長くやっているから、速いから、大きなチームだから偉いんだという態度で、我を通されても認められるものではないでしょう。

もちろんそんなチームばかりではありませんし、親切な人達も居ますが、「自分達だけ楽しめればよい」、「自分達だけ成績がよければよい」という不逞の輩は少なくは無いようです。

今回参加は見送りましたが、埼玉県の「龍勢ヒルクライム」も、関東周辺の脚自慢の集まるイベントなのですが、自分の成績しか目に入らない人達が多いようで、練習と称して、クローズドされていない一般道の下り坂を凄まじい速度で、しかも夕暮れの薄暮のときに、無灯火で暴走して、地元住民に迷惑をかけて苦情が殺到しているそうです。
まあ、こういった傾向は、自転車に限った事ではないのですが、困った物ですね。

スポーツにおける「勝負」とは、ルールーを厳守して、同じ条件下で「決められた場所」の中で争い、その結果勝利するから、その栄冠に価値があるのではないでしょうか?。
所構わず、手段を選ばずでは、それは武器が飛び交わないだけの「戦争」では無いでしょうか?。
堅い話ですが、どうも最近のスポーツは、オリンピックの「金メダル至上主義」を頂点にして「勝つ為には手段を選ばず」と言う傾向があるのが好きになれません。
自転車も、ツールなどが薬物にまみれてその栄光に泥が塗られてしまっていますが、それが末端のアマチュアスポーツまで蔓延してしまって居るのでしょうか。

まあ、遊びとはいえ、「勝負」しに行くわけですから、全力を尽くしますが、僕はその「過程」が楽しいのであって、成績は「結果」として付録される物だと思っています。

「昨日までの自分」に「今日の自分」が勝てるかどうか?、が醍醐味なんですがね。

等と偉そうな事をほざいておりますが、「AV36kmが目標なんてブログで公言して、出なかったらどうしよう」と怯えている気の小さい僕でした(笑)。






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kanchi

常識知らずの輩はどこにもいますねぇ。 鉄オタの撮影の場所取りは怒号出まくってますし、花の撮影に行った際には年輩者どうしが三脚を蹴り合っているのを何度も目にしています。
他人に配慮できない人が増えてきたのでしょうか。


車検場のところでショートカットする東コースのみでの競技かと勝手に推測していたら、ロードコースとオーバル・コースを組み合わせたコース設定なのですね。

ぜひともオーバルのバンク最上部を走ってくださいまし! 

参加者が多いのでクルマでコース内のピットそばにある駐車場まで行けないのでしょうか? そうだとすると東ピットを利用する場合はそこまで行くのに一疲れしてしまいそうです。

応援に行きたいところですが、おいそれとは行けないところにいるので南半球から応援します! AV36km/h達成頑張ってください!
by kanchi (2009-10-29 19:22) 

soraneko

ヒエー、南半球から、応援されてしまっては、張り切らないわけにはいきませんね!。

kanchiさんありがとうございます。

フルコースなので、とにかく涙や鼻水が出るほど走りがいがあります(笑)。
安全第一、完走目指して目標に挑んできます。

まあ、自転車に限らず「常識知らず」の方々は確かに多いですよね。
皆さん基本的に悪意があってやっているとは思えないのですが、あまりに熱中して周りが見えていないんでしょうか?。

それが、10代や20代の若造が「無分別」ならしょうがないのですが、白髪交じりの我々の年代以上の、本来「分別」があるはずのオジサンたちが、醜態をさらしているのはみっともない限りですねぇ。

by soraneko (2009-10-29 21:09) 

kanchi

私も saraneko さんと同様に黙って見ているよりも、口に出して注意してしまう方です。

若者って、分かっててルール違反しているせいか、悪態をつく者もいますがルール違反の正当性を全面に押し出す者は少ないと思います。が、年輩者って、年の功で変に知識が豊富だったりするせいか、臆面もなく自分はのルール違反の正当性や注意者に対しての攻撃(まぁたいてい口だけですけど)を起こす方が多いように感じます。

年輩者から「最近の若者は。。」的な苦言を聞くと、「おまえらの世代がそう育てたんだろ~」と、言ってしまいたくなります。 
by kanchi (2009-10-29 22:25) 

とも

こんばんは(^^)
いよいよ今週末なのですね!
事故や怪我がないことを第一に楽しんできて下さい。

それにしても、ルールを守らない、マナーのなっていない輩が本当に増えましたね。
確かにレースは菖蒲ではあるのですが、所詮はアマチュアなのですから、お互いが気持ちよく楽しめるのが一番大切なことだと思います。
自分も気をつけてはいるつもりですが、今一度注意して取り組みます。

結果より過程を重視ですね!
満足の一日となることを心より願っております(^O^)/
by とも (2009-10-30 01:38) 

soraneko

kanchiさんへ

まさしく仰るとおり!、よくもまあ、いい世の中にしてくれたモンですね!
と、後世の人達に我々の世代は後ろ指を刺されないようにしたいです。

口が災いして刺されない程度にですが(笑)。
by soraneko (2009-10-30 08:47) 

soraneko

ともさんへ

人に物申すのであれば、まず自分からと言う事は、肝に銘じておきたいです。大変ですけどね。

近代オリンピックの提唱者、クーベルタン男爵の「参加することに意義がある」と言うのは、今でも立派に通用するアマチュアの理念だと思います。

また、同氏の言葉で、「自己を知る、自己を律する、自己に打ち克つ、これこそがアスリートの義務であり、最も大切なことである。」も重要ですよね。

プロは別だと思っています。
プロスポーツは「興行」であり、商業行為ですから、演出も含めての多少の「イカサマ」は有りますよね。
それが、表立って騒がれ過ぎると(F1とか、ドーピングとか)シラケますけど。

そのプロ/アマの境界線が、うやむやなところに問題があるのかと。

だから、自転車の「たかが素人の」草レース程度で、必勝ワークス体制で大挙して押しかけ、ピットで必死な形相でローラーを踏んでいるのを見ると、違和感があるのかもしれません。


by soraneko (2009-10-30 09:04) 

ももんが

え!ローラー台禁止なの?
と思ってしまいましたが4000人も参加するのでは仕方ないですね。
なにせ遠い昔に草レースに一度参加したきりなので最近のイベント事情はさっぱりでして・・・。

札幌でも有料の観光道路を利用したヒルクライムが開催されていて「来年は参加してみるか」と思っていたのですが、深夜早朝の営業時間外に忍び込んで練習する輩が後を絶たず、来年からは開催されなくなってしまったそうです。
自転車人口が増えるのは嬉しいことですが、非常識な人も増えてしまいますよね。
by ももんが (2009-10-30 20:02) 

soraneko

そうなんです。
別に場所があって、スペースに余裕があれば、アップの為にローラーを踏む事自体いけないとは思っていませんが、そういうイベントではないような気がします。

各地の「峠」も、脚自慢のクライマーが大挙して押しかけていますが、自動車の立場からすれば、下りで目の前をウロチョロされたり、煽りを入れて抜かれたりすれば「コノヤロー!」と思いますよね。

しかもルールを守らなかったり、人に迷惑をかけたりすれば、排除の方向に向かうのは自業自得でしょう。

伊達に歳を食っているので、色々なブームの栄枯盛衰を見てきましたが、残念ながら自転車も、このままでは同じ事になりそうな予感がします。

昔、オフロードが好きで、よく林道に走りにいきましたが、無責任なブームの過ぎた後には、「ゲート閉鎖」という結果だけが残りました。
by soraneko (2009-10-30 20:48) 

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