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ジャパンカップ2012、始めての観戦 [イベント]

「ジャパンカップ」といえば、自転車関係のイベントとしては国内最大級のイベントで、海外の有名選手の走りも見られるということで、さしずめ自動車で言えば鈴鹿で行われるF1のような物なのでしょうか。
そして地元宇都宮で20年以上前から毎年開催されているというのに、自転車好きを自他共に認める僕はなんと一度も見た事が有りませんでした。
えー、なんというかスポーツ全般に言えることですが、個人的に観戦するより参加した方が面白いと思っているほうなので、TVにしてもスポーツ番組はまったく見ないですし、自転車も主に「ツーリング」や「旅」を自分がするのが楽しいと思っているだけで、国内外、ロード、MTBに関わらず競技系にはまったく興味が無いので、何のチームで何処の誰だか皆目見当も付かなければ、尚更見ていても面白いわけは有りません。
とはいえ、せっかく「身近」で行われるイベントなのですから、ここは「雰囲気」だけでも楽しもうと、昨日と本日の2日にわたってジャパンカップの関連イベントを見学してきました。

昨日は午前中トレーニングで古峰ヶ原→小来川方面に早朝から走りに行きましたので、市内を横切った時に、「オリオン通り」というアーケード通りを通りました。
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ジャパンカップや地元チーム「宇都宮ブリッツェン」ののぼりなど、自転車一色です。
最近は寂れる一方の宇都宮中心部で、「シャッター商店街」と化している感のあるこの場所ですが、大いに賑わっているようです。

市街地を抜けて鹿沼市の山間部に入りますが、昨日は雲ひとつ無い快晴で気持ちが良かったです。
ジャパンカップPC_121020 003(1).JPG

ジャパンカップというと天候が悪いのが付き物のようなイメージがあるのですが、今年は絶好のイベント日和になりそうですね。

その帰り道にジャパンカップの開催される宇都宮森林公園付近に立ち寄りました。
昨日は一般参加のレースが本戦と同じコースで行われていました。
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一般とはいえ、実業団登録をしているような人達など「気合」が入った参加者が多いですから、かなりのペースで通り過ぎて行きました。

本当は翌日の「ロケハン」でノンビリ周囲を探索したかったのですが、午後には中心部で「クリテリウム」があるので、急いで帰宅しました。
撮影の準備などをしてクリテリウムの会場である「大通り」に向かいます。

一応ここが宇都宮の中心地で、かつては休日などになると大勢の人でごった返した繁華街でしたが、最近は日曜日でも閑散としている有様で、このように人が混むのを見るのは久しぶりです。
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周囲の人たちは「地元のお祭りより人が集まっているのでは?」とささやいていました。

今年で3年目のクリテリウムですが、前評判も高く多くの見物客が例年以上に集まったようです。
それはいいのですが、これでは正直ノンビリ観戦というわけにはいきません。
周囲のビルに光が遮られて場所も取れないとあれば、気合を入れて撮影というわけにも行きません。
数点画像を載せてみます。
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撮影は失敗でした。
そうそう帰宅してTVをつけると、なんとBSの「Jスポーツ」で生放送をしていて、見るだけだったら断然こちらの方が良く見えたよなぁとは、僕以外の方々もぼやいておりました。
ま、現場の「臨場感」や雰囲気はTVでは味わえませんけどね。

日が変わり本日はジャパンカップの本戦ですので、まず「メイン会場」に朝の8時ごろに行きます。
本日も、現地は文句の無い快晴です。
ジャパンカップ本戦_121021 002(1).JPG


既に大勢のギャラリーがごった返していて、展示ブースや屋台に群がっています。
ジャパンカップ本戦_121021 007(2).JPG


キャノンディールは広々とブースを構えていました。
ジャパンカップ本戦_121021 004(1).JPG

リクイガスが来ていますものね。

あとMAVICのブースにはメインスポンサーのスバルのオフィシャル車が展示して有ります。
おおっ!コレは今回一番カッコよかったMAVICカラーのBRZです。
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FT86もそうですが、個人的にはカラーがスバルブルー以外イマイチ「地味」でパットしない印象があるこの車ですが、MAVICイエローが本当に良く似合います。
やはりこういったスポーツカーは、鮮やかなカラーの方が似合うと思うんですけどネ。
スバルの関係者と思しき人に「ここのカラーで、限定車でいいので是非販売してください」と詰め寄ると、「イヤーラインの関係とかでなかなか」という正直で(笑)何時ものありきたりの返事が返ってきました。
ま、事情は良く理解している方なので無理は言えませんが、何処のメーカーを問わずどうしてまず「出来ない理由」からしか返事か返ってこないのか、なんとも残念です。
この辺り、日本企業全体が「大量生産」「大量販売」「利益優先」に骨の髄までどっぷり浸かってしまっている弊害ではないかと思えます。
要するに小回りが効かず、マーケットを読めず、「成功体験にしがみつく」弱腰の様が本当に歯がゆいです。
確かにこれでは世界で存在感が無くなっていくはずですよね。

しかしMAVICイエローもそうですが、オフィシャルカーの「SHIMANO」のブルーとか、デローザのチームカーとか、こういった色にすると、お世辞にも洗練されているとは言いがたいボテッとしたデザインのレガシィツーリングワゴンや、やや厳ついラインのエクシーガが、本当にカッコよく見えてしまうから不思議です(失礼!)。
発表されたばかりのインプレッサXVは更に派手なカラーリングが似合うようで、本当に目立っていました。
この「XV」は直系の御先祖様たる「インプレッサグラベルEX」や、更にその先祖の「レオーネRXⅡクーペ」というSUVのハシリのような車達を「相棒」として日本じゅうを走り回っていましたから、興味がありますね。

ま、スバルさんはこうやってメインスポンサーを引き受けてくれるだけありがたいんですが、もう一歩この自転車の世界とのコラボレートに足を踏み込んでくることを切に願うものであります。
こういう「コア」なファンは大切にしましょうね(笑)。

さて肝心のレースの方ですが・・・・・、残念ながらあまり興味が無いので(苦笑)、グルメ広場と称する屋台エリアに設置してある大型ビジョンで観戦していました。
しかし人間やる事が無いとどうしても「食」に走りがちで、やれ「ケバブ」だのメキシコ巻というステック状の揚げ物やヤキソバだのを、ノンアルコールビール片手にバカバカ食べてしまいました。
イカン!このままいるとデブに戻ってしまうと、今度は場所を替えて、できるだけコース脇で「生の迫力」を見学する為に移動しました。

田舎道を南下して、街道に出るとあまり観戦者がいないエリアがあったのでそこで腰を据えました。
とオフィシャルカーが来て先頭集団の到来を告げます。
ジャパンカップ本戦_121021 010(1).JPG


今回Jスポーツが気前良く空撮用のヘリコプターをチャーターしたようで、シルエットはまるで「エアーウルフ」に出てきたベル222みたいですが、ローター音がシーソーローターではないので4枚タイプのベル430のようです。
空撮に使われていることと、カラーリングから空撮用ターレットを機首下部に備えた「朝日航洋」の機体ではないでしょうか。
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これだから「オタク」は困りますね(苦笑)、自転車の話をしなくては!。
コレ飛んでいいてくれるおかげで、コースに出ても大体先頭集団が何処にいるか見当がつきます。
TV中継でもしてくれて、現地でワンセグTVでも見られるとより楽しめるのですがね。

ここで「soranekoさーん」と声をかけられて、振り向くとなんと「やっとこ」さんが、お子さん二人を連れて自転車で来ました。
特に待ち合わせたわけではなく、まったくの偶然でしたが久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
しばらく御一緒に観戦する事にしました。

さてカメラのセットに手間取って先頭集団をやり過ごした後きたメイン集団です。
ジャパンカップ本戦_121021 016(1).JPG

やはり凄いスピードですね。

この後各チームのサポートカーが、まるで「西部警察」のオープニングのようにわらわらと現れて、これまた凄いスピードで通過して行きます。
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中にはこの先の交差点で派手なスキール音を出しながらコーナーをクリアしていく車もあり、成る程これならクラッシュするサポートカーがいてもおかしくは無いなと感じました。

コレは何週目かの先頭集団です。
ジャパンカップ本戦_121021 025(1).JPG

今回はキチンと撮影するつもりがなかったので画像はこんな物です。

レースの途中でしたが、やっとこさんは用事が有るとの事で撤退されて、僕も大体雰囲気は判ったなと早々に引き上げてきました。
レースや選手、チームにもっと興味があれば興奮もしたのでしょうが、僕はどうも感性が鈍いのか問題があるのか、イマイチそこら辺に興味が湧かないので、「競技」の中身よりはイベント全体の雰囲気が楽しめれば今回はそれで十分でした。

ま、醒めた目でついでに言わさせていただければ、関係者の努力は認めるのですが、どうしても「うちわ」で盛り上がっているローカルイベントの印象が拭えないですね。
競技である以上、競技が円滑に運営されるのが一番なのは当然なのですが、「見る」という観点からだと、判っている人たちが楽しんでいた時代の方法論がまだ幅を利かせていて、もう少し「より多くの人たち」に良さを広げていこうというという工夫や案内には、多少「?」なところが有ります。
特に大会のHPの作り方はかなり残念で、これイベントをちゃんと楽しもうと、事前に情報を仕入れる為に見る人にとっては完全に「NG」で、「何処で、誰が、何を、どのくらい、何時」という事を見つけるのが大変でした。
この当たり、上手に作られているイベントもありますから、是非検討していただきたいですね。
今となっては「当たり前」の事なのでしょうが、現地で「ツイッター」でアップされている情報を頼りに行動している人が多かった事も事実で、確かにその方が確実性があったようです。

ま、色々書きましたが、やはりロードレースに興味がある人にとっては、申し分の無いイベントで、できれば前日に行われる、誰でも参加OKの「オープニングラン」や、ある程度の経験者によるレースに参加すれば、より興奮が増すという物で、今年のように天候がよければ最高のイベントであったと思います。

個人的には、よほど強く誘われない限り、個人として行く事は無いと思います。
ま、できればTVで中継でもしてくれるのなら、家でノンビリ見ていたほうが良いですし、この時期は他にもっと魅力的なイベントがあるので、そちらに「参加」すると思います。


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コメント 10

やっとこ

どうも!やっとこです。
待ち合わせもせず、偶然お会いできて嬉しかったです。
間近で選手達の走りが見れて久々に刺激をもらいました。
今度は単身赴任先にも遊びにきてくださいね〜
by やっとこ (2012-10-21 20:00) 

soraneko

やっとこさんへ

いやホントビックリしましたが、これも天の采配と感謝します(笑)
なかなかそちらの方が忙しそうで「遊びましょ!」と言いにくいのですが、これは「やびつに行きなさい」という山の神のお告げかもしれませんね。
その時はよろしくお願いします。
by soraneko (2012-10-21 20:06) 

ももんが

私も自転車レースはちゃんと見た事がないです。
一度、ツールド北海道が自宅の前を通った時に見送っただけですね。
結構盛り上がっていたようで何よりです。
運営は難しいですよね。
コースが長いですし。
これに懲りずに来年も見に行ってください〜。

by ももんが (2012-10-21 23:22) 

soraneko

ももんがさんへ

毎年見ている方によると、例年以上にギャラリーが多く、何時も見ている場所で見られなかったほどだという事だそうです。
まあ、頑として行かなかった僕が行っているくらいですからね(苦笑)。

運営自体は安定していてスムーズに進行してたと思います。
地元や周囲の理解も広がっている事も関係しているでしょうね。
ただ、より多くの人達の目に曝される以上、たとえば「ジャパンカップ反対」を表明している地元民なんかも表れているので、今まで以上に「なんで道路で競輪やっているんだい」というレベルの方々に、理解してもらうための努力を惜しまないで欲しいですし、我々も協力していくべきなんでしょうね。


by soraneko (2012-10-22 06:15) 

nabe

ジャパンカップ行かれたんですね。
オイラも最近美浜クリテリウムを見に行きました。
確かに臨場感は凄い! 先頭集団で風が起きるなんて予想外でした!
が、面白くない(笑)
しかも美浜に関して言えば海外チームなんて皆無なわけですよ。
なんか部活の延長って感じで最初こそ感動しましたが途中からは興冷めして家族が遊んでた近くの水族館みたいなところにとっとと撤収してしまいました(笑) 
でもまあ年に1度のお祭ですから見に行くのも悪くはないでしょうね。
by nabe (2012-10-23 00:35) 

soraneko

nabeさんへ

これは観戦に行った同僚の自転車仲間たちも、nabeさんと同じ感想を持っていたようですね。
反面ロードバイクの経験が無いような高齢者の方などは、かなり興奮して観戦していましたが、やはり自分で乗っていると、走っていた方が面白いのではないかと思います。

これ、コース脇に陣取って、飲み食いしながら仲間たちとワイワイ観戦するようなスタイルが、「お祭り気分」で楽しそうだなと思いました。
by soraneko (2012-10-23 06:27) 

とも

自分も初めて観戦してまいりました。
soranekoさんも初めてとは意外でです。生の迫力はいい体験でしたが、確かに自分が参加する方がはるかに楽しいですね。
運営につきましては仰る通りかもしれません。より多くの人たちに楽しんでもらえる(そうでないまでも認知してもらえる)工夫や仕組みには改善の余地がまだまだあると感じます。とにかく情報が見つけにくかったですね。私も詳しい方と同行できたからこそ、何とか楽しむことができました。
by とも (2012-10-24 00:16) 

soraneko

ともさんへ

ウェルカム宇都宮!、まあこんな感じの街です(苦笑)。
この手のイベントの観戦には「ノウハウ」が必要ですから、いくらホームグラウンドとはいえ、初体験ではこんなものだったのかもしれません。
なんでも参加した方が楽しいのですが、こと「レース」となると楽しめるレベルでないと惨めなだけで、このコースだと坂を上るだけでお腹いっぱいです。

運営も「安全な協議の進行」が最優先で行われているので、致し方ないとは思いますが、「魅せるロードレース」としての工夫は色々と手を付ける余地がまだまだあるとは思いますよね。
個人的には解説がいつまでも〇中〇助なのが気に入りませんね(笑)。
by soraneko (2012-10-24 18:26) 

potere

soranekoさん、こんにちは。
20日、21日と観戦に行きたかったのですが用事があって行けなくて残念。
ところが、昨夜(深夜2時から)、日テレで1時間の特番が組まれていて、たまたま観る事が出来ました。
布団の中の特等席、しかも至近距離で(笑
是非来年はロードレースの雰囲気を味わいに宇都宮へGO!します。
by potere (2012-10-27 16:02) 

soraneko

potereさんへ

あっ!、録画をしておくのを忘れてしまいました。
「観戦」という話なら、総合的に情報も得られて、車載カメラや空撮まで駆使してくれるTVの方が面白いのだと思います。
雰囲気という点では、やはり現地に行かなければ味わえないものですし、一度見ておいても損はないと思います。
by soraneko (2012-10-27 17:06) 

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