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この無責任な連中に、誰が事業許可を出したんだい? [雑談]


そういえば、何年か前に北海道で旅行会社の無責任なツアーで遭難して犠牲者が出てた話と同じだなぁと、ニュースを見て思っていたら、なんと同じ旅行会社だったので驚いてしまいました。
成程、「お金儲」優先で事業を続けている以上、根本的に何も変わるはずがなかったのでしょうね。

じつは、前回の事故の件で、余程重い「行政処分」や被害者への保証などで、もうこの旅行会社は存続できないだろうなと勝手に思っていましたが、いけしゃあしゃぁと生き延びて、またも犠牲者を出してしまったようです。
今回も、管理やチェック体制がどうのこうの言う以前に、「初心者でもOKで万里の長城を100kmトレッキング」という内容そのものが問題外だなぁと思いました。

以前某旅行社が企画した、「初心者でも楽しく自転車で〇〇湖一周150km」と同じで、初心者を募集すること自体が間違っていて、それなりのスキルや判断力のある参加者に限定すべきで、「利益優先」の姿勢が、結局悲劇的な結末を招くという典型的な内容だと思いました。

このお話とは直接的には関係ありませんが、シンドラー社のエレベーターが「また」死亡事故を起こしたという話と合わせて、どうしても納得できないことが有ります。
この両者は、悲劇的な死亡事故を引き起こし、監督官庁の指導を受けながら結局また同じ悲劇を繰り返してしまったという事です。

日本は色々なことに国家や地方行政から「規制」でがんじがらめにされていて、それこそうんざりするくらいの数の監督官庁が有り、「許認可」が有るのですが、何か事が起きると、当事者の企業は当然糾弾されるのですが、その事業を許可している監督官庁の責任が問われることが無いというのが何とも納得いきません。
一定の基準が有り、許可を与えている以上、その規定に沿って行われる企業活動で国民に被害が生じてしまった場合、許可を出した方にも「責任」が有ってしかるべきではないでしょうか?。

結局現状の「許認可」は、官僚が既得権益を得るための「餌」のようなもので、まったく国民の為になっていないという事実が何とも許し難く、頭にくるではないですか!。
エレベーターの件も、今回の旅行ツアーの件も、当の企業が糾弾されるのは当然として、漫然と企業の怠慢を見過ごして、尊い犠牲者を出してまった監督官庁も、厳しい批判を受けて襟を正してほしいと思います。

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ももんが

この会社は現地ガイドの名前すら把握していなかったそうですね。
こういう連中が安易に仕事をしていられるのが驚きです。
法的に難しいかもしれませんが出来る限りきついお灸を据えて欲しいですね。
by ももんが (2012-11-06 23:17) 

soraneko

ももんがさんへ

ここはこれで2度目の不祥事で、前回は8人もの犠牲者を出しているのにもかかわらづ、平然とまた同じことを繰り返した事に心底怒りを感じるとともに、旅行業としての認可を出した所轄官庁の無策と無責任にも、更なる深い怒りを覚えています。
by soraneko (2012-11-07 05:42) 

とも

いくつかの記事を読みましたが酷い話でしたね。いくら旅行会社の競争が激しいとはいえ、コストを削るところが違うだろうと憤りを覚えます。そして大きな過ちをまた繰り返すとは…シンドラーの事件を合わせて全く同感です。事業を許可した側にも大きな責任があるはずですが、こちらには何のお咎めもないのは納得できませんね。犠牲者の冥福を心よりお祈りします。
by とも (2012-11-09 21:55) 

soraneko

ともさんへ

基本的に登山やトレッキングなどの「アウトドアレジャー」の場合、文明の恩恵が受けられない大自然が相手ですから、相応の装備やスキルを持ったうえで、最終的には「自分の身は自分で守る」自己責任が付きまとうと思います。

だから人任せにして「お手軽」に楽しもうという傾向そのものが見直されなければいけないんだとは個人的には考えています。
なんでかんでも国家の規制の元、安全が確保されなければレジャーも出来ないというのはあまりに情けないのではないでしょうか。

旅行ツアーで言えば、たとえば今年起こったツアーバスの高速道路の事故なども、コスト偏重の業界構造が生んだ歪が、結局下請け業者に集中して行き、違法な経営をしていた結果で起きてしまった悲劇であり、「安いのがすべて正義」と野放しにされているこの業界の「病巣」は深刻のような気がしていますし、「自由競争」を建前に業界を野放しにしておいて、何の監視も規制もすべて後手後手で、まるで役に立たない行政も信用するわけにはいかないですよね。
by soraneko (2012-11-10 07:38) 

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