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誰に認められなくとも光り輝く、心で掴む自分だけの金メダル [雑談]

此処で何度も書いていますので今更ですが、僕は本当に「ヒネタ子供」でした。
ホント今更なんですが、思いだすと「身近にいたら殴ってやりたい」子供だったんだろうと思います(苦笑)
特に「オリンピック」という物に激しい嫌悪感と憎悪を何故か抱いていて、とにかく「メダルだけ取れれば何でもいいんでしょう!」とか、「きれいごと言っていて、どうせ裏では汚い事をやっている」等と思っていたのですから、本当にヒネタガキですよねぇ。
でも、今に成って思えば、僕が物事を斜に構えた「異端」だったのではなく、洞察力の鋭く探究心の強い、「愚直なまでに真直ぐな子供」だったようなんです
だって、不正誘致やドーピングやゴリゴリの利権の争いを見れば、いかに近代五輪が「汚れた祭典」であるかは明白で、子供の頃の自分の認識が、けして間違いではなかったんですものね(苦笑)

さて半世紀も「生き恥を曝して」意地汚く生き続けてきた結果、順当に「汚い大人」になってしまいまして(苦笑)、子供の頃の自分にもし会ったら確実に激しい非難を受けていたでしょうが、飄々と「汚い世の中」を生きて行けるように成ったのですから、仕方が有りませんよねぇ(笑)。

そんな汚れた僕でも(笑)、TVから聞こえてくる「メダル、メダル」のバカの一つ覚えの連呼には今でも嫌悪感が強く、4年に一度のこの夏は本当に憂鬱です。
僕自身は誰がメダルを取ろうとも、なんら関心が無いので本当に「大きなお世話」なんですが、まあ「世界の頂点の栄光と栄華」を求める人たちにとっては、それこそ人生を懸けていますから、競技者そのものを非難は出来ませんし、また非難する権利は僕にはありません。

さて、今年の夏の連休はやや長めに取れる事から、出来るだけ他の用事を入れないで、距離を走って行こうと色々と計画をしています。
無論楽しいので走っているのですが、秋のイベントに向けての体作りという側面もあります。
まあ、僕自身「競技者」ではないので、何処のレースで勝ちたいとか、タイムを縮めたいとかは無いのですが、「納得のいくパフォーマンスを発揮したい」というのが目的になります。
これで成果が上がったところで誰に褒められるでも称賛されるでもない「完全な自己満足」の世界なんですが、心に灯っているこの密かな情熱の炎(恥ずかしい表現ですね)こそが、僕の「心の金メダル」だと思っています。

ただこの「金メダル」を目指そうとすると、必ず数々の障害が前に立ち塞がって、僕に気持ちよく走ることを許してくれなくなる事が、ここ数年の自分の記録を見るとあまりに多いんですよね(苦笑)。
「よくもまあ、クダラナイ事で騒ぎを起こして、僕の人生の邪魔をしてくれるよなぁ!」という事が、人災天災を問わず降りかかってきていましたから、今年の夏も油断はできませんが、時間を見つけて暑さに負けず、コツコツと走って行きたいですね。
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やっとこ

どうもです!
自分なりで良いですよね〜(自分比)
あまりに周りを氣にするあまりにというところでしょう。
単純ですが、競い合うとやはりズルは出てくるものだと思います。
自分に正直が一番!と言うことは、自分と競うことでしょうかね(笑)
今の自分は過去の自分にかなり負けていますが・・・
by やっとこ (2016-08-05 23:17) 

大型中年

SORANEKOさま

「清々しいスポーツの世界には、政治的な問題はなんてありえないし、人種や宗教の差別はない。そこには高邁なアスリートの世界だけある・・・・」というのは本当にお題目です。何やかんや言って、所詮勝負の世界ですから・・・、そこには結果だけ追い求めたドーピングの問題、群がる利権・金のドロドロした世界がそこにあるだけです。むろん一生懸命精進しているのは95%でしょうが、その汚い5%が全体を覆ってしまっているのが残念です。

今回のロシアの選手団の参加を認めたIOCは「腰抜け」なのか、「政治的な問題は持ち込まない思想」なのか、議論を呼ますが、私はメンドクセ~から短絡的に前者に走った気がします。 
大会直前にそれを味わったせいか、今回のリオ・オリンピックには全く興味がありません。オリンピックを人類の祭典と言っていたのははるか昔。ますます個人主義に時代が流れていくような気がします。
本日でFELTのオーバーホールが終了しました。11日から走りまくろうと思っています。(目標=4連休でロングライド2回!!)
by 大型中年 (2016-08-06 20:24) 

soraneko

やっとこさんへ

僕個人は「因果応報」という言葉を信じていまして、心に一点の曇もなく誰よりも汗を流した結果の勝利はみんなも幸せにしてくれると思いますが、「疚しい事」の結果としての勝利は、自分のみならず周りにも牙を剥いてくるという「実例」を幾つも見ています。

自分を高める為の自分との戦いは、実は一番熾烈な戦いなのかもしれませんが、苦しいことの言い訳に逃げ回わらず、「自分の心に正直に成りたい自分になる」努力は怠りたくないと思います。

でも、大変なんですよね(苦笑)
by soraneko (2016-08-08 19:45) 

soraneko

大型中年さんへ

オリンピックが「国策」の道具として、もっとも成功を収めた戦前の「ベルリンオリンピック」の流れが続いているとも言えるのでしょうか。
ロシアのドーピング問題は、やはり東西冷戦時の東欧諸国の国家戦略の一つとしての組織的なドーピングの方法と、根深い勝利至上主義が現代に引き継がれていて、「KGB(旧ソビエト国家保安委員会」のスパイだった人物が大統領をしている今のロシアでは、むしろ違和感なく自然に行われてきたのではとも言われています。
まあ「正義」を頭から信じるほどお子様ではありませんが、事の顛末は「三文スパイ映画」の安物のストーリーのほうがマシとも言える茶番なのは、間違いないようですね。

前も書いたことがありますが、近代五輪の父と言われる「ピエール・クーベルタン男爵」にこの惨状を見せてあげたい気持ちです。
彼の残した言葉で「自己を知り、自己を律する、自己に打ち勝つ、これこそアスリートの義務であり、もっとも大切な事である」に、近代スポーツの真髄が込められていると思っています。

そういった意味では、大リーグで3000本安打を達成した「イチロー」こそ、日本が生んだ現代最高のアスリートと言えるのかもしれませんね。

by soraneko (2016-08-08 20:05) 

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