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2台目のFELTでF5登場!これに乗れる日を目指して [自転車本体]

我ながら呆れています(苦笑)
怪我して乗れないというのに、痛い痛い叫びながら(笑)、結局1台ロードバイクを組んでしまいました。
2013年式のFELTのF5というバイクです。
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以前小さいサイズで購入したことがあり、後輩用のバイクを組んだのですが、コスパに優れているバイクで、フレームだけで手に入れば自分用に1台買っておいてもいいなと思っていたバイクでした。

さあ誰も聞いていない「見苦しい言い訳シリーズ」です(苦笑)
そもそも現時点で新しいバイクを買う予定はなく、必要もなかった(と、何時もの話で)ですが、まず汎用サイズのレンタルロードバイクが出払っていたので、一台用意しておこうと去年夏ごろ考えていたのですが、自転車仲間でバイクを更新するので下取り出来ませんか?とい話から始まっています。
実はこのバイク「ワケ有り物件」で、少々厄介な問題を抱えていたのですが、解決方法自体行きつけのショップで聞いていたので、時間があったらコツコツ手をかけようとしばらく倉庫に入れておきました。

コンポーネントは古いとはいえアルテグラSLとレーシングゼロですし、部品だけでも結構使えるから、いっそのこと安くて戦闘力のあるキャノンディールCAAD10のフレームでも手に入れて、組み立ててみようかとは考えていました。
で例により、ヤフオクをたまに検索をかけて見ていたところ、今回目に泊まったのがこの「FELT F5」のフレームだったのです。
RIMG0749.JPG


前回このフレームを購入したのは3年以上前で、新品未使用で10万円していたのですが、このフレームは少々走行してあったとは言え、半値以下という、非常に魅力的なプライスで出ていました。
ただ困ったことに(笑)サイズが560と自分のサイズであり、落としてもすぐに必要はないし、どうしようかなと考えつつ、「中古品とオークション品は買ってから後悔すべし」の大原則に正直に従って、最初出ていた値段そのままの値段で入札しました。

流石にこの値段で買えるわけはないし、間際でどんどん値段も上がってくるだろうと、他に欲しい人がいるのならそちらを優先すべしという自分の流儀に従って、最高金額が更新されたら自分は諦めるつもりでした。
で、諦めたというより、完全に忘れていてしまい、その直後の今回の落車での怪我などで本気で忘れていたのですが、「そういえば最終日だけどどのくらいの値段に上がったのかな?」とメールのお知らせ履歴を見たら、ザーッと顔面から血が引いてきました(苦笑)。
なんと、値段が更新された形跡がありません!。
恐る恐るメールの受信履歴をたどって行ったら、「落札おめでとうございます」て・・・・、ええっ!どうしよう!となってしまいました。
取引もあれよあれよと進んでしまい、相手の出品者の方が誠実な方で、あっという間に届いたこのフレームを目の前に呆然としてしまいました(笑)。

ここからが頭がぐるぐるしたところで、お金をかけないでFELT Z25のパーツを全部移植しようか?、いや乗る機会が少ないマドンAか?、それともいっそのこと新品パーツ揃えて軽量バイクを作ろうか?、などと、ほかの人からみれば「贅沢でふざけている!」という悩みで、乗れないストレスも加わって、結局先のアルテグラSLのコンポーネントを移植して、ステムとクランクをマドンA、サドルをFELT Z25、SPD-SLはデュラエースの新品で、ホイールはWH9000 C24という組み合わせで組み上げる方針が決まりました。

決まってしまえばワイヤー類やボトルゲージ、ポンプゲージ、レッグマウント19、ガーミンマウント等を連休までに届くように毎日ポチポチしておりました。
で、このままでは他のバイクと何ら代わり映えがしないので、今回ハンドルは「カーボンハンドル」に初めてチャレンジしてみました。
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まともに買えば2~3万はするのですが、いわいる「中華カーボン」の比較的まともそうなものを送料込で9000円で購入しました。
まあ、走行中いきなり「ポキッ!」はなさそうで、ただ取り扱いが神経質なのと、落車の衝撃だと折れるという話はいくつかあるようなので、あくまで「人柱」的なチャレンジになります。
軽量化というより振動軽減がメインで考えていたのですが、まさか本当に手を負傷して、できれば振動が少ないほうが、負担が少なくなり助かるような事態になるとは思っていませんでした。

作業はバイクからコンポーネントを外して洗浄し、不具合があれば対処していくところから始めました。
まずブレーキキャリパーですが、これは取り付けボルトの長さがFELTにあわず、「ジャンクBOX」をかき回して合いそう長さのなボルトを探して取り付けました。
あとRrディレイラーですが、ワイヤーの取り付けプレートが破損していていました。
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何度か調整しているとこうなることが多いです。

これもジャンクBOXから使えなくなったRrディレーイラーから同じ部品を探してきて交換します。
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バラした自転車や壊れた部品は基本的に保存してあるのですが、こういう時は本当に役に立ちます。

組立も普通は1日くらいで組んでしまうのですが、手の自由が利かず、特に右腕の握力がないので物を握って引っ張ることができない状態だったので、開き直って3日まるまる使ってのんびりと組み立てました。
まあいつもだと早く完成させたくて慌てて組み立てて「ぽかミス」が多いのですが、今回は問題が解決できなければ次の工程には行かないようにしていたのと、ゴミなどをかた付けながら組み立てていたので、かえってミスもなく、順調に組み立てられました。

完成形がこれです。
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この状態では「借り組み」状態で、ここからジオメトリーのデータを取って、他のバイクと比較しながら、初期のポジション出しをして、最後にトルクをかけて「本締め」して終了です。

ジオメトリーは自分流の適当なものですが、大雑把に言えば、同じサイズでも同じFELTのZシリーズとは大違いで、どちらかというとパナチタンに近く、オーソドックスなロードバイクのジオメトリーが基本になっているようで、ターマックほどレーシーではないというところでした、
ちなみにZ25とF5を比べるとこういう感じになります。
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F5はZ25と比べると、ヘットチューブが短くハンドル位置が低く、トップチューブはその分ホリゾンタルに近くなっているという感じでした。
Z25は、ロード初心者があまり前傾姿勢にならないように、かつ高い重心でハンドリングが振られないようにフォークをオフセットさせて安定させ、ホイールベースも長い特殊なジオメトリーをとっているのですが、F5はロードバイクとしてはいたって普通のジオメトリーで、その分クセもなく素直な操縦性が期待できそうです。

重量は今回はっきり測っていませんが、持ってみると明らかに分かるほどF5が軽く(ターマック程ではない)、同じようなコンポーネント(アルテグラ)で組んだ前回のF5改が、7kgギリギリだったことから、同程度であることは間違いがなく、Z25がたしか8.2kgは行っていた事を考えればWH9000 C24のホイールで1kg、カンパZONDAでも700g近くは軽くなっていると思います。

これまた本当に贅沢な話ですが、マドンCやターマックと乗り比べると明らかに「悪いところはないけど、性能の差は歴然」だった2007年式の古いZ25に比べれば、年式が新しい分エントリーグレードではあってもF5は性能の差が少ないので、その分マージンを取れると思います。

で、いつもの記事の締めの文句は、「明日ロングライドで初期不具合と部品の馴染みを出しながらインプレしてみます」となるのですがねぇ(泣)
流石に動作確認で近所を回って見ましたが、バイクの方はいたって正常に動作して、キッチリ組み立てられた事を確認しましたが、人間の方は、全くロードバイクの前傾姿勢を維持できない状態であることも、不本意ながら確認してしまったので(泣)、今月いっぱいは大人しくしていて、F5のシェイクダウンが出来る体に回復する日が来る事を励みに、治療を続けていきます。
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大型中年

SORANEKOさんへ

いや~~~本当に羨ましいデス。実はF5は手が届くバイクなので結構真剣に読まさせていただきました。で、いつ手に入れるのか?・・・という質問に対しては「?????」が回答です。
年齢的に乗れなくなりつつあるので、カーボンなんて必要なのか?という質問に対しては、「はい!その通りですが、やっぱり欲しい」としか頭にできてきません。 

でも現実問題、スネカジリ野郎が片付くのは、あと2年かかります。この時、F5の新車・HW6800・ガーミンEDGEを夢見ているのですが、そのため北海道で1年ほど資金を稼いでくるつもりです。どうやら・・・サイクルライフは、FELTと心中です。(爆)

冗談はさておき、次買うのであれば、既にF5と決めています。SORANEKOさんの手記を楽しみにしています。
お互い早く治るといいですが・・・皆様に置いてかれる?とは思わないように、私の方は、これから少しづつでも積み上げていこうと思います。 やはり、痛いのは精神的に応えますね。(笑)
by 大型中年 (2017-05-06 19:45) 

nabe

いいですな~。
オイラもそろそろ新しいのが欲しいところですが結局ずっと我慢してます(笑) まあ先立つものがないのが圧倒的な理由ですけど…
そして最近自分で全部組んでみたいです。 部分部分はやったことがあっても最初から最後まではなかなか機会がないですしね。

しかし怪我が治らないと負荷かけられないのはつらいですね。 ってか楽しみの一つのはずが先延ばしになってしまいますね。
by nabe (2017-05-06 20:56) 

soraneko

大型中年さんへ

Fシリーズも上を見ればキリがないのですが、「プロレーサー御用達」のF1SLとかは我々には完全に「オーバースペック」ですし、かと言ってエントリーモデル(一昔はFのカーボンフレームは3種類しかない)といって、他のメーカーのように原価償却の済んだ型と古いカーボンでというわけでもなく、F5のコスパは抜群なんですよね。
自分はフレームさえあれば、あとは何とかなってしまう環境で、今回も使用頻度の少ないマドンAを保管状態にして、そこからかなりのパーツを移植できたので費用を抑えて、普通はアルミフレームでもエントリークラスしか買えない予算で、ミドルグレード以上の戦闘力のバイクを組めました。

何とか来月あたりからは「走行リハビリ」を初めて、秋のイベントまでには通常の状態に戻していきたいですので、今年はF5を中心にトレーニングして、イベントに参加していく予定です。
初期不具合がひと段落して、状態が落ち着いたところであと一段のバージョンアップも控えていますので、お楽しみに!
by soraneko (2017-05-06 22:15) 

soraneko

nabeさんへ

実は同じ年式のクワトロ君も候補に入っていて、たまーにフレームが出るんですけど、人気があるので悩む暇なく売れてしまっていました。
自分の場合変な話バイクが欲しいというより、組みた立てる技量の維持が目的のところもありまして、どんなバイクでも最低年間1台はフレームから組み立てるようにしていました。
今回の組み立てで、結構部品の在庫を使い果たしてしまったので、またコツコツと中古品やジャンク品を溜め込んでいき、来年も何かのバイクを組み立てているでしょう(笑)。
今度こそレンタル用にCAAD10を狙っています。

しかし、面倒くさいからやりたくないと口では言っていますが(苦笑)、部品の構成を考えているときや、組み立てているときなどは、集中できるので結構良いストレス解消になっていて、実は自転車いじりは大好きなんでしょうね!
by soraneko (2017-05-06 22:24) 

喫茶こじろう

コツコツと自転車を組み上げていく作業は楽しいですよね。昔は自転車屋任せだった私も、自力で1台組み上げる経験をしたら、微調整で苦戦することはあっても、構造がシンプルな分、メカニズムを理解しながら出来るようになりました。自分自身の作業品質には若干の疑問もあるのですが(苦笑)、工賃も掛からず出先のトラブルにも対応しやすくなりますので、メリットは大きいですね。

サイズの大きいフレームはホイールをセットした時のバランスが良くて格好良く見えます!さらにサドルとハンドルの落差もしっかりあって、小柄な私からしたら羨ましい限りです(笑)
これから徐々に暑くなっていきますが、F5のシェイクダウンを楽しみにして、順調に治療が進むことを祈念いたします。
by 喫茶こじろう (2017-05-07 09:06) 

soraneko

喫茶こじろうさんへ

自転車を組み立てる、整備する、魔改造する(苦笑)も、立派な自転車趣味のジャンルですよね。
自分で組み立てるということは、自分の自転車のコンディションを一番よく理解しているという事なので、出かけた先での致命的なトラブルの回避にもなりますし、マイナートラブルならその場で対処できます。

自分も最近ようやく納得のいく整備が出来るようになってきて、調整関係もコツをつかみつつあるようです。
あとはやはり専用工具はどうしても必要で、「弘法は筆を云々」という話もありますが、しっかりとした工具でないと、逆にトラブルのもとにもなるので、頻繁に使う工具は買いなおしているところです。
by soraneko (2017-05-07 13:31) 

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