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2017ツールド桜川は、灼熱のリハビリライドに! [イベント]

マイカテゴリーに「イベント」の文字が入るのは久しぶりです。
やはり根が「イベント大好き中年」ですから、たとえリハビリ中とは言えウキウキしてきます。

とはいえようやく通勤で乗り始めたところで、本当に軽く流す程度ですから、イベントで走れば距離はともかくそれなりのダメージがありますから、無理をせず行くしかありません。
不幸中の幸いというべきは、加波山の稜線沿いを走る「パノラマコース」に申し込んでいたのですが、当然山岳コースなどもってのほかで(苦笑)、スタッフに断って完走無しで良いので平地主体の「チェリー・コットン」コースを走ろうと思っていたら、なんと加波山のルートで道の崩落があったそうで、自動的にそちらに振り分けられることとなりました。

反面予定外なのが気温の高さで、関東地方内陸部は確実に30℃を超えるという、この時期有るまじき気温に上昇するということでした。
個人的には走り込んでいた頃は防寒着を着込んでいたイメージしかなく、その後風邪と今回の怪我でちゃんと走りこみも無く、いきなり夏本番というのは、おそらく体の代謝機能が付いていかないので、かなり難儀することが予想されました。

今回も気が早いいつものノリで、会場には4:30頃到着です。
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朝のうちは20℃を切っていて、ひんやりしていますが、ここから30℃以上に上がるというのは、かなり負担が大きそうです。

まあ、ブツブツ言いながらのんびり準備を始めます。
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隣に野田から来たという方がいて、このイベント自体は初めてだというので、色々とお話をさせていただきました。
やはりこうやって初めて会ったとしても、自転車仲間というのは打ち解けやすく本当にありがたいですね。
自分の場合特別「馴れ馴れしいし喧しい」とは言われますが(苦笑)。

エントリーも早めに済ませて休んでいたところ、桜川サイクリング関連のブースが目にとまりました。
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桜川市の観光課で、サイクリングの散策コースを作るとのことで、見所があれば地図に印をつけて欲しいということをやられていました。
桜川市観光課パンフb.JPG

うんうん、わかるのですが、一般の人は「国土地理院」の白地図を拡大したものを見せても「はてどこだったでしょうか?」という感じになるのでは思います。
最近のご時世なら、走っていて「ここ面白いね!」となればGooglの地図で「いいね1」ポイン付けてもらうと、連動して立ち上げたHPにカウントされるとか・・・・・。
ああっ、昭和の人間とか普段言っていながら、すっかり現代の「利便性」に犯されていますね(笑)

さて時間となって開会式が始まります。
何時もなら先頭きって聞いている所なのですが、体調が完全でないので、時間いっぱい出走間際まで車で体を休めていました。
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今回もせっかちに、いち早く申し込んだので、早い番号故に先頭集団でのスタートです。
だいたいAV28㎞/h程度の集団で、何時もなら特に普通に走って行けるペースなのですが、とにかく怪我をした両腕のみならず、両膝や腰、心肺機能、スタミナが一斉に悲鳴を上げてしまいます。
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1時間を過ぎて北上して50号線を岩瀬市街地を抜けて東進しますが、堪らず「自費勝手にエイドステーション」とばかりに、コンビニに飛び込みます。
この時点で相当の暑さに成っていますので、ここでアイスを食べて冷却させます。
ここで一緒に並んで止まっている、青いラインが精悍なキャノンディールのシナプスですが、ここにコメントを寄せてくださるソネブロの「わだち」さんのバイクです。
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今回快く記念撮影し応じていただけました。
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わだちさんはチームとのライドという事で、次のエイドステーションまでご一緒していただきました。

このあと山間部に入って行きます。
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汚い顔で申し訳ありません(笑)
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何時のもこの大会の時は、エイドステーションの補給で間に合うのですが、暑さが堪えてしまって特にドリンク類はいくら飲んでも足らない感じでした。
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脆りのコンビニで休憩を取りますが、この時点で既に気温自体は30℃を越えていて、路面の上はそれ以上に成っています。
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この後このコースの最高高度地点辺りで、自分はとうとうオーバーヒートに成ってしまい(苦笑)、畑の中の自販機に寄って、水を買って頭からジャブジャブ被ったら、パフォーマンスが元に戻りました。
もう完全に夏のライドなのですが、体の切り替えが出来ていないので、汗が思ったほど出ず体温が上昇しすぎたのが原因でした。
本当はこれだけ暑いので、リミッターとしてHRモニターで監視させなければいけないのですが、「生体HRモニター」でも、十分にHRが上がり続けているのは感知でき、大事に至る前に止まることができました。

このあとコース上に出来た「道の駅ましこ」でさらに休憩です。
今回は本当にこの暑さで(32℃を超えていた!)無理をするとシャレにならないので、同行しているみんなには悪いのですがマメに休憩を入れさせていただきました。
と、いくつかの屋台がある中で、お気に入りの屋台で、「豆乳ミルク入りフローズン甘酒」というものがあって、これがまろやかであまさけ特有の味がミルクでマイルドになっていて、おまけに冷たかったのでおかわりして飲んでしまいました。
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このあと小貝川沿いにコースが南進してこのイベントお約束の南の向かい風が吹きつける中、エイドステーションやコンビニでマメに休憩を取りながら、ペースをそこそこに保って、無事事故や怪我も無く、ようやくゴールすることが出来ました。
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ログの経過グラフは気温がすごいことになっています。
2017ツールド桜川ログ.jpg

経過時間や移動平均速度は本当に「こんなもの」です・・・・というより毎年順当に落ちていますね(泣)。

とはいえ、こんな体の状態で、まるで夏のような気候の中、とりあえずは完走出来た事は、「イベント復帰戦」としては上場の出来だと思います。
2107ツールド桜川完走証.jpg


帰宅してからは熱を持った左の肘をアイシングして、幹部全体に薬を塗りたくって、痛む膝は湿布薬のパッチワークになるなど「満身創痍」の状態でしたが、精神的には久しぶりのイベントで走れて、親友のM島君やH戸君とも楽しく走れましたし、わだちさんやイベントでお馴染みの皆さんとも交流が図れましたので、本当に自転車として久しぶりに充実した日を送れました。
明日からはまた地道に治療と続けて体のリカバリーを図る日々が続きますが、こういう充実感を味わえるという「ご褒美」の人参が目の前にぶら下がっている限り、諦めず焦らず腐らず慌てずで、ノンビリとリハビリを進めていこうと思います。

最後に今回も声をかけてくださったり、体を気遣ってくださった皆様に、いつものように裏方でイベントを支えてくださっているスタッフの皆様型に、心よりの感謝を申し上げます。
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大型中年

SORANEKOさんへ

ツールド桜川ご苦労様でした。
少しひやひやしましたが、87kmを順調に走れたようで安心しました。少しづつでもよくなっているようで、これからも無理せず、お互い元に戻していきたいと思います。
私は20日に走ってきましたが、気温が上がりきる前の10時には、ご帰還ですので、汗をかくことなく長袖ジャージで済ませられました。
それにしても、横浜でも昼にはいきなり27℃過ぎており、体が年々ついていかない寂しさを覚えます。そういえば4月の上旬は寒の戻りで、通勤用のコートを出した記憶がありますが、あれからたった1か月半です。この温度差はつらいだけです。
 
私は、夏でも冬でも出発するペースは変わらないと思いますが、今年の夏は暑そうなので、ちょっと自重しようと思っています。
フローズン甘酒おいしそうですね。濃厚な甘酒が喉をスキッと通る感覚を思い出します。早く来週の週末にならないか? 明日から仕事なのに、もうこんなことを考えています。
取り合えず、お疲れさまでした。ゆっくりお休みください。

by 大型中年 (2017-05-21 20:49) 

わだち

いきなり雪国から真夏の島国に放り込まれた感覚でした(先週極寒の雨の軽井沢だったもので)。ゴール後、近くの蕎麦屋で天ぷら蕎麦を食べて帰路につきましたが、あまりの眠気に笠間あたりで仮眠してから帰宅しました。
道の駅では財布を持ってくるのを忘れていたのに気づき、露店では電子決済には対応してないので眺めるだけでした(苦笑)。
ゴール後の冷たいドリンク、ありがとうございました。大変おいしくいただきました。
by わだち (2017-05-21 21:34) 

やっとこ

どうも、やっとこです。
イベントお疲れ様でした。
先ずは完走おめでとうございます。
徐々に体調を整えて楽しまれることが
良いことだと思います。
無理せず、楽しみましょう[exclamation]
by やっとこ (2017-05-22 00:04) 

soraneko

大型中年さんへ

大抵のイベントは完走出来る目算が有って、その準備をしてからでなければ参加しないのですが、今回に関しては完全に「イチかバチか」という所で、とくに急に暑くなるのは体が大きいライダーにはことのほか堪える事でかなり心配でしたが、そこは蓄積してきた「経験値」は健在で、状況に合わせて乗り切りました。

先の事は判りませんが、この調子で暑い日が増えるようだと日中のライドは「自殺行為」で、自分も早朝に出かけるパターンは今年も続きそうですね。
甘酒は冬の物という観念は、、このフローズン甘酒を頂いで完全に覆りました。
by soraneko (2017-05-22 05:52) 

soraneko

わだちさんへ

本当に暑かったですね!
この時期でこれだけ暑くなった記憶は、自分が走り出しだしたここ10年にはなかった事で、過去の記憶や時期による季節の観念が通用しないように成ってしまいましたね。
道の駅は休憩ポイントとして丁度良い場所にありましたよね。
例年でしたら、このくらいの距離は一心不乱に走り抜けてしまうのですが、これこそ「怪我の功名」で(苦笑)、あちこち寄り道出来ておもしろかったです。
また機会が有れば何処かのイベントよろしくお願いします。
by soraneko (2017-05-22 06:01) 

soraneko

やっとこさんへ

今のこの身体だと、これでも正直オーバーペースで厳しかったのですが、なんとか完走できました。
予定外の暑さに閉口しましたが、本来はこの程度くらいの暑さの中を汗をかいて走るくらいが気持ちよくて好きなんですよね。
来週はノンビリライドに戻して、ゆっくり回復させていきます。
by soraneko (2017-05-22 06:07) 

喫茶こじろう

30℃超えのロングライドお疲れ様です。楽しそうなイベントですが、それほどの気温になると修行の世界でもありますね(笑)
お体も順調に回復されているようで良かったです。

by 喫茶こじろう (2017-05-22 22:50) 

creeker

凄い回復力と精神力ですね!
写真を見るだけでも真夏のような暑さの中、本当にsoranekoさんのタフネスぶりには脱帽です!!
完走されまさにイベント復帰戦お疲れ様でした
by creeker (2017-05-23 00:43) 

soraneko

喫茶こじろんさんへ

毎年恒例のイベントで、平地だけならと多少の無理は有りましたが何とか完走することが出来ました。
この時期の30℃越えは異常な事で、腕の痛みより体の切り替えが出来ていない事の不調の方が堪えました。
by soraneko (2017-05-23 05:38) 

soraneko

creekerさんへ
同行した親友も肋骨にひびが入っていましたが、二人とも子供の用にはしゃいでしまっていて(苦笑)、もう一人の親友に、「いい加減にしなさい」と窘められてしまいました!
今回は実際何度か熱中症に成りかけましたが、ここは「経験」がモノを言った感じで、兆候が出ると直ぐに休憩に入って、体を冷やしながら走ったのでなんとか成ったようです。
by soraneko (2017-05-23 05:44) 

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