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2018津軽センチュリーライドは、ギリギリ8時間で無事完走! [イベント]

本来であれば、この季節が「夏本番」で、長期休暇等が取れれば本格的な夏レージャー真っ盛り・・・・となるはずなんですが、関東以西の地域では、「もう夏は勘弁してくれ」というのが本音ではないでしょうか?
天候も不安定で全国何処で豪雨市街が起きるかもわからないという、大変な夏になっていますね。
こんな時でも何時でも自転車、自転車とアホなブログで恐縮ですが、今年の夏は、長期休暇を絡めて、8月11日に、青森県五所川原市で、地元の五所川原サイクリング協会主催の「津軽センチュリーラン」に参加して、完走してきました。

酷暑に喘ぐ関東地方を飛び出して、前日の10日に東北自動車道を600km走り、ある意味「普通の夏らしい暑さの、津軽平野のど真ん中にある五所川原市にたどり着きます。
翌日の11日、6:00頃、メイン会場のある「つがる克雪ドーム」に行きますが、これからイベントが行われるという感じではなく、三々五々にスタッフや参加者が集まってきてます。
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6:30から受付開始ですのでのんびりとバイクの準備をします。
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今回はターマックにレーシングゼロを入れた本気仕様で、随分気合が入っている・・・のではなく、今回イベントに対する準備、特にウェイトを絞るとか山岳路を走り込むとかの「人間の準備と気合」が全く間に合わなかったので、機材で誤魔化そうという情けない理由ではあります(笑)

申し込みが始まり、ゼッケンを貰います。
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古式豊かな昔ながらのサイクリングイベンとのゼッケンプレートで、ある意味安心できますが、最近のカーボンバイクには使いにくいんですよね。

このオレンジのBOXは今回主催者が用意した物で、自分としてはお初のアイテムなのがこれです。
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これは青森県のIot系のベンチャー企業の「株式会社フォルテ(http://www.forte-inc.jp/)」さんが試験的にこの大会に提供してくれた「GPS位置情報システム」のGPS発信機です。
GPSの一データを3G通信で遅れるようになっていて、これならPCのモニター上ですべての参加者の位置が把握できますし、「SOSコール」も出せるので、これは画期的ですね。
一般公道を利用するサイクリングリング大会の場合、参加者の「安否確認」が重要且つ困難な作業となっていて、これは非常にありがたいシステムですね。

今回フォルテさんはBluetoothで仲間と交信できて、骨伝導イヤホンで音楽も走行中に聞ける商品を販売されていました。
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これはオートバイのヘルメット用のシステムとして、ツーリングなどで普及しているシステムなのですが、自転車用もとうとう現れてくれましたね。
ご存知のとおり自転車は道交法で「イヤホン禁止」なのですが、耳を塞いで外部の音が聞こえない状態が解消されれば・・・と、自分も骨伝導イヤホンを使用したことがあります。
ただ、これが「絶対OK」かというと、これが警察側の対応が全国都道府県どころか、現場の警官の方の認識によってマチマチで、何とも言えない「グレーゾーン」な部分です。
フォルテさんもNHKに取材を受けて、局が警察に確認した範囲では「OK」という事で、紹介番組がオンエアされたらしいです。
ただ、どんなシステムでも「大音響」でノリノリで周りの状況もわからない状態での走行は、危険であることは言うまでもありません。
実はこのシステム今回自分で購入しましたので、後ほど使用してみます。

7:30から全体説明会がありますが、参加者も集まり、のんびりと会場設営も進んでいます。
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時間となり、説明会で賓客の挨拶が始まります。
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朝のうちは天候が良くなく、急に黒い雲がかかり雨が降り出します。
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この大会は10回目の大会ですが、流石よくわかっている方々が運営されているだけあって、安心して参加できるのですが、チェックポイントのチェックカードも、ちゃんとジッパー付きのカバーに入れてあります。
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8:00スタートでさあこれから160kmの旅路が始まります。
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さて、改めて「津軽センチュリーラン」のコースを紹介します。
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五所川原市街地より津軽平野を北上して、「十三湖」付近で東進して半島の尾根を越えて、JR津軽線(北海道新幹線)沿いに津軽海峡に出て、龍飛岬まで行き、峠を越えて日本海側に出て南下し、十三湖西側を舐めて、再び五所川原市街地の戻る、比較的平坦路が多いコースですが、意外と山岳セクションが侮れない強度があり、自分的にはけして楽に走れるイベントではありません。
ところがこのコースを4時間で走りきってしまう強者が確実にいて、周りの参加者もビギナーを探すほうが大変で、みちのくの足自慢のライダーが集まってきています。
ちなみに「センチュリーラン」の、もっとも基本的な定義は「160kmを8時間以内で、自分の責任で走りきる」というものなのですが、このコースの場合結構難易度が高く、自信のないライダーはそもそもエントリーしないという側面もあるのでしょうね。

さて、自分は第2ウェーブなので8:02に集団で会場を出発します。
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前回2015年に出たときは、スタート直後から35km/h前後で集団が飛んでいくので驚きましたが、今回もそんな感じでしたが、自分はいつものツーリングと同じパターンで、ゆっくり1時間かけて体を温めて、平地は28km/h前後、峠越えは「男は黙ってインナーロー」で、あくまで「マイペース」で走ることにします。

天候も回復してきて津軽平野を快適に北上していきます。
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十三湖を左手に見ながら右折して、最初の山岳セッションでに入ります。
特に厳しい勾配があるというわけではありませんが、延々と上り坂を上がって行きます。
ここで第一エイドステーションがありますが、最近自分はエイドステーションに関しては、特に最初の頃は自分の補給タイミングと合わない事が多いのでので、ここはパスします。

ある程度登りきってから、今度は津軽線や新幹線沿いにまた北上しながら下って行きますが、新幹線の「今別」駅の近接施設で休憩をして、ドリンクとソフトクリームで補給をします。
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このあたりから自分のペースで走っていることもあり、ひとり旅が多くなります。

下りきると目の前は「津軽海峡」で、この60km経過したあたりから右手に海を見ながら走れます。
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いや、山の中ばかり走っていて目の前に青い海が広がると、それだけで爽快になりますね。

青函トンネルの本州側の入口を超えて、三涯というところから、海岸沿いの国道280号ではなく、山の上を並行に走る県道の通称「紫陽花の道」を走ります。
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北のこの地はこの時期にちょうど紫陽花が満開で見られるのですね。

いったん海岸線に出て「給水ポイント」で休憩します。
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ここから徐々に高度が上がってきて、峠越えのお楽しみがは始まります。

自分はここからほとんどインナーローのノタノタ走行に入りますが、スタート地点でいろいろお話したご主人と再開できたので、ここからはご一緒させていただきます。
こういう時一人でノロノロ人気のない山岳路を走っていると、結構精神を病むんですよね(笑)。
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いよいよ龍飛の風力発電の風車が見える辺りから本格的な山登りに入ります。
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ここからは普通に「勾配10%」とかの看板が出てくる道が6km程続きます。
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平均勾配で言えば7%程度の峠ですが、自分は膝の痛みを抑える目的と、昨年の負傷以来本格的な山岳ルートは普段ほとんど行っていませんから、本当に厳しい上りになります。

前回このルートを走ったときは、なんと雨雲に投入してしまい、しこたま大粒の雨に祟られましたが、今回は良い天気で景観が素晴らしいのがせめてもの慰めになります。
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と、思いきや、頂上付近は日本海側から流れ込む湿った空気が結露していて、頂上のエイド付近に来たら、またまた周囲は何も見えません!
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ここの景観の良さもこのイベントのウリの一つなんですが、うーん残念!

仕方がないので、エイドで提供されたオニギリとおいしいお汁で鋭気を養って後半戦に備えます。
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ここがちょうど折り返し地点で、時間は12:20と半分を過ぎていますが、ここからは大きな峠はありませんからペースを上げれば8時間以内で十分間に合う計算になります。

さて此処まで徹頭徹尾マイペースである意味「抑えて」序盤を走っていたので、足はともかく体力的には全然余裕があります。
ご一緒してくれたご主人とは結局ゴールまで一緒に行こうということで走り出します。
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個人的には此処からスパートをかけてタイムを短縮するのも有りでしたが、「旅は道連れ世は情け」ですし、呉越同舟でのんびりと途中で綺麗な滝を見物しながら走ります。
しかしながら、それにしてもどうもペースが上がりません。
残りの距離と時間から計算するに、これでは8時間以内の完走は若干厳しいかな?と思いましたので、以後要所要所は自分が引っ張って「風よけ」になることにしました。
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この間何人かを吸収して、小泊あたりまでまでは数人を引きながら海岸線を順調に走ります。

一度内陸部に入り、もう一度海岸線に出てから十三湖畔の平坦地を走りますが、どうもご主人のペースが落ちてきています。
いったん湖畔のお土産物屋さんで補給をとって、から、最期の「車力」というところのエイドステーションを目指します。
ここが最後のエイドステーションで、14:10頃到着しましたが、クローズドは15:00ですが、ここをどんなに遅くとも14:30に出ないと、残り40kmを1時間30分でたどり着くことはできません。
補給をとって14:20には急いでここを出ます。
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まあ当社の目的からすれば、完走をしてイベントを楽しめればそれでよかったのですが、ご主人もなんとしても8時間以内に走りきりたいということでしたので、時間と距離を計算した平均速度と、ご主人が付いてこられる範囲での加速を計算してドラフティングに入れつつ、離れないギリギリのペースまで速度を上げて走り出します。
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以後40kmを休憩も取らず、結構最後は30km/h程度のペースを保ちつつ、五所川原市街地での車の渋滞に巻き込まれてヒヤヒヤしましyたが、15:58とギリギリのタイムでなんとか8時間以内で無事に乾燥することができました。
この時点で70%の参加者は既に完走していますから、このコースとしてはかなり良いペースで参加者の皆さんは走り抜いていた事であるようで、みちのくライダーのた逞しさを改めて確認することとなりました。

自分の走行ログです。
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ログを見るままでもなく随分のんびり走ってますが、実は平地だけの土浦までの173kmのコースをAV25km/hで最近走った記録の消費カロリーは7630kcalも消費しており、今回山岳込みでも4278kcalしか消費していないということは、正直かなり「三味線弾いて走っていた」というのがデータ場で現れてしまっていますね(苦笑)。

まあそれでも楽しみながらセンチュリーランを走れるパフォーマンスは維持していることは確認できましたし、爽やかな暑さの中、天候に恵まれて気持ちよくイベントを完走できましたから、夏休みのお楽しみとしては、いうことのない東北遠征でした。
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やっとこ

どうもです。
青森走破お疲れ様でした。
センチュリーライド完走おめでとうございます。

 自分は自転車ではもちろん、自分で運転して行ったこともないので
時間を作って青森に行ってみたいですね〜
有名なガンダムも見てみたい〜(笑)
by やっとこ (2018-08-17 18:43) 

soraneko

やっとこさんへ

自分は結構青森は色々なところを見て回っている方だと思います。
そのガンダムも多分見たことあると思いますよ。

日本中いろいろなところもありますが、単純に観光だけで「定番コース」巡ってただけでは、見えてこないものが多いのですが、自転車で実際自分の足で走って、地元の人達と交流することで、随分違った角度でその地域を見ることができると思います。

by soraneko (2018-08-18 09:28) 

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