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ひたすら山登り、望郷ならぬ絶望センチュリーライド! [イベント]

大体センチュリーライドと銘打っている大会なんだから、個人的にはキッチリ「センチュリーマイル(160km)」を走らせて欲しいんですよね!。
が、結構この距離を設定するのが難しいそうで、その最大の理由が「道路使用許可」を警察にもらわなければいけないんですが、なにせ相手は「お役所」で、しかも警察はその中でも筋金入りの「縦割組織」と「縄張り意識が高い」組織ですから、複数の警察署管内をまたぐようにコース選定すると、「あちら立てればこちら立たず」みたいなことが少なからずあるそうです。
で、単一管内でコースを設定すると、ある程度の「難易度」設定するために、「山登り」を設定する傾向にあるように感じています。

はっきり言いますが「一部の山好き」や 「苦しいことが楽しい」サイクリスタの声が、多くのサイクリスタの総意とは思ってほしくは無い!と強く主張しておきます。
その証拠に栃木県小山市で開催される「小山ロングライド」は、坂らしき坂がほとんどない「どフラット」のコースですが、「だからエントリーしたんだよ」という声を多く聞きますし、人気もあります。

とまあここまでグチグチと文句を言っていますが、だったらそういう大会に出なければ良いだけなんですが、エントリーしちゃったんですよね「望郷センチュリーライド」に(苦笑)。
で、ここのコースがこんな感じになります。
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距離はともかく、ええっ!!獲得標高が2672mですって!!
ああ失神!(苦笑)

かつてコノくらいの獲得標高で、正真正銘160kmを走る大会も完走していますが、それはまだ40代中頃の話で、そろそろ「アラシックスティ」のデブデブの自分で走りきれるのでしょうか?
気分的には現在今年最大の「イベントブルー」状態で、ドヨーンとどん底の精神状態&敵前逃亡したい心境です(苦笑)

とまあ、ここまでくればジタバタしても仕方がないので、来週日曜日の25日、群馬県沼田市で開催される「望郷センチュリーライド」のロングコースに出撃します。
ああっ!3日位「断食」したい気分です(笑)

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発走直前にコースアクシデントで短縮!津軽ロングライド [イベント]

今年も青森県五所川原市で8月11日に今年で11回目の「津軽ロングライド」が開催されました。
10日に休暇に入って宇都宮から移動しましたが、帰省と重なって東北自動車道は大渋滞にでした。
でも、最近思うのですが、高速道路での移動は年々走り難い環境になっているよ言うです。

具体的には大型トラックの速度規制が始まったあたりから、80km/hで走る大型トラックをノロノロと抜いていく大型トラックやバスが追い越し車線を塞いで流れを阻害して、最近は追い越し車線を、我関せずとノロノロ走る乗用車も増えてきたように思います。
多分都心の4車線道路を普通に走っている感覚のようですが、全く周囲を見ている気配もなく、自分から譲ろうという気配もありません。
このあたり、最近社会問題化した「あおり運転」とも無関係ではないのかもしれませんね。


付け加えると、自分的には「移動する大きな箱」でしかない、大型のミニバンもこれまた全く周囲を見ることなくお構いなしで走っている車両が多いです。
で、様子を見ると、若い人や女性ではなく、いかにも「お父さん」みたいな人が多く、奥さんとか子供とかと「家族団欒」で楽しそうに談笑しながら走っているんですね(苦笑)。

要するに、「高速道路を安全に運転する」と言う意識と技量が無いとしか言えないんですよ。
確かに最近の車は随分安全になり走行性能も良くなっていますから、安全に走ることもできますが、「2トン近い重量が100km/hで動く」という物理的な現実を、あまりに甘く見ているのではないでしょうか?
とにかく勝手気ままに走り回る「幸せな人々の無邪気な乱痴気騒」に巻き込まれて事故に遭うのはなんとしても我慢できませんので、そんな「走る障害物」を避けながらなんとか五所川原につきました。

とにかく先週は忙しく疲れきった上に、長時間の高速道路移動の「格闘」で、ボロボロでしたが、泊まったビジネスホテル「ホテルサンルート五所川原」には、なんと源泉かけ流しの温泉があり、この泉質が抜群だったこともあり、久しぶりにのんびり温泉に浸かって、かなり疲労が回復しました。

さてイベント当日の事ですが、いつものように早めに会場に入り準備します。
昨年お会いした方や、なんと同郷の栃木県から来ている方々と談笑した後、6:30よりエントリー開始となります。
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今年もこの大会は盛況のようです。

開会式が始まりました。
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さあ自分は第一ウェーブですからスタート地点で8:00スタートのカウントダウンを待ちます。
しかしスタート直前となっても動きがないので「??」と待っていましたが、なんとコース上の電信柱が倒れて通行止めになっているとのことです。

色々と協議をしているようですが、通行止めの場所が第一CP直前で、迂回ルートが取れない山道ですので、最悪残ったルートで半分だけ走るという選択もありるかもと、ご一緒していた「百哩走大王」のメンバーの方と話し合っていましたが、なんと本当にそうなってしまいました。
自分も長いこといろいろなイベントに出ていますが、コースの事故で直前に走る距離が変わるというのは初めてのことで、百哩走大王の方も初めてとのことで、まあこうなったらし方がありませんよね。

結局8:32に90kmの短縮コースで走ることが決定して走行開始となりました。
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で、いつもなら体を温めるのと後半戦に備えて「出し惜しみ」ではありませんがペースを抑えるのですが、その必要もないということで、流石に地元の「ロードレース実戦部隊」のように40km/h巡航は無理としても、35~37km/h辺りの早いパーティに紛れたり引っ張ったりして、急遽第一CPになった、十三湖北岸山岳沿いに走る国道を登って、「道の駅十三湖高原」まで一気に走り抜けます。
途中の橋では自動車の単独事故(?)で軽自動車が橋の欄干に突っ込んでいたりと、まあ何ともアクシデントに見舞われたイベントになっていましたが、「イベント出ればアクシデントに遭遇する」星回りの自分が参加したか・・・・ではないと思いたいですね(苦笑)・


此処ではこのイベント高齢のメロンとアイスクリームをいただきます。
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スタッフの方々も、急遽場所が変わっての展開で大変でしたでしょうけど、笑顔で出迎えてくれました。
個人的には約30kmを1時間ほどで走り抜けて、満足してしまいました(笑)。
結局ここで30分ほどのんびり休憩して、なんとなく気分は「消化試合」のような感じで、高原を下って海沿いに出れば、あとは本来のメインコースに戻れます。
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基本的にこの十三湖の西岸のこのコースは終盤に来ていたのであまり余裕がありませんでしたが、本日は全く疲れていない状態でしたので、のんびり周りを見ながら走れます。
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このあと第2、3CPとなった車力のエイドステーションに到着します。
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ここでは龍飛岬の「竜泊展望台」のエイドステーションで出るはずだったオニギリとかも提供されますが、まあまだお腹がすく時間でもないんですよね。

さあ車力を出てからですが、どうも基本的に強い東風にあおられる感じで、前に進まない感じになりますが、そこそこのペースは守って、なんとか五所川原市内に戻って行きます。
ゴールの「つがる克雪ドーム」に帰ってきました。
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今回も無事ゴールできました。
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本来のコースでない短縮コースですが、それなりに思いっきり走れたので、個人的には結構面白かったです。
そういえばこの日は最高気温も28℃程度と、このところ真夏の暑さでさんざんやられていましたから、多少風は強いものの快適なライドでした。

さて本当は夕方近くまでかかるはずでしたが」お昼過ぎに終わってしまいましたので、近くの温泉にのんびり浸かることにします。
この五所川原市は温泉の宝庫で、普通に田園や街中に「銭湯」があって、それがみんな「源泉かけ流し」という、なんとも贅沢な銭湯がたくさんあります。
その内の一つ「音次郎温泉」に行きました。
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ちなみに日帰り温泉施設と銭湯の違いですが、銭湯「銭湯法」というもので決められた公衆浴場で、値段も抑えられている代わりに、シャンプーや石鹸などのホスピタリティが無く、自前で用意するのが普通です。
でも、何故だか自分の車には、お風呂セット一式と着替えが常備されていまして、いつどこでも温泉を楽しむことができます。
20代の頃から始めた「温泉巡りドライブ」の名残ですな(苦笑)

この日は青森市内で宿泊となりましたので、市内の食堂で定食と生ビールをご褒美にいただきました。
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大ぶりのイカとホタテのミックスフライ定食が840円で、イカも柔らかく大満足でした。

行き帰りの距離や交通渋滞、イベントの短縮などもありましたが、自転車と温泉と美味しいもので、最近疲れきった心身を思いっきりリフレッシュすることができました。
多少のアクシデントはイベントの付録みたいなものですが、平穏無事なイベントも味わいたいというのは贅沢な話なんですかね(笑)
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ツールド日光エントリー!9月15日開催 [イベント]

このイベント、結構上り坂が厳しくてできれば避けたかったイベントですが、今年は挑んでみます。
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おそらく、問題は「天気」で、一度大雨(鬼怒川が決壊した時の)で中止になってます。
ここも「霧降高原」というところに行きますが、天候が悪いと自分の場合「富士の悪夢の再来」で、雲の中を走る羽目になります。

などとのっけからネガティブなボヤキではPRになっていませんね(苦笑)
とにかく「晴れれば」最高のロケーションですから、もうアウトドアイベントは「いちかばちはか」で、心配してもしかたがありません。
とにかくエントリーしてなければ参加できませんから、まあ何とかなるでしょう!

今年の場合、こういったイベントをダイエットのモチベーションにしていたりしています。
これは「来年」に向けての体つくりなのではありますが、老い先短いロートルの割には、気の長い話をしていますよね(苦笑)
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嵐の中、久しぶりの戦船を見る [イベント]

なんでしょう?梅雨の嵐というのでしょうか?とにかく北からの風の強い一日でした。
と、予報通りでとても自転車なんぞ乗れるようではありませんし、一日中家にこもってアニメ案舞も悪くないのですが、間違いなく「体脂肪の養殖」となることは目に見えていましたので、少しでも歩いて体を動かそうと、鉄道を使って「乗り鉄」がてら大洗に、予定通り護衛艦を見に行きました。

宇都宮市だと宇都宮線で小山駅で水戸線に乗り換えて水戸駅で「鹿島臨海鉄道」に乗り換えて大洗駅に行くという行程になります。
水戸線は常磐線と同じカラーなんですね。
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今日は電車の中からの筑波山です。
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正直りんりんロードからみたかったなぁ!

岩瀬駅で何時も休憩しているところをとります。
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何時も反対からこの電車を見ているんですね。

水戸駅で久しぶりに機関車のEF81を見ます。
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この80番機は北斗星を引いていましたから、毎日自宅の窓から満ちた懐かしい機関車で、最近は「カシオペア紀行」など牽引していました。
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そういえば、常磐線の全線開通に合わせて657系特急を走らせるとかで、EF81が回送していましたが、それだったのでしょうか?

さて鹿島連会鉄道に乗ります。
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これに乗るのは2度目で、大洗で降りるのは初めてです。

車内はこんな感じですね
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ガランとして乗客もまばらですが、この天気ではねぇ
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強風で稲が波を打っているのがわかるでしょうか?

大洗駅で降りると、横から雨が殴りつける凄まじい風で、人影もまばらです。
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駅からちょっと歩くと大洗港の「マリンタワー」が見えてきて、20分も歩けば港に付きますが、建物の陰から、特徴のあるレーダーマンストが見えてきました。

おお!久しぶりの「戦船」、海上自衛隊のDDである、艦番153「ゆうぎり」です。
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就役は1989年ですから30年選手のベテランで、アメリカ海軍なら「FRAM(Fleet Rehabilitation and Modernization) 」という大規模改修で、装備品やシステムなどを一新する艦齢ですね。
日本の場合新しいものを買うのは熱心ですが、それを時代に合わせて戦力を持続させる努力と予算は乏しいというところです。
最新のステルス性能を与えられたのっぺりした軍艦と比べると、もはや古風な風情があるともいえますが、反面この無骨なところが軍艦らしさがあると自分は思っています。

艦首に掲揚されている日の丸の旗が勢いよく棚引いていますが、予想通り艦内一般公開は中止になっていました。
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まあこの強風で甲板に民間人を揚げて転落でもされたらえらい事になりますから、当然の判断だと思います。

艦内に入れなかったのは残念ですが、自分は久しぶりの「戦船」を見ることができて良かったで。
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しかし、艦首からなだらかな弧を描いて舷側に流れるラインが優雅で、この辺りはアメリカ製のそっけない合理的なラインの軍艦と違って、こういうところが「日本的」ですね。
まあ、艦の性能とは関係のない部分ですが、護衛艦はただの船ではなく、国家の威信を安全を担う「軍艦」ですから、「偉容」は重要な要素だと思います。
まあ、乗る人間や組織も含めての軍艦の能力なんですがね。
そして、それは「民間企業」も同じことです。

さてこの嵐では大洗市街地の「がルパン詣」もないですから、早々に退散です。
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なんだかんだで結構歩き回りましたから、多少は体の代謝の維持には役に立ったでしょうから、一応目的ははたしました。
とはいえ、こうまともに乗れないのが続くと、だんだんイライラしてきますね。
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茨城県大洗港に、護衛艦を見に行くであります! [イベント]

ええい!こうなりゃ自転車なんか乗ってられねぇやぃ
おうおう!、雨だ強風だで無理だってんだい!

と、ほぼヤケになっていますが、ここは切り替えの早いどすこいライダーですから、急遽「ミリタリー系
オタク」に変身して(苦笑)、明日は茨城県大洗町の大洗港で行われる、海上自衛隊の護衛艦の一般公開イベントを、バスや電車を乗り継いて見に行きます。
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大洗といえば「ガルパン」で、それいけ!戦車道が有名ですが、この時期毎年護衛艦の一般公開もあるんですね。
こうなれば「七つの碧は今日も」、「暁の水平線に勝利を!」目指して、もはやなんの計画も立てず、全艦隊両舷全速でイベントを楽しんできます!

うーん、多分ほとんどの自転車系の読者には何が何だかわからないような記事ですね(苦笑)
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無念!富士山の見えない富士山一周サイクリング [イベント]

まず、富士山一周サイクリングのスタッフの皆さんに、心から謝罪させていただきます。
特にゴール後に対応していただいた方には、ご不快な思いをさせてすみませんでした。
で、なんでのっけから謝らなければいけないかといいますと、ゴール後色々とダメージが大きく、放心状態だったので、普段ならどんな状態でも愛嬌を振りまいているところ(苦笑)、かなり「憮然」とした態度を取っていたからです。

で、何でそうなったかというと、まずこのコースです
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これは、エントリーする時から判っていた事ですが、116kmのコースで、獲得標高が1724mと、多分ほとんど「登っているか下っているか」という、「100kgデブ」の自分には最も合わないコースで(苦笑)、尚且つ開催日の6月30日とくれば、「梅雨」真っ盛りですから、まあ天候の悪化も想定しなければいけませんでした。

なんとか完走は出来ました。
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しかし、富士山の北側の一部コースを除いて、終始強い雨が降り続け、南南西から強い湿気を含んだ強風が吹きつけているせいで、富士山の南側はほぼ湿度100%で霧というか雲の中の状況で、山岳で濡れているのに寒さどころか汗が止まらず体温が上がって行き、富士山はおろか、周囲も全く見えず、土地感のないコースで、濡れた路面と脇を通るトラックやバス等に、体力と神経をかなり消耗されてしまいました。
個人的に補給もうまくいかず、とうとう100km地点でハンガーノックと足の攣りも出る始末で、なんとか帰ってきたのは良いものの、頭は完全に真っ白になっていました。
大会の名誉のために言えば、これは完全に天候と個人的な準備不足のせいでして、特に現地で頑張っているスタッフの皆さんに、いわば「当り散らす」が如き行為は断じて正当化できませんし、それで冒頭の「謝罪」ということになりました。

しかし、けして短くない、、またいろいろな悪条件を経験してきたサイクリングイベント参加歴の中で、今回ほどダメージが大きかったことはなかったと思います。
どんな悪条件でも、完走さえすれば感動と達成感があったものですが、今回に限っては「言い様のない敗北感と後味の悪さ」が頭を占拠して、正直「1秒もこの地に居たくない!」とばかり、参加賞も貰わず逃げるようにして帰ってきました。

で、考えるにその最大の原因は「富士山が見えなかった」ということに尽きるような気がします(苦笑)。
正直雲の中で周囲も見えす喘ぎながら走っているのなら、那須高原や日光霧降高原を走っているのと変わりはなく、ワザワザ御殿場まで遠征する必要もありません。
多分、この付近の観光は、その魅力の大部分が「富士山」に依存しているきらいがあり、その主役不在のワンマンショーでは、話になりません。
また、観光地として「開発し尽くされている」部分で、信号機や車も多く道も荒れており、けして自転車で走りやすい場所ではないようにも感じました。
まあ、これは自分が「田舎」の栃木と茨城で車の走っていない所を選んで走っているから、そう感じたのかもしれません。

ひと晩開けた体のダメージから、そんなに追い込んで走った感じではなかったのですが、本当何故昨日はああもやられてしまったんでしょうね(苦笑)
ともかく個人的には残念なイベントとなってしまいましたが、これで富士山周辺を嫌いになってしまわないように(笑)、天候の良い日を選んで「リベンジ」してみたいと思いました。






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夏に向けての3つのイベントにエントリー [イベント]

まあ、梅雨に突入ということで、天候が悪いのは仕方がないことです。
地面に脚を付けていれば、365日晴天とは行かないですよね。

こういう時は多少条件が悪くとも、走れるときに走っておかないと、体がなまる一方になります。
本日はなんとか午前中ならいけそうな感じでしたので、自宅を2:40には出て、2時間ほどの久しぶりのナイトライドも加えることにします。
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これからだとライトに虫がたくさん寄ってきて、ナイトライドも気持ちの良いものではなくなってきますね。

夜明けの時間ですが、雲が低く垂れこめて、辛うじて部分的にオレンジに染まっています。
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筑波山も雲が掛かっていて、やはり天候が怪しい感じですね。
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本当は霞ヶ浦まで行く予定でしたが、土浦市に入ったところで、いきなり雨が降ってきました。
スマホで雨雲レーダーを見ると、ちょうど塊が通過していくところで、広域に見てみると所々に雨雲が散らばっていて、これはいつ何処で降り始めるかわからないので、ここで折り返して出来るだけ午前中に自宅に帰ることにします。

これは加波山ですが、やっぱり怪しいです。
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結局本日はのんびりペースで平地を155km走っただけですが、家でゴロゴロするよりは遥かにマシというものです。

まあ無理をすることもないんですが、せっかくパフォーマンスも上向きになっていますので、ある程度のところには回復させたいというのが本音です。
お恥ずかしい話、自分は明確に目標を設定しないと、間違いなく「怠ける」方向に行くのは自信がありますので(苦笑)、自分の嫌いな山岳系のイベントを取り揃えてエントリーしました。
以前のように「力づく」で登るスタイルでは間違いなく「膝」が駄目になりますので、これまた必然として「ダイエット」を続けて、少しでも軽くして「パワーウェイトレシオ」を上げていきます。

で、今回選んだのはこの大会です。
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一度富士山の周りを一周してみたかったので、エントリーしました。
獲得標高は1700m程度あるようで、走りきれないということもないのですが、やはりそれなりに楽しむのにはもう一段階パフォーマンスを挙げておく必要があります。

次に参加するのは8月11日に開催されるこの大会です
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このコースはさほど高低差がある方ではありませんが、一箇所だけ峠越えがあって、そこの坂をダメージ無く登りきれないと、後が辛くなります。
この大会は、正統派のセンチュリーライドで、160kmを8時間以内で走りきれないと、完走扱いになりません。
昨年は最後にスパートをかけて辛うじて完走しましたが、やはり山岳コースがネックに成っていて、今年は出来るだけこの部分での遅れを最低限にしたいと考えています。

夏の最後として、8月25日に山岳イベントの締めとして、この大会を選びました。
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これは獲得標高が2500m位あるそうで、コースを見る限り結構手ごわいコースのようですが、これを楽しめるようになれば、結構仕上がったと言えそうですね。
ちなみに申し込みは6月10とありますが、17日まで延長されています。

さあここまで仕込みましたが、果たして予定通りに行きますかねぇ(苦笑)
大体ここ最近「順調に仕上がってきた」と思うと必ず何か障害が起きたりしますからねぇ(泣)
まあ、そういう障害も含めての「人生ロングライド」ですから、安全第一で諦めずにコツコツと進めていきますか!

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宮城センチュリーライド2019、戻ってきたシーサイドサイクリング! [イベント]

遠征3連続の最後を飾るのが宮城県名取市で開催された「宮城センチュリーライド2019」で、無事完走してまいりました。
「完走?soranekoさんならもう完走は当たり前でしょう!」と思われるかもしれませんが、どっこい「持っている」オヤジですから(苦笑)、ただですまないところが、まあ何時もの事です。

さて、この「宮城センチュリーライド」ですが、宮城県名取市から海岸線沿いの道を福島県南相馬まで走る、「シーサイドセンチュリーライド」で「あった」のですが、「東日本大震災」でコースの海岸線沿いのルート・・・いや町並みもろとも津波で壊滅してしまいました。
数年後なんとか内陸部の山沿いのコースで復活してから予定が合えば必ず参加していたのですが、正直「震災前のコースは当分走れないだろうな」と思っていました。

今年は「銚子センチュリーライド⇒CCAセンチュリーライド栄~銚子~栄」が、一週間前倒しで開催になったので、義理を欠く事無く(笑)、宮城センチュリーライドに参加できたのですが、さあ準備しようと、コース図の「ルートラボ」を見てビックリ!、なんと海沿いのコースが復活しているではありませんか!


これは楽しみ!と、勇んで前日に宮城県名取市に入りました。
午後に宇都宮を出て、16:30頃名取市のホテルにつきましたが、早めの夕食を撮りなるべく早めに就寝することにします。
夕食はホテルの近くにある、以前言ったことのある「手作りハンバーグHACHI」さんでガーリックバターハンバーグとミニグラタンをいただきます。
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さて翌日は4:00に起きて4:45にはホテルを出ます。
会場の名取市役所駐車場は目と鼻の先で、6:30からの朝食を取ってからでも十分間に合うのですが、走行直前に食事を取ると、消化で体力を取られてキツイので、自分は走行3時間前には食事を済ますことにしています。
コンビニでおにぎりなどを買って会場駐車場に5:00ごろ到着です。
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何時ものとこですが、参加者どころか主催者もいません(笑)。

ここでのんびり朝食を取って、走行準備をのんびり進めます。
これも忘れ物などないようにう気分的に余裕を持たせるための、何時ものルーティンです。
受付は7時からですが、気が早い自分はスタッフのミーティングから勝手に参加しています(笑)
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イベントも参加するだけでなく、「運用」もみて勉強する目的もあります。

さて本日の自分の「相棒」はマドン6です。
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マドン6は、イベントに使用するのは、3年ぶりという久しぶりの出番です。
この間に9100シリーズで11速化をして、ノーマルクランクでレースイベント用にしていたのですが、結局色々あってエンデューロに出る機会もなく、ツーリング装備も外していたので普段使いにも、ロングランイベントにも使えずオブ樹とかしていました。
結局クランクをコンパクトクランクに変更(FC6800なのでリングギアを交換)し、12Tー25Tから11Tー30Tのスプロケに入れかえて、レッグマウントシステムでガーミンとVOLTを装備する、他のバイクと同じ「ロングライドイベント仕様」にして、「勿体無い」ので使いまわすことにしました。
懸念の「BB90」に関しても対策をする予定で、追って記事にします。

さ、スタートラインに整列していよいよスタートです。
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こういう遠隔地のイベントの場合、「顔見知り」がいないので、ある意味気が楽です(笑)
なるべくおとなしく走って、ササッと帰ってきたいのですが果たして?

8:06に自分のウェーブがスタートします。
今回はコースも変わったので、念の為にガーミン520Jに東日本の地図を入れて、ルートラボからコースのデータを入れて表示します。
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これで一日中電池は持ちますし、コース上のルートだけは確認できますから、200km程度のブルベまででしたら十分使えます。
520Jは買ったままだと地図の表示がなく、ルートと邦楽しか出ないのですが、今はフリーソフトのガーミン用の地図が数種類有り、それを入れればナビとして使えるようになります。

スタート直後は名取市街地を走り、信号が頻繁にあって隊列が出来るのでナビの必要もなく、仙台空港あたりまで進みます。
市街地を抜けて空港付近になると、急にがらんとして荒涼とした感じがしてきます。
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毎回くる度に新しい道や建物ができて、中心部の復興に驚きますが、やはり周辺部はいまだ進んでいないという感じです。

この先も所々に人口の小山のような丘が見えますが、これは「避難の丘」として、津波の時の避難先として整備されているものです。
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地域によっては鉄骨で大きなヤグラのようなものや橋桁のような避難タワーを立ててたりしますが、土地が広い場所は、対費用効果でこういう方法もあるのでしょうね。

名取の太陽光発電所を過ぎて「貞山掘」を渡ると、かつて「名取サイクルセンター」から南に伸びた自転車道と松林があった海岸線沿いの道路に出ます。
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風が潮の匂いがしてくるので辛うじて海岸線に近いということはわかりますが、整備されている高い堤防で海は見えません。
ちなみに震災で壊滅した「名取サイクルセンター」ですが、来年再建されることが決まっていて、記念イベントなども行われるということです。

このあと「かつての」松林の海岸線沿いの道を南下して阿武隈川河口付近まで向かいます。
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本日の風は基本的に海から吹き付ける東の風で、これがだんだん南東の方向に変わっていきそうなので、往路は基本向かい風になりますが、これが後のアクシデントの遭遇につながるとは、この時点では全く想像もつきませんでした。


阿武隈川にぶつかり、そのまま堤防に上がって上流方向に走ります。
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堤防の上は内陸部に向かうとちょうど追い風で、天気も良くとても気持ちが良いです。
このあと国道6号線の橋を渡り今度は堤防を降りて田園地帯を顆粒に向かいます。
ちなみにこの橋の先が、国道4号線との合流地点、つまり6号線の終点になります。

今度は海に向かうので向かい風になりますが、こうなるとみんな単独で走りたくなくなるので意地でも前についていく感じで長い列ができます。
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このまま今度は阿武隈川堤防下の道路を加工に向かい「旦理」の街に入り右折して町を突っ切り県道10号線に合流します。
自分はいつもここのコンビニで最初の補給をします。
この先補給ポイントが少ない・・・・もともと震災前からコンビニは少なく、被災後はますますそうなってしまったので、補給食は「自前」でいろいろ持ってきていますが、補給できるところで、しかも早めに行うことができれば、後半のバテを最低限に抑えることができます。

このあと県道10号線をすぐに左折して、県道38号線を南進します。
ここから先は震災後の最初に再開したプレイベントで走ったときは「全く何もなく流されていた」荒涼とした風景に声も出なかったくらいですが、ポツンポツンと家も出来ていて、やはり8年の歳月の流れを感じます。
と、そんなことを考えて走っていたら長瀞というところの交差点で参加者が溜まって止まっています。
近寄って見ると、交差点手前の路上に参加者が倒れていて、なんと頭の周りは血が広がっています!

どうやら転倒して頭を打ったようで、周りの人が駆けつけたところに出くわしたようです。
何人か介護に囲んでいますが、どうも目の前の惨状にパニックになっているようで、もうこうなると自分は参加者から救護者にモードチェンジして事に当たるしかありません。
たまたま日本サイクリング協会のインストラクターのライセンスを持参していたので、周囲に身分を提示して、大声で、「肩の痛みなんか後回しだ、頭の出血の止血!」とか「後方の交通整理を頼む」とか「救急に通報して現状報告!」と、図々しくも現場の指揮を執りました。
まあ、こういう時は「誰がなにをやるの?」みたいにオロオロすることが多いので、もう命令口調で断定して指示したほうがスムーズに動けるものなんです。

意識はありますが、頭を打っているのでとりあえず動かさないで、ヘルメットを取ってタオルで圧迫止血を、やはり駆け寄ってきた看護婦さんの参加者に頼んで、周囲の交通整理や状況確認をしました。
10分ほどでまず消防のレスキュー隊が到着して応急処置を施します。
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その後救急車の搬送や、警察の事情聴取など大会スタッフで一人だけ駆けつけてくれたスタッフとすすめます。

関係者の話を総合すると、3人組の仲間の列に、下ハンドル持って食らいついてきたこの怪我をした参加者でしたが、信号で止まって、手信号と掛け声で「停止」を伝えたのですが下を見ていて気がつかなかったのか、前を見て急に気がついて急ブレーキをかけてしまったので、そのまま前転して肩から落ちて、即頭部が地面に設置した時にメガネのつるで即頭部を切って、しまったようです。
3人組は「あっ!」という声で振り向いたら既に転倒していたようで、これは完全に単独転倒による事故で、本人過失100%で、痛い思いをしても「加害者」という処理となります。

向かい風だとどうしても体力に自信のない参加者ほど執拗にドラフティングに食いついてきますが、これは「技術」が必要なもので、できれば気心のしれたチーム内で行うとか、意思疎通ができるベテラン同士なら「阿吽」の呼吸で進めるのですが、まして「公道」の場合何が起きるかわからないので、こういうことになります。

以前銚子センチュリーライドでも横から飛び出してきた車をドラフティングで必死に食いついていた後続車が避けきれず、モロに車の横っ腹に激突した事故を目撃したこともあり、その事故のせいではないでしょうがCCA(千葉県サイクリング協会)では、イベントでの度の過ぎたドラフティングを禁止させていました。

そんなこんなで救急車で搬送されて、警察の事情聴取に留め置かれた救護したメンバーは、、結局他の参加者がすべて通過したあとで、「どんケツ」で走る羽目になってしまいました(苦笑)
まあ、皆さん大活躍していただいたのですが、ほぼそこで「燃え尽きた」感じで、モチベーションはガタ落ちしなんですが、まあこれも「イベント」の一つと諦めて(笑)とにかく完走を目指して頑張ることにしました。

ここから先の山元町は「新地」というところまで、本当に何もないところで、ほぼ復興も進んでいません。
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遠くに見える山の麓の国道6号線付近まで津波が到達しています。
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小学校の廃墟は、今は慰霊の拠点として残してあるようですね。
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新地はこのコース途中唯一のエイドステーションがありますが、そこを抜けると、以前は右折して内陸部のコースをとったのですが、左折して海側に向かいます。
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一度道に迷って漁港の方に入りますが、本当に久しぶりに、8年ぶりにこのイベントで海を見ることができました!
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普段だと「海だ海だ!」と大騒ぎするようですが、ここは「悲しみの海」でもあるので、そのあたりは複雑な気分です。
スタート前にお話した福島の参加者の方も、「しばらく海沿いには近づかなかった」とお話していましたが、ここのお住まいの方にとっては「あの日から毎日震災被害が続いているだけで、それが現実だよ」と被災者の方からお話を聞いたこともあります。

しばらくは海沿いのコースをたどりますが、なんとなく昔の記憶があるなぁという感じです。
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先に見える煙突は、新しくできた「新地火力発電所」です。

その大きな発電所の横を抜けます。
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原釜という所で38号線から海沿いの道に移り、先を進んでいくと、大きなハープ橋の支柱が見えます。
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ここが久しぶりに来た「松川橋」ですね。
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この先は松川湾を塞ぐように「砂州」があり、そこがオーシャンビューの見事な街道になっていたのですが、完全に流されて、なんでも今年の春先にようやく復旧したそうです。

このトンネルを抜けるとその道に出ます。
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流石に風景はかなり変わってしまっていましたが、自転車で走ると気持ちの良い道です。
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ここを抜けると県道74号線を左折しますが、やや内陸部に入り、アップダウンのあるコースを抜けていくことになります。
ここで先行していたチームの、先の救出に活躍した女性が遅れ気味になってきます。
本人曰く「体力は残っているけど、先ほどアドレナリンを出しまくったので気が抜けた」のだそうです。
まあ、せっかくここまで一緒に来たので、中間地点までご一緒しようとペースを合わせてノンビり山岳コースを通過します。

一旦山岳を抜けて、県道266号線で内陸部に向かって走ります。
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国道6号線と常磐線を渡り「鹿島」の町を県道120号「陸前浜街道」を南相馬市街地をめざして南進していきますが、ここも幾つかの「山」を越えて行くルートで、参加者を苦しめます。
とは言っても10%超えのキツイ峠道というわけではないので、ゆっくり登れば足の負荷もそんなにない・・・とこのイベントに参加して10年経ってようやく言えるようになったのですかね(笑)

市街地に入れば中間地点は目の前です。
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地名的には南相馬市原町ということになり、そこの原町区小川町体育館、復興庁福島復興局南相馬支所
がチェックポイントになります。
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この時点で12:48で、個人的な記憶で言えば、いつもここで正午のサイレンをきいていたので、かれこれ50分近く遅れていることになります。
名簿上でも正真正銘の「最後の組」での到着です。

ここでもってきた補給食「おかき」とエナジーバーゼリーを掻き込んで、ドリンクにいろいろなサプリメントを溶かして、さあどんケツからの復路のスタートです。
実は今回ある程度速いペースで追い込んで走るつもりだったのですが予定が変わってしまいました。
とはいえせっかく復路は追い風がメインになるので、チームの方と分かれて単独で走れるだけ走ってみました。

場所によっては35km/h巡航を試みるなど、飛ばせるだけ飛ばしてみました。
当然撮影もする暇はないので袋はこんなものです。
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しかし、復路は他の参加者の姿さえ見えず、完全に単独走行になってしまいました。

我武者羅に走っていたので、ガーミンを見る余裕がなく、なんだか気がついたら知らない道を走っていました。
どうやら内陸方向に迷ったようで、松川湾を横切らないで、大回りしてしまいました。
途中でガーミンもなんだか計測が途切れたりとか調子が悪くなりましたが、まあある程度の土地感はあるので、切り返して海側に戻ったら「相馬港」の表示が見えて、やっとコースに戻りました。

結局「新地」のチェックポイントまで休憩なく飛ばして、そこで差補給を受けましたが、どうも体力が切れてきたようで、風向きも微妙になり、30km/hを維持するのが精一杯になりました。
途中のコンビニで、最後の「ドーピング」で、レットブルとアイスクリームとウィルキンソンをぶち込んで、名取市を目指します。

単純計算で16:30までに到着すれば8時間30分は切れるので、飛ばしに飛ばして、16:23頃にゴールできました。
完走の報告をして、先の救護の話などをしたあと。記念にスタッフに撮影していただきました。
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なんでも先の事故にあった参加者は、命には別状はなく、頭を縫って、肩は強度の打ち身ということで、命に関わらなくて本当に良かったです。
傷さえ治れば何時でも自転車は乗れますし、あとは本人の気持ち次第ですから、懲りずに自転車の世界に、体とココロの傷を癒して是非復活して欲しいですね。

さて、何時ものガーミンのログです
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8時間15分のタイムですが、スタート、ゴールの停止時間や救護時間が47分程度ありますので7時間28分で走れたことになります。
正確には同じコースではありませんが2010年に走った記録は5時間21分でAV30km/hで走っていますから比較にはなりませんが、ここ数年を考えると悪くないペースで走っています。
心拍を常にゾーン3にぶち込んで、肩で息をしながら長時間走る体力は無いですが、そこそこペースを上げて周囲にについていけるだけのパフォーマンスは戻りつつあるようです。

さあいろいろありました2019宮城センチュリーライドでしたが、個人的には海岸線沿いを走るコースが復活してくれたのが非常に嬉しかったです。
栃木県にいるとなかなか海沿いを走る機会がないのでそう思うのでしょう。

また閖上の「名取サイクルセンター」の再建など、復興も進んできいるこの地域を、今後もできる限り応援してきたいと思いますので、出来れば来年以降も参加していきたいイベントです。

最後に帰りの東北道の「安達太SA」によったら、ウルトラセブンがお出迎えです(笑)
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これがやっとこさんが見たやつですね。
みんな面白がって自販機で買うので、常にセブンの「ウルトラアイの変身!」やら「ウルトラビーム」やら「アイスラッガー」の効果音が、SAに響き渡っていました。
子供の頃にセブンに憧れて、いつかは「自分も地球防衛軍に入って、セブンと怪獣をやっつけるんだ」という夢を見ていたものですが、形こそ違えど、多少は人のために成っているこ事は出来ているのでしょうかね?
多分、これからも行く先々で多くの「トラブル厄介事」に遭遇して行くんだろうなと、納得してしまう今回のイベント参加となりました。

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CCAセンチュリーラン栄~銚子~栄2019、記録的な暑さでも納得のライド [イベント]

先日26日に、千葉県栄町が会場の、関東地区では伝統的なセンチュリーライドの大会である、「CCAセンチュリーライド栄~銚子~栄」に参加してきました。
あれっ、そういうイベントが新しく始まったの?と思われるでしょうが、毎年恒例の「銚子センチュリーライド」は、今年から「CCAセンチュリーライド栄~銚子~栄」に名称が変更になりました。
考えてみれば、そもそも栄町の「ふれいプラザさかえ」が会場で毎年行っている大会ですし、確かに銚子の付近がコースの目玉とは言え、お世話になってい「自治体」の名前を、イベントの冠に供えるのは当然とも「仁義」とも言えますよね。
千葉県の栄町ときいて、「ああ、あそこはよく知っているよ」という人は確かに全国区で見れば圧倒的に少数派でしょうから、これで少しは知名度が浸透してくれればとは思います。

さて自分はというと、春の3連戦のど真ん中であるこの大会は、先週走った装備もそのまま、3:00には自宅を出て5:30頃に会場に到着です。
サイクリスタは気が早い人多いものですが、ここは既に駐車場にかなりの参加者がいます。
M島くんは既に到着していて、第一駐車場が満杯だったので、第二駐車場に移動してもらって、近くで一緒に準備を始めます。
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今回もオクタビオSで本当に汚れを落として空気を入れただけ・・・・あっ、前回の「山下り」で0.1トンの重量を止めていた影響で、ブレーキパットが減ってしまったのでFRだけ新品(スイスストップ、アルミリム用」のものに変えてあります。
これはキシリウムSLRのエグリザットリムも非公式には使えるという情報で使用しているシューで、ものすごい高い純正シュー(カンパのそれはもっと高い!)の代用として使っています。
雨天も含めて特に問題なく使えるようです。

5:45から受付と車検が始まるので、早々に受付をして車検を終わらせてスタートラインに自転車を並べようと会場に向かいます。
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マスコット犬の「はるかちゃん」もなんだか大きくなったようですが、この暑さに元気はありません。

そうなんです、先日は北海道で5月としては観測史上最高の暑さを記録したというくらい、本当にこの季節としては異常な暑さになった日で、朝から本当に日差しがジリジリ肌を焼いている感じです。
日焼け止めやアームカバー、ミネラルのサプリメントや梅干など、熱射病の準備は万端で、あとは走ってからの体調と相談しながらペースを抑えて休憩を増やしていくようですね。
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開会式が始まって来賓方の挨拶のあとに、真打ち登場で(笑)CCA代表の佐藤会長の、この暑さもぶっ飛んでいく気合の入った挨拶で会場も盛り上がっていきます。
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このあと会場で出会うCCAのスタッフの皆さんや、筑波のRSRのメンバー、チーム278のともさんとも挨拶や歓談を楽しんでいましたが、そこにこちらのブログにコメントいただいた、同じ栃木県の「もち」さんが挨拶こられまして、色々とお話をさせていただきました。
もちさんは距離はともかくイベントとしてこの距離を一人で走るのは初めてで、こんな暑さも経験したことがないとのことで、ものすごく心配されていましたが、「大丈夫ですよ、この大会に出てくる皆さんもCCAのスタッフも親切な方ばかりだから」と、多少は不安が解消できましたかね?
でも、初めて半年で(!)一人で自転車を車に乗せてイベントに出てくる「勇気」は、性別の云々ではなく、その「精神」は既に立派な「ロングライダーズ」だと自分は思いました。

さて、スタートは前から第4ウェーブ位の位置で、これならスタート直後の「渋滞」も酷くないという良い位置をキープできました。
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7:00になっていよいよスタート!です
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いつもの田舎道を経由して「成田安食バイパス」を成田市街地方面に南下していきます。

成田空港の方に向かうのが「定番」コースでしたが、最近は手前で右折して「大谷津運動公園」横を抜けて田舎道に入り、イオンモールを右手に見ながら迂回して県道63号線で東に向かい、県道115号線を右折なんかして、成田空港の東側を南下していきます。
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このイベントは成田空港にアプローチしてくる、いろいろな旅客機を見られるというのも飛行機好きの自分やM島君の密かな楽しみで、機種や運行会社を当てたり、時にはかなり「マニアック」な話を通り越した、日本の明日の安全に関わる会話が繰り広げられます(苦笑)

天神峰というところで県道44号線にぶつかると、左折して44号線を東進して第一CPである「道の駅くりくもと」を目指します。
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ここまでは、大抵の人は周りの何処かの集団で走っていればそこそこのペースで走ることができますが、人によっては「オーバーペース」になるのがこの手のロングライドイベントの罠となります。

CP(チェックポイント」を設けてある大会はそこで必ず通過チェックをしないと完走扱いになりませんが、特に最初の頃のポイントは混むので、その前後のコンビニで補給やトイレを済ませてCP滞在は最小限度の時間で済ますというのも、一つの方法となります。
地元名物の美味しいものが出るというエイドなら話は別ですがね(笑)

くりもとを出たあとは、県道16号線を経由して県道125号線を東進しますが、この香取市は千葉県の内陸部よろしく、大きな峠はありませんが、大地を何本もの河川が侵食して出来た低地と交互した起伏のある地形で、結構消耗します。
ここの47km地点は去年M島君が深い谷を下がったあとの急勾配を登っている途中に「ディレイラーハンガー」と折ったという記念の場所(苦笑)で、昨年はここで我々はDNFとなっています。
今年は何事もなく(これが普通なんですがねぇ(苦笑))記念のポイントを通過して・・・・と、このあたりは古い寺社仏閣が散見して、古墳などの移籍も多い、どうやらかなり歴史が古い場所のようで、前回も言いましたが、ここの周辺を丹念に見て回るだけで「歴史探訪里山ポタリング」が企画できそうな良いロケーションの場所です。

県道28号線をつないで県道74号線で東庄町を東進して、JR成田線の「下総豊岡駅」付近で、利根川沿いの国道356号をいよいよ銚子に向かって走ります。
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このあたりはこのイベントやプライベートの旅行、ツーリングでさんざん走った道で、ある意味ホッとします。

銚子の漁港沿いの道をポートタワーに向かいます
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ここ銚子漁港で海鮮グルメを楽しむというのもこのイベントのひとつのお楽しみなんですが、自分は海鮮ものはあまり得意でなく、その上イベント中の「生もの」はリスク回避でご遠慮しています。


ポートタワーを抜けると県道254号線で犬吠崎に向かいます。
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ここの海岸線沿いの道は気持ちが良いですね。
ただ前方を見ると水平線付近に雲の流れがあって、嫌な予感がします。

犬吠埼灯台が見えてきました。
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ここ犬吠崎は毎年来ていますし毎回書いていますが、本当に年々寂れている感じがします。
こぼブログではほかの観光地のことも書いていますが、いわいる「昭和型マイカーおいでませ団体目当て観光」の衰退が顕著になっています。
当然地元も黙ってい見過ごしているわけでなく、ここ銚子も自転車での振興で競技系の「クリテリウム」を誘致していますが、サイクリング系のこのセンチュリーライドはそれに押し出されてしまった形になっています。

サイクリングでの観光誘致は、実は結構難しい側面があり、地元の全面バックアップや、運営も地元中心でノウハウを積み重ねて工夫しているところはなんとか特色を出して賑わっていますが。サイクリング団体やイベント会社などに、いわいる「丸なげ」したイベントは、残念ながら消え去っているところも片手の指では数えたりないほどあったりします。
補助金目当てで初めて打ち切られてあっさり廃止した何処ぞの自治体・・・以下自主規制です(笑)。

といつものように脱線しっぱなしですが(苦笑)、このあと銚子電鉄の犬吠崎駅の横を抜けて、「地球の丸く見える展望館」を目指して・・・・・って、えええっ!あそこのきつい坂をのぼっていくのぉ!
ということにこの期に及んで気がつきます(苦笑)

距離はありませんが、瞬間的に結構な勾配になるのを覚悟しますが、ここは先週出場した「桜川ロングライド」の上曽峠や加波山稜線の山岳道の比ではなく、なんとなくキツいながら、精神的に余裕があるので簡単に登ってしまいました。

で、お待ちかねのこの大会の目玉である「スイカ」です!!
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先週いただいた筑西市の小玉スイカも美味しいでしたが、この大会用に栽培しているという八街スイカも、真夏の旬のスイカに負けず劣らずの美味しさです。
最も本日は午前中でも28℃程度まで気温が上がっていますから、スイカがバッチリ会います。

この時点で11時30分くらいですから、なんとか9時間ぐらいで今回はゴールできるでしょうか?
ここ数年、「なんのかんの」と走れない言い訳言って・・・と怪我を抱えながらや精神的に絶不調で体を作りこんでいなかったりと「理由」はそれぞれ有るのですが、いくらなんでも年々「ジリジリ」遅くなっていくのもシャクだったので、後半戦に備えて各種サプリメントや、今回は「おかき」で塩分とカロリーを摂るようにして、念の為に脚に消炎スプレーをハリのある部分にかけたりと気合を入れます。

と、この時点で係員が「ゼッケン79番ご到着」という声に振り向けは、ゼッケンのない年配の参加者は、なんとCCAの佐藤会長で、79番は御年79歳(!!!!)をもじった、CCAスタッフの間で通じる「コードネーム」のようでした(笑)。
スタート時点でもお見かけしましたから、我々とほとんど同じペースで走っているということですね!

ここからは後半戦で、この場所を降りれば「銚子ドーバーライン」で、絶壁の崖下に海岸線が見える、このイベント一番の絶景ポイントですが、先ほどの嫌な予感は的中していて、「海霧」が海一面にべったり張り付いていて、強い東風で崖の上まで吹き上がって何にも見えません。
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まあ景観が見えないくらいは実害はありませんが、南方10km沖の会場で、貨物船通しの衝突を招くという「海難事故」を起こしており、侮れません。
そういえば震度5弱の地震が南房総でもあったばかりですし、相変わらず行く先々で「何かが起きている」というのは、「持っている」男の辛いところです(笑)

しかし、普通は気温が上がった7月に多く海霧が出るそうで、5月は珍しいそうですが、夏もかくやというこの気温では、海水は時期的にそんなに水温が上がっていませんから、霧が出やすくなるのでしょうね。
ちなみにこの霧に囲まれたときはガーミンの温度計は24℃ま下がってしまいました。

国道126号線の「イオンモール銚子」付近から半島の内陸部に入るいつもと反対のルートで、ここは多くの「風力発電」の風車が有名ですが、いつもと違ったアングルで見ると結構新鮮です。
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せっかく風が出ているので全部回っているかと思えば、プロペラを「フェザリング」して止めている風車が結構多かったですね。


いよいよ内陸部に入ると気温は一気に上昇しますし、県道219号線沿いのここの部分を超えると、県道211号線は結構起伏があるので消耗が進みます。
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台地を下って沿岸沿いに出て、国道126号沿いのいつものコンビニでお昼休憩にします。
海沿いの道を一気に通り抜けるためでもあります。

このあと若干道を間違えて(苦笑)内陸側に行きそうになりながら、沿岸沿いの県道30号権「九十九里ビーチライン」を西進します。
ここ旭市は千葉県で一番「東日本大震災」の津波被害を受けたところで、いまだあちこちに傷跡もありますし、ここも整備が進んだ堤防で基本的に海が見えません。
海岸沿いに自転車道もあるのですが、こちらの再整備も進んでいないようですね。

野手浜海水浴場あたりで、県道48号線で北西方向に内陸部に入りますが、気温が更にどんどん上昇していくので、ここのコンビニでアイスクリームと早くもレットブルのドーピングを施します。
正直そんなに消耗している感じはしないのですが、ここは気温を考えてのペース配分となります。

ここからは風向きは基本南東から東南東の、結構強めの「追い風」で、スタミナと脚を温存しても30km/h前半台を維持して順調に進んでいけます。
前回このコースを走った時は、怪我もありますが消耗が激しく、途中で何度か休憩を入れましたが、今回はノンストップで最終CPの「多古あじさい公園」まで行き着けました。

途中何度か道に間違えて・・・と、今回はGPSに頼らないで、基本「コマ図」と他の参加者を頼って(笑)、多少迷ってもいいからは走ってみようと、結局何人かの参加者とみんなで迷って(苦笑)裏道の農道とかのダンジョンを突破して、あじさい公園につきました。
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最近ご丁寧にコース案内のあるイベントに慣れしまっていましたが、このCCAセンチュリーライドは、よっぽど危ないところ以外は立哨どころか看板さえ全くありません。
「迷うのもイベントのうち」とはベテランサイクリスタのお言葉で、「自己責任」を味わえるのもこの大会の、サイクリング協会らしいイベントの良さだと自分は考えています。

しかし、ここでもNo79の会長さんは元気いっぱいで、テーブルで休憩している時も、今後もサイクリング団体の将来に向けてのご意見をお聞かせいただいたりしました。
もしかしたら元気の秘訣は、常に前向きで強く進んでいく「気概」なのかもしれませんね。

さてここを過ぎればあと30km程度で、ルートも概ね覚えていますが、多少心配になり(笑)走行スタップの後を付いてゴールを目指します。
しかし、内陸部に入って予想通り気温はぐんぐん上がって行きこのざまになっています。
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サイコン計測では今年最初の30℃こえですが、つい数ヶ月前までは-10℃近くを表示していたんですがねぇ(泣)
温暖化で「日本に春と秋はなく亜熱帯化していく」は現実味が出てきましたが、国上げての「ご接待」でご満悦の何処ぞの大統領閣下の耳や脳細胞には、残念ながら届かない、認識してもらえん「現実」なんでしょうね。

県道120号を一旦北上して、県道79号線を西進しますが、このあたりはだらだらと長い上り坂があったりと、結構キツイです。
スタッフの方は「男は黙ってインナーロー」の初老のペアを気遣って(笑)上り坂では手加減して先導してくれるのはありがたかったのですが、なんとチェーン落ちで途中脱落になります。

幾つかの参加者を抜かしたり抜かされたりしてスタッフも追いついて、成田空港横のローソンまで来て、念のため最後の休憩を一緒に取ります。
ここで無理しても良い事貼りません。
ここ県道115号と国道51号の交差点にあるローソン前は、M島君の「最初のディレイラーハンガー折損事件」の「始まりの場所」でして(苦笑)ここを無事に越えられれば本当に安心できます。

スタッフの方には「ゆっくり走りますから」と先行してもらいましたが、結局幾つかの坂や信号を越えて会長も一緒のグループになり、お馴染みの「住豊工業団地」横を抜ける、最後の「お楽しみ10%勾配」をダンシングで調理して(結局最後に吊りそうになったけど)、無事安食台の会場にゴールできました。

走行ルートとログです
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ガーミンは最後のストップが遅くなりましたので、ログ解析で8時間48分で今回は完走できていて、コースが違うので何とも言えませんが、最近9時間代でしか走れなかったので、久々の8時間大での完走です。
最も今から10年くらい前はたしか8時間切って走っていて、AV28km/h位は出ていましたら、随分遅いわけですが、特に急ぐ走り方もせず、体力も脚も問題もなく、心地よい疲労感で終えるレベルで今回の結果なら、最近得意な「下手な言い訳」もせず、満足のいく結果だったと言えます。

完走証もありがたいですね。
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このあと会長さんにご挨拶したら、なんと記念撮影をしていただきました。
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さあ、イベントの余韻を噛み締めていつもの乾杯です。
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ああっ、このノンアルコールビールの一杯は本当にたまりませんね!!

と、いつもならここで終了ですが、今回はまだ「ミッション」があります。
もう一度会場に戻って、スタートの時お会いして「もち」さんの安否を確認しなければなりません。
まあ、なにもそこまで面倒見なくともと思われるでしょうが、やはり一人でも多くのサイクリスタに「良い思い出」を持って帰って欲しいからでもあります。
また一人で来ているとなれば、何かあれば同じ栃木方面ですからなんとかせねばど、心配しながら「ともさん」とお話しながら待っていましたが、クローズド前のほぼ最後の頃に、無事戻ってきました。
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周りの参加者も気をかけてくれていたようで、スタッフも付き添ってくれるだろうとは思っていましたが、走りきって完走です。
本人の開口一番「もうこんな距離も、坂も、暑さも懲り懲りで、しばらく自転車も見たくない!!」とやや放心状態ではありましたが、さて自分達も多くの大会で走行中はコースやスタッフや参加を決意した自分に向けて多くの「呪いの言葉」を吐き捨ててきましたが(笑)、この「達成感」を味わってしまったら、なかなかやめられないとは思うんですけどね(笑)。

このあと多くの「仲間たち」とお別れの挨拶をして帰路につきましたが、本当に満足のいく、会心のイベント参加となりました。
なんだかサイクリングイベントを走り始めた最初の頃の、「本当に大丈夫なのかな」という不安に押し潰れそうになって、遮二無二走っていた頃から比べると、余裕を持ってイベントを楽しめる、歳を重ねた今の自分がいます。
「速さ」の意味でのパフォーマンスは退化する一方だったとしても、サイクリスタとしては少しは「一歩」前に進んで行けているのかなとも思いました。
そしてその喜びは、多くの仲間が居るからということも、間違いのないことなのだと思います。



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ツールド桜川2019は気持ちよく走れました。 [イベント]

話は1か月前にさかのぼりますが、「宇都宮サイクルピクニック」を走っていて、本来はそのイベントを楽しむべきなんでしょうが、内心「これはまずい事になった!」と焦りまくっていました。
とにかくから体が重く・・・いやこれは体調や比喩的表現ではなく本当にウェイトがズシリと来て、とても高低差があるコースのイベントを走るコンディションではありませんでした。
まあ、そんなことは承知していたはずで、やるべき事をやれば良かっただけなんですが、どうも「その気が起きない」状態が長く続いていたというのが正直なところでした。
そんな事に四の五の言い訳するのも個人的にうんざりしていて「ええい!、こうなったら1ヶ月でパワーウェイトレシオをなんとか戦闘状態に戻したるワイ!」と俄然やる気が出てきました。

ということで、走込みとささやかなダイエットで、どの程度登坂能力が戻ったのかが課題の、今回の「ツールド桜川2019」に5月19日に参加してきました。
いつものように気が早いので、もう4:00ごろには現地にスタッフを含めて一番最初に到着です。
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天気は下り坂ですが、まあ最後まで持つでしょう
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本日の相棒はオクタビオSです
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苦手の山岳ルートに備えてキシリウムSLRに、ヴットリアのルビのProにします。
このタイヤ「グラフェン」というナノカーボンを含んだ新素材のタイヤで、軽くてグリップもよく、抵抗も少ないのですが空気圧を上げると振動が結構あって、FELTで改造前に使用して根を上げてしまい、1年間使わなかったのですが今回イベント用に試に使っているところです。
今回はイベント対応で、いつもより0.5br高めにしてありますが果たして?

時間がたって会場もようやく設置されてきます。今回いつもよりなんだか賑やかですが?
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実行委員長の土田さんとごあいさつした時に教えていた大ましたが、なんでも今回はお隣の「筑西市」が全面バックアップしてくれているそうで、その関連のブースが出ています。

開会式までずいぶん時間がありましたが、M島君や周りの皆さんと歓談していてあっという間に開会式の時間です。
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この左側に写っているユルキャラは一体何のキャラクターだったのでしょう?(笑)

しかし、自分も栃木の人間でありながら、ライドの中心がここ筑波山付近になっていますので、地元宇都宮以上に顔見知りが沢山できていまして、ありがたい限りです。
M島君と記念撮影などする余裕もあります(笑)
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いよいよスタートですが、今回は第4ウェーブですので、余裕があります。
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さて8:06に走り出しますが、あれれ?バイクが随分軽くグイグイ進んでいきます。
追い風ではありますが、早い集団にも無理なく追従できて、やや高周波のタイヤノイズを伴いながらコツコツとした乗り心地を伴いながら軽快に進んでくれます。
どうやらこのくらいの空気圧が適正だったようで、確かに硬いですが、ここはオクタビオSの振動吸収性の良さがいい方向で働いていて、決して軽くないバイクですががよく進んでくれます。

さて今年はコースが一部変わっています。
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何時もより西の方に向かっていきます。
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この辺りが近隣市町村との協力体制が取れたメリットで、筑西市に入れるんですね。
ということで筑西市を流れる「小貝川」のサイクリングロードがコースに入ります。
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コースのバラエティが増えるのは走る方にとっては変化があって大歓迎ですね。

この後筑西市・・・昔でいう明野町にある「宮山ふるさとふれあい公園」というところが、新しいエイドステーションになっており、ここで筑西市名物の「小玉スイカ」をいただきます。
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この時期のスイカは・・・と思いきや、真夏の旬のスイカに劣らない甘くておいしいスイカでした。
あっ、そういえば初物のスイカというと、来週開催される「銚子センチュリーライド」で初物をいただくのが定番だったのですが、こちらのイベントにお株を奪われたてしまいましたね(笑)

さていつもより序盤戦を楽しんでいますが、ここからがお楽しみの本番で、いよいよ山登りに入ります。
県道7号線を石岡に向かう「上曽峠」の上りで、この道を地図で見ればわかるのですが、所謂「九十九折れ」ではなく、山の上に向かってほぼまっすぐに上っており、平均勾配が9%程度の道が延々と続き息をつく暇がありません。
と、いう事でここの画像は何時もの通り途切れますが、何とか上りきれたの今回リアのスプロケに34Tを入れたおかげかなと思います。
とにかく回すことができるので、足に負担がかからず乗り切ることができました。
まあ見るも無残な「ノロノロ」走行でしたが(苦笑)

さあ足尾山のハングライダーの離陸場に到着しました。
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天気も良い方に回復して、いつもの景観の良さを存分に味わいました。
この爽快感はたまりませんよね!

気分的にはほとんどゴールなのですが(苦笑)まだまだ登りが待ち受けてきてヒイヒイ言いながら、風車の下にある「一本杉」のエイドステーションに到着です。
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もう息も絶え絶えという感じですが、足は随分調子がよくあまり消耗した感じがないのは想定外の事で、これだけ残っていれば、後のコースを楽しむことができます。

で、ここから加波山の東側を下って行きますが、かなり傾斜がきつい九十九折れの林道で、舗装状態も悪く、自分はとてもここを飛ばして下る勇気はありません。
今回なんと2週間前くらいにこの道の溝をふさぐ「グレーチング」が盗まれるという事件が起きて、一時このコースの使用が危ぶまれたのですが、関係者の尽力で溝に構造用合板を渡してなんとか通過できるように成ったのですが、通過は出来ますが、いうもより慎重に下って行きました。

長い長い下り坂で、いい加減うんざりしたところで、やっと県道140号線に出ます。
ここまでくればあとは大きな峠もありませんから安心してペースを上げることができます。
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まっすぐ北上して国道50号線を越えて、岩瀬の富谷というところが何時ものエイドステーションになります。
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このころになるとまるで夏空のように天気も回復して、気温も上がりますし、南寄りの風もますます強くなってきます。

ここから北上して栃木県の益子町に入り、自分にとってはお馴染みのの「ましこ道の駅」を通過して、再び小貝川沿いに南下すると、ガクッとペースが落ちてきます。
ここは単独で走るのは流石にシンドいと、先行者を追いますが、まあそれなりのペースで巡航することはできました。

三谷橋の最後のエイドステーションで補給をしてラストランに備えます。
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ここで会長にエイドをオマケしてもらって(笑)さあラストスパートです。

とはいえ、毎年ここから「男気」を出して、列車をゴールまで引く役目を買って出ているのですが、今年はそれなりのペースで、近くにいたおなじみさんのチームの後ろに付いて、余韻を味わうことにしました。
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真壁の中心街を抜けると、さあゴールです。
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完走証を頂きます
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山岳コースを走った2016年の記録からは約1時間も余計に掛かっていますが、コースが変わったりエイドステーションで時間がかかったりと単純に比較はできませんが、脚や体力はまだまだ余裕だったことから、調子は上向いてきたように思います。
あれだけの山登りをして、脚、特に膝周りになんの違和感も出なかったのは大きな収穫でした。

で、このあとはこの大会のお楽しみである「キュウリ」を地元名産の醪で頂いて、抽選で商品をいただいたあとは、お馴染みの「ノンアルコールビール」のカンパーイ!です。
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いやーなんというか、サイクルイベントとして久しぶりに堪能した充実感がありましたね。
この表情を見て頂ければご納得いただけると思います(笑)
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不思議と隣県の栃木からの参加者はあまりいないようですが、地元を中心に熱心なリピーターがいるのが理解できる、素晴らしいロケーションと、温かいスタッフの方々と、顔なじみの笑顔がこの大会の良さを説明するのには十分な材料だと自分は思います。
来年は「佐渡」との調整しだいですが、是非参加したいと思います。


さて、これで来週開催される「銚子センチュリーライド」あらため「CCAセンチュリーライド栄~銚子~栄2019」は、自信を持って望むことができそうです。
初物のスイカは先を越されましたが(苦笑)
その翌週の「宮城センチュリーライド」と3連続イベントになりますが、梅雨前のイベントを存分に楽しんできたいと思います。


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