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ポータブル電源の利用法あれこれ [危機管理]

防災用で購入したポータブル電源ですが、車中泊で随分役に立ちました。

もともと情報機器とライト用電池の充電がまかなえれば十分と考えていたので、500Wタイプを購入しましたが、やはり電熱関連の機器、ホットカーペットや電気ケトル等は、安全回路が働いて動きませんでした。

そりゃソーダ(苦笑)


という事で、ダメ元で試しに石油ファンヒーターを接続してみたら、問題なく点火して稼働しました!。

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確かに点火時に燃料気化用のヒーターやスパークなど電気を食いますが、後は電動ファンが回るだけですからそんなに電気は食いません。
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実際電源の消費電力は47Wほどで、これは車中泊で使ったひざ掛けタイプの電気毛布と同じ、満充電なら10時間近く使える計算になります。
もともと電気を使わない暖房器具を揃えているので、例えば最初の立ち上げで部屋を暖めて、石油ストーブに移行するという使い方もできますね。
夏場も考えて、小型のサーキュレーターも回してみました。
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此方はもっと消費電力が低いので、2台くらい繋いで夜間など外気を入れて涼む等という使い方は出来そうです。
ちなみに自宅に接続されている光ファイバーの受信機と、WiFiルーターのセットは10W程度でしたから、光回線がどの程度の災害に対する耐久性が有るかは分かりませんが、単純に停電だけならこれでタブレットやPCでネット回線が繋げそうです。
色々使用してメモリが残り2つ程度に減ったので、ここで災害時想定で、太陽光発電パネルで充電してみます。
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これも災害用に購入しておいたソーラーパネルを、金具で物干し竿につるしただけという簡易的な方法です。
本来なら角度を変えられるパネルなど作っておいて、そこに張り付けて最適な入射角度を維持して、出来るだけ最大出力が発揮できるようにすべきなのでしょう。
最近はこの手の商品は廉価に手に入り、キャンピングカーやトランスポーターのルーフにDIYで貼り付けて、昼間はこれでポータブル電源を充電するというような使い方が広がっているそうです。
ちなみに購入したソーラーパネルのスペックは以下の通りです。
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実際冬の一番寒い、弱い太陽で発電すると。100W程度の発電量がありました。
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13:00から3メモリ目から充電が始まりました。
雲が出たりすると27W程度まで発電量が下がりますが、概ね100W近くで充電を続けています。
この時期ですから16:00位が充電の限界のようです。
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ですが、16:30まで置いて確認してみると、100%充電が完了していました。
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スカスカの状態からでも、朝から充電を始めれば夕方には満充電に出来るという事で、一応実用性はあると判断しました。
さて、現時点では自分の防災想定や、車中泊であれば十分使えるスペックだと思います。
それは暖房や調理などで元々電気を使わない想定で装備を整えてきたからですが、今回の旅で電気が使える悦楽を知ってしまったので(苦笑)、小型の電熱ヒータや電気ケトルが使えればなーと考えてしまいますよね(笑)
実際電熱器具を使うと、最大容量が500Wではダメで、最低でも700W、出来れば1000Wの出力の電源が必要になります。
700Wの電源だとこんなものになります。
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うーん、けして安いものでは有りませんよね。
もしこれを購入するのであれば、災害時の使用法や保全方法。アウトドアの時の使用頻度等を十分検討して、購入価格に見合う物かどうかは、冷静に検討する必要はあると考えます。

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