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「繋がる」つくばりんりんロード、だが! [危機管理]

しかし、今年は季節の進み具合が早いようで、既に関東地方では桜の開花も盛りを過ぎていて、4月に入って直ぐというのに山々は芽吹きが始まって、薄緑に彩られているのには驚きました。

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さて、我々にはおなじみの「つくばりんりんロード」ですが、もともと国鉄の岩瀬駅から国鉄土浦駅までの関東鉄道旧筑波線跡を利用して作られた、全長80kmのサイクリングロードですが、実は筑波駅から先のこの地図の場所(下館と岩瀬に行く県道の交差点)から途絶えていました。

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ここは、廃線後にこのルートを利用してバイパス路を作ったらしく、りんりんロード数少ない一般道を走る場所でしたが、数年前から地道に隣接地の買収と専用道路の設営が続けられてきましたが、最近ほぼ開通して利用できるようになりました。
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これ、結構予算が掛かっていて、用地買収とかも含めてかなりの労力がかかっているはずで、関係者の努力には感謝いたします。
で、結局「注文」付けることになるのは心苦しいのですが、この新設した部分の自転車道なんですが、安全上の問題があることは指摘しておかなければいけないでしょう。
自分職業柄交通安全上の諸問題には精通しているつもりで、ついでに長年の自転車乗りとしての知見も併せて考えれば、一度そこを見れば、どの様な安全上の問題、「危機管理上の問題」があるかは、専門家の立場として指摘することが出来ます。
で、いろいろ問題はあるのですが、中でも最も危険と思われるポイントここです。
実は、平日の通勤時間帯にここを通過したのですが、どうやらこの道は「ショートカットの抜け道」になっているらしく、北側から頻繁に右折して来るのですが、何せ新しく出来て並走する自転車道に自転車が同方向に走行しているという認識がドライバーのほうに無いらしく。対向車だけに注意が向いていて、対向車が途切れると躊躇なく右折してこちらの進路をふさぐ・・・タイミングが悪ければこれが「巻き込み事故」になるわけです。
自分まさしくこの事故に成る寸前のところまで行きましたが、以前に同様の事故に遭った事が在り(苦笑)「これはぶつかるなぁ」と思い、並走する車のドライバーの視線を確認していて、こちらを確認していない事を察知して
事前に減速して事なきを得ました。
その時のドライバーの表情は「まさか自転車が居たとは!」という驚愕の表情と、「人身事故」を起こす事態に自分が遭遇したという「恐怖」を存分に味わっていた感じでした。
まあ、こう言うことはどこの道路でも同様で、明らかに事故を誘発する道路が新設されても、具体的にそこで事故が「多発」もしくは死亡事故が起きない限り、まず道路自体が改修されることはありません。
その道路の交通安全は、第一義に使用者にその責務を負わされ、道交法を管轄する警察が交通安全を喚起、もしくは取り締まりが行われ、その道路を作った自治体が、危険表示などの回収が行われるという感じです。
そもそもそこに使用側のドライバーや歩行者、ましてはサイクリスタの意見など反映されることは皆無であって、事前に訴えてもほぼ「無回答」で、結局「惨事」に至ってしまうわけで、本来「住民」「地方行政」「警察」「国土交通省」との連携がとれていれば事故の「未然防止」を測れると思うのですが、どうも最近この手の話が至る所で聞こえてきて、いろいろな「現実」と「社会システム」、「国民」と「国家」、「従業員」と「企業」等が交わることなく、それどころか益々その意識や行動が乖離していっているように思います。
と話が長くなりましたが、まあ誰かが自分たちの安全を「優しい心と眼」で守ってくれることは恐らく無いという事なので、とにかく「自分の事は自分で守る」という事で、皆さんもお気を付けください。
とまあこんなことばかり考えていても、ツーリングがつまらなくなるので、できるだけ初春の風景を楽しんで走りたいですね。
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さて、これだけ暖かくなれば防寒具等の装備品も軽装で済むので軽くなり、比較的強度を上げて走っても極端に体が冷えてこないので、そろそろ他のコースも走って、少しずつ強度を上げて行きたいと思っています。

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