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高級・高性能がすべてではない!自分にベストなホイールとタイヤ選びとは? [雑談]

今さらですが、今年の春に退職して、今までの自分の行動から、さぞかしいろいろなところに遠征して自転車乗りまくっていると思われていると思います。

そもそもコロナ禍が収束・・・どころか拡大中ですのであまり派手に飛び回れませんし、親の介護も含めてまるで自宅に結界でも張られて表に出られないようにされているようです。

もはや「呪い」ですな!


で、基本的に放浪癖が有る自分が何年も動けないという事に、そろそろ我慢も限界に達してきているようで、本当にイライラしてしまう今日この頃ですが、それに加えて台風の連続攻撃という追い打ちで走れないわけで、まあこういう時はあきらめてしまうに限ります(笑)


まあ、縁起でもありませんが、この程度で済めばよいのですがね(苦笑)


さて、こういう時は自転車の整備でもするに限るのですが、今のところ組み立てる自転車や改造する自転車等は、ひとまず一区切りついているので、地味な作業ですが、FXに使用しているホイールのWH550の振れを修正することにします。


今まで出来なかったのは、WH550のニップルレンチが無かったからで、いろいろと調べた結果、同じシマノのWH7700用のニップルレンチが使えるという事で、注文して置いたのが、今朝ポストに投函されていました。

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WH7700というと、9速時代のデュラエースのホイールで、この後WH7850という10速時代と、同じくWH7900と続き、11速時代にWH9000、WH9100と世代を重ねていきますが、それぞれに違うニップルがあり、専用のレンチが設定されていたんですね。
自分はWH9000用は持っていましたが、当然使えないので買うしかなかったのですが、恐らく今後あまり出番は無いのかなと(苦笑)
さて、本格的にバランス取りをしても良いのですが、とりあえず簡易的にスポークテンション見ながら実用上差しさわりない程度に修正しておきました。
DSC_0111.JPG

これで、実用上は問題なくこのホイールも使えると思います。


ちなみに、このWH550の重さというか剛性は、タイヤのPanaracerコンフィ28Ⅽとのバランスは良いようです。

コンフィそのものは、エア圧も低めに設定していることもあり、結構たわむというか捩れるような挙動を示すこともありますが、そもそもロードバイクのハイエンドタイヤのように、ハイグリップではなく、クロスバイク用とうたっているその用途からすれば十分な性能で、乗り心地とのバランスを考えれば合格点だと思います。


自動車などでも、扁平率の低い、剛性とグリップが高いタイヤは、判りやすく言えばそれだけ路面に食いついて踏ん張ってくれるのですが、その負担がモロにホイールからサスペンション、車体に加わって、構造上の疲労を加速させてしまいます。


これは自転車も同じ事で、ハイエンドタイヤを履かせて加減速や旋回において負荷をかければ、それだけホイールに負荷がかかりますから、ホイールに疲労が蓄積され寿命が削られます


ですからある程度タイヤがたわみを吸収してくれて、なおかつホイールも特にスポークテンション等をあまり強くしないでたわむようにしてあれば、負荷が緩和されて、壊れにくくなる事はもちろん、乗っている人間に振動が伝わらない分、人間の疲労も緩和してくれます。

この身体に対する振動疲労は、余り語られることは多くないのですが、特にロングライドを快適に走るためには、かなり重要な要素の一つとなります。


とにかく、ホイールやタイヤの選択も、何も軽いとか剛性が有るとか、グリップが高いとか、転がり抵抗が低いとかいう、判りやすいパラメーターばかり追いかけてしまうのも、あまり褒められた話ではないと自分は思っています。


要するに使用用途に合わせた、コストバランスやライフサイクルも考えたベストバランスでホイールやタイヤ、勿論フレームも併せて機材の購入を考えてほしいという事です。


まあ、なかなかこういう「本当の事」でユーザー視点で語っている方もあまりいませんし、雑誌などのメディアは業界の提灯記事前提で論外ですから、一般のユーザーで特に始めたばかりの方はご存じない上に、このお話をご理解いただくのは、結構大変な労力が必要だったりします(苦笑)


ま、最近記事にしている、一連のTREK FXのロスバイク関連の話は、そのあたりの「お金を掛けなくとも快適にロングライドを楽しむ」をテーマに、こう言う話を織り込んでいきますね。










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