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まさかリムテープで! [自転車部品]

最近のロードバイクは・・・・と、この件で書き出すにしても、自分は最近のロードバイクは持っていません(笑)


2010年前半までのトレンドは何とか追い付いていましたが、例えば完全内装のケーブル、空力フレーム、油圧ディスクブレーキ、電動シフト、チューブレスタイヤなど、いまや「当たり前」のアイテムとは、ほぼ無縁です。


で、今回はいつもの北回りコースで、パナレーサーコンフィとシマノWH550の組み合わせで走行していた所、突然前輪の空気圧が減って来て、パンクを経験しました。


停車して修理する前に原因調査をコンフィに原因がある?と推定して、穴のあくほど・・・イヤイヤ穴が開いていないぞ?


では何が原因かと今度はホイールに目を向けると、ああ成るほど、古いリムテープが原因のようです。

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まあ、随分くたびれていますが、組み替える時にあまり気にもしていなかった事が原因で、一部寄っていて角が立っている部分があり、そこにチューブが当たって穴が開いたようです。
そういえば最近使っているホイールは、基本「チューブレスレディ」で、リムの内側に穴や突起などが無く、リムテープに気を使うことが無かったので、すっかり油断していました
で、このままでは走行不能に成ってしまうので、修理用に積んでいたビニールテープで補修して帰還してきました。
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まさかビニールテープがこのようなところで役に立つとは思いませんでした。
出掛ける時は忘れずに・・・ですね(笑)
さて久しぶりにリムテープを購入します。
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かつて定番として使用していたパナレーサーPoly-Liteのリムテープです。
値段は安いのですが、使い勝手や耐久性は実証済みで、近隣のショップで購入しようと思いましたが、定休日で、出先のスマホからAmazonに注文出して翌日に届きました。
しかし、このWH550は、ハブ側にニップルを持って行ったので、スポークを通すために、どうしてもリムにホールが必要になってしまう構造が仇になっているように思います。
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カンパなど、ニップルをリムに配置するのに、リムの内側に穴をあけず、空洞部にニップルを入れて、なんと磁石でニップルホールに誘導するという荒業を使っています。
まあ、一般的な整備性を考えればこうなりますが、結局このホイールの構造の後継機種が出なかった事は、このこと一つとっても理解できますね。
さてたかがリムテープ、されどリムテープで、キチンと装着しないと、そのテープ自身がパンクの原因に成る事は、過去に自分で痛いほど経験していますので(苦笑)、丁寧に作業します。
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なんてことはない作業ですが、最近の自転車しか整備していない方は、このあたりのノウハウは持っていない場合もあるでしょうね。
この様に、自転車のメカトラブルのほとんどは、事前の整備に関連していて、しっかり整備しておけば防ぐことが可能です。
まあ、多くのサイクリスタ・・・特に女性の場合自分で整備される方が圧倒的に少数派ですが、しっかり自分で整備やチェックをすることが、快適なライドに直結しますので、少しずつ基本的な部分から覚えて、自分の相棒の世話を、出来るようにしてみてはいかがでしょうか?

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山登り用装備をターマックに集約 [雑談]

台風の余波とかで、暑いのなんのでその上天候も不順です。

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宇都宮は「雷都」と呼ばれる、日本でも有数の雷の発生地帯ですが、結構ドカンと来ますね今年は。


そんな中ようやくというべきなのか、自分の所にも「コロナワクチン接種券」が届きました

予約をしたところ、2回目が9月の第一週に完了する感じで、これで秋のイベントなどに間に合うでしょうか?

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ちなみに自分はワクチンに関しては見識はニュートラルで、一部で言われる「陰謀」や絶対反対という話は、頭から聞いていませんし、かといって現在使われているのが「最良」のワクチンではないとも考えています。
何らかのリスクは開発期間からすれば、覚悟しなければならないでしょうし、それをして国や医療機関を責めるつもりもありません。
ただ、現在いろいろな状況を冷静に判断すれば、今供給されているワクチンを接種することが最善の選択であろうと思います。
さて、実は困ったことにイベントに向けての「体重」が落ちません(泣)
よって山岳路を走ると膝の負担が大きいので控えているのですが、ある程度の獲得標高のあるルートもそろそろ練習で走りたいので、こういう時は狡い年寄りは機材で誤魔化します(笑)
とはいっても、クドイ様ですが無職無収入ですので(笑)、新規機材を購入するわけにもいきませんし・・・・というより過去に揃えた機材を整備すれば十分なんですね!
という訳で、自分の保有するバイクで、一番軽量で剛性が高い「スペシャライズド ターマックSL3 S’WORKS」を何とかします。
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最近ターマックは山岳路に行かないので出番が無いと、クランクを53Tの重い高速用にして平地の高速用バイクとして仕立てていましたが、そもそも飛ばして走る事が無いのでその出番すらありませんでした(苦笑)
で、もともと山岳イベントやツーリング用に使用していた状態に戻すことにしました。
まずクランクを53Tの175㎜の物から、8AVIOに入れていた50Tの177.5㎜に入れ替えます。
過去に180㎜クランクを使用していましたが、これが足の負荷を増大させ、膝の故障につながったので、常用する175㎜との折衷案として、常用しない山専用の決戦兵器という言事で購入しましたが、ターマックの様な軽量なバイクでこそ生きてくると思います。
あとリアのスプロケットを32Tにして、変速機もRD5700GSと、FELT Z25の物をそのまま移植しました。
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まあ、お金をかければもっと軽量な物が有るのですが、今回は費用はかけない事が前提ですし、既に使用実績のあるパーツなので、問題ありません。
あと、ホイールも軽いだけでなく、剛性があり推進効率の良いMAVICのキシリウムSLR+R-SYSを、マドンから移植しました。
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要するに保有するバイクから、山岳路用に適したパーツをかき集めてきたという事に成ります。
ただ、結果として、保有するロードバイクのドライブトレインを、一度すべて外しすことに成り、それを洗浄したり組み替えたりと、以前なら考えていたとしても、面倒で実施しないような作業量でした(苦笑)
ターマックはついでに登坂走行に向いたポジションに特化しようという事で、サドル位置やハンドルの角度なども設定しなおしましたので、随分登り易くなっていると思います。
とまあ、そんなことしている暇あるんなら、体重落とせよ!が正解ですよね。
あと、FELT Z25は、リアディレイラーとクランク(FELTのFC6650→LOOKのFC6800→8AVIOのFC7950→ターマック)を取られて走行不能になっていますが、中古部品を補充して別の企画があります。

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Panaracer COMFYタイヤを使って、インナー36Tの意味を再認識! [雑談]

まあ次から次へと・・・・と思われるのは当然ですが(苦笑)、色々と貯め込んでいた自転車部品やタイヤ等が、整理したら出るは出るは(笑)


で、FXはクロスバイクの本来の形に落ち着かせるために、高いホイールやタイヤでない、汎用性が高く維持費が安い「日常の脚」として使えるセットを試してみることにしました。


タイヤは、28Cで2000~3000円以内で購入できる物として、今回はナレーサーのコンフィーという物を使います。

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定番のツーキニストパセラも考えましたが、より軽いものをと考えてこの選択となりました。

Amazonで実売価格2142円と、趣味性を外した実用品としては、この値段くらいで収まっていれば


チューブは特にこだわりはないものの、「消耗品」として安価な物を求めて、ハッチソンの2個パックの物ですが、重いのは承知の上で、反面ゴムが厚いのでパンクには有利となるはずです。

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例えばR-AIRとか薄いチューブだと爪で引っ搔いても破れたりしますが、このくらい厚みが在れば、屋外でのチューブ交換なども、比較的神経を使わないで済みます。
ホイールは元々FXに付いていたボンドレガーでもよかったのですが、これも過去に面白半分にリサイクルショップで仕入れた、シマノのWH550という古いホイールを使います。
このホイール既に廃版となって久しく、その後継機種も無かったことから、巷では「失敗作」とされていますが、その理由がこれです。
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スポークを展張させるためのニップルがハブ側にあるのですが、これが整備性を著しく悪化させています。
汎用のニップルレンチが使えず、バランス取りが出来ないので、専用レンチ(安価ですが)を購入したり面倒ですし、既補修部品も廃版とか・・・・
また、重量をマスの中心部に集めることでリムを軽量化しようという事ですが、クリンチャーとして2重構造にするため決して軽くなく、確か1800gを超えていたので、「鉄下駄ホイール」という評判が有ります。
更に、後輪のフリー側のスポークをストレートに配置した謎の構造で、トルクで破断するという、致命的な欠点が嫌われていました。
でもそういった「キワモノ」感が自分は嫌いじゃないんですよね(苦笑)
とまあ、この様な組み合わせですから、当然走りだしは「よっコラショ」となりますが、これがクロスバイクとしてのこのバイクの本来の姿で、空気圧を6Ber程度にしている事もあり、相応の乗り心地が得られました。
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まあ本当に巡航速度も落ちるんですが(笑)、実は20~23㎞/h程度の巡航速度に成ると、なんとフロントのギアが46Tのアウターでなく、36Tのインナーだけで十分にこなせてしまう事が判明しました!
おまけにリアのスプロケは12‐25Tなんですが、あり合わせのギアで構成したら
12・13・14・15・16・17と、高速側がクロスレシオ化しており、インナー36Tとの組み合わせが、平地巡行に絶妙なんですね。
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こうなると、フロントクランクをシマノのシクロクロス用のクランクとして販売されていた、このFC‐CX50や、同じギア構成のFC6800の存在価値が、不承不承理解できてしまいました(笑)
ツーリングとして安全で快適な速度を巡行速度を走るために、このギアを選ぶサイクリスタは少なくないようで、いろいろな手段で自分のバイクに実装しているようですね。
さて、本日も半日スケジュールですので、北回りコースで、豆腐ソフトクリームを食べて終了です。
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しかし、あっという間にソフトクリームの形が崩れるほどの暑さで、日射も強烈なので軽い熱中症気味の症状が出てきたので、補給を・・・・とはいえ帰路の山田川サイクリングロードは「何にもない」所ですので(笑)、ルートを外れて、ドラックストアでドリンクとミネラルウェオーターを買って、頭から被って冷却しながら帰宅しました。

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クロスバイクにZONDAは反則?!ですよね! [雑談]

まー、判ってはいたんですけど、そりゃ自転車の場合タイヤとホイールのパフォーマンスの大きな部分を占めていますから、自分のロードバイクの常用ホイールのZONDAとヴィットリアの旧コルサ系の25Ⅽタイヤの組み合わせを、クロスバイクのFXに移植すれば、もはやロードの乗り味とパフォーマンスに近づきますよね。

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結局、ギア比をローギアにしてあるのと、立て気味のポジションによる空気抵抗で、気持ちよく走れるのが25㎞/h付近である以外は、ポジションも決まって「芯が出た」感じで気持ちよく走れました。
が、暑いこの何の!とこれも仕方がないんですが、こういう時はボトルの一つに真水を入れて、体に「打ち水」をしながら走るだけです。
FX用に用意したサドルバックは、ボトルが入れられるものにしました。
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ボトルで頭から水を物価得ながら走る様は、知らない人が見ていると、異様な光景でしょうね(苦笑)
とはいえ、水分補給はボトルの分だけでは当然足りず、コンビニ補給に成りますが・・・結構決まった種類しかなくて、そのうち飽きてくるんですよね。
で、こういう季節限定の新しい味は有難いです。
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最近自宅は生活費の圧縮で、水出し麦茶と、カルピス原液をペットボトルに分けて薄めて飲んでいますが、流石カルピスは飽きが来ないですね。
しかし、本日は寝坊して家を出すのが遅くなってしまったので、帰宅はお昼を過ぎてしまい、気温はこの様に成っていました!
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まあ、こうなったら普通は表に出て運動なんでもってのほかですが、ここ数年のライドで慣れてしまった自分が恐ろしいです(苦笑)
ま、あくまでイベント用機材としてのこういったチョイスもありだとは思いますが、クロスバイクとしての、車でいえ最近流行りのSUVの様な使い方を考えれば、28ⅭのグラベルキングSSの方が適しています。
が、やはり1本4000円もするタイヤや高額の軽量ホイールを、通勤や普段の脚にして消耗させるのも、これも何か違う感じがしますので、もっと廉価で頑丈な、本来デフォルトで装着されているものに近いものも、近日試してみます。

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突然の猛暑を突いて海を見に [雑談]

なんか関東地方はいきなり梅雨が明けてしまいました。

その直後から猛暑って、オイオイですよね。


でも、朝から雲もない快晴とあれば、例え膝が痛くとも、ウェイトを超過していようとも、これは夏の海を見に行くしかありません!


が!、流石に身体を暑さに順応させる前に「いきなり本番!」とは、こりゃ命にかかわるばい!という事で、とにかく午前中に帰還すべく、1:30に自宅を出ました


流石にこの時間から明け方まではちょうど心地よいひんやりとした空気を味わえますが、基本湿度の高い空気が残っているので、山間部とは所々ブワッと突然濃い霧が覆いかぶさってきます。

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此処は栃木県茂木のツインリンク茂木の南側ゲート付近の茨城県城里に向かう山道です。
毎年恒例の「ご来光ツーリング」で年始にいつも走りますが、今年は断念していたので、もしかして山間部に入るのは今年初めてだったかもしれません。
なにせひたすらつくばりんりんロードばかり・・・つまり平地ばかり走っていましたから、体が山間部の走り方を完全に忘れていました。
とにかく、いくらこのウェイトとはいえ、こんなに走れないの?と自分でも驚くというか、情けないというべきなのか、ひざの調子も良くなかったのでテーピングで固めた影響もあるのか?ガッカリです(苦笑)
なんとか切り抜けて山間部を抜けて国道123号線の常磐自動車道水戸北IC付近に付くころには、空がすでに白んできました。
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この付近は以前台風19号の水害を受けた地域でしたが、すっかり元に戻ってきました。


此処から那珂川沿いに海に向かいますが、ようやく陽が上がってきます。

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此処から一気に海岸線に向かいます。


那珂湊の市街地を抜けて、海岸線沿いの道を北上して、磯崎東西付近の灯台下が何時もの撮影ポイントです。

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例年だとこの時期は海水浴関連でもっと賑わっているはずですが、やはり例の影響で基本釣り客くらいしか見かけませんでした。
それでも、細い海岸全沿いの道を拡張して自転車専用レーンとか整備されていますので、今後は楽しみな場所ではあります。
で、本当は海でものんびり見ながらモーニングとしゃれこみたいところですが、うかうかしていると帰宅時に最高気温に達してしまうので、急いで帰還します。
と、此処まで固形物の補給なしで、ドリンクと栄養ゼリーだけで済ませていましたが、必要な水分を補給していると、正直固形物を受け付けなくなっています。
こういう時は過去の経験から肝臓水解物の「ヘパリーゼ」ドリンクが効きます
別に深酒して肝機能が落ちている訳ではないのですが(苦笑)、これはブルべで風邪気味の時に薬を求めて入った薬局の方に教えていただいた話です。
そのおかげなのか、途中で補給した「リポビタンDゼリー」のおかげなのか、高温化で長距離走行してきた割に、往路より体の調子が良く成って来ました。
途中チーム練習をしているロードの集団に何回も抜かされます。元気だなぁ(笑)。
此方も足の調子が持ちそうなので、思いっきり踏ん張ってみますが、途中から何故か膝の痛みが消えてきました?
どうもこの体、甘やかすとロクな事が無いようで(笑)、気合を入れる必要性があるようです。
ちなみに今回はLOOKのホイールはZONDAではなくShimanoWH9000C24に、Panaraecer RACE A EVO4を組み合わせて履いています。
走行した感想ですが、うーん特に違和感が無い・・・・という事は妙な癖は無いという事で、細い23Ⅽのタイヤですが旋回や制動時のグリップに不安もなく、転がり抵抗などは、直接EVO3と至近で比較したわけではないようですが、幾分低減されているというコピーの内容に偽りはないようです。
元々振動吸収特性に優れていて、新品でトレットゴムもまだ厚いままなので、23Cタイヤで空気を高圧に入れて振動がマイルドで乗りやすいという美点は代々受け継がれていますから、外国製のハイエンドのレース用タイヤに比べて極端に性能が低い訳でないことを考えれば、素人が使うのにはちょうど良いタイヤだと思います。
乗り心地が良い、しなやかなケーシングに定評のあるヴィットリアのコルサ系のタイヤと比較して振動性に問題が無いのは大したものかもしれません。
WH9000C24も、念入りにカップ&コーンの調整を行ったので、非常に良く回ってくれます。
ただ、自分の体重だと、たまにリムがよれてパンクと間違えるような挙動を見せる特性は変わっていませんから、常用に使うのには耐久性が心配であって、あくまでイベント様に普段は温存しておくようです。
ともかく夏の山も青い空や白い雲とのコントラストが奇麗で気持ちが良いですね。
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まあ何とか11:00には帰宅出来ましたので、最悪の気温は避けられましたが、やはりかなり疲れましたね。
なんだか今朝朝食をとってから、やっと目が覚めて代謝機能がもどってきました。
本当はこうなならないように、体の準備をしておきたかったのですが、まだ本格的に出かけられる状態ではないので、こういう走り方を続けるしかないですね。
世間はオリンピックの騒動の真っ最中ですが、天候が安定しているうちに自分は平常心で過ごして夏のライドを楽しんでおこうと思います。
恐らく・・・太平洋高気圧のご機嫌が斜めになると、台風の大挙襲来が予想されますので(苦笑)

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トレックFX調整終了、新しい相棒が生まれる時 [自転車本体]

ようやくFXもポジション調整や部品の緩み等のマイナートラブルについてのセッティングが完了しました。

これでも、過去来購入したバイクのセッティングの記録やトラブルの経験があるおかげでこの程度で済んでいます。


さて、主にサドルの位置関係を調整してきましたが、実は在庫であったシマノProのシートピラーは、オフセットが大きいもので、サドルを後寄りにする目的もあるため、これ以上前進できない状態でした。

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計算上ではあと5㎜前進させたかったので、不本意ではありますが新品のシートポストを購入しました。

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オフセットがほとんどない、安価な物を探しましたら見つかったのがこれで、EC90とありますが、EASTON製の物ではないようです
だって3000円もしないので、値段の桁が違います(苦笑)
一応カーボンのチューブを使っているようで、重量は特に気にしていませんでしたが、シマノProの物よりは相当軽いようです。
問題は耐久性で、一応「EC90中華カーボン」で検索をかけましたが、この商品が折れたという内容はありませんでした。
自分も他の銘柄の中華カーボンのシートポストを使っていますが今のところ折れたことはありません。
カーボンシートポストを使うときには必ず必要になる、滑り止めのペースト「グリップファイバー」をシートクランプ付近に塗って、慎重に締めていきます。
シートのセットは交換前のジオメトリィを基本に5㎜前進させただけで固定しました。
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あと、ステムも取り付けを反転させて、水平に近づける事で、ハンドルの落ち着き、位置が10㎜下がることで、若干姿勢が前傾します。
乗っていると多少掌の圧迫感は増えますが、ペダリングはスムーズで踏み込みの力強さが増して、多少の勾配が有っても、当初のようにガクッと速度が落ちたり、走りだしが重かったりしたネガはほぼ解消出来ました。
これで、イベントなどの走行にも自信をもって投入できるセッティングは完了しました。
あとは、予定していた別のホイールセットやタイヤとの相性を確認するだけで、とりあえず、LOOKで使用しているZONDAとヴィットリアのタイヤの組み合わせを試してみます。
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25Cタイヤなので見た目に貧弱さは無く、10速のスプロケが入っているので手間はかかりません
奥にあるLOOKは、WH9000にRACE A EVO4を組み合わせているのでこれも試します。
しかし、まったく毛色の違う自転車であるトレックFXと、LOOK566ですが、何故だかそこから受ける雰囲気というか印象が似通ってしまっているのは、仕立てた人間のパーソナリティが反映されているからでしょうかねぇ(苦笑)
自転車もパーツ単体や新車を購入したての場合、それはあくまで「機械」もしくはその集合体に過ぎないものなんですが、不思議と使っていくうちに、色々と「思い入れを持って触れ合って」行くうちに、なんだかライダーとの一体感のようなものが出てくるように自分は感じています。
自転車を組み立ててセッティングを進めると、勿論体に合うように色々と調整をしている訳ですから、それが嵌ってくれれば気持ちよく走れるのは技術的に当然の話では有ります。
ですが、ある時を境に何をしたという訳でもないのに、持ち上げる時に重さが軽減されていたり、走りが軽く感じる事が在り、無論「気のせい」ではありますが、自分はその時が自分の魂が宿り「相棒」になった時だと、勝手に想像しています(笑)
あれれ、いくら暑くなったからって、オカルトで話が落ちてしまいましたね(笑)

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どすこい自転車工房から、カレラブレード改クロスバイクの提案 [自転車本体]

あー、誤解無いように解説すれば、無職で金に困って、結局自転車屋さんを始めた訳では有りません(苦笑)

今のところ、過去の「遺産」ともいえる各種自転車部品やバイクそのものを整理している状況です。


その中で、過去に同僚に融通したイタリアの老舗ブランド、カレラのブレードというアルミフレームが、結局里帰りしてきました。


実はこの段階で、一度某オークションに出品したのですが、落札とはなりませんでした。

理由は明確で、このフレームを欲しがる方々の希望する価格より、恐らく5000円程値付けが高かったからです。


なんだ、判っているのならどんどん値段を落として、さっさと換金すればいいじゃないか・・・という話はまさしく正論であって、そのつもりもあったのですが、途中でこのフレームを見ていて、別の「企み」が湧いてきました。


このところクロスバイクのプロジェクトが進行中で、そちらに意識が行っていたこともありますが、このフレームで、今度は本当にロードバイクの素材で「フラットロード」のクロスバイクを作ってみたら?と考えました。


そうなると俄然売る気が無くなり(苦笑)値下げしないで放置して置いたら不成立で売れ残ってしまいました。


で、そうなると話は早く、在庫の使える部品のリストを作り、足らない部品をオークションで落としたり、新品を注文したりして、とりあえず本日組み立てが終了いたしました。

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カレラはイタリアの老舗のブランドで、ブレードはその入門用のアルミフレームではありますが、最近では自転車では使われない、高強度の7000番台のアルミニウムのフレームです。
カレラとしてはエントリー用のフレームですが、廉価版として手を抜いていない、結構凝った作りの本格的なレーシングフレームで、今となっては贅沢なフレームです。
とはいえ、もう古い世代のバイクですので、最新コンポで固めて戦闘機にするより、チョット、レトロモダンな仕立てのおしゃれで、高性能なクロスバイクが出来ないか?というテーマで取り掛かりました。
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出来るだけメタルな感じを出そうという事で、ブレーキは9速時代のティアグラRB4500です。
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この世代までは、いかにも金属加工の機械という風情があります。
性能も見劣りするものでないのですが、純正のシューは今一なので、定番の舟ごと6700の物に交換して、トーイン調整も済ませてあります。
クランクは、出来れば5600時代の物を探したのですが、結構需要が有って値段が高騰していたので、その後の世代の105グレードの無銘のコンパクトクランクを手に入れました。
まだ「機械加工の歯車」感が残っている作りになっています。
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フロントディレイラーは、アルテグラFD6600で、清掃して注油すれば問題なく作動してくれました。
リアディレイラーは9速のRD4500で、これはプーリとボルトを他の自転車に取られてジャンクに成っていたものを再整備して使用します。
プリーは先日FX様に購入したRD4700から取り出した新品です。
スプロケはトレックFXに付いてきたSRAMの9速で、比較的状態が良い部品なので利用します。
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チェーンはシマノの9速様HG93という物の新品で、表面のメッキが亜鉛で見た目はいまいちですが問題ありません。
ホイールは自分のボテッキア8Avioを購入したときに履いていたもので、シマノのWH500のディープリムモデルで、タイヤはミシュランの組み合わせですが、これも状態が良いのでそのまま使います。
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ひび割れとか摩耗もないのでそのまま使えるはずです。
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ちなみにホイールは振れなどは無く、グリスアップとハブのカップ&コーンの調整をしてあります。
シフターとブレーキはFXの部品で、シフターはディオーレの9×3の物で、ブレーキレバーともども汚れを落として注油してオーバーホールしてあります。
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フロントディレイラー、クランクがトリプルからダブルに成っていますが、実用上問題なく使えます。
実は今回の肝はこのハンドル部で、出来るだけメッキパーツを揃えて、グリップもイタリアンバイクらしいレザータイプの物にコーディネートしました。
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シートポストは在庫のメッキの物を、スペーサーを使って装着しました。
イタリアンバイクはシートポストの直径が一般的な27.1㎜とかでなく、31.6㎜の物が多いので、変換スペーサを使用します。
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シートは、やはりブルックリンのレザーシートとか使えれば雰囲気が出ますが、下手をすればそれだけでこのバイクのフレームの価格を超えてしまいそうなので(笑)FXについていたGAIANTのシートを使います。
ワイヤリングはシマノの純正品ではなくジャグワイヤーというメーカーのセットの新品を使っています。
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まあ自己満足ではありますが、結構雰囲気が良い感じのクロスバイクに仕上がったと思います。
自分が整備するバイクの基本ですが、人様に渡す場合は消耗品はすべて交換し、ベアリングは全部グリスアップを施すので、良いコンディションで長く使うことが出来ます
基本的にフレームもコンポーネントも世代は古くともシマノ製のロードバイク用を使用しているので、潜在性能は結構あるはずで、その気に成れば結構な戦闘機に作り替えることも可能だと思います。
本日は一応組み付けて走る事だけを確認しただけですので、変速系の微調整を進めて、マイナートラブルを根絶させてから、売り出そうと考えています。

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通販の安い自転車は大丈夫?どうやって見分けますか? [雑談]


最近SNSの記事などで、「通販で買った自転車をショップに持ち込んだら、その自転車は修理できませんと断られた」と、主にショップの店員の態度が悪いという趣旨の記述が幾つか目に留まりました。


実は、自分も自転車趣味を再開させた頃に、通販で折り畳み自転車を購入して、屋外イベントの現地の脚として使用していたのですが、そのうち後輪の回転が渋くなり、どうもハブがダメになっていたので、悩んだ挙句市内で有名な自転車ショップに持ち込んだところ、そこの店員さんに「これはお金をかけて直しても意味が無いですよ」と言われました


正直その時は「なんだこの店員失礼な!」とムッとしましたが、実は店員さんの意見が「正解」で、商売気無く正直に、多少不愛想に(笑)対応していただけの事でした。


ちなみにそのショップも店員さんは、現在も親しくお付き合いさせていただいています(笑)


持ち込んだ自転車ですが、アメリカの自動車メーカーの名前の入った、アルミフレームの26インチMTBで、問題は、後輪のエンド幅が120㎜だったという事です。


つまり、当時MTBのスタンダードな規格の135㎜ではなく、120㎜という事はそこに組み込まれているホイールセットは、MTB用でなく「ママチャリ」用の、しかもシマノとかでなく、台湾か中国本土の業者が量販している、相当コストの低いハブが使われていたという事です。


通常シマノの「カップ&コーン」ハブなどでしたら、内面に錆などが無ければ、せいぜい洗浄してグリスを入れなおして組みなおせば問題なく使用できて、内部が摩耗していてもベアリングの球を交換するくらいで済みます。


ところが、値段が安いだけの無銘の量販品の場合、肝心なカップ部の本体の精度や強度が無く歪んでしまったりするので、こうなるともはや修理不能であり、ホイールセットその物を交換するか、ホイールを分解してハブを交換するしかないことに成ります。


当然工賃込みの修理費は結構な値段に成るのですが、120㎜エンド規格の商品では、例えば6速までしか使えず、ママチャリ用の部品ではスポーツバイクとしての使い方には限界がありました。

そういった意味で前述の「お金を出すだけの価値は無い」という事に成るわけです。


通販による自転車販売は、販売元がしっかりとした自転車販売店であれば良いのですが、それこそ「企画だけしてどこぞの外国の工場で、安い部品集めて作らせたものを、ユーザーに直送させる」様な業者だと要注意です。


これが「メーカー品」であっても、メーカーが販売店に出す状態の組み立てレベルだと、きちんと機能調整が出来ていないとか、不具合がある場合が多く、良心的な販売店は、メーカーから送られてきた自転車は、一度分解してから、きっちりと組みなおしをして、各機能が確実に機能するようにしてからお客さんに渡すののが「本来当たり前の自転車販売店」なんです。


ちなみに今回目に留まった自転車はこれです

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別にこの自転車を買うなとは言っていませんよ(笑)
このクロスバイクが2万円以内で購入できれば、近所の買い物や近距離の通勤程度なら問題は無いと思います。
問題は、この自転車で、フィットネスやツーリングなど、これから本格的にスポーツサイクルを始めようとされている方の場合、この商品の場合、幾つかの気に成る記述がありましたので指摘しておきたいです。
1、重くて硬いフレーム?
クロスバイクで13.4㎏というのはかなり重い部類に入ります。解説を見ると当然カーボンでは無いにしても、アルミでもクロモリともありません。
超軽量高炭素鋼?という記述で、確かに強度はあるかもしれませんが、軽量どころか「重い」上に相当厚みが在る鋼材(圧延鋼板の溶接?)だと相当「硬い」ので、振動吸収性が期待できません。
ではなぜスチールフレーム(クロモリ)が振動吸収が良く、乗り心地が良いといわれるかというと、鉄にクロムとモリブデンを添加して、薄くて強度のある材料でパイプを作り、場所によって特性の違うパイプを溶接して組み合わせることにより、強度と「しなり」を持たせることが出来るからです。
2、やたらと「シマノ」のコンポを表に出す。
シフターやディレイラーなどシマノ製のパーツを使う事で高品質なのを装っているのがウザすぎます。
これは明らかな「印象操作」で、実は肝心な部分のパーツはにシマノ製は使われていない可能性が大きいです。
自転車の場合、部品として一番肝心な部分は「回転系のベアリング」と「ブレーキパーツ」であって、これらのパーツの性能は、冷徹にコストに比例します。
ロードバイクなども、結構この手を使って値段を下げているケースが多いので、購入される場合、細かいスペックまで確認されると良いでしょう。
3、低性能のブレーキを高性能と偽る
通常、ディスクブレーキでないリムブレーキでクロスバイクを作ろうとすると、コストと性能のバランスからすればVブレーキが最適になります。
所が、正直あまり精度の高くない安いキャリバーブレーキを高性能U字ブレーキとして装備しています。
何故こんなことをするかというと、恐らくこの業者は同じフレームでロードバイクを販売しているはずで、ブレーキピポットの位置が違う二つのフレームを用意するとコストがかかるので、同じフレームを使い、値段を下げてる為に、相応の安価なブレーキを用意したのでしょう。
つまるところ、完全に売る側の「儲け」の問題であって、ユーザーの事は考えていません
4、単一のサイズで幅の広い適合身長を謳う
実は自分はこれが一番問題だと思っていて、このブログではしつこい程書いていますが、「サイズとポジションの適合は、高いホイールより重要で効果が高い」なんです。
確かにシートの高さを変えれば乗れるでしょうけど、身長155㎝から185㎝まで適合したサイズの自転車は、この世に存在しないと自分は言い切ります。
つまり、この自転車は、自分の体に合っていないサイズの自転車の可能性が大きく、性能や快適性以前に、場合によっては関節や筋などを痛める可能性が高く、乗りずらい自転車は楽しくないので、せっかく自転車の世界に扉を開いたビギナーが、嫌な目に遭って自転車から離れて行ってしまう可能性が高いですし、そういう話を何度も聞いています。
さて、これらの事を、これから自転車を始める、もしくはもしくは自転車に詳しい知人がいない、また自転車店に行かないで通販で賄っているサイクリスタの皆さんが、何かある前に知りうる事が可能でしょうか?
自分の自転車生活を振り返ると、まさしくその状態から始まって、色々と「ひどい事」に成ったり「高い授業料」を払って一つ一つ習得しましたが、自分が優秀とか物覚えが良いとかではなく、単に好きで「あきらめが悪い」オヤジだっただけでした。
付け加えると行き詰ったときに、「その道のプロ」であるショップの門を叩き、自転車をオーダーして授業料を払って色々教えてもらった事と、イベントなどを通じて自転車関係の人間関係を作れたことが大切な財産に成っています。
まあ、個人的には、例えば「ルック車」と称する見た目だけの低品質の自転車等に万単位のお金を払うなら、たとえ古くとも適切な部品で構成された自転車を、それなりのスキルと「自転車を楽しんでほしい」という熱い思いのある人に整備してもらって乗った方が、金額以上の遥かに豊かな「楽しい自転車生活」が手に入ると思います。
まあ、通販であっても重ねて言いますが、信頼できる販売店の通販であれば問題はありませんが、その「信用の有無」は判りにくいです。
だから、出会いは本当に大切なんですよね!

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気分転換と食材購入とFXのセッティングをコツコツと [自転車本体]

全国的に梅雨の末期とあれば、ここ数年の傾向として豪雨災害の発生がどうしても避けられませんね。


色々と言いたいこともあります。

経済危機、海外勢力の脅威、自然災害、野生生物の脅威、未知の感染症、などから「自由と平和」を守り切ってこその国家ですので、それが守られない、守る気が無いとあれば、自分の身は自分で守るという事意味を自覚して行かなければ、明日の朝日は拝めない世の中なのかもしれません。


さて今のところここ宇都宮では無事に朝日が拝めただけでなく、久々に力強い青空が復活して、一気に夏本番となりました。


朝6時から洗濯やゴミ出し、朝食の作成や掃除など自宅の家事をこなしてから、天候の安定が間違いない午前中だけ時間を作って、何時もの「北コース」をFXで回って、セッティングを進めていきます。


やはり走るのであれば、やはりこういう気候が良いですよね。

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さて、件の文鎮のように重いペダルですが、重いというよりこれはクロスバイクというよりMTBに向いているだろうという事で、エクスカリバー8のペダルと交換しました
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このペダルでも200g程軽くなります。
SPDペダルでも片面の軽量タイプなら更に100g軽くなりますが、今は予算削減という事で(苦笑)
あと、踏み出しからの重さの件ですが、だからといって軽いホイールとかに食いつくのは早計で、この程度はポジションで何とかなるはずです。
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セッティングの大体の方向性は決まっているのですが、まず今回はサドルの位置を20㎜程前進させました。
これでも他のロードバイクと比べると、クランク軸よりかなり後方に着座位置があり、大げさな言い方をすればリカンベントのように前方に足を放り出して回転させる感じです。
で、この程度で本当に効果が有るかというと、効果絶大で、絶対的に速くなるわけではないですが、ペダリングのリズムや踏み込み時の力強さが大きく改善されました。
ちなみに当初のポジションが失敗かというと、けしてそうではなく、筑波までのツーリングで125㎞ほど走行しても、手首や膝の負担が少なく、足の局部的な痛みや疲労も低かったす。
要するに「上体を立てて体に負荷をかけない安楽なポジション」という、クロスバイクを選んだ理由に適うポジションだという事です。
一昨日や本日のアベレージ速度などの記録や走行時間などをみると、大雑把に同じ負荷を維持させて走行すると10%前後低い速度で走行していました。
これも大雑把な話、ロードと同じペースで走行しようとすると、10%以上・・・空気抵抗等は反比例的に増加していくのでそれ以上の負荷が必要となる計算に成ります。
ですから「平地ペースで15~25㎞/hの巡航速度で100㎞以内のツーリング」までが、クロスバイクで快適に楽しめる限界ではないでしょうか?
ですから、これ以上の距離や獲得標高、AV速度を得ようと改良すること自体、クロスバイクの本来の目的から外れて行く事に成り、であればロードバイクにしなさいという事に成ります。
てなことは、十分理解したうえでの事で、これはあくまでインパクトを狙った行為であって、特にビギナーサイクリストには間違った印象を与えないように進めなくてはなりませんよね。
だから「大人げない魔改造」で、例えばカルトベアリングで改造したレーシングゼロのホイールに、ラテックスチューブとグランプリGP5000のタイヤの組み合わせ・・・・なんて事はしたくないですよねー(苦笑)
ただ、当初の目的のオーバーセンチュリーライドはともかく、獲得標高が多いコースや、佐渡ロングライド等のコースを走行するときは、ある程度の機材変更と、相応のポジション変更は必要と考えています。
さて、北コースは自転車道ではない堤防沿いの道を走るので、所々整備されていない砂利道とか有ります。
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35Cのブロックパターンのグラベルキングを履いた、ハードテールのMTBであるエクスカリバー8は何の問題もない路面ですが、28CのグラベルキングSSを履いたFXも、何の問題もなく通過して、轍などでもハンドルを取られたり、不意に滑り出したりはしませんでした。
何というか、このバイクの乗り心地や安定性など、このグラベルキングSSの良い影響が非常に大きいですね。
ロードにも入れたいところですが、古いリムブレーキのロードは28Çタイヤは、恐らく入らないでしょうね。
この辺りは最近のディスクブレーキのグラベルロード辺りに、ワイドリムでこのタイヤをくんで・・・・いやいや趣旨が替わっているぞ!!(苦笑)
しかしやはり青空は気持ちが良いです。
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これが段々暑くなってきて気持が良いどころでは無く成ってくるんですよね。
この後何時もの羽黒山の麓のこいしや食品さんの販売所で休憩と、食材の購入です。
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ここは隣接している工場で作っている豆腐関連の食品の直売を行っており、ビックリするような値段で豆腐は言うまでもなく、納豆や、油揚げや厚揚げ、がんもどきが購入できます。
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ザックいっぱいに油揚げとかガンモドキとか豆腐とか購入して、ソフトクリーム食べても600円くらいと、これで随分食費が浮きますね(笑)
此処の自販機をふと見ると・・・・・
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マウンテンデュー!!
でも味の方は??でこんな飲み物でしたけっか?
10時開店を待って、定番の豆腐ソフトクリームで補給して帰路につきます。
実はこのコースはサイコンつけて走った事は無かったのですが、今回データ取りも兼ねてガーミンを付けましたが、45kmであることが判明しました(笑)
そんなに急いだつもりはありませんが、一昨日のツーリングよりAVが1km/h増速していました
無論天候や体調の違いも有りますが、サドルを前進させて良い感触が有りましたが、数字にもそれが表れました
こうやって、目的に合わせて、ちゃんと原理を踏まえて使用目的に沿ったポジションの変更を、一つ一つ検証していくのは、正直面倒ではありますが、新しいバイクを仕立てていく楽しみの一つでもありますから、イベント使用に向けてコツコツと進めていきます。

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雨の日にFX試乗で、見えた方向性 [自転車本体]

何というか、夜中の2時にパット目が覚めてしまいまして、こうなればFXの試走をと行きましょう。

イヤイヤ雨がずっと降っているでしょう!

と、FXは悪天候時の走行を想定してのパッケージで組み立てたので、ある意味絶好のチャンスではあります。

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まだこの時点では降っていません。


岩瀬駅でとうとう大粒の雨が降ってきました。

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ちなみにVブレーキにはシマノのシビアコンディションというシューを入れています。

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これが、濡れていても結構制動力がありますが、初期制動のタッチはいまいちで、コントロール性は決して良くないかもしれません。
しかも!ダストがすごく、リムとタイヤのアメサイドが真っ黒になります。
しかし、これだけの雨で走るのは久しぶりです。
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で、この天候でりんりんロードを走ると・・・・・
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これが自分を含めて何十人ものサイクリスタを血祭りにあげてきた「恐怖!物凄く滑るカラー舗装」です!!
おまけにようやく再舗装の工事に着手したらしいのですが、草刈りの残りをそのまま積み上げておくので、路面はこの様に成ります!
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サイクリスタはともかく、地元の学生や通勤の方も使うんですが、いったい何処が工事を請け負っているんでしょうね(苦笑)
ちなみにロードでこれを走破しようとすると、30分くらい転倒の恐怖と戦って戦々恐々で通過しなければいけませんが、装着したグラベルキングSS28Cは、不意に手応えが無くなるとか、滑り出すとかもなく、無論油断はしませんが、安心して走ることが出来ました
さて肝心のFXですがインプレをまとめます。
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◎良い点は
1、トレックらしい頑丈でしっかりしたフレームで、ロングホイールベースなので、路面の状況に左右されにくく、鷹揚にゆったり走れる
2、古いアルミフレームだが、悪戯に固めていないので思ったほどガツガツ突き上げてこない
3、特別な構造でないので、汎用品が使えて応用が効く
×悪い点は
1、重量は簡易計測で装備品込み11.1㎏と重くなさそうだが、持った感触や走りだしに、ズシリと重さを感じる。
2、平地を巡行するのにはあ良いが、勾配が有ると途端にペースが落ちる
3、鷹揚な運動性の反面、踏み込んでも反応が薄くペースが上がらない
といったところで、まあ組んでいて概ね想像出来ましたが、前回のジオメトリィ計測からも、「長細いフレーム」で、サドルの位置がかなり後ろに成ってしまっています。
重量・・・・であれば「大人げない方法」で、簡単に1㎏は落とせます
まずペダルが片方で576g(!)もあるので、軽量なペダルで500gは減らせます。
更にWH9000とRAEC A EVO4の組み合わせで、これまた500gは削れますが、これは最後の手段です
恐らくポジションを煮詰めれば多分相当解決できると思います。
ただしやり過ぎると「だったらロードに乗ればよいじゃないですか?」となりますので、もう少し様子を見ながら煮詰めてみたいですね。

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