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TREK FX7.5どすこい仕様、魂注入して完成! [自転車本体]

本日は7月7日で新暦の七夕ですが、こう言う旧暦で行われていた催事の場合、新暦の日程で行う事に何か意味があるのでしょうか?


さて、流石に昨日の今日では疲れもありますが、FX関連の部品がそろったので、この際一気に仕上げてしまいましょう。

こういう時は部屋でエアコン付けて、Amazonプライムビデオで、アニメのスーパーカブを流しながら、鼻歌でも歌って・・・・と言いたい所ですが、慎重に調整しながら組み立てましょう。

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あっ、礼子ちゃんが富士山登っていますね(笑)
今回は最初からフロントバックを装着した状態で、シフトやブレーキのワイヤリングを施します。
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後から取り付けると色々と妥協した挙句、問題が出たりするんですよね。
インナーワイヤーは、シフトは新品だったので付属していましたが、ブレーキは在庫品のシマノのステンレスワイヤーにします。
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値段は亜鉛メッキワイヤーの方が安いですが、後のトラブルを考えるとそうも言えません。
ちなみにステンレスは素材としても強いのですが、強力な防錆力を持つ酸化被膜が出来るので、錆の発生が抑えられます。
亜鉛の場合「自己犠牲紡織」と言って、鉄と亜鉛が触れている場合、亜鉛そのものが酸化(白錆)することで鋼線を錆から守りますが、亜鉛そのものが錆きってしまえば鋼線は丸裸で今度は「赤錆」が発生して、そのうち細くなって切れてしまうわけです。
リアディレイラーはRD4700GSの新品で、通常このまま取り付ければ、何の調整も無くてもスパスパ変速してくれますが、この個体は2.5mmのスペーサーでセンターにスプロケがズレていますので、調整ビスで変速領域を調整しておきます。
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まあこういう小技も、17年も自転車いろいろ弄っていれば覚えてくるわけです。
Vブレーキ関連は、色々とジャンク品があるので、特にリア側はバナナに調整スクリューのある物を投入します。
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さてこれですべて組み込んで完成し、WAXをかけてポジションを調整します。
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後々の為にも、簡易的なジオメトリィを計測しておきます。
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そういえば、フレームサイズはXLで、国内ではあまり見ないサイズですが、随分大きいなと思ったら、ホイールベースなどは、普通のロードに比べて65㎜も長いです!
その他はそう変わりありませんが、目論見通りハンドル位置が20㎜高いので、立ち気味の姿勢で乗ることが出来ます。
センタースタンドも在庫品を取り付けたので、実用性もありますね。
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クランクは10速時代のアルテグラグレードの無銘の物で、46‐36Tという、ツーリング向けの物です。
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このとあ、6700系のアルテグラで同じものが出ていましたね。
何方にしても今バイクの場合、30㎞/h以上で巡行することもないですし、これだとクロスバイクの巡航速度にちょうど良いと思います。
リアのスプロケも34Tを入れましたから、元々付いていたフロントのトリプルギアは必要が無いでしょうし、トータルで相当な軽量化に成ります。
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これも10年以上前に購入した、エンドキャップ型もリアライトです。
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電池を入れたらまだ使えましたから役立ってもらいましょう。
リアフェンダーはFELT Z25で使っていたものを移植します。
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FXにもちょうど良い場所に取り付けダボ穴がありましたのでしっかり付けられます。
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サドルは、在庫として購入して置いたセラSMPのTRK、この銘柄も随分長い事販売されていますが、色々と改良というかリニューアルされているようです。
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ハンドル周りやワイヤーもうまくまとまったようです。
ちなみにステムはボンドレガーでも、マドン6様にオーダーした、レースライトXというアロイ物の当時最高級のステムを使っています。
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今回送料込みで3万5千円で購入したFXですが、新規購入した部品は2万円程度で、あとは自宅にある在庫品で組み立てました。
金額的にはGAIANTのエスケープR3のリムブレーキグレードを購入するのと同額となっていますが、在庫品とはいえ結構高額品を使用していますので、それだけでも新規購入すれば10万円はします。
このFXはこの状態で直ぐにでもイベントに参加できるパフォーマンスと装備がありますので、新車でエスケープを購入して同程度にするのに15万円・・・そこに工賃とか加わりますからそれ以上かかりますので、そう考えればこのFXは3倍のコスパがあるとも言えます。
とりあえず機能確認で近所を乗った感じでは特に問題もなく組みあがって・・・もっとも、そう成る様に組み立てているのですから当然なんですがね。
という事で、「道具」はやっとこ組みあがりました。
これで、中古のクロスバイクでロングライドイベントは可能か?というクエストに取り掛かることが出来ます。
ちなみに自分はこれで富士山登頂に挑むことはありません(苦笑)
なんかいい歳こいて、アニメや漫画の影響を随分受けていますね(笑)
これから試乗を兼ねてツーリングに乗り出して、最終調整を施す予定です。

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時間をやりくりして、何とかオーバーセンチュリーライド [雑談]

般の方は驚くかしれませんが、世の中にはたとえ悪天候であっても、も嬉々として400㎞だの600㎞を自転車で走る人もいます


実は自分も「チョット危ない」サイクリスタに近いのですが(苦笑)、コロナ禍以前の数年前から、参加しようと準備したり、エントリーしたりすると主に家族が何かをやらかして邪魔してくれて、ホントウに有難いですね!!(苦笑)

今年もようやく「飯の為に渋々嫌々会社に所属する」ことから卒業して、さあ、心身の問題を解決させて、トレーニング量を増やして、200㎞のブルべから参加しようと喜んでいましたが・・・・・・。


クレージー調で歌えば「今じゃ、しがねぇ、おさんどん」という事で、誠に遺憾に存じます(苦笑)


で、先のブルべを走る方から見れば、平地を170㎞程度ツーリングして、へロヘロに成りましたとくれば、「顔を洗って出直してこい!」と鼻で笑われそうですが、本日は無理やり予定をこじ開けて、何時ものコースを173㎞走ってきました


とはいえ、それこそ「普通のサイクリスタ」から見れば、一日100㎞以上走るのは「変態」の部類に入るそうで(笑)、その上雨がちらついている真夜中の2:00頃出かけるとなれば、これはもう十分「ド変態」だそうです(苦笑)


さて、そうと決まれば現金なもので、さっさと18:30頃には就寝して、0:00頃にはパッチリ目が覚めて粛々と準備をすれば1:30には自宅を出ることが出来ます。

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しかし、うっすらと靄が出ていて湿度も高く、天気予報では曇りに成っていても、常に雨粒が顔に当たるというサイクリングには最悪の気候ですが、とにかく自由に使えるのが夜と午前中だけですので、オーバーセンチュリーライドを考えればこの時間に走るしかありません
4時ごろに成れば曇り空も薄っすらと明るく成って来ます。
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りんりんロードの何時もの撮影場所の当たりです。
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路面がぬれているので、この真壁付近はまだ再舗装が終了していないので、速度を落として走ります
またひっくり返って大けがしたくないですからね!
さて6:00頃には霞ヶ浦に到着です。
本日はお昼過ぎに人と会う約束をしているので、この後コメダのモーニングも、益子のランチもすっ飛ばして帰宅するだけです。
相変わらず雨粒が終始絶えない、イライラする天候です。
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まあ走れるだけ本当に気分がスッキリしますから、問題なく介護を進めるためには、自分の場合自転車成分は必要なものに成ります(笑)
しかし、補給が足らなかったこともありますが、120㎞を超えたあたりからペースががっくり落ちてしまい、帰宅は11:30頃に成ってしまいました。
結局お昼も食べずにLOOKの清掃をして、あわててシャワーを浴びてギリギリ約束の時間に間に合いました。
本日はもうこれで力尽きました。
明日はようやくトレックFXの部品のそろいましたので、ノンビリ組み立てていきたいと思います。

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自転車部品万話あれこれ [自転車本体]

今日も今日とて家事に追われるこの身ですが、コロナ禍や退職関連などで全くどこも出かけていない訳で、そろそろ「放浪癖」の血がウズウズ湧き上がって来て、腰が据わりません(苦笑)


ツイッター等で、苦しそうに楽しんでいる(笑)サイクリスタの皆さんを見ていると、焦燥感に駆られる・・・事もありますが、まあ時間は今のところたっぷりありますから、焦ることは無いんですけど、今は出来ることを一つ一つ重ねていくだけですね。


さて、このところの天候不良は各地で大きな被害を出しています。

被災地は当然として、インフラ網が被害を受けると、通販関連の輸送に大きな影響が出てしまいますが、選りによって寄「日本の大動脈」が寸断されたりしていますので、ミミッチイ私事ではありますが、FXの関連部品の配送が軒並み遅れてしまっています。


肝心な変速系が組めないと、ワイヤー関連やチェーンも張れませんから、今ある部品を組んでいくしかありません。

まあ、人様のオンボロクロスバイクの仕立てなど、どうでもよい話であろうとは思いますが(笑)


さて基本ジャンク品の寄せ集めで進めていますが、新規部品も結構あります。

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スプロケは、MTBの10速系で11-34Tの物を選びました。
これだけ大きいと「文鎮」のように重いかなと思いましたが、そこそこ軽いようです。
ホイールは、FELT Z25で使っていたWH6800を、オーバーホールして使用します。
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振れやスポークテンション等問題は無く、基本的にベアリングのグリスアップを行っただけです。
アルテグラWH6800はもうずいぶん古い機種で、今やディスクブレーキ主流でカーボンディープリムとかが当たり前の時代ですが、アルミのクリンチャーのホイールとしては、定番のカンパZONDAに匹敵する性能を持つホイールです。
その圧倒的に地味なグラフィックから、一般的に人気はZONDAに負けていますが、実力は伯仲していると思います。
タイヤは今回の目的からして、出来れば量販グレードのパナレーサーのパセラあたりを使うのが妥当だとは思いますが、自分が使う、まして全天候でのイベントの使用を考えると、相応のパフォーマンスは必然という事で、今回はパナレーサーのグラベルキングの新しい銘柄の”SS”の28Cを購入しました。
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このホイールは同じグラベルキングのブロックパターンの25Cのタイヤを使っていました。
流石に雨天時やちょっとしたあぜ道でも抜群のグリップと耐久性がありましたが、流石に舗装路を走ると「ゴー」というノイズが響き渡ります
要するにその音が出る分、エネルギーが音に転換されている分推進力が減衰されている訳で、下世話な言い方をすれば「スプロケ一枚分重くなる」事で、主に通勤用に使用していましたが、何せ今通勤する必要がなくなってしまいましたからねぇ、あはははは(苦笑)
てなことは、当のパナレーサーもご存じだという事で、トレット面のパターンを大人しいものにしたSSグレードが展開されたのだと思います。
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ただこのグラベルキングは、サイドウォールを強化してある分硬く、ホイールへの嵌め込みはかなり大変な部類のタイヤになります。
多分チューブレス対応のビードのホイールなどは大変かもしれません。
滅多なことではパンクしませんが、してしまうと屋外の修理は大変かもしれませんね。
最もこんな事で泣き言をほざいていては、どすこいライダーの沽券に関わりますので(苦笑)、自分はタイヤレバー無しで作業するコツは習得しておきました。
どうするかは?・・・いやいや、それは企業機密ですので、また後程(笑)
とまあ、そう新品ばかり使うわけには行かない・・・といより、中古部品は売るほどあるので(売っているし)、当然それらを整備して使います。
ペダルは以前購入した両面クリートのSPDペダルを使います。
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これは普通のスニーカーでも使えますし、やはり両面クリートのほうが気を遣わず使える分使いやすいのですが、これこそ文鎮のように重いので流石にロードには使えず、泥と油で汚れで放置されていたものを、汚れを落として、シャフトのグリースアップ、クリート部の注油等を施して装着しました。
自己流のペダルシャフトのグリスアップですが、いや良く回るように成りました
さてここまで作業して、何気なくリアエンド部に目を移すと・・・・・
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あれれっ?なんか間隔が広くないかい?
イヤーな予感がして計測してみると・・・・
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やっぱり135㎜あるー(泣)
この時代のクロスバイクは、ロードフレーム流用のフラットロードタイプだれば、エンドは130㎜ですが、そもそもMTBから発展したクロスバイクですから、MTBの規格の135㎜のエンド幅の物が多く存在しました。
そうなるとMTBのハブを使って700Çのリムと組み合わせたホイールを使ったりしますが、もともとロード用の部品を流用するのが目的ですので、ここは簡易的にスペーサで対処することにしました。
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これは、シマノの2.3㎜のスペーサーで、ロードのハブ130㎜+2.3㎜+2.3㎜ですから、134.6㎜と0.4㎜足りないように思われるでしょうが、きっちり135㎜にするために2.5㎜×2のスペーサーというはワッシャを入れると、フレームによってはきつくて入らない個体もあります。
多少隙間が有っても、クイックで締め込めばしっかり固定できるとう算段で、此処に何かあると困るので、クイックもディオーレの135㎜の物にして、シマノの部品で構成しておきました。
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さて工業製品である自転車がそんなことで?と思われる方もおられるでしょうが、実は自転車フレームの工作精度はそんな物で、工場で精密機械のように0.1㎜以内の「公差」で作られている訳ではありません。
それこそ、90年代後半までの自転車は、特に欧州の老舗工房などは、「家内制手工業」というようなものであり、寸法の合わないエンドの穴をヤスリで削って水平を出す・・・なんて事が普通でした。
一部メーカーや工房が高額品を高精度で作っていたりしましたが、やはりこのあたりの量産品の精度を上げて行ったのはアメリカのメーカー辺りではなかったでしょうか?
一般的に日本人はアメリカの工業製品を軽んじているきらいがありますが、事が量産品質という点に関しては、アメリカに敵う国は「かつては」ありませんでした。
余談ですが、第二次世界大戦のころの日本には、「工業規格」という概念が無く、機械であっても一品物を手作業で仕立てるというレベルで、戦闘機なども、修理で主翼を交換しようと別の機体から外して取り付けると右と左で長さが違い、そもそも取り付け部のボルト穴の位置なども全く合わず、削った盛ったでようやく取り付けると、左右で羽の面積や角度が違うので、バランスが取れずに傾いて飛んでしまうなんてことが普通だったそうです。
日本も戦後この「量産品質」を磨いて世界と戦ってきたのですが、そのお手本となったのは喧嘩相手でボコボコにされたアメリカの量産技術でした。
更に脱線しますと(苦笑)、本田技研工業が自社の生産技術向上と工作機械の買い付けのために、経営陣がアメリカを視察したとき、アメリカ軍の軍用規格(MILスペック)の考え方を、自社の社労開発に取り込んで、開発要件という考え方を取り入れたと聞きます。
イヤー、流石に無職の暇人だと余談が長い長い(苦笑)
あっ、ちなみにこの量産品質で、日本の特に自動車当たりの量産技術を取り入れて、高品質のフレームを安価に大量に供給するようになったのが、GAIANTを筆頭とする台湾の自転車産業だそうです。
と、今日の所、与太話も此処までにしておきましょう。

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自転車部品の納期が、なんと来年とは! [自転車部品]

巷でいわれる、「コロナ禍による世界的な自転車ブーム」ですが、国内はどうなんでしょう?
ロードバイクに関しては一時のブームは終焉したというイメージで間違いないようですが、何せ最近無職の引きこもり、おさんどん介護者なので(苦笑)、どうも世の中の生の声を聴く機会が少ないので、いまいちイメージがわきません。
とはいえ、クロスバイクの売買を行っていて、某オークションを頻繁に利用していますが、以前の記事に書いた通り、5年前のクロスバイクが新車に近い価格で落札されている(プレミアム物ではない量販機種)事を見ると、なるほどなぁと納得できます。
恐らくですが、販売のボリュームゾーンは、ハイエンド機種や競技に使うような高級機種ではなく、また買い替えなどでなく新規の顧客が、どちらかというと生活の脚プラスアルファの価値を見出してフィットネスや、ツーリングに使う目的で、日本でいえばクロスバイクの様なバイクの需要や、これも大きいと思うのが電動バイクの需要も急激に増えているので、それらが使用するコンポーネントの供給が追い付かない状況に成っているのだと思います。
さて、話は変わりますが現在組み立て中のクロスバイクのトレックFX7.5ですが、とある部品が届かないので先に進まない状況に成っています。
基本中古品やジャンク品で組み立てる方針のFXですが、シフターとリアディレイラーは新品を購入します。
理由は、上記の理由による中古品価格の高騰で、新品の価格と1000~2000円程度の差まで迫っている事と、シフターなどは、樹脂部品が多く、中古品は故障する場合が多いからです。
リアディレイラーに関しては、最初壊れていたジャンクのRD4500ティアグラ(9速様)をオーバーホールして使う予定していたのですが、シフターが新品で、だったら10速にしようとなり、更にスプロケットを34Tが使えるようにしようという事で、ロード用で同じティアグラでも最新のRD4700GS(ロングゲージ)を新品で購入しました。
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所が、よく確認しないでポチッた事もありますが、海外在庫品だったようで、発送されたのが6月22日(本当ならば!)なのに、いつまでたっても配達日が決まりません
こりゃアカンはと、だったら数日内に納品される別の物でもと物色してAmazonを見ていたら、その商品の納期を見て驚きました!
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2022年?来年?半年後?なんだそりゃぁ!!
成るほど、年内は新車が納入不能という話も、これを見れば頷けますよね!
ちなみに、これだけ需要が有れば、生産を増やして対応できないか?と思われるかもしれませんが、以前の経済成長期にのイケイケドンドンのころならともかく、幾つかの経済クライシスを経験している現在は、各企業も余程の事が無ければ生産ラインの増設などは及び腰になっています。
更にコロナ禍の影響で、人員の確保が難しいケースも多く、加えて経済回復に合わせて、素材である鉄やアルミ、ステンレスなどは需要が拡大しており、取引価格も高騰しているだけでなく、予定量を確保することも困難になっています。
こりゃ、いくら儲けるチャンスとはいえ、早々生産数を増やせませんわね。
ちなみに今や自転車界の巨人と言われるシマノの場合、やはり小回りは効かないでしょうが、サードパーティ品等を出しているさな企業などは大きなビジネスチャンスであり、相応した商品が出回る可能性もあります。
最近は三次元データでの設計と、構造解析が比較的安価に出来るのと、レーザーを使った3次元の計測や三次元プリンターなどで、簡単に金型や試作品が作れるるようになりました。
それこそ3人程度の事務所でも、海外の工場にデータを送ると少数ロット部品の生産は難しくなくヒストリックカーの絶版部品の再生産(リーバースエンジニアリング)も盛んにおこなわれているので、自転車部品なども同様の流れが有ってもおかしくは無いですね。
で、周り回って中古品の取引価格の高騰と成るわけですが、なるべく安く自転車を組み立てようと考えている自分にとっては、身勝手な話ですが、甚だ迷惑な話でありますなぁ(苦笑)

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FX組み立て、地道に進む [自転車本体]

おさんどん介護者が続く日々、まあこれでもかという分量の家事が有り・・・というより、これが実母が何もやってなかったツケの尻拭きに追われて、台所や風呂場とのバトルが続いている訳です(笑)


という訳で、あはは、こりゃ暫く長距離は走れませんはねぇ!

まあ、ようやく梅雨らしい天気に成って来ましたし、これで走りに行くという選択が消滅してしまうので、FXの組み立てが進みます。


まあ、一気呵成に進めて早く乗りたいというのが正直なところですが、新品の規格品を組み付ければハイそれまでよ・・・とはいかないのが、中古品の車体を、更に中古品やジャンクパーツの再生・調整などを施して組み付けているので、「あれっ?この部品合わないぞ」なんでことは当たり前で、在庫品を掘り起こしていろいろ組み合わせたり、加工したりするので、結構時間がかかります


これを自転車屋さん、プロショップに依頼しても良い顔をされなかったり門前払いされるのは当然のことで、彼らはこれを生業に飯を食っているわけですから、当然手間と時間に比例して工賃の設定し要求します


下手をすると完成車買った方が良い値段に成ってしまい、挙句の果てに「なんでこんなに工賃高いんだ」というような、日本の甘やかされ未成熟な消費者に、謂れの無いイチャモンつけられるとあれば、快く引き受ける道理がありません


ちなみに、最近某オークションなどを見て思うのですが、当然人気銘柄の方が引き合いも多く落札価格も高価格成りますが、だからと言って購入して直ぐに乗れる状態とは言えない車体が少なくありません。


自分で全部修理・整備が出来ればさして問題も無いでしょうが、物によってはやはりプロに整備を依頼した方が安全である場合も少なくなく、まったく整備は人任せのユーザーが安心して手を出さない方が良い場合もあります。


また反対のケースで、あまり人気が無く引き合いが少なくとも、前オーナーが良心的に整備を済ませて出品している物や、良心的な中古自転車業者が、きちんと整備を施してある自転車等であれば、手間や追加費用もなく安全に乗り出せる出品も少なからずあります。


この辺りは大きな企業が品質やサービスを保証している製品でないので、あくまで自己責任というのがこういうユーズド品の取引の基本であって、ある程度の目利きに成るには、相応の経験と授業料が必要ですよね(笑)


こういう「世間の荒波」は基本経験値ですから、IT環境やゲームの世界で一人前になったつもりの若造がイキガッた挙句の果てに、我こそ正義と騒いで相手を罵倒しまくるのは、「見苦しい」と知ってほしいですな(苦笑)


あっ、今日は毒が強いな(苦笑)
とにかくコツコツと作業を進めます。
クランクは、オクタリンク用の工具が届きましたので、あっけなく外れました。
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これがオクタリンクの厳合(がんごう)部です。
これが4角だと、入力が強いと歪んでクランクに回転力としての伝達効率が落ちますが、8角でしっかり嵌め込めば、効率が落ちにくいという訳です。
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なんですが、この後シャフトレスベアリングのホローテックシステムや、そもそもベアリングそのものをフレームに直接圧入するBB30などが主流になってしまいましたね。
ちなみに圧入方式は、ようやく終焉を迎えたようで(笑)、構造的にメーカーの製造が楽になるだけしかメリットの無い、ユーザーに利益の無い方式が消え去ることは、非常に喜ばしい事ですね(笑)
取り外したBBやクランクは、経年の割には状態が良く、勿体ないのでクリーニングして、再利用しましょう。
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古いとはいえ、往年の高額品ですので、そこはしっかり作られています。
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お次はハンドルバーで、元のボンドレガーのハンドルバーもかなり良い品物で、そのまま使っても良かったのですが、幅を調整するのに切り刻むのには勿体ないので、別のジャンク品から取り出したスペシャライズドのハンドルバーが有ったので、これを使います。
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幅が600㎜と道交法既定の範囲内でしたが、自分の肩幅や使い方から片側30㎜ずつ狭めます。
通常「パイプカッター」等を使いますが、切り口が汚くなり、斜めに切れてしまう事もあり、最近は画像のソーカットガイドをつかい、ハンドソーを使って切ります
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これを使えば切り口も奇麗ですし、角度もしっかり垂直に切れますので、特にカーボンを切る場合は此方の方法を取ります
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こんな感じでひたすらハンドソーを動かしてギコギコ切っていくだけですので、特に難しい事はありません。
切った切り口は、バリが出ているので主にけが防止のため、ヤスリで端面を軽く削っておきます。
こんな一つ一つの作業は地味なものですが、こういう工夫の積み重ねが、使える道具としての確実性を保証していくわけで、そう思えば身も入ろうという物です。
面倒なのは間違いないんですがねぇ(笑)

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