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サイコン選びは定番のガーミンに「全面降伏」で決定! [自転車部品]

別にガーミンに恨みがあるわけではありません(笑)
というか、自転車生活をする前から、アウトドアで登山用のGPSレシーバーなどで良く知っていましたし、グランツールでも有名チームのスポンサーで有ったり、積極的に自転車の世界に関わっている事は高く評価していました。
じゃぁなんで今まで使わなかったの?という至極当然の疑問に対して、「メジャーと定番は嫌い」という、単なる天邪鬼に過ぎなかったんですね(苦笑)。

とはいえ、GPSの自転車用のナビに関しては、SONYや旧SANYO、PAIONIA等の日本の一流企業や、海外のメーカー、ユピテルなどが参入した物の、結局発展させることなく撤退、縮小という方向に、成ってしまいました。
個人的にユピテルを使用していて、もっと実際使っているサイクリスタの声を真摯に聞き入れて、熱心に改良していけば十分マーケットが見込めたと、今でも思っていますし、きっと現場の開発者や販売関係者もそう思っていたと思いますが、これが今の日本企業の現状だと思います。
某有名時計メーカーは、自動車用ナビや、携帯、スマホなどでもユニークな商品を送り出していて、市場に熱心なマーケットを持っていたのにもかかわらず、「規模と収益至上主義」の経営政策で敢え無く撤退してしまい、その会社の開発者とお話したことがありましたが、無念の思いが強く伝わってきたものです。

これらのメーカーが撤退に追い込まれたのはメーカーの都合だけではなく、間違いなく「スマホ」の普及が原因だと思います。
数年前からロングランイベントなどで、交差点で迷って首をひねっていたと思ったら、やおらジャージのポケットからスマホを取り出しで「GoogleMaps」等で確認している姿を頻繁に見かけましたが、iPhoneが主流ですが、いまやサイコンのアプリが充実していて、それを使えば専用のサイコンの出番は無くなってしまったのも、当然の結実でした。

実は自分もこのさいスマホでサイコンにしようかといろいろ調べてほとんど決まりかけたっ時期もありましたが、まず今使っているスマホがAndroido4.2の機種で、しかもバージョンアップできない「地雷機種」だったことが判明し、現在サイコンとしてポピュラーに使われているアプリは、ほとんど4.3以上の推奨になっており、まずスマホを買い換える必要がありました。
またHRセンサーやケイデンス、速度センサーは、ユピテルに合わせてANT+通信規格の物に成っていて、スマホを使う場合ほとんどBluetoothセンサーなので、これも全て買い直さなければなりません。
止めはやはりロングライドで使う場合の電源供給の問題で、どうしてもモバイルバッテリーを繋いで電気を供給しながらということになるのですが、地面を走っている以上365日晴天ということはありませんから、例えば突然の大雨などにあうと「アウト!」となります。
おまけにもし走行中にスマホを落としたら!、ああっ!考えただけでも背筋が寒くなります。
実際イベントで落としてしまい、画面がクモの巣になったスマホをビニールテープでくくりつけているライダーを見たことがあります。

一番お金がかからなくて問題がないのは現行まだ販売しているユピテルATLASの機種を買うことですが、ユピテル自体が自転車に消極的である以上将来性が全くありません。
ここで完全に八方塞がりで万策が尽きてしまい、「耐え難きを耐え偲び難きを偲んで」完全無条件降伏ということになり、サイコンやGPS地図を完全にガーミンに更新することにしました。
で、今回購入したのがこれです。
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サイコンはもはやこれしかないという決定版の「EDGE 520J」で、まあ、ほぼこれでできないことはありませんという定番中の定番商品です、
500、510、と続いて改良が進み、画面が見やすくなって電池の持ちも良くなっています。
密かに期待しているのはGPSロガーなので、GPSで「簡易地図」が表示できますが、まあ510までは「こんなんで山道をロングライドできるか!」という叫び声が聞こえてきたというほど使えないものでした。
非公式の方法らしいのですが、どうやらエリア限定で道路地図を入れると、もともとルートラボなどのGPXファイルを入れてコースの「軌跡」だけは出ていたのが、簡易的にナビに使えるらしいです。
GPS地図は、結局いろいろなサイトやブログなどを年末年始見まくって、「ブルベライダー御用達」のこれまた定番の「eTrek30X」にしました。
この機種の決定理由の大半は「単3電池で25時間駆動」ということにつきます。
情報によると、単三型のリチウムイオン電池を使えば、バックライトをつけっぱなしでも一日中大丈夫だということで、ダメならスペアに変えれば良いだけですから、予備電源とかの煩わしさや防水問題もなく、まさにブルベのためにあるような機種です。
いやいや、もともと「登山用」の機種ですから電源問題は深刻で、駆動時間や入手性などを考えてのことですし、防水性や耐久性なども「ヤワな作り」でいざという時に役に立たないとあれば、山では命に関わることですので抜かりはないはずです。
520Jは国内正規品(アフターケアを考慮)ですがeTrek30は、正規品はものすごく高いので、「東日本詳細地図」をインストールした並行輸入品を購入しました。

さてこれらを自転車にどう付けるかですが、520Jの方はいろいろなアダプターやマウントが梱包されています。
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マウントの接合部を見たとき「あれ?見たことがあるぞ」と思いました。
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どう見てもユピテルATLASのマウントと同じ形状ではないでしょうか?
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よしやってみようと「えいやっ!」で付いてしまいました(笑)
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これならユピテルATLASのマウントも無駄にしないで済みます。
なにせ不埒にも使用しているロードバイクがローラー用も含めて5台ありますし、MTBや折りたたみにもつけたかったので、余計なマウントを買う手間が省けました。

さて問題はeTrek30の方で、もともと登山用ですからEDGEのマウントは使えず、専用の自転車用マウントを購入する必要があります。
そこで今回はEDGEや、ライトのVOLT700などもしっかり取り付けたいということで、これまた自転車付属機器の取り付けマウントでは定番となった「REC-MOUNTS」のシステムを導入しました。
これもイベントではよく見かけるようになっていて、先のサイクルモードでもブースで係りの方の熱心な説明を聞きまして好感を持っていたので、安いものではありませんが皆さんの「人柱」の意味も兼ねての導入となりました。

まずeTrek30本体にEDGE用の変換アダプターを取り付けます。
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これでEDGEやユピテルATLASのマウントに取り付けることができます。
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ただしeTrek30自体単三電池を使う手前結構重量があり、REC-MOUNTSの変換アダプターもどうやらアルミ削り出しの頑丈で重いものですので相当な重量になります。
ATLASそのものの重量しか想定していない樹脂製のマウントの場合、繰り返しの使用や激しい振動でマウント側が破損してしまう可能性があることは、十分承知しておかなければいけません。
いわいる「自己責任で」というやつです(笑)。

さて今度は「REC-MOUNTS Type19」という本体を組み立てて、上面にEDGE、下面にVOLTを取り付けようとしますが、結構細かい部品があります。
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で、ライトを取り付けようとしたら、肝心の「シュー」の部分が無く、欠品かなと思いましたがどうやら「自分でどうぞ」ということのようで、樹脂バンドが折損て使えなくなったキャッツアイのマウントをバラしてシューの部分をREC-MOUNTSに取り付けます。
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うーん棚や工具箱から何でも出てきますね(苦笑)

さてこれが完成した姿です。
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ワイヤーの取り回しの都合と、イベントの使用頻度からターマックに取り付けてみましたが、やはりすっきりしますね。
またこのREC-MOUNTSは、金属加工品としてもよく考えられて作られており、組み立て用のビスに緩み止めの塗料が塗布してあったり、ワッシャがしっかりしていたりと「あ、このメーカーはよくわかっているな」と感心させられます。
それでもユーザーの想像を絶した使用により(笑)、結構破損したというクレームもよく来るのだそうですが、真摯に対応しているようで、すぐに対策品などを作っているようです。

まあとりあえず形にはなりました。
eTrek30は、実は昨年末には届いていたので色々といじって使用法などをあれこれ試していましたが、EDGEが届いたのは一昨日で、昨日組み立てながらマニュアルと格闘しながらあれこれいじってみて、とりあえず自分が使いそうな昨日だけはなんとか設定しておきました。

という事で本日FELTに取り付けてみて、ないとライドも含めての使用テストをしてきました。
えー、今までは前置きですか(笑)、いい加減にしなさい!
タイトルを入れるとか見やすくする努力が足らないですね、反省します(苦笑)。

さて何時もの能書きは置いといて(笑)、本日は4:35に自宅を出発です。
当初の予定では来週のブルベ「BRM122宇都宮、那珂湊200㎞」のコースをeTrek30に入れてあるので、夜間や中間の視認性や、ラインをトレースできるかなどを、那珂湊までの160㎞のセンチュリーライドで試したかったのですが、「西の風7m/s」とかの気象データや「最低気温-8℃」とかを見ると、気温はともかく東に向かうのは帰路を考えれば自殺行為で(笑)、とにかく西寄りの強い季節風が一日じゅう吹くだろうと、とにかく南に向けて走ることにしました。
自宅を出たときは-3.7℃くらいで、最低気温はともかく、4時間くらいは氷点下の中を走るようで、最高気温も4℃程度と、風速を考えれば体感気温は終始氷点下ということになります。

でも、装備がしっかりしているのか、最近通勤も復活させて夜中に乗っているせいなのか体が慣れてきたようで、寒さ自体はそんなに辛いと感じません。
とはいえライトに照らされた先は雪がちらついていて、気分的に寒くなります。

ようやく夜明けですが全く暖かくなりません。
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西側を見ると山岳部は雲に覆われていて見えませんが、相当降っているようです。
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肝心のガーミンですが、eTrek30はバックライトを最小照度にして点灯させ続けましたが、ルートも見やすく、夜間でも十分コースを追うことができます。
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なんといっても地図が優秀で、ユピテルATLASは。道路がラインで描かれている以外は地形やその他の判別は難しかったのですが、ガーミンの詳細地図はしっかり地図として判別することができます。
GPSの精度も良好で、グロナスやみちびきまで併用して使えるのでかなりの精度を期待できます。

本当は南下して利根川に出て、そのまま江戸川自転車道で春日部の国道16号線まで行って折り返せばピッタリ160kmなのですが、夜勤から平常勤務にシフトする「時差ボケ」による疲労や、終始吹き付ける西南の風と寒さにやられて、とりあえず利根川までの120㎞の往復にプランを変更します。
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利根川に着いたという証拠写真を撮って、急いで折り返します。

関宿のマックで休憩しながら天気予報を見ると、12:00頃から風向きが北に変わって強くなりそうなので、これはまずいと急いでマックを9:00頃でます。
夏場なら2時間30分程度で走れる工程なのですが、コンビニごとに立ち寄ってトイレや体の解凍(笑)等をしているので遅々として進まず、12:15頃ようやく自宅に着きました。
細かいログを取るところまで習熟していないので124㎞をAV23.6㎞で走ったことは画面でわかりました。

ちなみにガーミンは液晶に反射液晶を使用しているので、バックライトなしでも日が当たると結構鮮明に見えます。
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心配していたマウントのガタもなく、表示も見やすく、あとは操作ロジックを覚えれば操作性も良さそうで、やはり定番には定番になる理由があるようです。
まあ、どちらも今の自分のレベルでは「とりあえず使えます」という程度で、とくにEDGE520Jの方は、昔携帯についてきたような分厚いマニュアルがあって、機能はてんこ盛りなので、覚えるのが大変そうですが、なんとか使いこなしたいと思います。

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自転車用ボルトのいろいろ [自転車部品]

前回の記事で、シートクランプボルトの頭が舐めてしまって、自転車用のステンレスボルトを注文したというお話を書きましたが、なんとその記事がアップされてから1時間後には現物が配達されてしまいました(笑)
朝の10:00頃にAmazonで注文したら物の8時間ほどで配達されててしまうというのもすごいですね。

さてこれが注文したボルトです
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現物はこれです
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ホームセンターで売っている市販品だと、頭が一回り大きく滑り止めのギサギサが引っかかってステムとかクランプとかのホール部分に引っかかって入らないのですが。

自転車専用品ですのでこのようにピッタリハマります。
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ボルトはいろいろなメーカーから各サイズが出ていますので、サイズを確認した上で望みのボルトを注文できますが、よく「軽量化」目的で「アルミ素材」のボルトが販売されていて、カラーバージョンもあるのでワンポイントで使うのは良いのですが、アルミの場合繰り返し応力とか腐食の影響で突然「疲労破壊」することがあるので、特にステムやハンドルまわりは重大事故につながるので、アクセサリーとかの部分に限定したほうが間違いないかもしれません。
またステンレスにしても「異種金属間電食」といって、締結する素材「スチール、アルミ」等と隙間に入っいた水分が原因でサビが発生するので、グリスなどを塗っておきます。

なんというかボルト一つと言ってもいろいろあるので、分からない方とかはショップの方とか、機械整備等に詳しい方に聞いてから選択したほうが良いかもしれませんね。
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シートクランプボルトが! [自転車部品]

本日は朝から快晴で、気温も適温で風も弱いとくれば、絶好のツーリング日和で、早朝から・・・・というのがいつもの書き出しですが、流石に本日は自宅にこもって、今まで手付かずだった雑用をしていました。
イベントの方もほぼ目処がつきましたし、なによりめっきり寒くなったので、「冬装備完全武装」の装備類を押入れから出して使えるようにしなければなりません。

バイクの方も、今年の後半からメインバイクで大活躍だった「ターマック」は、スプロケやチェーンの汚れも完全に落として、各部の注油、グリスアップの上、2Fのラックに格納しました。
代わりに冬の平地ツーリングスペシャルである「パナチタン」を出して、各部の調整と清掃をして、何時でも走れるようにしておきます。
マドンCも、月末の「セオフェスティバル」4時間エンヂューロに向けて、SPD-SLペダルを付けたり、チェーンにスペシャルオイルを染みこませたりして、何時でも走れるようにしました。

と此処までで8:00から初めて12:00までかかってしまいました。
コレでは全く「休暇」にはならないのですが、もう一つ解決しなければいけないことがあります。
それはFELTのシートクランプに関してです。
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FELTはロングライドイベントのメインバイクに使っているので、自分の車のホンダストリームに搭載する場合、どうしても高さがネックとなり、シートを外して立てて室内に搭載するのですが、その度に取り外しする上に、トルク管理をしっかりするためにトルクレンチを使用しているのですが、このソケットの先端が通常の6角系ではなく、「トルクス」という星型に角が尖ったもので、慎重に作業していたつもりでも、毎回少しづつ削っていたようです。
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最後に外すとき、レンチに「ヌルッ!」とした嫌な感触があったので「もしや!」と思ったら、かなりボルトの穴が削れていました。
これで無理をしてグリグリすると完全に丸穴になって「アウト」となってしまうので、1サイズ上のソケットをゴムハンマーで角度に気をつけて慎重に打ち込んで、ゆっくり回したら緩んでくれたので、間一髪外せることができました。

とはいえもうこのボルトは使い物にならないので、いっそのことクランプごと新品にしようとバイク側のクランプ周りの直径をノギスで測定したら「30.5mm」という聞き慣れない数字が出てきました。
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通販などで一般に販売してりるものは28.6mmとか31.8mmとか34mmとかで、30.5mmというものが出てきません。

それでお世話になっている宇都宮市の自転車ショップに相談したところ、カタログで調べたらFELTであったのですが、それがカーボン製で正確な値段は覚えていないのですが、気の利いたサドルが買えるくらいの結構な金額だったのです。
店長のO出さんも「本体が生きているのならボルトだけ探したほうがいいかもしれませんね」という事になりました。

ボルトを外してサイズを測るとM5の18mmというもので、ステムなどで使うM5ボルトは15mmなので若干短そうです。
でホームセンター等で販売しているステンレス製のボルトの場合、頭に滑り止めのためのギザギザがあり、この先端が本体の穴にあたって回し込めません。
それで自転車用ということでステンレス製のM5の18mmのボルトを通販で見つけたので、注文したところで本日は終わってしまいました。

結局衣類の整理とか、あちこちにばらけてしまった自転車装備やイベント用の装備、宿泊の装備などをかき集めて整理して収納して、部屋を掃除してという用事をこなす方が優先で、FELTの整備はまた後日行うことにします。
こんな感じで一日があっという間に過ぎてしまって、いつも夕方に疲れ果てて呆然としている(笑)という週末がここ数ヶ月続いていますね。
まあ本日はこの時間(17:00)にブログのアップが終了しているだけマシで、あとは来週に備えて本日は早く寝ることにします。


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夏終わりなば疲れた自転車癒す今日 [自転車部品]

ここ数日やっと涼しいくなってきて夏が終わったことを実感できます・・・・・なんて話はやはりおかしい話で、だって本日から10月なんですから、本来なら秋真っ盛り(変な表現ですね)のはずです。

さて今年の夏は結構走った方で、中でも「山岳ルート」が多かったこともあり、バイクにいつも以上の負担がかかりました。
最もダメージが大きかったのはブレーキで、ついでホイールもリムにダメージが大きかったようです。
やはり「どすこい体型」は上りだけでなく下りでも大変で、なにせ場合によっては他のライダーの倍近い重量を減速させなければいけないのですから、ブレーキに同情してしまいます(笑)。

今回はまずフレームの清掃から始めました。
相当汚れていたので「フクピカ」で吹くだけでは汚れが取れず、中性洗剤を薄めたものをスプレーでかけなながら全体を洗います。
今年は走るたびに天候が良くないことが多く、必ずウェット路面を走るので泥や落ち葉、砂などがチェーンの油が飛び散ってこびりついたものがなかなか取れませんでした。

次いでホイールの清掃です。
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この画像ではよくわかりませんが、ブレーキのカスが溶けてリム面にベッタリこびりついています。

でこれの出番となります。
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ホーザンのリムクリーナーで、硬質ゴムにコンパウンドが混ぜてあって、リム面を余計に削ることなく、シューのカスや、アルミのかけらなどを「絡め取る」感じで落としてくれます。

実はもっと汚れた上にリムも相当削れてしまったWH9000C24ですが、かなり念入りに磨きをかけてなんとか輝きを取り戻しました。
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見栄えだけでなく、リム面の清掃はブレーキフィールや制動力にも影響がありますから手抜きはできません。

結局4本で2時間近くかかってようやく作業を終えましたが、4角だったホーザンのクリーナーは、こんな姿になってしまいました。
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次にブレーキですが、ターマックには105系の中古パーツを組み込んだので、シューも残量がたくさんあったこともあってそのまま使いましたが、今回はアルテグラ系の「ふね」の部分も含めたセットに変えます。
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改めて見るとこの樹脂のビスはなんでしょう?
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自動車用のブレーキシューについているステンレスの板と同じ「ブレーキ残量センサー」だと思うのですが、シューが減りすぎてフネの部分がホイールを攻撃する事を防ぐのが目的のようです。
今までであれば「解っている人が使うのが大前提」のリペアパーツだったでしょうが、正直なところ深い知識もなくネットの評価やユーチューブの動画データを頼りに、通販で購入して使用するユーザーがここまで増えてしまえば、こういう配慮はありがたいですね。

シューだけアルテグラですがなんとなく見栄えも引き締まりました。
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最後にC24のタイヤの交換です。
もともと導入の時にパナレーサーのRACE D EVO2を投入しましたが、2年ほど使用して後輪のトレット面のコンパウンドが完全に摩耗してしまいました。
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内部構造の対パンク構造が出てしまいましたが、これでグランフォンド八甲田を走りきったわけで、ある意味「間一髪」だったのですね。
ちなみにここまでタイヤが減るまで使い切るということは、10年間でも数回しかなく、タイヤの寿命が来る前に、金属片やガラスの破片、砕石などで穴があいたり切れたりして使えなくなるタイヤの方が多いです。
走行距離はいろいろな組み合わせで使用しているのでよくわからないのですが、このホイールは山岳ロングライドやブルベでは必ず使われますので、3000kmは走っているはずで、僕の体重と過酷な使用条件で、結局ほとんどパンクもなく寿命を迎えることができたRACE Dの耐久性はかなりのものだと言えます。

となると値段も含めて別の銘柄を使用する理由がないということで、同じRACE Dのモデルチェンジ版のEVO3を組み込みました。
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これをFELTに組み込んで調整をしたところで夕方になってしまいました。
本当は来週の「霞ヶ浦エンデューロ」様にマドンCを仕上げるつもりでしたが、やはり夜勤明けで半日で出来るのはここまでで、本日はこれで終わりです。




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自転車整備は良い道具を、クランク交換とチェーンカッター [自転車部品]

えーと、自分の交換の参考に検索でたどり着いた方に先に謝っておきますが、多分参考になりません、ゴメンなさい(苦笑)。
まあ、大抵親切な方が動画でユーチューブなどで解説してくれるのと、大型サイクルショップなどの解説コーナーに行けば丁寧に説明してくれるのでそちらを参考にしてください。
ほんといい時代になりましたねぇ。

さてイベントも今のところ「インターバル」を迎え、相変わらず家事は忙しいながら、自転車の溜まっていた整備をこなそうと重い腰をあげました。
中でもターマックを実働させるために、「部品取り」で走れなくなっていたマドンA・Cを実働状態に戻さなければなりません。

まずマドンAですが、こちらはターマックの部品アッセンブルのテストとして、FC7950のクランクと、レーシングゼロを入れて6月のイベントに使ったので、こちらを元の部品に戻します。
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サドルとシートポストもロングツーリング用の元使用していたものに戻して、ホイールはこれまた元使っていたWH6800+25CパナレーサーRACE Aに戻します。
でクランクは、SPDペダルをつけた175mmのFC6750に戻します。
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ちなみにこのクランクの締めつけボルト「フッキングボルト」ですが、この「アルテグラSL」と同時期のデュラエースFC7800」は金属製のボルトで見栄が良かったのですが、次のモデルのFC7900からはまた樹脂製に戻ってしまって、個人的には5万円近くするものなのに「安普請」で気に入りません。
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さてマドンAですが、完成したら秋の散策がてらのツーリング企画までは、しばらくローラー用として活躍してもらうので、ドライブトレインはしっかり整備しておきます。
BBは、シマノの「BB86」というスレットBBですが、BB30やBB90のように、ベアリング丸出しでシーリング性が皆無の構造ではなく、普通のホローテックBB用同様のシールされたベアリングが、フレームに直接圧入されています。
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シマノのBBは主にグリス粘性やシール構造のせいで「周りが渋い」という定評ですが、特に気にするレベルではなく、やはり雨や汗やこぼれたドリンクが入り込んで錆びる心配がなく安心して使える方が、我々のようなレベルのライダーにはありがたいです。

以前出先であったライダーの方にクランク交換は簡単だからと勧めた経緯もあり、要点を記載します。
クランクは先にアウターリングのほうを挿入して、反対側にロッドをはめ込みますが、このように一直線に成るように嵌め込める様にに成っていて、難しいことを考える必要はありません。
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完全に嵌まるまで押し込む必要は無く、このフッキングボルトで位置決めと締め付けを兼ねています。
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ボルトは専用工具で締めますが、シマノ純正の樹脂のダイヤルのようなこの専用工具は「数百円」レベルの代物です。
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組み込みに間違いが無ければ、「手ガッチリ!」で閉めこむレベルできちんと位置が出ます。

最後にアーム側のボルト2本を締めれば終わりで、別に「六角レンチ」できつく締めるだけでも問題はありませんが、新品で買ってくればアームにボルトの「締め付け指定トルク(12~14Nm)」のシールが張ってあるので、トルクレンチで指定トルクで締め付ければ、より間違いがありません。
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ちなみに昔アーレンキーだけで締め付けた「つもり」で実は緩んでいて、走行中にフッキングボルトが緩んで脱落して紛失したことがあります。
ホント「体を張って」は嘘偽りがなく、お恥ずかしながら色々と「やらかして」いますねぇ(笑)。

その他の整備も施して、マドンAは走行可能状態に成ったので、今度はマドンCです。
こちらは2月に佐野ラーメンツーリングに出かけてから実に5ヶ月そのままにしてあったので、洗浄やグリスアップを施し、「本戦用」のキシリウムSLR+パナレーサーRACE L+SOYO ラテックスチューブのセットを組み込んで。クランクは175mmのFC6800、52×36Tの、いわいる「セミコンパクトクランク」を投入します。
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50×34Tのコンパクトクランクだと、サーキットでの下りなどどうしても回しきってしまい、せっかくの「下り最強」のこの体重を生かせなかったので(苦笑)、アウターを52にして、インナーは39だと心配なので36という中途半端な端数のギアですが、このクランクを選びました。
本当は180mmの長さがほしかったのですが、そうするとFC9000で5万円を越えるので、サーキットなら「激坂」も無く、ケイデンスも高め維持なので175mmでよいだろうと半分の値段のアルテグラに成りました。
このクランクは何と昨年の冬のボーナスで買ったもので、実に8ヶ月も押入れに眠っていたものですが、ターマックが来て、上り坂はこちらが決戦兵器になりますから、マドンCは主にエンデューロレース用になるということで、こちらのコンパクトクランクはマドンC専用ということで今回投入しました。
アウターリングの直径が大きくなるので、マドンC購入以来初のFRディレイラーのリセッティングに成りますので、今回はとりあえず問題なく変速出来たというレベルで、細かいセッティングは後日煮詰めるようです。

最後にターマックですが、こちらはほぼ実践用に変速機の調整が進んでいて、細かい角度調整と、トルクをかけたときの脱線は、チェーンの長さが合っていないということで、チェーンを一コマ詰めました。
前回のトラブルで懲りて購入したシマノ純正のチェーンカッターですが、さすが具合がよく、ストレスフリーで作業があっという間に完了してしまいました。
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当たり前ですが良く考えられていて、チェーンピンが傾かないようにガイドの溝が切ってあり、全体の精度や操作性、触ったときの感触など文句がなく、最初からこれを買えば良かったと後悔してしまいました。
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まあ、自動車もそうですが、本当に良い整備がしたいのなら、工具は一流のちゃんとしたものを使うのが正解で、それは自転車の整備でもまったく同じだという事なのですね。

結局本日は何時も通り5:00起床で、なんだかんだ午前中は自転車整備、午後は買い物や庭の手入れ、お風呂掃除など、ブログを書き上げたらこれで一日終わってしまいました!。
明日は雨が降らなければ朝からツーリングで、こんな生活をもう数年来過ごしていますが、本当に僕はいつ体を休めているのでしょうね(苦笑)
まあ、この歳で体が動くことに感謝して、明日は来週の勤務に影響が出ない程度の強度に自重して(笑)、ツーリングを楽しんでこようと思います。
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今更ですが、フルクラムレーシングゼロ [自転車部品]

前回のブログで、色々とブログも手に付かないほど悶々としていたと書いていましたが、そのくせチャッカリ自転車や部品が我が家に集結しつつあります(笑)。
後日別の記事で書きますが、仕事関係の方から自転車を引き取ったのですが、そのバイクには「フルクラムレーシングゼロ」が装着されていました。

ただこのレーシングゼロは、古いモデルで人気のあった「レットスポーク」モデルで、僕の自転車にはチョット似合わないなと思っていたのですが、その後のモデルのレーシングゼロを持っている方が以前よりこのレットスポークを熱望していたのを思いだして、「物々交換」していただいたのがこのホイールです。
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ただ引き渡すのも申し訳ないと、ショップでオーバーホールしたうえで引き渡しましたが、「レットスポークモデル」にかんしては別にドラマが有ったので(苦笑)、解決したらご紹介します。

早速頼んでおいたタイヤ、チューブ、スプロケを組み込みます。
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忙しいと言いながらいつの間にか注文を入れておいたんですね。
ホント油断の成らない奴です!(苦笑)

この手の作業は慣れたものであっという間に完了です。
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とりあえず違いを見たい事からFELTに入れて明日ロングライドをしてみます。
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しかし、C24だと地味な印象のFELTがホントこれだけ派手になるとは!。
ちなみにタイヤを青帯にしたのは、マドンAに入れて使うつもりだからです。

と、ここまで書いておいて、自分はフルクラムのホイールを使うのは初めてな事に気が付きました(苦笑)。
計画的に購入したというより完全に「降って湧いたような話」であれよあれよと進んでしまったからで、まあ、ようやく腰を据えてこの手の話を進められるようになりましたから、まずはじっくり味わってみます。
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自転車のチェーンは自動車のエンジンオイルと同じ? [自転車部品]

と、タイトルの通りに言われているはご存知でしょうか?

どういう意味かと申しますと、要するに「こまめに変える方が良い」という事のようです。
自動車のエンジンオイルですが、「正常に作動させる」だけなら、結構長い距離を無交換で乗っていても大丈夫なようです。
日本人は神経質ですが、おおらかなアメリカ人なんかだと、気にせず何年も十何万kmも乗っているなんてことが珍しくなく、それでもエンジンが壊れないように純正指定オイルやエンジンは作られていたりします。
ただ、「本来の潤滑性能と清浄性能、保護性能」を保てるのは本当に最初のうちだけで、それはそれらの性能がベースオイルに混ぜられている「添加剤」に依存しているからで、この添加剤は直ぐに分解したり変質したりして効果が無くなってしまうからだそうです。
これは、市販されている値段の高い高級オイルも同じ理屈で、「高いオイルをケチって長い距離乗るなら、安い純正オイルをこまめに変えた方が良い」という話の根拠に成っています。

此処でやっと自転車のチェーンの話です。
僕の場合、最低でも年に一度はチェーンを交換しています。
年間の走行距離は8000km位ですが、数台の自転車を乗っているので、使用頻度の低い自転車は毎年替える事はありませんが、たとえばロングライドイベントなどに主に使うFELTの場合などは、半年走っただけでチェーンが伸びてきます。

どのくらい伸びるかというとこんな感じです。
長さを揃えて端を揃えます
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並べて伸ばして行くともう一方の端はこのぐらい長さが違っています。
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概ね「1/4コマ」程度伸びているようです。
この程度の伸びの場合、顕著に変速性能に悪影響はありませんが、1年位使っていると「1/2コマ」程度伸びていて、その場合「シャリシャリシャリ」という異音が大きくなり、明らかに変速性能が落ちてきます。
問題はこの「シャリシャリシャリ」という音で、明らかにスプロケやプーリーギア、アウターリングのと「あたり」で、微妙に位置がずれているためにこういう「打音」が増えていくわけで、それだけフリクションが増えて伝達効率が落ちているという事になります。

で、最初の「自動車オイル」との話に戻りますが、自転車のチェーンの場合、値段の差は何に由来しているかというと「重量と表面処理」だという話を聞いたことが有ります。
例えばロードで、「SORA系」と「デュラエース系」のチェーンの場合、上位機種に行くほど表面処理(メッキ)が良くなり、軽くなる(材質、処理が高級に)という事になります。
単純に走行性にどのくらいの差があるのかは何とも言えませんが、11S用で一番安いチェーンが2300円くらいで、高いデュラエース用が4800円と倍以上の差がありますが、105グレードだと3500円くらいで、性能に差が無いとは言いませんが、高いデュラのチェーンを後生大事に「シャリシャリシャリ」音をさせながら使い続けるのなら、違和感が有ったら即座に105グレードのチェーンに交換した方が、走りも快適ですし、ドライブトレーンの負担も少ないという事に成ると思います。

まあ、レースやヒルクライムなどに使う軽量なアルミ製のチェーンなどが15000円くらいで販売されていますが、僕個人はまったくその必要性を感じません。
ただ困ったことに、10速用のパーツはシマノの陰謀で(苦笑)、ハイエンド品のデュラグレードは廃版になり、アルテグラグレードは今のところ何とか手に入りますが、これから先は解りません。
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ネットなどで色々な方のお話を検索すると、海外通販で在庫品を手に入れたり、現行品をストックしたり「誰が11速にするものか!」という固い決意がみとれます(笑)が、僕自身はそこまでは固執しているわけではありません。
とはいえまだまだ11速化は先になりそうで、今のところはアルテグラグレードのCN6701が手に入るうちは、こまめに交換していこうと思っています。


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パナチタン、結局ハンドル周りのリニューアル [自転車部品]

パナチタンですが、どうもリアの変速系の調子がよろしくありません。
実は初めて組みつけてから「何だかなぁ:」という感じが有り、色々と調整や改良をしても、最初は調子が良いのですが、しばらくするとまた調子を崩すの繰り返しでした。
今年に成ってから、特にリリース方向が「引っかかる」感じで、結論から言うと、中古で購入したSTI7800が原因のようで、クリック感が無くなってきて5段階しか変速せず、ワイヤーが引っかかって切れてしまいました。

このさい5800系の11速に仕様かとも考えましたが、10速の旧世代の7800や6600、5600系のブラケットの形状に手が馴染んでいたため、コストも考えてまた中古でSTI5600を9800円くらいで購入しました。
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比較的程度が良く、あまり使いこまれていない個体でしたが、もうこの世代のコンポーネントは流石に入手が困難になってきたので、次の機会は11速系に変えることになるかもしれません。
7900系の年代コンポーネントはカンパ系、のワイヤーの取り回しを採用したのは良いのですが、フリクションが大きく、オマケにブラケットの握りの部分が太くなってしまい個人的にはあまり使いたくありません。

本当はあまり大げさに変更するつもりは無かったのですが、結局シフターを交換するという事は、ワイヤー系やバーテープなど、ハンドル周りをほとんどリニューアルすることになってしまいました。
ついでにワイヤーの取り回しは長さを詰めてスッキリさせました。
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ブレーキワイヤーは交換して間もないので再利用して、シフターのワイヤーはスムーズに変速できるように、少々値がはるのですが、テフロンコートのワイヤーを使います。
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錆びないステンレス系のワイヤーの倍近い値段はします。

バーテープも気分を変えるために明るめの青系の迷彩柄の物にします。
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かなり印象が変わりますね。

実はリアディレイラーも度重なる調整の悪影響でワイヤーの調整ネジが擦り切れてしまって、使用不能のなったてしまったので、同じRD6700ですが末尾にAと付くアイスグレーの新品を投入しました。
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この部品は中古と大して値段が変わらず、であれば新品の最後の在庫の6700系を購入しました。
Aというタイプは30Tのスプロケに対応した物らしいのですが、違いは良く解りませんでした。

調整してスムーズに変速するようになりましたが、特に感動するほど良くなるわけもなく、普通に使えるだけですのでそういった意味では感動はありませんね(笑)。
まあこれで乗れるようになりましたが、温かくなるとパナチタンはそろそろ「シーズンオフ」で、春からはマドンAとバトンタッチしますから、明日ツーリングをして感触を味わっておきたいと思います。

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ヘルメットに手軽にシールドを付けたい [自転車部品]

これが便利なんですよ。

一昨年にGIROの「エアアタックシールド」というヘルメットを購入しましたが、決め手の一つは「シールド」で、顔面の上半面を覆うだけですが、目の周りに風やホコリ、虫や雨粒等が直接当たらないだけで、長時間のライドではかなりストレスが軽減されて、非常に重宝していました。
ただ、このヘルメットのシールドは「カールツァイス」という、レンズの老舗が作っているという物で、替えシールドを購入したらなんと8000円もしました!

これは「普通」のヘルメットが一個買えるという豪気な値段で(苦笑)、注文した時気を失ってしまうかと思いました。
更に追い打ちをかけるように、グループツーリングの時に強風でこのシールドが吹き飛んでしまい、行方不明になってしまったのです。
トドメは、シールドを頼んだところ、GIROの日本代理店が取り扱いを終了していて、新しい代理店が決まらないので、何時に成ったら注文できるのか判らないという事に成ってしまったのです。
なんだか今年は不幸が僕に集中的に襲いかかっているようですが、気のせいでしょうか(苦笑)。

ええい!こんな事でへこむどすこいライダーではありません!。
シールド付ヘルメットですが、国産の「GVR」というヘルメットが比較的安価で通勤に使っていますが、このシールドを別のヘルメットに改造して付けているという話を聞いたことが有ったので、試してみることにしました。

まず必要なのは、シールドを装着するときに使うマグネットで、これは通販でボタン型の強力な「ネオジウム磁石」を購入しました。
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これはAmazonなどで数百円程度で手に入ります。

取り付けるヘルメットはOGKの軽量タイプの物です。
ここ「ホットボンド」という物でネオジウム磁石を取り付けます。
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ゼリー状の瞬間接着剤とかで付けた方が後のトラブルは少ないとは思います。

ちなみにOGKのヘルメットとGVRのヘルメットは、前縁部のラウンド形状がだいたい同じようなので、何とか取り付ける事が出来るようです。
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微妙に取り付け面」の角度が合わなそうでしたが、何とかつくようです。
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ガタもなく被ったところは顔面との位置関係も悪くないようで、後は実際使ってみてないと何とも言えませんが、大丈夫なようです。

無論メーカーの指定以外の使い方をしているわけで、あくまで「自己責任」な事は当然なのですが、これでうまくいけば、このGVRのシールドは、クリア、イエロー、ブルー、ミラー、等色々な用途の交換シールドが、1500円で手にはいるので、気軽に使えるのは有りがたいですね。

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どすこい体型で使えないホイールがある、トホホな理由 [自転車部品]

体重3桁の・・・」のタイトルで8年目を迎えております当ブログですが、いい加減もっと痩せればいいじゃない!という意見はごもっともな話ではあります(苦笑)。
そもそも自転車、特に国産の自転車の場合、MAX75kgの体重の人が乗るように設計されていますので、100kgの人間が乗った場合、想定以上のダメージが蓄積され、結果として色々と「ポッキン」と折れてしまうことがあります(笑)。

さてタイトルのホイールの話ですが、故に僕の場合外国製のホイールを多様しざるを得ません。
例えばMAVIC等は、メーカーに確認したところ、MAX107kgの体重を想定して設計、製造されているとのことでした。
恐らく「フルクラム」や「カンパニョーロ」、「ボンドレガー」の場合も、75kg想定ということはないと思います。

という事で4年前にマドンCを購入したと起きは、TREK純正というべきボンドレガーのホイールを迷わず購入したわけです。
体格の大きなアメリカ人が使っても問題ないという話も聞きましたし、何の不安もなく使用していたわけですが、2013年の佐渡ロングライドでは、アイオロスのスポークが見事破断して、リタイヤということになってしまいました。

スポークも折れる原因はいろいろあるのですが、一般的なハブ側が「J」の字に曲がっているスポークの場合、曲がっているところに応力が集中して破断するケースが多いです。
例外的なのは以前履いていたEASTONのホイールで、少ないスポークで、高いテンションで横剛性を出す設計が裏目に出て、プレート型の細いスポークが途中で破断するというトラブルが続発していました。

話を戻すとアイオロスの場合は、ハブ側のスポークが交差しているところが、繰り返しのハブの回転トルクで擦れ続け、金属が磨り減って細くなり、ついには耐え切れないで折れてしまったというのが原因でした。
ボンドレガーのホイールの場合、スポークを交差させて、交差部分のフリクションで横の剛性を確保する「タンジェント組」という、自転車のホイールとしては一般的なスポーク構成をとっています。
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この写真はもともとTREKmadon2.3についてきたボンドレガーレースというホイールで、25Cなどの幅広タイヤに対応したワイドリムの、チューブレス対応のホイールです。

このタンジェント組は、交差しているところで、結構スポークが屈曲しています。
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ちょっと見づらい写真ですが、スポークのラインが交差したあとは結構折れ曲がっている様子がわかります。

当然この交差部分には応力が集中して負担がかかっいて、「曲げ応力」という力と、擦れることによる摩耗が発生してしまいます。
で、このホイーツを履いていた通勤車のWAZOOですが、最近リアのホイール付近から「カン、カン」という不連続の金属音が出ていて、原因が長いあいだわからなかったのです。

でホイールをよく観察してみると、なんとスポークの交差部分が摩耗していて筋が出来ていて、応力がかかると筋同士がずれて、その時に音がしているということが判明しました。
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もうこうなると、僕の体重やパワーの場合、いつ折れてしまってもおかしくないという感じなので、WAZOOはしばらく通勤に使っていませんでした。
とにかく僕のようなどすこいライダーの場合、タンジェント組のホイールはスポークが折損する危険性が高いという事は確実に言えると思います。

で、以前FELTに使っていたMAVICのキシリウムエキップをWAZOOに履くことにしました。
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キシリウムはストレートスポークで、交差部を接触させないで、幅広のスポークで横剛性を確保しているホイールですので、少なくとも擦れてスポークが破断することはありません。

とはいえこのホイールはセラミックベアリングに改良して、タイヤもロングツーリング用に、パナレーサーの「グラベルキング」やブリヂストンの「エクステンザRR2L」はど、通勤に使うのには少々もったいないタイヤが入っているので、WAZOOに使いのにためらっていましたが、やはり単純にMTBのGTよりはるかに楽に乗ることが出来るので、これからの寒い通勤に躊躇なく自転車で飛び出せるようにWAZOOを使うことにしました。

しかし、本当に自転車乗りにとっては、重い体重は「百害あって一利なし」で、色々と余計な手間がかかります。
まあ、この広い日本中でどのくらい「100Kg超」の巨漢サイクリスタがいて、そのうち何人このブログにたどり着いているかは分かりませんが、少なからずおられる同胞の方々の今後の「楽しい自転車生活」のため、今後も「人柱」となって、いろいろな情報をお伝えしていきます。
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