SSブログ

久しぶりの自転車整備 [雑談]

久しぶりに自転車のメンテを行いました。

今年は春先から週末の天候がよろしくなく、振られなくとも路面がウエットで、走るたびに1時間くらいかかって汚れを落として、錆び防止に注油する・・・・が正直うんざりしていました。


8月に入って天候には恵まれましたが、それをいいことにLOOKもボテッキアも、メンテを怠っていました。

まあ夏も終わり・・・とこのときは思っていましたので、本格的に洗車してメンテナンスを行いました。

RIMG4869.JPG
しかし、カラーリングが似たような配色で、おまけにアクセサリーやバーテープ等同じ仕様にしていたので、遠目から見ると似ているこの2台も、並べて比べると随分フレームの形状が違い、その形状からバイクの使用目的が見とれるのが面白いですね。
RIMG4870.JPG
RIMG4871.JPG
BB周りからダウンチューブのボリュームは同じようですが、LOOKはヘットチューブが長く、アップなポジションが取れて、トップチューブやシートステーが華奢で扁平に加工してあり、振動吸収性を考慮していることが解る事から、どちらかというと楽な姿勢で振動も少なく乗れる「コンフォートバイク」であることが解ります。
対するボテッキアは全体のチューブがボリュームが有り且つ複雑な極性を描き、全体の剛性と空力を考慮に入れていて、トップチューブは短くハンドルを低い位置にセットして、高速走行に適したレーシーなジオメトリーをしているのが解ります。
まあ、だからと言ってLOOKが回しこんでも走らないバイクでは無く、ボテッキアがガチガチに硬くてロングライドが辛いという事もなく、それぞれの「お国柄とメーカーの個性が際立つ」味のあるバイクであるといえます。
此処から年寄りの「今どきの風潮への悪口と僻み」になりますが(苦笑)、風洞を使用して空力形状を煮詰めた形状設計で、ハイグレードのカーボンシートを張り合わせる「レイヤー」を、強度と軽量化を計算して「解析」した結果の最近のフレームは、自分から見ると「どれも同じようでツマラナイ」バイクとしか見えません。
と、書くと若い人から、「昔のクロモリの触フレームの方が音字太さのパイプを溶接しただけで、どれも個性が無くてツマラナイじゃないか!」と反論されそうですね。
まあそれ故に、細かい溶接のフィニッシュやラグの形状、カラーリングやメッキの装飾で商品性を上げていた事も有り、最近の軽量化とユーザーを騙した「コストダウン」のためのあっさりと質感の無い塗装のバイクに比べると、「工芸品」のような品が有ったと昭和の親父は断言します(笑)
あー、久しぶりに「毒舌」吐いてスッキリした!
さて本題の自分のバイクのメンテですが、ホイールも外して、クランクも外して徹底的に清掃します。
RIMG4872.JPG
しかし、LOOKの方は何故だかクランクが重くて回りたがりません。
これは試に投入した「GUB」という所のセラミックベアリングのBBの、インナーレースに溜まった水が原因で錆びてしまい、左側のべアリングが固着していました。
RIMG4874.JPG
これはメーカーが悪いわけでは無く、自転車のべアリングのシール性能は「もともとこんなもの」であって、メンテナンスフリーで「何事も起きない」シマノの製品のシール性能が大したものなのであって、通称「デュラグリース」と呼ばれる蛍光グリーンのグリースの性能が良いのです。
反面フリクションが大きいのは「当然」であって、余程競技などに使わない限り、「メンテナンスフリーで気軽に使えて壊れない」パーツの方が、一般ユーザーには向いていると自分は思います。
結局BBは交換という事で、数か月ぶりにAmazonで自転車部品を頼んで、来週交換するようです。
そうか。LOOKを購入した時以来、そういえばまともに自転車を弄っていなかったなぁと思いだしました。

nice!(8)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。