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組織の自衛消防隊とは?業務の為の資格取得 [防災]

先日、東京消防局の本庁内に設けられている、本庁防災館にて、自衛消防業務講習防災センター要員講習が行われて、両資格を取得することが出来ました。

防火センターb.jpg

この資格は、実は講習内容は全く同じで、ホテルやショッピングセンターなど大規模施設やビルディングなどで、消防法上設置が定められた自衛消防隊の実務を行うための資格であり、防災設備や災害時の指揮命令を行う防災センターの業務を行うために必要となる資格です。
自衛消防隊組織資格.jpg
東京都は都条例により防災センター要員の資格を定めており、全国では消防庁が自衛消防隊業務の資格を定めているという事です。
ちなみに企業や学校、公官庁の組織で、消防法上一定の要件の規模の建物で定められている自衛消防隊という組織は以下のモノになります。
自衛消防隊組織.jpg
自分は前職で、安全衛生管理部門にて、防災専任担当として、2000名規模で、全国に拠点を持つ企業の自衛消防隊組織に関する規定を作成し、防災組織を展開・・・・・していくつもりでした。
まあ、そのお話は色々とありまして、以下自主規制します(苦笑)
ともかく、一般企業において、安全管理やまして防災や防火ともなると、「業績に関係ない余計な業務」という認識が一般的的であり、建屋や設備を新規で建設したり、導入するときに、消防の検査に通れば良い程度の認識なのが、一般的なお話でした。
まあ、余程の大企業とか、BCP(企業継続計画)を熱心に行っている、危機管理意識が高い企業でなければ、本当の意味で真剣に取り組んでいる事業所のほうが珍しいのではないでしょうか?
実際自分は、消防法に準拠する防災組織の仕組みを構築しようと、各種法規や法令、実際企業で作られていた防災組織の実例などを参考に、各種規定やマニュアルを作成しました。
今回その自衛消防隊の実務内容の研修を受けて、自分が作ってきたものは、大筋では適切であったと確信しました。
ただ、現実問題として災害時にどのように自衛消防隊を実働させるのかという所については、我ながら卓上論に過ぎなかったなぁという事を反省する次第です。
実際防災センターを模した施設で、実地で災害発生時の防災センターの業務についてのシミュレーション訓練を受けて、至らない部分を痛感しました。
ただ、この講習は東京などの大都市の大型施設の防災センターの業務が前提であり、実際2011年3月の東日本大震災の時に、地元栃木県で、県内最大震度を記録した地域の事業所で被災して、生き延びた経験があるものとしては、都心と地方では想定シナリオにかなりの違いがあることも確認できました。
まあ、今や立派なプ~タロウの自分が今さら・・・・とも思いますが、今後地元とか自転車関係のお手伝いとか、再就職で関連する業務に付く事が在れば、今回の経験を生かしていこうと思います。

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