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LOOKのステム交換は、直進性能改善のため? [自転車部品]

いや、本当に北関東は爽やかな快晴の初夏の陽気で、恐らくこのあと梅雨本番に向かっていくので、しばらくこの爽やかな青空ともお別れということになりそうです。

さて、今年の春からメインバイクとして使用しているLOOK566ですが、実は予定していた改造がひとつだけ残っていました。


それはこのステムを交換する作業で、目的はステムの角度を「7°」の浅いものから「17°」の深いものにして、ステムの実装角度を水平にするのが目的です。

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このステムやコラムスペーサーは、以前のオーナーのセットをそのまま使用していました。
ヘッド周りは中途半端に組み立てるとガタが出たりしてトラブルの原因になるので、そのままにしていました。
もうひとつの原因は、頼んでいたカーボンステムが、コロナ禍の騒ぎで送られてこなかったことです。
中華カーボンですので当然大陸製だとは思いますが、恐らく「どうでも良い生活雑貨で、たかが日本人に送るものは空港の倉庫の隅に放り投げられていた」・・・と悪意はなく、おそらくそうであろうと思われます。
他にも色々注文した「どうでも良いモノ」が届かないという話は、他の人からもよく聞きますね。
まあやっと届いたのでセットしてみます。
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130mmの長さで、17°のステムですが、バイクにセットするとちょうど水平角になります。
水平着を置くと良く解りますね。
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さてこのステム、ハンドルの取り付けには問題があって、製造制度の問題か表面処理の問題かはともかく、ハンドルをシッカリ締結できず、段差などを通過すると振動で回ってしまい、ブラケットが下がってしまいます。
これは大変危険な事で、良くてバランスが崩れますし、最悪転倒してしまいます。
実際何度かそういう目に遭ったことがあるので、対策として「挟みもの」としてエンジンヘッドとブロックの隙間に挟み込む「ガスケット」を挟み込んで締め付けます。
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まあこの処置が正しいとは言えませんので、自分はあくまで自己責任で処置しています。
今のところは問題ないようです。
出来上がりはこんな感じで、今までより低めで水平に伸びるようにセットしました。
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通常ハンドルの位置を低くする処置は、上半身を低く構えて空気抵抗を減らすための、ロードバイクの高速走行用のセットであり、ロードバイクとしてのポジションとしては「常道」のセットですが自分の目的は別にあります。
実はハンドルの位置を高くすると、フロントフォークのオフセット角度にもよりますが、ハンドルが振らついて、直進安定性が落ちる傾向にあります。
実際このバイクもややその傾向があり、なんとかしようと今回のセットを考えていて、ようやく計画通りのセットに落ち着きました。
軽く跨った感じでは、想定通り「ハンドルの座りが良くなった」という、自分の好みの方向に成っているようです。
このあたりはまたロングライドで確認していくようですね。

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キャノンディール SUPERSIX HI-MODのサドルを変える [自転車部品]

うーん、色々と苦労して組み立てた「キャノンディール SUPERSIX HI-MOD」ですが、なんだか自分用のサイズでも欲しくなっちゃぃましたね(笑)。

なんというか、この時代の SUPERSIXは、フレームの形状がいわゆる「ホリゾンタル」形状に近くて、どうも昭和の古い人間からすると、こういったすっきりした形状の方が見ていて「カッコイイ!」と思えちゃいます。


さて、もともと今あるバイクは、身長170cm前後の人が「エントリー用のロードバイクから、相応の性能のバイクに乗り換えてみたい」という話があった時の「Soranekoサイクル」の試乗用として考えていました。

よって、コンポやホイールは相応なものを入れるものの、他は出来るだけ予算を抑えたいという趣旨で、サドルなどは2万円も3万円もする高級品でなく、乗り心地の良さそうなリーズナブルなサドルを購入しました。

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でも「なんだか重くてボテっとしているなぁ」というのが正直な感想でした。


実際自転車につけてみると、ホリゾンタルでスッキリとした精悍なイメージの SUPERSIX と、どうもバランスが取れていないなぁと感じていました。

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でもこんな時期だし余計な予算もかけられないしと、悶々としていました。
でも、せっかく綺麗に仕上がったのに妥協しても意味がないなぁと、たまたまメルカリで見つけた「フィージーク」のサドルを、安価で購入して取り付けてみました。
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うんうん、やはりスリムなサドルの方がバランスが取れていてカッコイイですね!
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もともと付けていたサドルは、まあ値段からして仕方がありませんが約350g程度もありました。
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新しいサドルは約250gと軽量で、これだけで100gの軽量化も達成できました。
このバイク、結局ヘッドパーツのオーバーホールやベアリングンの交換、BB30も KCNCの変換アダプターに交換して、BB30特有のトラブルも解決してあり、当然ワイヤー類は新品で、通常中古品を購入するよりかなり良い状態の個体で、ホイールもWH9000 C24が入っているなど、おそらくこのままイベントなどで使えるだけのパフォーマンスがあるバイクに仕上がりました。
思うに、最新のバイクを購入する半分以下の値段で、同等以上のパフォーマンスはあると思います。
とにかく、特に始めたばかりの方だと、どうしても最新鋭の高級バイクに目が行きがちですが、リユース品で適切な部品を組み合わせれば、かなりリーズナブルにロードバイクを楽しめる事ができるということは、知ってもらいたいと思います。
ただ、これは自転車ショップとかでは、おそら気持ちよく対応してくれないと思います。
答えは簡単で、「手間がかかる割に儲けが少ない」からで、当然商売でやられている方々からしてみれば、生活がかかっている以上当然の反応だと思います。
自分の場合は集めたり組み立てたりする事そのものが既に「趣味」であるので、工賃無しでかなり面倒な作業なんかもこなしています(苦笑)。
こうやって1台仕上がってしまうと、どうしても次を考えてしまって、また余計な苦労を背負い込みそうになりますが(苦笑)、また何か探してしまいそうだなぁ・・・・

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イベント再開を祈って、春のタイヤ交換祭り [自転車部品]

いわゆる「コロナ疲れ」ではありませんが、自分も元来湿っぽい事が大嫌いな性格なので、ここらでチョット贅沢な話でも書いてみようという事に成りました。


実は2月頃何気なく某海外通販サイトを見ていたら、なんとクリンチャータイヤでは一番との評価も高い「コンチネンタルグランプリ5000」が、4000円を切る価格・・・つまり半値以下で販売していました。

昨年旧銘柄の「4000」が在庫処分でかなり安くなった時がありましたがそれに匹敵しています。

「中古品と消耗品は買える時に買うべし」の鉄則にしたがい、幾つかの自転車部品を処分して予算を確保して、23Cと25Cを購入しました。

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今回決選様に使用しているMAVICキシリウムSLRに投入することにします。
キシリウムSLRにはヴィットリアのルビノPROグラフェンが入れてあり、これもグリップや転がり抵抗、耐久性や雨天性能など申し分はないのですが、せっかくですので最新の高級タイヤに交換しました。
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さて肝心のグランプリ5000ですが、パッケージから出して持ったところ「軽くて薄い!」と驚いてしまいました。
何時も使用しているパナレーサーのRACE Aとは雲泥の差で、これで耐パンク性能があって転がり抵抗が低ければ確かに申し分はありません。
因みにRACE Aは実売価格で4600円くらいで、本来なら高級舶来タイヤの半値のコスパで十分選ぶ理由があるのですが、それよりも価格を下げられると、残念ながら敵わないですよね。
グランプリはタイヤパターンがあるのでホイールにはめる時に回転の方向の指定があります。
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因みにその横に「MADE IN GREMANY」が誇らしげに刻印されています。
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これを見ると、しがない一般市民の自分は、訳もなく高級感を感じてしまうのは情けないですねぇ(苦笑)
さて外したルビルビノPROは、MAVICコスミックカーボンSLEにに投入します。
こちらは8AVIOの自称「バージョンC(カンパ)」に履いていますので、まああまり出番はないでしょう。
さて実はもう一つヴィットリアの「 Pave CG Open」というタイヤが、なんと3000円を切る実売価格で販売されていました。
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最近のグラフェン配合のタイヤではありませんが、結構よさそうで、昔決選様に使っていた当時の最高級の「オープンコルサ」のようなデザインで、これも幾つかの部品を処分して予算を確保して注文しました。
現物がこれです。
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しかし、パッケージと言い、現物の手触りや見た目など、見れば見るほどオープンコルサのようです。
でパッケージの Pave CG Openの名前が全てシールが張られていたので良く見てみると・・・・・
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画像処理をしてありますが、シールの裏に薄らと「OPEN CORAS」の文字が・・・要するにこれはオープンコルサそのものであって、在庫品なのか再販品なのか走りませんが、名前を替えて販売していたようです。
オープンコルサは当時8000円程度で販売されていたと記憶していますが、旧型とはいえこんな高級タイヤを買うつもりは無かったので(苦笑)ビビりました。
このタイヤは前の記事で書いた通りZONDAに組んでLOOKに使いますが・・・うーんこの文字だけ見ているとなんて贅沢なことをしているんだと、我ながら驚きます(笑)
LOOKにしてもZONDAにしても、オープンコルサにしても、発売当初に代理店を通じた正規の価格で購入すれば、とんでもない高級品で、自分は絶対手が出ないシロモノという印象がありましたが、LOOKはオークションで当時の1/4以下、ZONDAもオープンコルサも海外通販でかなり廉価で手に入れられましたので、今回は不用品を処分した予算で、生活費や貯金に手を付けずに楽しむことが出来ました。
オマケの話です。
今回コスミックカーボンのタイヤを交換し終えて、8AVIOにホイールをはめて、変速器の調整などをしてさて試乗しようという時に、「あれ?キシリウムSLRを間違えて嵌めちゃった」と頭をかきつつ、待てよカンパの8AVIOなのに、なんでシマノ11Sのスプロケの入っているキシリウムで問題なく変速できるの?」と慌ててしまいました。
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実際乗ってみると、確かに元々のキレは無いにせよ、特に異音も出ずに何とか普通に走っています。
実際、カンパの11速とシマノの11速の互換性についての記事などを見たことは有りますが、実際目の前でそれが起きているのとでは驚きが違います。
当然規定外の使い方であって、両社の想定している性能は出ませんし耐久性も保障外ですから、このまま使うつもりは自分はありません。
実際スプロケにチェーンの当たる所を汚れの具合で見てみると、一部分の汚れが取れていて、綺麗にチェーンがスプロケにかんでいない事が解りますから、確かにこのままでは使えないですね。
でも「シマニョーロ」と言い、色々と組み合わせてお使いに成っているお話も聞きますので、時間があればいろいろ調べて試してみるのも面白いかなと思いました。

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十分な耐パンク性能を持つ、パナレーサーRACE A EVO3 [自転車部品]

実はここ数回、パナチタンで走っていると、軽く「トントン」という振動が、速度によって周波数が変わってお尻に伝わっていたので、多分後ろのタイヤだろうと見てみたら、なんと異物が挟まっていて、トレッドのゴムがすりきれていて、インナーベルトの構造が膨らんでいました。
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まあこの状態で結構走っていましたから、よくパンクしなかったものだと思います。
また、細かい金属片が刺さっていたり、鋭い傷が長く入っていたりと、どれもパンクにつながる傷が数箇所ありました。

自分が走るルートは、採石場がありダンプが激しく往来したり、お馴染みの「りんりんロード」も、地元の方々がコマメに除草していただけるのは大変有難いのですが、草刈り機の歯が欠けて路肩のゴミに混ざっていて、これが刺さると間違いなくタイヤが裂けて使い物にならなくなります。

そういえば最近距離をちゃんと記録していませんでしたが(笑)、たしかこのタイヤはまる1年ほどパナチタンやFELTに履いていた事を考えると、イベント以外のツーリングはこれで走っていたわけで、おそらく2000Km以上は走っていたはずです。
それらを考えると、このタイヤは重量級の自分が乗っていることも含めて、結構厳しい状況で十分実用的な耐パンク性能があったとは言えないでしょうか。

ロードバイクのパンクは、実は乗り手の「スキル」でかなり防げるものであり、路面状態を注意深く読んで、ラインを選んで走れば結構パンクしないものなんです。
またタイヤのセットにもコツがあり、よく考えて正しい手順でタイヤを組んでチューブを交換すれば、総頻繁にパンクするものではありません。
自分は「パンク大魔王」と呼ばれていましたが、未熟の末のありがたくないレッテルでしたね(笑)

よく販売サイトの「レビュー」で、「すぐにパンクした!」とその製品を容赦なく叩いているユーザーがけして少なくありませんが、まあ、自分から言わせれば己の未熟を声高に宣伝しているようなものにしか見えず、「ご苦労様」な事だと思っています。
ああっ、また敵が増えたな(苦笑)
ただし、パナレーサーでも、どうも昔より製品のクォリティにバラつきが有り、チューブなど明らかに製造上の品質のバラツキが原因でパンクしてしまう物が「紛れている」のも事実のようです。

ということで、さて昨年出たRACE A EVO4を試してみようよ・・・・いやいや、2本で1万円近い出費は容認できない・・・もとい、容認しない方針にしたので、後輪の交換用に、多少安い古いEVO3を買って、チューブはそのまま使うことにしました。
ちなみにこの資金は、デジカメを売って稼いだお金でまかないました。

自分を知る人から見れば随分「ケチくさい」と思われるでしょうが、まあこの先「お金の成る気」が生えるわけではなし、「アラ還暦」としては、還暦以降の生活に向けて舵を切りましたので、「以後贅沢は敵」としていかねば・・・・

あーあ、しみったれた話で恐縮ですが、そうそう、先週ツーリングで食べたランチを紹介しましょう。
時間から早めに戻ってきたので、栃木県市貝町の「花王」の工場の近くに有る中華料理の「宮本」さんに行きました。
ここは知る人ぞ知る、YAZAWA命の、ロックな中華料理屋さんです。

自分は2回目で、ここで定番の「麻婆豆腐丼」をいただきましたが、セットで頼んだら、いや結構な盛りの良さです。
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ライスは卵を絡めていて、モツ煮まで付きます。
味は正しくロック魂が溢れていて(笑)、おそらく「山椒」系のスパイスが効いていて、シビレる辛さが強烈で、風味がしっかりした美味しい麻婆豆腐でした。

まあ自分にはちょっと辛すぎましたが、先日食べたパスタもそうですが、辛いものは辛いから美味しいのであって、自分は辛いのは嫌いではなく、ただ舌がお子様なので弱いだけで(苦笑)、その辛味を存分に味わえました。
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ロードのパナチタンに、MTBのXTRのSPDペダルを付けました。 [自転車部品]

思い起こせば、自分がロードバイクを始めた2008年以降から、所謂「ロードバイクブーム」が始まったと認識しています。

まあ今のように「真偽不明の溢れるような情報」が氾濫していたわけでもないので、身近に手本となる人や教えてくれる人のいるチームに入っていなければ、おおむね情報の入手先はバイクを購入したショップか、自転車雑誌、インターネットを検索するといった感じだったと思ます。

ロード以前にクロスバイクに乗っている頃、所謂「ビンディングペダル」なるものを使うとなると、選択肢はほぼシマノのMTB用の「SPD」と相場が決まっていました。
この辺りが実は自分や多くの人々に「ロードバイクのビンディングペダルはSPD-SLやLOOKなどが当たり前」であり、SPDを格下の「ビギナー向け」という間違った認識を植え付けつぃまっていたように思うのです。
無論それは大きな間違いで、MTBのバイクやコンポーネントの方がむしろ先進的で高級であり、ロード用のコンポが「後追い」していることは周知の事実です。

さて、自分は最近通勤用のロードバイクと、冬の間のメインバイクの「パナチタン」をSPDペダルにして乗っています。
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片面にビンディングあるタイプで、もう片面はフラットペダルとして、普通の靴で乗ることができるので、便利なことは便利でした。

あと、御存じのとおり自分は膝がダメなので、ガッチリ固定する「SPD-SL」のペダルだと、足の捻じれ系の動きの歪が全て膝に集中してしまいダメージが大きくなっていたので、比較的捻じれ方向に余裕があるSPDの方が足に優しいという事もあります。

ただ、もそもSPDペダルは自分がロードで行っているような「長距離ツーリング」を想定していなかったので、「こんなものかなぁ」と使っていました。
ただ、正直片面のビンディングだと、頻繁な付外しが面倒ですし、シューズも今一つ有っていないので、長時間履いていると足が痛くなったりしていましたので、今回思い切ってペダルとシューズを両方購入することにしました。
場合によっては各種イベントにも使えるようなものを選別しました。

で、そうなればいっそのことシマノのMTB用では最高峰の「XTR」を選びました。
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うーん、箱からして高そうな感じですが、実際本当に高かったです(苦笑)

使い方として競技に使ったりXCをするわけではないので、重量は気にせず、踏み面が広く安心してペダルに足を載せられるように、周囲にガードがついているタイプにしました。
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ロングライドで終盤など結構疲れていて注意力が落ちるので、踏み外さない方が安心であり、また転倒などした時も周囲にガードがあった方が安心です。

さっそく今つけているペダルをアーレンキーで外します。
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ペダルは、長い事使用しているとクランクに固着してなかなか外れない事がありますが、原因は特にアルミのクランクの場合、ペダルシャフトの鋼鉄と、ねじの隙間に入った水が原因で「異種金属腐食」所謂「電食」を起こしてねじが回らなくなってしまう事が原因です。

自分は新しいペダルをはめる時には、必ずシャフトのねじにグリス等を塗布します。
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グリスを塗ると滑って緩んでしなうと思うかもしれませんが、反対に滑ることで、同じトルクで回しても、よりねじ穴の先の方まで回ることで「軸力」という物が高くなり、ガッチリ締結して緩みにくくなります。
またねじとボルトの隙間にグリスがあることで水の浸入を防いで錆で固まることを防いでくれます。
自分は雨でも乗らなければいけない通勤用のバイクや、イベントが雨の想定の場合、各部のねじにグリスを塗布して錆を防ぐようにしています。

さてXTRをパナチタンのアルテグラFC6750のクランクに取り付けます。
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クランク側にあるくぼみに、ペダルシャフトのフランジがまるであつらえたように「ぴったり」はまって、この辺りは流石シマノのパーツですね。

さて今度は新しいシューズです。
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まあ、あまり高級な競技用のモノではない事もあるのでしょうが、こちらは何とも安っぽい箱です。

シューズはME3という、XCにも使えるものを選びました。
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本当はもっと軽くて歩けるものをショップでは進められましが、サイズが「45」で選ぶと、選択肢ががっくり減ってしまいました。
こうなるとカラーも選べないのは、大きいサイズの宿命という感じでもう慣れっ子ではあります。

今通勤用ではいているシューズは44というサイズです。
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今度のシューズは一回り大きいのが解ると思います。
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まあ特にキツクはないモノの、冬場などで厚い靴下などを履いたりすると全く余裕はなく、足先が痛くなってきたので、一つ大きなサイズにして、あとはインナーソールとかで調整する予定です。

SPDのクリートを取り付けるのは本当に久しぶりなんですが、此処までは良かったものの、さて試に乗ってみると、なんだか具合がよろしくありません。
綺麗にペダルにキャッチしてくれなかったり、また外そうと思うと結構大きな力が必要だったりと、締結力をいろいろと調整しますが、なんとも上手くいきません。

困った挙句シューズを疑ってクリートの位置とかを、いろいろ変えたら何とか嵌るようにはなりましたが、両面のクリートがあるという事は、左右合計4個のクリートの調整が必要で、これを同じような感覚でキャッチ&リリース出来るようにするのに以外に手間を取りました。

とにかくツーリングで足元のペダルに余計な神経を使うのは出来るだけ避けたいところで、自然にキャッチしてもらって、自然にリリースできるようにしました。
これは先も言いましたがツーリングの後半は疲れて注意力が低下するので、踏み外して転倒したり、外そうとして外れなくて「立ちごけ」などしないようにする配慮です。

取りあえず使えるようにはしましたが、細かい調整や工夫などは、ロングライドを走ってみれば、色々な事が解るとは思いますから、今期の冬のテーマとなりますね。

さて、この記事をもって、自分のブログは今年最後になります。
なんだか慌ただしい一年で、元々いろいろやろうとしていたこ事は何もできなかったように思います。
その代わりに新しいイベントに挑んだり、ダイエットに挑んだりして、「それでもと、先を見て進む」事を心掛けたつもりではあります。
来年は「体重2ケタの自転車生活」元年として、色々な事をリセットして挑んでいこうと思っています。
おそらくやっていること自体は「代わり映えがしない」かもしれませんが、来年で55歳という「アラ還(アラウンド還暦)」という一つの節目になりますので、まず5年後の還暦に向かって一歩一歩確実に、歩んでいこうと思っています。

それではみなさん、良いお年を!

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走行中に、原因不明でクランクが外れた!? [自転車部品]

なんだか週末になると天気が悪くなるという「サイクル」が定着してしまっていて、それどころか週末になると台風が来ていまうという、なんとも厄介なことになってしまっています。
こうなると秋雨前線の影響もあり、ただでさえ信用のできない天気予報が、全く宛にできません。

まあ、こちらは自転車に乗れるかどうか「だけ」ですので、収入や、まして「生き死に」に関係がないわけで、気楽なモノと言えますが、屋外のイベント関係や観光関係で生計を立てている方々など本当に「死活問題」であり、今度は温暖化によりパワーが増している台風が襲来となれば、「まさか自分が台風の被害に遭うはずがない」と思い込んでいた住人や行政や企業にとって、本当に「生死がかかる」大問題となっています。

さて、この話を進めていくとブログが終わらなくなってしまうので(苦笑)ここまでにしますが、今週末は自分も天気予報に翻弄され、急遽土曜日に久々に筑波まで行きましたが、そこで「驚愕」のトラブルに見舞われてしまいました。

鬼怒川自転車道を南下していて、なんとなく左足に覚えのない振動が伝わったと思った直後、脚が外側に放り出されました。
クリートトラブルで外れた(交換したばかりでたまにある)?と足元を見て愕然としました!なんと、シューズの先にクランクがついてきてプラプラしているではないですか!
あまり意外なことに写真も撮れませんでしたが、後ろを振り返るとクランクセンターボルトが転がっていて、明らかに緩んで外れてしまったようでした。

正直頭が真っ白でパニックになった・・・・なんて書ければ面白いのですが、たいていのトラブルには全く驚かない厄介な人生を送っているので(苦笑)、即座に下りてボルトを回収して近くの橋の欄干に自転車を立てかけて応急処置に取り掛かりました。
通りかかるサイクリスタも、外れたクランクを見て「ビックリ仰天!!」という感じで、何度も振り向きながら遠ざかっていました(苦笑)

幸い何処かが折れたとか、部品がなくなったとかはなくて、慎重にクランクをはめて、センターのフッキングボルトを・・・本来専用工具で締め付けるのですが、持ち合わせの折りたたみレンチで引っかかる用に差し込んで回し込み、2本のボルトをアーレンキーで固く締め付けて、あとは何事もなく走り続けることができました。

自宅に帰ってみてセンターのフィっキングボルトを外してみると、なんと先端のネジ山が3回りほど完全に摩耗しています。
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クランクはマドンのBBを交換した時に付け外ししたもので、流石に昔自転車を自分で整備し始めた頃は、組立順序を間違えて一度緩んでしまったこ事がありましたが、今回そんなイージーミスを犯した記憶がなく、手順通り組み立てて、ちゃんとトルクレンチで規定トルクで締め付けていたくらいですので、なんで緩んでしまったのか、原因がさっぱりわかりません??

あくまで推定ですが、もともとフレームに直接ベアリングが圧入されていたマドンのBB90から、TOKENのスレッドタイプのアダプター「Ninjya」に変えたことによって、BBそのものがアルミの一体式の筒でできているので、従来より更に「捩じれ剛性」が向上して・・・要するに捻れなくなったのではないかと。
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で前回の「ツールソ日光」で坂登で踏み込んだ時に、従来より軸の締結部にストレスが余計に掛かってしまったので、六角のボルトが緩み、センターのフッキングボルトが引っ張られて、最後はボルト自体が樹脂物なので、ネジ山が削れて脱落に至ってしまったのではないかと・・・・
長々書いておいて、あくまで「推定」なんですがね(苦笑)

結局同じ樹脂のボルトは使いたくないと、以前別のクランク(FC6650?)から余った金属もののボルトがあったので、とりあえずそれで組み立てておきました。
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出来れば、マドンの青い色に合わせてKCNCのアルミのボルトに変えてしまいところです。
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しかし、自分は普通のサイクリスタより、いろいろな事に手を出したり、試してみているので「未知のトラブル」に会う確率ははるかに高いとは自覚していますが、まあ本当に次から次へと面白いことが起きて、このブログの記事に困らないということは、この世の「理」を司っている「何か」に感謝しなければいけないんでしょうね(苦笑)
まあこれが、平地で惰性で走っている時に起きたので、転倒して怪我をすることもありませんでしたが、上り坂で思いっきり踏み込んでいる時だったら、タダではすまなかったでしょうね。
これも「悪運」が強い事に対して、「何か」に感謝しなければいけないことではあります(笑)

今日も無事に生きて居られて、有難うございます。



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キャノンディールSupersix hi-modで、BB30初体験!  [自転車部品]

自転車を自分で整備する、まあいろいろと部品を取り換えて楽しむ人たちにとって、「一昔前」ならシマノのパーツで規格が統一されていて互換性がかなり保たれていたので、当然サードパーティ品も同じ規格で作られていて、新品や中古品含めて比較的自由に組み合わせを楽しめていたと思います。

で、そこらへんが崩れてきたのが、どうも自分的にはキャノンディールが「BB30」を提唱していたあたりからのように認識していて、BB30にまつわるトラブルの話も含めて、いわいる「プレスフィットBB」に強いアレルギーを抱いていました。

トドメは自分のマドン6の「BB90」で、シーリングなどまるで考えられていない構造から、容易にベアリングが錆びてしまう現実に、「もう2度とプレスフィットBBなど関わるものか!」と固く誓って、以後購入するバイクはスレット式のシマノのホローテックⅡを使う、やや古めのフレームを選んでいたのです。

とはいえ、自分の好みや信条はともかく、たとえばロードバイクもディスクブレーキの装備が進んでいくように、いろいろなフレームを選びたければ、どうしてもプレスフィットBBは避けて通れない「踏絵」の様な物で、いつか自分で整備できるように、プレスフィットBBのフレームを手に入れれてみようと、算段していて、今回ついにBB30使用の「キャノンディールSupersix hi-mod」のフレームを、かなり廉価で手に入れました。
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既に部品は揃っているのですが、どうも一気に組み立てる勢いが有りません。
とりあえずWH9000のホイールセットに11sのスプロケを組んで装着し、ヘッドパーツを組んでグリスアップしてステムとハンドルを組み、サドルを組みつけたところで止まっていました。

さて本日はこのバイク組み立てのメインイベントのBB30のベアリング外しにかかります。
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要するにBB30のまま使う気は更々ないということです(笑)

ベアリングを外すにあたって、ガンガン叩いてもそう難しくなく外れるとは聞いていましたが、金属フレームならともかく、ハイエンドの薄い固いカーボンフレームですから、此処は慎重を期して取り外しの専用工具を購入しました。
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長いボルトやナット、各種直系のワッシャ等が有ればどうにかなる代物ではありますが、色々とホームセンターであれこれ探すのも面倒に成り、まあこれからあと何回使うかは判りませんが、専用工具にしました。

で、これが所謂「中華もの」でして(笑)、そう悪い印象は今は持っていませんが、当然のように日本語の説明書など入っているハズも無く、QRコードでユーチューブの説明画像が出てきました。
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だから、老人はスマホの小さな画面はダメなんだってば(笑)
結局PCで関連ワードで検索して、実祭作業した人の動画を見ながらという事になりました。

自分の場合、自動車関連の仕事をしていたおかげで、この手の工具は使い慣れていて、上手ではありませんが、失敗しない様な「コツ」は掴んでいます。
こんなパーツを使います。
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思ったより抵抗感なく、ヌルーッとした感触を伴いベアリングが簡単に外れました。
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ベアリングは内側に入り込まないように「サークリップ」という物がストッパーで入っているハズで・・・・
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あれれ?普通は工具の先が入る穴が、クリップの先端に入っていて、工具で絞って外すのですが、これは特殊なクリップが入っています。

仕方が無いのでマイナスドライバーとゴムハンマーで、スリーブ面を傷つけないように注意しながらこじって外しました。
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さて外した後は、BB30でお困りの方には定番の「KCNC BB30アダプター」を使用します。
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これはベアリングのユニットを外側から挟み込んでシャフトがネジになっていて締め込んで行くタイプで、この手の構造のBBは各種あるようで、BB86や386、90用とかいろいろ出ています。

組み立ては簡単で、ホローテックの締め付け工具を二つ使って締め込んで行くだけです。
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ただ、普通に締め込んでも問題は有りませんが、嵌めるときにグリスを塗っておけばスムーズに入りますし、後々異音が出るのを防いでくれます。
ちなみにクランク周りからの「カチカチ」という異音は、ペダルのねじにグリスを塗り込んでクランクに取り付けると、解消するケースが多いです。

結構あっけなく出来上がりました。
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クランクは11速用のR500番台の「無印」品で、一応105グレードの物です。
ワンポイントにグランクボルトはKCNCのカラーアルミボルトで「グリーン」の物を投入します。
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色味がもう少し明るいグリーンだと良かったんですがね。

このあと一気に組み立てようと計画していましたが、やはりこの記録的暑さでグッタリしてしまったこの本日は此処までとなります。
このバイクは自分としては初の「グリーン系」のバイクなので、このの類を「グリーン尽くし」で組み立ててみようと思っています。
まあ組み立てたところで520サイズですから、今回も自分は乗れないんですがね(笑)
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ロードバイクにブロックタイヤ?! [自転車部品]

なんじゃそりゃ?と思われる方もいらっしゃられるでしょう。
そりゃあ速度やタイムを競うのなら、走行抵抗の増えるタイヤの選択はありえません。
一般的にロードバイクのタイヤは幅が狭い23~25mmが主流であり、タイヤに溝がない「スリックタイヤ」が普通の選択です。
よく「溝がないと雨ですべらないの?」という質問を、ロードバイクを知らない人達から聞かれますが、雨天時のグリップは、タイヤのゴムのグリップ性能にほとんど依存しています。
固くて減らないタイプの通勤用に使われるタイヤなどは、雨天時の路面との摩擦抵抗は低く、レースなどを目的にした柔らかくて減りが早いタイヤなどは、濡れた路面でも確実にグリップがあります。

ただそれは路面が汚れておらず、泥や砂やゴミなどがない場合の話であり、経験がある方もいると思いますが、砂が浮いているとそのままタイヤが取られて滑ってしまうこともあり、自分もそれで転倒したこともあります。
現在パナチタンに履いているパナレーサーのグラベルキングなど、「砂目」と呼ばれるパターンが入っていましたが、卸立てでパターンがはっきりした時に、薄い積雪路面に不意に突入してしまった時に、不思議と最低限のグリップが確保できたこともあり、「全天候」という意味で安全に走るために、タイヤにパターンが入っていたほうが良いことは理解していました。

実際有名な「ルーベ」などの石畳を走るロードレースなどの場合、ヴィットリアのコルサのような「杉目」のパターンの入ったタイヤを選択するプロライダーは少なくないそうです。
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とここまでが例によって無駄に長い前置きでして(笑)、本題は、路面状況が悪い時にはそういった条件に強いタイヤをロードに用意したいというお話です。
実際今年は初日の初詣ライドから雪や路面凍結、雨などの悪天候に見舞われることが多く、何度か怖い目に遭っていました。
普段使いでそういうタイヤを使っていても、直ぐにパターンが消えてしまい肝心な時に意味がないので、専用のタイヤとホイールのセットを用意しておこうと考えていました。

まずタイヤですが、なんと「ブロックパターン」が入っているパナレーサーのグラベルキングの26Cのタイヤを購入しました。
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このタイヤは35Cの幅のタイヤを29erのエクスカリバーに履いていますが、ロードバイク用に26Cのタイプが出たので早速購入してみました。

ホイールは何故か(苦笑)在庫で倉庫で眠っていたアルテグラWH6800のホイールを引っ張り出して、ハブのメンテをしてからタイヤをはめました。
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いやーこれが嵌らない嵌らない!、本当に久しぶりに手の皮がズルっと剥ける程難儀してしまい、中古のチューブを使ったらそれがエア漏れ起こしていて何度も入れ替えたりと、えらい時間がかかってしまいました。
これで出先でパンクしてしまったらと、やや憂鬱にはなりました。

ま、ブロックタイヤと聞いてどれだけゴツくなるかと心配していましたが、思ったほど横にボテっとはみ出している感じはありません。
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そういうことで、今回はタイヤをはめたところでタイムアウトで、パナチタンに入れてのインプレはまた次回のお楽しみということにさせてください。


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ホイールは相性!?、キシリウムSLRをメンテで継続使用 [自転車部品]

たしかサドルも相性だとか書いていたような(笑)
同じノリで書いているわけでなく、やはり自転車のホイール選びも、その人の体格、スキル、バイク、使用目的によって「最適なもの」があるはずで、むやみに高いものを買えば良いとかいうものではないはずです。
と「soranekoさんがそれを言うの?」と、周囲に白い目で見られるほど、まあいろいろな種類のホイールを購入していた自分ですから(苦笑)、故に分かることもあります。

自分の場合、とにかくこの「0.1トン」の体重が、使用できるホイールを限定させていて、結局「バイク込みで120kgまで保証します!」と胸を張って言ってくれたMAVICのホイールにトドメを刺しました。
とはいえ、たとえばコスパとランニングコストの安さでは、シマノのホイールが一番ですし、推進効率という意味ではフルクラムが優れていますし、じつはトータルバランスでは、結局カンパニョーロのZONDAがあれば十分だという結論にも達しています。

また自分の場合巡航速度が25㎞/h前後であり、30㎞/h以上の速度を維持して走るような、レーシング走行もしないとなれば、「高速回転での空気抵抗の少ない」ディープリムホイールも必要ないという結論に達しましてしまいました。
見栄えの良さと所有する満足度はゾクゾクするほどの喜びはありますけどね!(笑)
むろんまだ手を出していないカーボンホイールとか、チューブラーとか、チューブレスとかを今後試す機会があればまた違った展開もあるかもしれませんが。

で、現時点で、ロングライドイベントなどで、ある程度の獲得標高があるイベントで使うのなら、現時点で自分のベストホイールは「MAVIC キシリウムSLR」にとどめを刺します。
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これは2012年の時、マドンCの、山岳イベント用決戦ホイールとして「飛び道具」で購入したもので、MAVICのアルミホイールの代表作「キシリウム」の最上級グレードとして、同社の軽量ホイールの「RSYS」に使われたカーボンスポークの「ジクラル」を、後輪にさいようして、張力でなくカーボンチューブを突っ張らせて合成を確保する「トラコンプ」構造を採用した、かなり特殊なホイールでした。
現在のMAVICのラインアップだと「キシリウム プロ エグザリット」あたりになるのでしょうか?

またアルミ表面に「陽極酸化処理」を施して強化被膜を作り、リムの剛性を挙げて摩耗を防ぎ、リム表面をギザギザにすることで雨天でのブレーキ性能も確保した「エグザリットリム」も採用されていました。
うーん理系男子の大好きなスペック至上主義的な香りがしますね(笑)。

実際使ったところ、流石キシリウムだけあって、まるで鉄板のようなびくともしない剛性は健在で、なおかつジクラルスポークのカーボンが振動を吸収してくれるので、ガンガンに振動が来ることもなく、1400g程度の実重量は、デュラのホイールに迫る軽さで、各種イベントで大活躍してくれました。

ただし、この特殊な構造のおかげで、まずエグザリットリムは、専用のブレーキシューを要求するので面倒なのと、シューの調整がうまくいかないと「ギャー!!」というすさまじい音が下り坂で延々と続くのには閉口させられました。
そして、いつのころからが原因不明のい「カンカン」という異音がハブ付近から出るようになり、オーバーホールやゴムシールの交換でいったんは収まるものの、佐渡でも後半からその音が消えることはなく、特殊な構造ゆえの「使いにくさ」、「イニシャルコストの高さ」で使用を敬遠するようになり、山岳用にはWH9000 C24と、比較的平地の高速イベントでは「フルクラムレーシングゼロ」、のんびりとした冬場の平地トレーニングには「カンパニョーローロZONDA」と「MAVIC コスミックカーボンSLE」を使い分けるようになっていました。
うんうんなんて贅沢なんでしょうね(苦笑)

でも改めてキシリウムSLRを使用すると、やはり自分の体重とか走り方とかに一番合っていることを再確認でき、かなり堅めのターマックに履いても硬さが体に来ることがなかった快適性は捨てがたいということで、このたび謎の異音の撲滅を図ることにしました。

今まで色々と試したり、ショップにもオーバーーホールをお願いしたりと、それでも解決できなかったので、イベントに来ていたMAVICのメカニックに聞いたり、ネットで調べたりして、「トラコンプリング」という、ジクラルスポークを支えてテンションをかけるアルミのリングと、樹脂のスペーサーの摩耗が原因ではないかという結論に達し、その旨をショップと相談してメンテしてもらうことにしました。
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「ショップでもわからなかったの?」との疑問もありますが、まずこれはこのホイールをかなり使い込まなければそこまで摩耗しないので、おそらく修理前歴がほとんどなかったことと、やはり構造がかなり特殊であることから、「確かに言われてみれば」というところでした。
たぶん頻繁にキシリウムSLR,、RSYSのメンテの実績がないと、難しいのかもしれません。
もしくは別のホイールに買い替えてしまうなど、自分のように6年もしつこく使いまわして、なんとしても直して乗ろう・・・というケースは少ないのかもしれません。

デモですよ、当時30万円くらいした「高級品」ですから、いくら自分がこちらの予算の感覚が狂っているとはいえ(苦笑)そうホイホイ捨てられるものっではありません!。
まあ「修理不能」となれば(カーボンスポークにダメージ大だとかなり高い)リアだけ「RSYS」に買い替えようとかの選択もありますが、できれば思い出のあるホイールですから、修理が完了して、また新しい思い出を重ねられることを自分は祈っています。
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振動に耐えかねて再びのカーボンハンドル [自転車部品]

FELT F5は、組み付けた当初「物は試し」とばかりカーボンハンドルを投入していました。
これはあくまで「人柱」として、俗に言う「中華カーボン」の部品が使えるかがテーマであって、世間的にカーボンハンドルに期待している性能を考えてのことではありませんでした。
部品を発注した直後に腕に大怪我をしてしまい、手首、上腕、特に肘にかなりのダメージが残ってしまったので、テーピングで固めてツーリングに出かけたり、イベントに出るときも(ホント馬鹿ですねぇ)、カーボンハンドルの振動特性に救われていたようでした。
なにせ「フィーリング」なんかを感じ取れる状況ではなかったですし、「かろうじて腕に負担を加えない」上半身を立てた「暫定ポジション」で、流すように走っていましたから、なおさらです。

その後転倒した時に深刻なクラックが入ってしまった事に恐れをなしてアルミのハンドルに変えてしまいましたが、特段の不都合を感じることはありませんでした。
冬の間は「パナチタン」で地道に走って、それなりにパフォーマンスも戻って、9ヶ月ぶりにFELT F5でセンチュリーライドに出場してみて、これは参った!というのが、フロントの突き上げから来る振動がかなり有り、ダメージが蓄積されてしまった事です。

ポジションを負傷前の前傾姿勢に戻して、腕にかかる荷重がかかった事が原因なのか、新規で入れたヴィットリアのルビノProの当たりがキツいのか、以前パナレーサーRACE Dを履いていた時より明らかに振動が強く、路面のアスファルトが網目状に割れている様な所を走っていると、脳天が痺れるような振動が体全体に伝わってきて、「これ本当にカーボンフレームなの?」と、途中で我慢できず、タイヤの空気圧をリム打ちしない程度まで下げてしまったほどです。

うーんこれではとてもセンチュリーライドはともかく、例えばブルベの400kmなどは絶対に体が持たないと、対策を立てることにしました。
簡単なのはもともと履いていたRACE Dに戻してしまえば良いだけなのですが、せっかく買い換えたばかりの新品タイヤを「御蔵入り」させるのも忍び無く、新型ルビノProの軽快感や軽さも捨てがたかったので、ここは腕に来る振動を徹底的に減少させようと、一度は耐久性に不安があり「ダメだし」したカーボンハンドル」を復活させる事にしました。

さてカーボンハンドルもそれこそ「ピンキリ」ですが、前回購入した7000円程度の同じものを今回も購入してみることにしました。
まあ転倒してぶつけるまでは問題もなく使えていましたし、そもそもあの状態で良し悪しも解らなかったので、仕切り直しという所です。

届きましたが、何やら怪しい梱包で箱が歪んでいてべこべこになっていますが大丈夫でしょうか(笑い)
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うん、運送上の注意書きなど中国語で表記されていますが、その通りに扱われていたのかは不明です。
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結構厳重に緩衝材でぐるぐる巻きされていたので、重い硬いものでもぶつかったり、押しつぶさてれていなければ精密電子機械でないので大丈夫でしょう。
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ハンドルそのものは、なんの装飾もないそっけないもので、これがカーボンと言われなければ普通のプラスチックで出来ていると言われても疑わないような質感です。
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特にものすごい軽量というわけではありませんが、自分は気にしません。

今回は慎重を期して、カーボンハンドルだけでなく、ハンドル用の衝撃緩和ジェルパットを使います。
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よく地震対策で家電の下におくジェルパットのような材質と手触りで、振動を吸収する効果はあるのだと思いますが、大丈夫なんですかねー(苦笑)

まず「下地」としてハンドルの普段手で触れる部分に貼り付けます。
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この上に、やはりクッション性のある厚手のバーテープを巻き付けますが、見た目はかなり太目になってしまいあまり見栄はよくありません。
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この状態でタイヤの空気圧を琵琶湖を走った時と同じにして近所をグルッと回った感じでは、明らかに鋭い突き上げの振動は緩和されていて、効果が確認できました。
まあ、これで距離を乗ってみて大丈夫であれば、この仕様でイベントに望みますが、これでも振動が耐えられないという場合は、チューブをラテックスにしたり、タイヤそのものを元に戻すしかないようですね。
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